2014年12月3日 |
「初期運用開始」
2014年12月3日20時51分、探査機からの信号を受信、探査機が所定の惑星間軌道に投入されていることを確認し、初期運用を開始しました |
2015年4月7日 |
「ノミナルミッションほぼ達成 イオンエンジン不具合発生」
ノミナルミッションをほぼすべてを達成し、アドバンストミッションでは、GaNを用いた高効率X帯パワーアンプによる通信に成功し、VLBI航法の実証においてもすでに実験を実施し現在データ解析中、ジオコロナの観測も、2015年1月5日に実施し、データ解析中です
2015年3月中旬にイオンエンジンの定常運転が中断し、現在、復旧を試みています |
2015年5月8日 |
「小惑星 2000 DP107 へのフライバイ断念」
2015年5月8日、小惑星 2000 DP107 へのフライバイの断念が発表されました
PROCYON (プロキオン)は、打ち上げ後、ノミナルミッションをほぼすべて達成し、アドバンストミッションも一部達成していましたが、2015年3月上旬、イオンスラスタに異常が発生、定常運転を中断し、回復を試みていましたが、現状のまま飛行を続けると、地球との最接近距離は300万km弱となり、地球スイングバイによって、目標の小惑星2000
DP107にフライバイするために必要な距離まで地球に近けないこと、及び、今後、イオンスラスタが回復しても、残された期間で地球スイングバイ条件を整えることができないことなどから、計画を断念しました
ジオコロナ観測装置LAICA(Lyman Alpha Imaging CAmera)による観測やその他の工学実証実験の継続など、今後の運用については、今後協議して気寝ていくことになります |