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JAXA H2Bロケット 5号機 こうのとり 5号機 (HTV5) 打ち上げ


JAXA H2Bロケット 5号機 こうのとり 5号機 (HTV5) 打ち上げ 成功 2015年8月19日



宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 5号機 (HTV5)を搭載した H2Bロケット 5号機 が、2015年(平成27年)8月19日(水)※、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場 第2射点から打ち上げられ、約15分後、予定通りこうのとり5号機が地球周回軌道に投入され、打ち上げは成功しました

※.打ち上げは、当初、2015年(平成27年)8月16日(日)の予定でしたが、天候の悪化が予想されることから、一旦、2015年(平成27年)8月17日(月)に延期され、さらに、2015年(平成27年)8月19日(水)に延期されました



H2Bロケット 5号機は、全長56.6メートル、直径が最大5.2メートル、三菱重工が約2年半かけて製造、2013年(平成25年)8月に打ち上げられた4号機とほぼ同じ設計ですが、取り付けられたカメラで撮影した画像を伝送する装置を2個から1個に減らすなど、コスト削減が図られています


JAXA H2Bロケット4号機 宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機(HTV4) 打ち上げ H-IIBロケット4号機 機体移動
JAXA H2Bロケット4号機 宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機(HTV4) 打ち上げ ISSに接近する「こうのとり」4号機

H-IIBロケット4号機 機体移動
ISSに接近する「こうのとり」4号機
JAXA デジタルアーカイブス 」 より

打上げロケット H2Bロケット 5号機 (H-IIB F5)
打上げ日 2015年(平成27年)8月19日
打上げ時刻 20時50分49秒
(日本標準時)(※1)
打上げペイロード 宇宙ステーション補給機
「こうのとり」5号機 (HTV5)
打上げ時の天候 晴れ 南南東の風(3.5m/s)
気温27.8℃
打上げ予備期間 2015年(平成27年)
8月17日(月)~
2015年(平成27年)
9月30日(水)(※2)
打上げ場所 種子島宇宙センター
大型ロケット発射場
打上げ実施 三菱重工業株式会社
宇宙航空研究開発機構
事業費総額 約 360億円


※1 最新の国際宇宙ステーションの軌道により決定

※2 予備期間中の打上げ日及び時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定





JAXA H2Bロケット 5号機 飛行計画



項目 打上げ後経過時間 ※3 高度 慣性速度
リフトオフ 0分 0秒後 0 km 0.4 km/s
固体ロケットブースタ 燃焼終了 ※1 1分 54秒後 53 km 1.9 km/s
固体ロケットブースタ第1ペア 分離 ※2 2分 4秒後 61 km 1.9 km/s
固体ロケットブースタ第2ペア 分離 ※2 2分 7秒後 63 km 1.9 km/s
衛星フェアリング分離 3分 40秒後 120 km 2.9 km/s
第1段主エンジン燃焼停止 (MECO) 5分 47秒後 184 km 5.6 km/s
第1段・第2段分離 5分 54秒後 189 km 5.6 km/s
第2段エンジン始動 (SEIG) 6分 1秒後 194 km 5.6 km/s
固体ロケットブースタ 海面落下 6分~10分後
第2段エンジン燃焼停止 (SECO) 14分 20秒後 289 km 7.7 km/s
「こうのとり」5号機分離 15分 11秒後 287 km 7.7 km/s
衛星フェアリング 海面落下 10分~24分後
第1段機体 海面落下 14分~30分後
第2段エンジン第2回始動(SEIG2i) 1時間 39分 5秒後 307 km 7.7 km/s
第2段エンジン第2回燃焼停止(SECO2) 1時間 39分 58秒後 305 km 7.6 km/s

※1. 燃焼圧最大値2%時点
※2. スラスト・ストラット切断
※3. 実際の打上後経過時間は、「こうのとり」の質量等により最大で数十秒程度変動する


JAXA H2Bロケット 5号機 飛行経路

JAXA H2Bロケット 5号機 ロケット落下物の落下予想区域

JAXA H-IIBロケット5号機による
宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げについて
宇宙航空研究開発機構
」 より





JAXA H2Bロケット 5号機 打ち上げ 施設



施設名 所在地
種子島宇宙センター 鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永
小笠原追跡所 東京都小笠原村父島字桑ノ木山
内之浦宇宙空間観測所 鹿児島県肝属郡肝付町南方
グアムダウンレンジ局 アメリカ合衆国グアム島




JAXA H2Bロケット 5号機 打ち上げ 役割分担



組織 役割
JAXA 「こうのとり」5号機を開発し、「こうのとり」5号機の打上げ輸送サービスをMHIに委託する
打上げに際しては、打上安全監理業務(地上安全確保業務、飛行安全確保業務及びY-0カウントダウン時の総合指揮業務等)を実施する
最終的に、安全確保の観点から、MHIの打上げ執行可否の判断を行う
MHIに対し、打上げ輸送サービス契約
「こうのとり」5号機開発
打上安全監理業務
MHI JAXAからの打上げ輸送サービスの契約を受け、打上げ事業者として、ロケット打上げを執行し、「こうのとり」5号機を所定の軌道に投入する
JAXAに対し、打上げ輸送サービス提供
ロケット製造
組立整備作業
発射整備作業及び打上げ
ヘ°イロート゛インタフェース調整




こうのとり 5号機(HTV5) ISSドッキング完了 物資搬入 2015年8月25日



2015年8月19日に鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げられた無人補給機「こうのとり」5号機は、2015年8月24日夜、ISSに到着、午後7時29分に長期滞在中の油井亀美也さん(45)が操作するロボットアームでキャッチ、ISSに取り付けられ、電気や通信系統の接続作業が行われ、2015年8月25日午前2時28分、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキング作業が完了しました


こうのとりによるISSへの物資補給は、2009年の初号機以来、5機連続での成功となります


2015年8月25日午後には、宇宙の4分の1の質量を占めると言われる正体不明の「暗黒物質」検出を目指す観測装置「CALET(キャレット)」をロボットアームでこうのとりから取り出し、日本実験棟「きぼう」の船外プラットホームに設置する作業を開始、2015年8月25日夜には、こうのとりのハッチが開けられ、油井さんらが中に入って荷物の搬出を始めます




H2Bロケット 第2段機体の制御落下 2015年9月29日



ISSからの分離 予定日 2015年9月29日(火)
予定時刻 午前0時20分頃(日本標準時)
大気圏への再突入 予定日 2015年9月30日(水)
予定時刻 午前5時31分頃(日本標準時)※


H2Bロケットの第 2段機体は、「こうのとり」を軌道まで送り届ける都合上、一緒に地球をまわる軌道に乗り、「こうのとり」分離後は、そのまま放っておいても数日で大気圏に再突入し、燃え尽きますが、その間に他の衛星に衝突する可能性や、燃え残った部品が地上に落下する可能性を考慮し、H2Bロケットの第 2段機体については、制御落下という手法を用い、早期に、太平洋等の海上に落下させます


H2Bロケットの第 2段機体は、「こうのとり」を軌道に送り届けた後、地球を 1周させ、続いて機体の健全性を確認した上で、地上からの指令で 第 2段機体ロケットのエンジンに点火して逆噴射、軌道速度を失った第 2段機体は地球の大気圏に再突入し、燃え尽きます


H2Bロケット第 2段機体の制御落下は、H-IIB 2号機から実施され、すべて狙った水域への落下に成功しています


JAXA H2Bロケット 5号機 ロケット第2段落下物の落下予想区域

JAXA H-IIBロケット5号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げについて 宇宙航空研究開発機構 」 より





宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 5号機 (HTV5) の 大気圏への再突入完了 2015年9月30日



宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 5号機 (HTV5)は、所期の目的である国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を完遂、2015年9月30日(水)午前5時08分(日本時間)に第3回軌道離脱マヌーバを実施し、大気圏に再突入、約42日間にわたるミッションの全任務を完了しました


再突入推定時刻及び着水推定時刻 (日本時間)
再突入(高度約120km) 推定時刻 2015年9月30日(水) 午前5時33分頃
着水 推定時刻 2015年9月30日(水) 午前5時47分頃~6時13分頃




JAXA H2Bロケット とは 特徴 性能



JAXA H2B(H-IIB)(エイチツービー、エイチニービー)ロケットは、国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を行なう宇宙ステーション補給機(HTV、H-II Transfer Vehicle)を打ち上げるため、H-IIAロケットの打ち上げ能力の向上策として、H-IIAロケットの設備と技術を元に、H-IIAロケットでは1基だった1段目のエンジン(LE-7A)を、2基束ねる(クラスター化する)事により能力向上を図った、日本最大の基幹大型ロケットです


H-IIAロケットの能力向上案(H-IIA+)は、2003年(平成15年)に「開発研究」が開始され、2005年(平成17年)に、H-IIBロケットとなり「開発」フェーズへと移行、2009年(平成21年)9月11日に試験機1号機が打ち上げられました


H2Bロケット 5号機 の形状 (H2B型)

H2Bロケット 5号機 の形状 (H2B型)

H-IIBロケット5号機による
宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げについて JAXA
」 より




JAXA H2Bロケット 主要諸元



全体
名称 H-ⅡBロケット (H2B型)
全長(m) 56.6
全備質量(t) 531 (ペイロードの質量は含まず)
誘導方式 慣性誘導方式
各 段 第1段 固体ロケット
ブースタ
第2段 衛星
フェアリング
(5S-H型)
全長(m) 38 15 11 15
外径(m) 5.2 2.5 4.0 5.1
質量(t) 202 306(4本分) 20 3.2
推進薬質量(t) 177.8 263.8(4本分) 16.6
推力(kN) ※1 2,196 9,220 137
燃焼時間(s) 352 114 499
推進薬種類 液体水素
液体酸素
ポリブタジエン系
コンホ°シ゛ット
固体推進薬
液体水素
液体酸素
推進薬供給方式 ターボポンプ ターボポンプ
比推力(s) ※1 440 283.6 448
姿勢制御方式 ジンバル 可動ノズル ジンバル
ガスジェット装置
主要搭載
電子装置
誘導制御系機器
テレメータ送信機
誘導制御系機器
レーダトランスポンダ
テレメータ送信機
指令破壊装置

※1:真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定





宇宙ステーション補給機 「こうのとり」(HTV) とは



宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 (HTV H-II Transfer Vehicle) とは、国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を行なう為にJAXA(宇宙開発事業団(NASDA)と後継法人の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) )が開発した、無人宇宙補給機です



宇宙ステーション補給機 「こうのとり」(HTV) 5号機 概要



宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 5号機は、種子島宇宙センターから H2Bロケット 5号機 (H-ⅡB F5)により打ち上げられ、高度200km/300kmの楕円軌道へ投入されます

軌道投入後、地上監視のもと、予め登録しておいたコマンドシーケンスや姿勢制御系の自動シーケンスなどによって、高度 350~460kmの国際宇宙ステーション(ISS)に対して、安全にランデブ飛行を行いながら、ISSへ接近、所定の位置に相対停止した後は、ISSのロボットアームにて把持され、ISSに結合 ・ 係留し、補給物資をISSへ移送します

その後、ISSで不要となった廃棄物品を「こうのとり」 5号機に移送し、ISSから離脱、再突入軌道へ移行、大気圏内で摩擦熱により、焼却処分されます



宇宙ステーション補給機 「こうのとり」(HTV) 外観図

H-IIBロケット5号機による
宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げについて JAXA
」 より




宇宙ステーション補給機 「こうのとり」(HTV) 開発経緯



1988年、日本、カナダ、アメリカ合衆国、および欧州宇宙機関 (ESA) 加盟国の政府間で宇宙基地協力協定 (IGA) が署名され、1993年にロシアも加わり、1994年に現在の国際宇宙ステーション(ISS)計画が誕生しました

1994年7月アメリカ航空宇宙局 (NASA) は、宇宙ステーションへの輸送を、国際パートナーがスペースシャトルでの輸送経費を実費負担する方式から、各パートナーそれぞれが輸送能力を提供することを原則とする方式への変更を提案し、日本の宇宙開発事業団(NASDA 現在のJAXA)は、1995年に宇宙ステーション補給機の概念設計を開始、1997年にHTV開発に着手しました


1998年2月24日に署名された宇宙基地了解覚書 (MOU) において、日本が国際宇宙ステーションへの補給義務を負うことが国際公約となり、2009年(平成21年)9月11日、「こうのとり」 と名付けられた宇宙ステーション補給機 1号機が、「こうのとり」 打ち上げ用に開発されたH2Bロケット 1号機により打ち上げられました

国際宇宙ステーションは、2015年(平成27年)12月22日、日米両国政府が国際宇宙ステーション(ISS)に係る新たな日米協力の枠組みについて合意し、2024年までの我が国のISS運用延長への参加が決定されています




宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 (HTV) 改良計画



宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 (HTV) について、重量を3割減、製造運用費を半減化する改良計画が進んでいます
詳細は、下記ページをご参照下さい


  JAXA H2Bロケット 8号機 こうのとり 8号機 (HTV8) 打ち上げ




打ち上げ ライブ中継 / JAXA 種子島ライブカメラ



放送内容 放送日 放送時間
JAXA|種子島ライブカメラ
「こうのとり」5号機/H-IIB ロケット
5号機打ち上げ
8月17日(月)
20時50分~
75分程度 YouTube
ニコニコ生放送
こうのとり」5号機、ISSに接近~把持 8月21日(金)
20時頃~
60分程度 YouTube
ニコニコ生放送

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2015年9月30日 JAXA 宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の 大気圏への再突入完了について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成27年9月30日

 宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)は、9月30日(水)午前5時08分(日本時間)に第3回軌道離脱マヌーバを実施し、大気圏に再突入しました。
 HTV5は、所期の目的である国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を完遂し、本日の再突入をもって、約42日間にわたるミッションの全任務を完了しました。
 なお、再突入推定時刻及び着水推定時刻は下記のとおりです(日本時間)。

再突入※推定時刻 : 平成27年 9月30日(水) 午前5時33分頃
着水推定時刻 : 平成27年 9月30日(水) 午前5時47分頃~6時13分頃
※高度約120km


2015年8月25日 こうのとり、ドッキング完了=ISSに物資搬入へ 時事通信 2015年8月25日 05:10

 実験装置や食料などを搭載した無人補給機「こうのとり」5号機は25日未明、国際宇宙ステーション(ISS)でドッキング作業を完了した。こうのとりによるISSへの物資補給は2009年の初号機以来、5機連続で成功した。
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の管制チームを率いた松浦真弓リードフライトディレクターは茨城県の筑波宇宙センターで記者会見し、「若田光一さんが交信担当で、私がフライトディレクター。宇宙には日本人飛行士がいて、日本人のチームで無事に成功できたのは感慨深い。こういう時がようやく来たんだなと思った」と笑顔を見せた。
 19日に鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられたこうのとり5号機は24日夜、ISSに到着。長期滞在中の油井亀美也さん(45)が操作するロボットアームで午後7時29分にキャッチされ、ISSに取り付けられた。続いて電気や通信系統の接続作業が行われ、25日午前2時28分にドッキングが完了した。


2015年8月25日 JAXA 宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の 国際宇宙ステーションとの結合について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成27年8月25日

 宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)は、国際宇宙ステーション(ISS)に向けて最終接近を実施した後、8月24日19時29分(日本時間)にISSロボットアームにより把持されました。その後、8月25日2時28分(日本時間)にISSロボットアーム運用によりISSとの結合を完了しました。
 今後は、船外及び船内貨物がISSへ順次移送される予定です。


2015年8月19日 こうのとり打ち上げ成功=5号機、ISSに補給へ―油井さん24日キャッチ・種子島 時事通信 2015年8月19日 21:10

 宇宙飛行士の油井亀美也さん(45)らが滞在する国際宇宙ステーション(ISS)に実験装置や食料などを運ぶ無人補給機「こうのとり」(HTV)5号機を搭載したH2Bロケット5号機が19日午後8時50分、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられた。こうのとりは約15分後、南太平洋上でロケットから分離。地球周回軌道に投入され、打ち上げは成功した。
 こうのとりは日本時間24日夜、高度約400キロにあるISSに接近。油井さんは米航空宇宙局(NASA)で地上交信担当のリーダーを務める若田光一さん(52)や茨城県つくば市の筑波宇宙センターと協力し、ISSのロボットアームでこうのとりをつかまえる。


2015年8月19日 <こうのとり>H2Bロケットで打ち上げ成功 JAXA 毎日新聞 2015年8月19日 20:54

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日午後8時50分、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ無人補給機「こうのとり」5号機を搭載したH2Bロケット5号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。約15分後、こうのとり5号機は予定通り地球周回軌道に投入され、打ち上げは成功した。
 こうのとり5号機には、滞在中の宇宙飛行士のための水や食料のほか、宇宙最大の謎の一つ「暗黒物質」の観測装置「CALET(キャレット)」や、マウスなどの小動物を飼育できる実験装置など計5.5トンの物資が積まれている。
 ISSへの物資補給機は昨年10月以降、米民間企業が運用する「シグナス」「ドラゴン」、ロシアの「プログレス」が立て続けに失敗しており、こうのとりへの期待が高まっていた。今年7月29日には、米航空宇宙局(NASA)からの緊急要請を受け、水再生システム用ポンプなど約210キロを積み込んだ。


2015年8月19日 JAXA H-IIBロケット5号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げ結果について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成27年8月19日

 三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成27年8月19日20時50分49秒(日本標準時)に、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)を搭載したH-IIBロケット5号機(H-IIB・F5)を打ち上げました。
 ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約14分54秒に「こうのとり」5号機を正常に分離した事を確認しました。
 今回のH-IIBロケット5号機打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。
 なお、ロケット打上げ時の天候は晴れ、南南東の風(3.5m/s)、気温27.8℃ でした。


2015年8月19日 こうのとり、きょう夜打ち上げへ NHK 2015年8月19日 05:55

国際宇宙ステーションに物資を届ける日本の宇宙輸送船「こうのとり」の5号機が、19日夜、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定で、19日朝、ロケットが姿を現しました。アメリカとロシアの輸送船で事故が相次ぐ中、今回は、アメリカの輸送船で送り届ける予定だった物資を緊急に積み込むなど日本の役割が増しており、今回の打ち上げを世界も注目しています。


2015年8月17日 JAXA H-IIBロケット5号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げ日時について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成27年8月17日

 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターからの宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)を搭載したH-IIBロケット5号機(H-IIB・F5)の打上げを平成27年8月19日(水)に延期するとお知らせしておりました。
 本日、臨時天候判断の結果、H-IIB・F5の打上げを平成27年8月19日(水)20時50分49秒(日本標準時)に行うこととしましたので、お知らせいたします。
 なお、今後の天候状況によっては、再延期の可能性もあります。


2015年8月16日 こうのとり打ち上げ、19日に再延期 産経新聞 8月16日(日)16時0分

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、種子島宇宙センター(鹿児島県)で17日に予定していた物資補給機「こうのとり」5号機の打ち上げを19日に延期すると発表した。天候の悪化が予想されるため。当初は16日の予定だったが悪天候で延期しており、2回目の延期となった。


2015年8月16日 こうのとり打ち上げ再延期=雷影響、19日に―種子島 時事通信 8月16日(日)15時24分

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、鹿児島県・種子島宇宙センターで17日に予定されていた国際宇宙ステーション(ISS)への無人補給機「こうのとり」(HTV)5号機を搭載したH2Bロケット 5号機の打ち上げを、19日に延期すると発表した。
 JAXAによると、気象予報で17日に雷の可能性があるため、延期を決めた。打ち上げ時間は午後8時50分ごろを検討している。当初の打ち上げ予定日は16日で、延期は2回目。


2015年8月16日 JAXA H-IIBロケット5号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げ延期について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成27年8月16日

 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターからの宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)を搭載したH-IIBロケット5号機(H-IIB・F5)の打上げを平成27年8月17日(月)に予定しておりましたが、天候の悪化が予想されることから、打上げを8月19日(水)に延期いたします。
 なお、今後の天候状況等によっては、再延期の可能性もあります。


2015年8月15日 「こうのとり」5号機-H-IIBロケット5号機 打ち上げライブ中継は17日20時50分から! ファン!ファン!JAXA! 15年8月15日(土)

 宇宙の定期便「こうのとり」5号機(HTV5)を載せたH-IIBロケット5号機打ち上げ予定時刻が、8月17日(月)21時35分54秒(日本時間)と発表されました。
 種子島宇宙センターからの打ち上げを、17日(月)20時50分からインターネット、ケーブルテレビ局で配信します。ぜひお見逃しなく!
 また、いくつかの施設で、パブリックビューイングが実施されます。お近くの方は足をお運びくださいね!
 宇宙の定期便「こうのとり」5号機/H-IIBロケット5号機 ライブ中継(パブリックビューイング情報も掲載)
 「こうのとり」5号機は7月23日に種子島宇宙センター第2衛星フェアリング組立棟でロケットのフェアリングと結合され、同31日にはセンター内を移動して打ち上げの最終調整に入りました。
 このあと、8月6日に種子島へ到着したNASAからの緊急物資を打ち上げ80時間前までに搭載します。
レイトアクセス(速達対応サービス)という機能を活かして打ち上げ直前まで物資の積み込みが可能なことは、「こうのとり」の大きな特長です。


2015年8月15日 JAXA H-IIBロケット5号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げ日時について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成27年8月15日

 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターからの宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)を搭載したH-IIBロケット5号機(H-IIB・F5)の打上げを平成27年8月17日(月)に延期するとお知らせしておりました。
 本日、臨時天候判断の結果、H-IIB・F5の打上げを平成27年8月17日(月)21時35分54秒(日本標準時)に行うこととしましたので、お知らせいたします。 なお、今後の天候状況によっては、再延期の可能性もあります。


2015年8月14日 「H-IIB」ロケット5号機、打ち上げを1日延期 天候不良で sorae.jp 8月14日(金)16時30分

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は8月14日、16日に予定していた「H-IIB」ロケット5号機の打ち上げを、天候不良により延期すると発表した。新しい打ち上げ予定日は17日に再設定されたが、今後の天候状況によっては、さらなる延期の可能性もあるという。
 H-IIBロケット5号機は、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を補給する「こうのとり」5号機を搭載し、2015年8月16日21時58分に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定だった。


2015年8月14日 こうのとり打ち上げ延期=雷が影響、17日に―種子島 時事通信 8月14日(金)15時7分

 三菱重工業などは14日、鹿児島県・種子島宇宙センターで16日夜に予定していたH2Bロケット 5号機の打ち上げを17日に延期したと発表した。
 雷が予想され、作業に支障を来す恐れがあるためで、状況によっては再延期の可能性もある。H2Bには宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」5号機が搭載されている。
 三菱重工やJAXAによると、ロケット打ち上げの準備として15時間程度は屋外で作業が必要だが、落雷警報が出ている間はできない。気象予報では、16日は一日を通して雷の可能性があるという。17日も午後6時ごろまで雷の可能性があり、同社とJAXAは打ち上げ日時を検討する。


2015年8月14日 JAXA H-IIBロケット5号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げ延期について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成27年8月14日

 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターからの宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)を搭載したH-IIBロケット5号機(H-IIB・F5)の打上げを平成27年8月16日(日)に予定しておりましたが、天候の悪化が予想されることから、打上げを8月17日(月)に延期いたします。
 なお、今後の天候状況等によっては、再延期の可能性もあります。


2015年7月21日 超小型衛星打ち上げへ=H2Bで、独自に流星観測-千葉工大 時事ドットコム 2015/07/21-22:19

 千葉工業大学(千葉県習志野市)は21日、東北大と共同開発した流星を観測する超小型衛星がH2Bロケット5号機に搭載され、8月16日に鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられると発表した。流星紫外線から流星に含まれる元素などを分析し、生命の起源に欠かせない元素がどのように地球に届いたかに迫る。流星紫外線を宇宙から観測するのは世界初という。
 超小型衛星「S-CUBE(エスキューブ)」は10センチ角の立方体が三つ連なった直方体。同大惑星探査研究センターの松井孝典所長は「国家規模の計画への参加機会は限られている。われわれは大学規模の予算や技術で独自開発できる超小型衛星で惑星探査を行っていく」としており、その第1弾という。


2015年6月9日 JAXA H-IIBロケット5号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げについて 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 2015年6月9日 14:00

 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIBロケット5号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げについて、下記のとおり実施することを、お知らせいたします。

打上げ予定日 : 平成27年8月16日(日)
打上げ予定時間帯 : 22時01分頃(日本標準時)(※1)
打上げ予備期間 : 平成27年8月17日(月)~平成27年9月30日(水)(※2)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
平成27年度 H-IIBロケット5号機 打上げ計画書
※1 最新の国際宇宙ステーションの軌道により決定する。
※2 予備期間中の打上げ日及び時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定する。


2015年5月26日 【レポート】三菱重工業、今夏打ち上げ予定のH-IIBロケット5号機を公開 マイナビ 05月26日 15:16

●全長56.6m、最大直径は5.2m
三菱重工業は2015年5月22日、愛知県海部郡飛島村にある同社の飛島工場で、「H-IIB」ロケット5号機の第1段、第2段機体を報道関係者向けに公開した。このあとロケットは種子島宇宙センターへ運ばれ、最後の組み立てと試験を経た後、宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)の5号機を搭載して宇宙へ飛び立つ。打ち上げ日はまだ決まっていないが、今年の夏ごろになるという。


2015年5月22日 三菱重工が「こうのとり」打ち上げ最新ロケットを公開 産経新聞 05月22日 22:22

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は22日、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける無人補給機「こうのとり」5号機の打ち上げに使用するH2Bロケット5号機を三菱重工飛島工場(愛知県飛島村)で報道陣に公開した。
 公開されたのは、機体の1段目(長さ約33メートル)と2段目(同約10メートル)。平成25年8月に打ち上げられた4号機とほぼ同じ設計だが、取り付けられたカメラで撮影した画像を伝送する装置を2個から1個に減らすなど、コスト削減に努めた。
 機体は種子島宇宙センター(鹿児島県)に船で運ばれ、こうのとりを搭載して今夏に予定される打ち上げを待つ。三菱重工の打ち上げ責任者、二村幸基さんは「要請通りにしっかりと打ち上げたい」と話した。


2015年5月22日 H2Bロケット5号機を公開 夏ごろ打ち上げ、2年ぶり 朝日新聞 05月22日 20:18

 三菱重工業は22日、国産大型ロケットH2Bの5号機の機体を、飛島工場(愛知県飛島村)で報道陣に公開した。今月末に船で種子島宇宙センター(鹿児島県)に運び、夏ごろに打ち上げられる予定だ。
 5号機は全長56・6メートル、直径が最大5・2メートル。三菱重工が約2年半かけて製造した。国際宇宙ステーションに食料などの物資を運ぶ無人補給船「こうのとり」を先端に積んで打ち上げる。4号機を打ち上げた2013年8月以来、2年ぶりとなる。外観は4号機とほぼ変わらず、部品点数をわずかながら減らし、費用をやや抑えたという。


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