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朝日新聞が報道倫理に反してシリア入国 現地からレポートを行う


朝日新聞が報道倫理に反してシリア入国 現地からレポートを行う



後藤健二 (フリージャーナリスト) と 湯川遥菜 (民間軍事会社設立)の解放を巡って緊迫した状況が続く中、朝日新聞では、


2015年1月24日、朝刊の「時時刻刻」をシリアの首都、イスタンブール支局長がダマスカス発で執筆、翌2015年1月25日の外報面ではダマスカス市民の声を伝えた

2015年1月31日、朝刊1面では、カイロでの駐在経験が長いニューデリー支局長が執筆した、イスラム国から奪還されたばかりのシリア北部の都市、アインアルアラブ(クルド名:コバニ)のルポが掲載

2015年2月1日、朝刊1面トップでは、イスタンブール支局長がシリア北部の都市、アレッポまで移動してイスラム国支配地域から逃れてきた人々の様子を報じた



朝日新聞は、「移動経路に『イスラム国』の影響が及んでいないことを確認」と釈明


2015年2月1日の記事では、取材環境を、

「情報を精査して移動経路に『イスラム国』の影響が及んでいないことを確認した」
「アレッポでの取材は朝日新聞が独自で行った。ヘッロ市長の取材のみ、シリア情報省経由で実現した。いずれの取材も情報省の職員が立ち会ったが、検閲は受けていない」

と説明している



読売新聞は、朝日新聞の行為を批判


2015年1月31日夕刊で、外務省が1月21日の段階で「日本新聞協会などに対し、シリアへの渡航を見合わせるよう強く求めていた」と指摘



産経新聞は、朝日新聞の行為を批判


2015年2月1日朝刊で、「外務省幹部は『記者も当事者意識を持ってほしい。非常に危険で、いつ拘束されてもおかしくない』と強い懸念を示した」との解説を掲載しています



朝日新聞の 冨永格 特別編集委員は、逆に、読売新聞、産経新聞を嘲笑



2007年から2013年まで、朝日新聞の社説にも匹敵するコラム「天声人語」を担当した朝日新聞の冨永格特別編集委員は、逆に、読売新聞、産経新聞に対し、「ウチは我慢してるのにというフラストレーションがありあり(笑)」とツイッターで嘲笑


未だ、捏造記事への反省もなく、倫理感を欠いた報道姿勢を改めようとしないどころか、まっとうな報道姿勢をあざける朝日新聞への非難は広がる一方です




シリア (シリア・アラブ共和国) 全土が 絶対行ってはいけない 外務省 「退避勧告」 地域



読売記事で指摘されているとおり、外務省は、2015年1月21日に、「いかなる理由であっても貴社関係に日本人報道関係者のシリアへの渡航を見合わせるよう、強くお願いします」とする要請文を朝日新聞も加盟している霞クラブ(外務省を担当する記者クラブ)加盟社、日本新聞協会、東京写真記者協会、テレビ・ニュース映画協会、日本雑誌協会に送っています

外務省がシリアに関連して報道機関に注意喚起するのは、これで2011年5月以降10回目にもなります


外務省では、各国・地域の政情や紛争の有無などの情報をもとに、海外への安全な渡航や在留を目的として、危険情報を4段階に類別、発信しています

危険度が高い順に

(1) 退避勧告
(2) 渡航延期勧告
(3) 渡航の是非検討
(4) 十分注意

となっていて、外務省では、シリア全土に、2011年(平成23年)4月より、最も危険で、絶対に行ってはいけない 「退避勧告」 を出しています


注.「シリア」 は通称で、正式国名は、「シリア・アラブ共和国」 首都 「ダマスカス」




朝日新聞 テレビ朝日 の 倫理観の欠如 常識の無さ は目を覆うばかり



朝日新聞が問題となる報道を行った、2015年1月24日から2015年2月1日は、2015年1月24日、湯川遥菜が殺害されたとする映像がインターネット上に公開され、後藤健二にも危機が迫っている最中
2015年2月1日には、後藤健二の殺害映像が流されました

  参照  勝手に「イスラム国」に入り人質となった後藤健二を殺害したとする映像が公開された


もちろん、朝日新聞報道が影響を与えたかどうかは、犯行グループにしかわからないことですが、一般的に人質事件では、犯行グループを刺激しない為、極力報道は控えめに、かつ、慎重に行うもので、実際、他社では自粛ムードが広がり、慎重な報道が目立っている時でした


朝日新聞の 冨永格 特別編集委員の言うような、「自社は自粛していて、朝日新聞に出し抜かれた」などと思っているわけないでしょう
常識で分かることです



また、テレビ朝日「報道ステーション」では、2015年1月27日夜、「イスラム国」の宣伝プロモーション映像を大々的に放送しています

当然、その中味は、「イスラム国」側の正当性を主張するもので、テレビ朝日「報道ステーション」は、「イスラム国」を擁護するつもりなのか、数字(視聴率)が取れさえすれば、人質の命など関知しないという姿勢を鮮明にしています

  参照  テレビ朝日「報道ステーション」のイスラム国(ISIL)特集に批判殺到

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2015年2月2日

読売、産経が朝日のシリア取材「批判」 外務省は渡航見合わせ強く求めていた J-CAST 2015年2月2日(月)19時39分


過激派組織「イスラム国」をめぐる取材で、朝日新聞が同業者から批判される形になっている。外務省が危険だとして退避を呼び掛けているシリア国内に複数の記者が入って記事を掲載したためだ。かつて天声人語を担当した記者が、ツイッターで「政府広報じゃないんだから、もっとジャーナリズムしませんか」などと煽ったこともあって、朝日批判が加速している。


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