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JAXA H2Aロケット 26号機 小惑星探査機 はやぶさ2 打ち上げ 状況


JAXA H2Aロケット 26号機 小惑星探査機 はやぶさ2 打ち上げ 状況



三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2014年12月3日13時22分(定刻)、鹿児島県の種子島宇宙センターから、小惑星探査機「はやぶさ2 (Hayabusa2) 」を載せたH2Aロケット26号機を打ち上げました

2014年12月3日15時9分過ぎ(打ち上げの1時間47分後)、はやぶさ2を予定通り分離、H2Aロケット 26号機打ち上げ成功です


H2Aロケット 26号機 打ち上げ写真

はやぶさ2 H-IIAロケット26号機
 打ち上げ JAXAデジタルアーカイブス

より

超小型探査機「プロキオン」、超小型衛星「しんえん2」、「アートサット2デスパッチ」、3基の相乗り小型衛星の正常分離も確認されています

はやぶさ2は、2014年12月5日現在、軌道投入後、太陽電池パネルの展開、探査機の3軸姿勢制御機能、姿勢維持に不可欠な太陽の捕捉、安定姿勢の維持、サンプラホーン(小惑星表面の物質を採取するための筒状の装置)の伸長など、重要なシーケンスが正常に行われたことを確認し、クリティカル運用期間 ※1 を無事完了しました


H2Aの打ち上げ成功は、2007年の7号機から20回連続で、成功率は、タイ記録ですが世界3位の約96%、世界トップクラスの成功率です

2015年1月8日、4基あるイオンエンジンそれぞれについて、個別に数時間の動作確認を行い、全て正常に機能することが確認されました
今後、複数のイオンエンジンの同時動作確認が行われる予定です


※1 クリティカル運用期間
ロケットから探査機が分離した後、探査機の太陽電池パネル等の展開、姿勢制御機能及び探査機を追跡管制する地上系設備の機能の確認など、一連の健全性を確立するまでの期間




H2Aロケット 26号機 はやぶさ2 & 相乗り小型衛星 打ち上げスケジュール



年月日 時刻 項目
2014年12月3日 午前0時過ぎ~約20分間 組み立て整備棟を出て発射台へ移動
組み立て整備棟から発射地点まで、約500m
午前4時半頃 液体燃料の充填作業を開始
打ち上げ 1時間前 チェックポイント (打ち上げ判断)
打ち上げ 10分前 チェックポイント (打ち上げ判断)
午後1時22分4秒 打ち上げ
打ち上げ 1時間47分後 打ち上げ後地球を1周、日本から観測がしやすい太平洋ミクロネシアの900km上空で、はやぶさ2 と H2Aロケット 26号機 2段目 とを分離
打ち上げ 1時間53分55秒後 しんえん2 分離
打ち上げ 1時間58分5秒後 アートサット2デスパッチ 分離
打ち上げ 2時間3分15秒後 プロキオン 分離





H2Aロケット 26号機 はやぶさ2 打ち上げ延期の経緯



三菱重工業とJAXAは、はやぶさ2を載せたH2Aロケット 26号機を、当初、2014年11月30日午後1時24分48秒種子島宇宙センターから 打ち上げる予定でしたが、天候不順が予想されるとして、打ち上げは、2014年12月3日に延期されています

2014年11月29日、射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲の発生が予想さるとして、小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを延期し、2014年12月1日午後1時22分43秒に実施すると発表されました

JAXAの規定では、氷結層を含む雲の厚さは、1.8km以内とされていますが、2014年11月30日、は厚さ6kmの雲に覆われると予想されています

種子島宇宙センターの2014年11月28日午前99時半発表の気象情報では、2014年11月30日の気象状況は、「曇り、昼過ぎから雨」の予報ですが、氷結層を含む雲内は電界強度が高く、雲内を飛行するとロケットが雷を誘発するおそれがあり、電子機器などが影響を受け、正常な飛行ができないそうです


2014年11月30日、予定時間に強風が予想されるとして、2014年12月1日に予定していた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを再び延期し、2014年12月3日午後1時22分4秒に実施すると発表されました


翌日ではなく3日後へと延期になるのは、打ち上げ日を関係機関と調整して決めている為です
決定日から中2日を開ける取り決めになっており、決定日から最短でも3日後になります
その為、たとえ12月2日の天候が良かったとしても、この取り決めにより打ち上げることはできません

12月3日の天候は現在の予測では曇り、氷結層も強風も心配はありませんが、「信頼度がまだAにはなっていない」、この1週間ほどは天候の回復が見込めないとのことで、ちょっと心配なところです


今回の打ち上げでは、2014年12月9日までが、予備日として確保されていますが、それを過ぎると、小惑星と地球との位置関係が良くなく、軌道の関係で、来年以降の打ち上げに変更されるそうです




H2Aロケット 打ち上げ基準



JAXAでは、全長53メートル、重さ286トンのH2Aロケットを安全、確実に打ち上げる為、下記の基準を設定しています


打ち上げ基準 打ち上げ時刻の予測
氷結層雲の厚さ 1.8km以内 11月30日 6km
風速
(最大瞬間風速)
20.9m/s 12月1日 平均風速は12~14m/sの予報で、最大瞬間風速は大体その2倍になる




打ち上げ ライブ中継 / JAXA 種子島ライブカメラ



JAXA|種子島ライブカメラ
JAXA 宇宙航空研究開発機構 - YouTube
小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げ中継 |Asteroid Explorer Hayabusa2 Launch Live Broadcast - YouTube


打ち上げ予定時刻 2014年12月3日 13時22分4秒

12月3日(水) 12:30~13:45頃 第1部 H-IIA26号機/「はやぶさ2」打ち上げ前後
「はやぶさ2」紹介、準備状況VTRなど
相乗り小型副ペイロード紹介
打ち上げシーンなど
14:55頃~15:30頃 第2部 H-IIAロケットからの「はやぶさ2」分離前後
※相乗り小型副ペイロードの分離は放送しない予定

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関連記事を下記に紹介します



2015年1月11日 宇宙産業の未来に明るさ はやぶさ2、準天頂衛星で新時代拓く 産経新聞 2015年1月11日(日)14:27

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業が平成26年、小惑星探査機「はやぶさ2」や気象庁の新型気象観測衛星「ひまわり8号」を搭載した国産の主力ロケット「H2A」の打ち上げに相次いで成功するなど、日本の宇宙ビジネスに明るい未来を示した。26号機を数えたH2Aの打ち上げ成功率は96.2%と世界のトップクラスを誇り、探査機や衛星には日本企業の最先端技術やものづくりの智恵も注ぎ込まれた。


2014年12月4日 「はやぶさ2」で日本企業の力示す 三菱重やNECなど技術結集 フジサンケイビジネスアイ 2014年12月4日(木)08:21

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は3日午後1時22分、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機を種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。1時間47分後に高度約900キロで予定の軌道に投入、打ち上げは成功した。過酷な条件下でのサンプル採取や6年後の2020年12月頃が予定されている帰還の実現に向け、探査機には重機械メーカーなどを中心に日本企業の技術の粋が結集されている。


2014年12月3日 打ち上げ成功 「はやぶさ2」順調に飛行 TBS系(JNN) 12月3日(水)22時9分配信

 打ち上げが成功した小惑星探査機「はやぶさ2」は、予定の軌道を順調に飛行しています。「はやぶさ2」は、H2Aロケットに搭載され、3日午後、種子島宇宙センターから打ち上げられました。およそ1時間50分後、「はやぶさ2」は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。


2014年12月3日 <はやぶさ2>飛行順調 太陽電池パネルなど正常動作を確認 毎日新聞 2014年12月3日(水)20:41

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日午後、小惑星探査機「はやぶさ2」を載せた主力ロケットH2A26号機の打ち上げに成功した。H2Aの打ち上げ成功は2005年の7号機から20回連続。分離されたはやぶさ2は予定の軌道に入り、太陽電池パネルなどが正常に動作することが確認された。


2014年12月3日 上空8000mからの“はやぶさ”映像 日本テレビ系(NNN) 12月3日(水)16時48分配信

 小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH2Aロケット26号機が3日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。種子島付近の上空8000メートルから、カメラがロケットを捉えた。


2014年12月3日 はやぶさ2、打ち上げ成功 生命の起源に迫る 産経新聞 12月3日(水)15時20分配信

 小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機が3日午後1時22分4秒、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。探査機は午後3時過ぎに予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。


2014年12月3日 <はやぶさ2>打ち上げ成功 予定軌道に投入 毎日新聞 2014年12月3日(水)15:13

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日午後3時9分過ぎ、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」をH2Aロケット26号機から分離し、予定された軌道への投入に成功したと発表した。


2014年12月3日 <はやぶさ2>種子島から打ち上げ 小惑星を目指す 毎日新聞 2014年12月3日(水)13:23

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日午後1時22分、鹿児島県の種子島宇宙センターから、小惑星探査機「はやぶさ2」を載せた主力ロケットH2A26号機を打ち上げた。1時間47分後の同3時9分過ぎにはやぶさ2を分離し、予定の軌道に投入する。


2014年12月3日 はやぶさ2、「3億キロの旅」へ 産経新聞 2014年12月3日(水)09:03

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は3日午後、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機を種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げる。


2014年12月3日 <はやぶさ2>いよいよ姿現し、発射地点に…3日打ち上げ 毎日新聞 12月3日(水)1時27分配信

 小惑星探査機「はやぶさ2」が3日午後1時22分4秒、種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケット26号機で打ち上げられる。3日午前0時すぎ、はやぶさ2を載せたH2Aは組み立て棟から姿を現し、約20分かけて500メートル離れた発射地点に運ばれた。


2014年12月2日 はやぶさ2、3日に旅立ち=打ち上げへ最終準備―鹿児島 時事通信 12月2日(火)16時10分配信

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構は2日、小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH2Aロケット 26号機の打ち上げに向け、鹿児島県・種子島宇宙センターで最終の準備作業を続けた。ロケットは3日未明、整備棟を出て発射台へ移動する。打ち上げは3日午後1時22分の予定。


2014年11月30日 「はやぶさ2」打ち上げ - 強風のため再延期、新たな打ち上げ日は12月3日に マイナビニュース 2014年11月30日(日)17時11分配信

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は11月30日、12月1日に予定していた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを延期したことを発表した。新たな打ち上げ日時は12月3日(水)13時22分04秒となる。


2014年11月30日 <はやぶさ2>打ち上げは3日に再延期 強風のため 毎日新聞 2014年11月30日(日)15:12

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、天候不良のため、種子島宇宙センター(鹿児島県)で12月1日に予定していた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを再び延期し、同3日午後1時22分4秒に実施すると発表した。


2014年11月29日 はやぶさ2、打ち上げは12月1日 毎日新聞  2014年11月29日 14時06分

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、延期していた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを、12月1日午後1時22分43秒に実施すると発表した。


2014年11月28日 「はやぶさ2」打ち上げ延期、氷結層を含む雲が発生するおそれ INTERNET Watch 2014年11月28日(金)14:59

 独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、11月30日に予定していた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを、12月1日以降に延期すると発表した。JAXAでは、打ち上げにあわせて、打ち上げシーンとロケットからの探査機分離シーンのライブ中継を予定していた。


2014年11月28日 はやぶさ2、30日の打ち上げ延期 上空に雷誘発する雲 朝日新聞 2014年11月28日(金)14:28

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は28日、小惑星探査機「はやぶさ2」を載せて30日に予定していたH2Aロケット26号機の打ち上げを延期すると発表した。雷を誘発する氷結層がある雲に覆われると見込まれるため。2011年の20号機も同じ理由で延期されている。翌12月1日も雷や強風が予想され、打ち上げは厳しい状況という。はやぶさ2の打ち上げ期間は9日まで。


2014年11月28日 はやぶさ2 雨予報で打ち上げ延期 毎日新聞 2014年11月28日 13時59分

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、種子島宇宙センター(鹿児島県)から30日に予定していた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを、射場付近の天候不順が予想されるため12月1日以降に延期すると発表した。


2014年11月22日 はやぶさ2にNASA協力 - 速報 共同通信 2014年11月22日(土)12時28分配信

 30日に打ち上げられる小惑星探査機はやぶさ2に関し、米航空宇宙局(NASA)が遠方の宇宙まで届く通信網を提供するなど協力態勢を築くとした取り決めを22日、日米両政府が正式に交わした。外務省が発表した。 はやぶさ2の航行にNASAの通信網を活用することで、より精度の高い探査が期待できるという。


2014年11月20日 はやぶさ2、受け継ぐ夢 「1」の技術改良、小惑星本格探査へ 30日打ち上げ 朝日新聞 11月20日(木)5時50分配信

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、小惑星探査機「はやぶさ2」を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げる。時刻は午後1時24分48秒の予定。小惑星イトカワの微粒子を地球に持ち帰った「はやぶさ」の後継機で、地球と火星の近くを回る別の小惑星に向かう。地下物質の採取を初めて試み、2020年に地球に持ち帰る計画だ。


2014年11月5日 超小型深宇宙探査機を公開=「はやぶさ2」と相乗り-東大など 時事通信 2014年11月5日(水)14時13分

 東京大と宇宙航空研究開発機構は5日、小惑星探査機「はやぶさ2」と一緒に今月30日にH2Aロケット26号機で打ち上げられる超小型深宇宙探査機「プロキオン」を公開した。
 プロキオンは、ほぼ50センチ角で重さ約60キロ。月より遠い宇宙(深宇宙)の観測や通信が、小型衛星の技術で可能なことを実証する。


2014年10月27日 はやぶさ2 種子島で公開 生命の起源解明へ 南日本新聞 2014 10/27 22:10

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、小惑星探査機「はやぶさ2」の機体を南種子町の種子島宇宙センターで公開した。小惑星の物質を地球に持ち帰り、太陽系の誕生や進化、生命の起源の解明につなげる。H2Aロケット26号機に搭載し、11月30日に打ち上げる。


2014年10月27日 「はやぶさ2」を公開 11月30日に打ち上げ:朝日新聞デジタル

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、小惑星探査機「はやぶさ2」を、鹿児島県の種子島宇宙センターで報道機関に公開した。H2Aロケットで11月30日に打ち上げ、6年間かけて小惑星から試料を持ち帰り、太陽系の誕生や生命の起源の解明を目指す。


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