ふたご座流星群 観測ピーク 2019年12月14日夜~15日明け方
三大流星群の一つ、例年、冬を代表する天体ショー「ふたご座流星群」が、今年(2018年)も 12月14日(金)夜21時頃ピークを迎えます
20時頃から流れ星が出現し始めて、夜明け前まで出現が続きますので、夜空の暗い所で観察すれば、最も多いときで、1時間に40個以上の流れ星を見れることが期待されています
ふたご座流星群の流れ星は、ふたご座付近の一点(放射点)を中心に放射状に出現しますので、肉眼で夜空の広い範囲を眺めるのがコツとされ、寒さ対策をしっかりして楽しみましょう
流れ星を見るコツ
流れ星を見るコツは、大きく3つあります
1つめは、当然のことですが、街灯など明かりが少ない場所を選ぶこと
星の光は、街灯よりも弱いので、明るい所では見つけにくくなりますので、なるべく暗い所を探しましょう
2つめは、空が広く見える場所を選ぶこと
「ふたご座」そのものは21時頃には東の空で見られ、「ふたご座流星群」の放射点もその近くですが、流れ星は放射点のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます
空全体を広く見渡せるような場所を選ぶと、よりたくさんの流れ星に出会えます
3つめは、最低でも15分くらいは、空を見上げること
明るい所から外にでたばかりでは、目が夜の暗さに慣れていませんので、しばらく外で目を慣れさせることによって、流れ星を見つけやすくなります
すぐに「見えない!」と言ってあきらめるのではなく、15分くらいは外にいるのがおススメです
さらに、上を向いた無理な姿勢で、空をずっと眺めていると、首が痛くなることもありますので、防寒対策をしっかりした上で、レジャーシートを敷いたり、寝袋を用意したりして、横になった姿勢で眺めると、長く星空を楽しめそうです
ふたご座流星群 とは
ふたご座流星群は、しぶんぎ座流星群(毎年1月)、ペルセウス座流星群(毎年8月)と並ぶ三大流星群のひとつで、小惑星ファエトンの通り道を毎年この時期に地球が通過、そこに残されていた塵が地球の大気に飛び込んで、上空100km前後で発光して見える現象です
毎年安定して30個以上と多くの流星が出現することで知られており、東の空の「ふたご座」を構成する 2等星「カストル」近くの「放射点」を中心に、空全体に流れるように見られます
ふたご座流星群は、3大流星群の他の二つ、しぶんぎ座流星群(毎年1月)、ペルセウス座流星群(毎年8月)と異なり、午後8時頃の早い時間帯から流れ星が見え始め出現が本格化するのは午後10時以降、一晩中流星が出現しますので、比較的観察しやすい流星群とされています
ふたご座流星群は、多い時で、ピーク時には 1時間に 40個以上の流星が見られ、2008年には、1時間に火球を含む 100個以上の流星が観測されています
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