ホーム > ロケット > JAXA H2Aロケット 29号機 通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE
目次 | 元のページ 前のページ | 次のページ サイトマップ | ページEND

JAXA H2Aロケット 29号機 通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE


JAXA H2Aロケット 29号機 通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE 打ち上げ



カナダTelesat(テレサット)社の通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEを搭載したH-IIAロケット29号機について、三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって、下記の予定で打上げられます


H-IIAロケット29号機は、JAXAによる基幹ロケット高度化開発の成果を第2段機体に適用(高度化仕様)しており、長時間飛行や第2段エンジン再々着火によって静止衛星の打ち上げ性能を向上した高度化仕様機となっています


H2Aロケット25号機 打ち上げ写真

写真は、H2Aロケット25号機
JAXAデジタルアーカイブス

打上げロケット H2Aロケット 29号機 (H-IIA F29)
H2A204型 4m径フェアリング(4S型)
打上げ日 2015年(平成27年)11月24日(火)
打上げ時刻 15時50分 (日本標準時)
打上げ時間帯 15時23分~17時07分 (日本標準時)
打上げペイロード 通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE
(テルスター12 バンテージ)
(カナダTelesat(テレサット)社)
打上げ時の天候 晴れ 北東の風(8.6m/s)
気温 22.0℃
打上げ予備期間 ※ 2015年(平成27年)
11月25日(水)~12月31日(木)
打上げ場所 種子島宇宙センター
大型ロケット発射場
打上げ実施 三菱重工業株式会社
宇宙航空研究開発機構

※ 打上げ予備期間の打上げ予定時間帯は、打上げ日毎に設定




カナダのTelesat(テレサット)社は、世界4位の衛星運用会社で、今回受注したのは、南米、欧州などの通信、放送事業に使われる予定の重量約 4.9トン、本格的な大型通信放送衛星で、受注額は非公表ですが、100億円前後とみられています




JAXA H2Aロケット 29号機 打ち上げ 成功



H2Aロケット 29号機 は、打ち上げ直前 (打ち上げ16分前) に、警戒監視区域内で船舶が確認されたため、カウントダウンを中段、その後安全が確認されたため、打ち上げ 15分前からのカウントダウンを再実行する為、打ち上げ時刻を、2015年11月24日15時50分00秒に変更された後、予定通りの時間に、正常に打ち上げられました


打上げ後約 4時間27分後の、2015年11月24日20時17分、通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE (テルスター12 バンテージ) を分離、予定の軌道に投入し、H2Aロケット 29号機 の打ち上げは成功しました




JAXA H2Aロケット 29号機 見どころ ⇒ 高度化仕様



これまでの H2A (従来使用機) では、静止衛星を打ち上げる場合でも、打ち上げ約 30分後の高度約 300キロほどで衛星を切り離し、その後、衛星は、自分自身に搭載された燃料を使って静止軌道に入っていました


また、北緯 30度に位置する種子島から赤道を目指した場合、赤道との傾斜角が大きくなり、その軌道のずれ(傾斜)を修正するのにも、衛星は多くの燃料消費を強いられ、赤道近くの南米ギアナから打ち上げる為、軌道(傾斜)修正用の燃料が少なくて済む、欧州の大型機アリアン 5等に比べ不利な点でした


JAXAによりますと、現在の静止衛星は、「赤道付近での打ち上げを前提に設計され、従来のH2Aでは対応できない衛星が市場に多く出回っている」とのことで、従来仕様の H2A に搭載できる静止衛星は、世界市場のわずか 7% しか存在しなかったということです


H2A 高度化仕様では、
オレンジ色の第 2段ロケットの機体表面(燃料タンクの表面)を白く塗装 1. 第 2段エンジンの噴射を従来の 2回から 3回に増やす
2. オレンジ色の第 2段ロケットの機体表面(燃料タンクの表面)を白く塗装
3. 飛行中、機体をゆっくり回転させ(バーベキューロール)、太陽光の加熱による燃料の蒸発するのを抑え、太陽光が同じ面に当たり続けることによる加熱で機器が故障するのを防止
4. 燃料の有効活用
5. エンジンの冷却機能の改善
6. エンジンのパワーの細かい制御を可能にする
等、長時間の飛行に対応でき、衛星を目指す軌道に精度良く投入できるよう改良した結果、搭載可能な静止衛星は、世界市場の約半数をカバーできるようになりました


今回の H2A 高度化仕様機では、衛星の切り離しは、打ち上げから約4時間半後、静止軌道近くの静止トランスファー軌道※上にまで、衛星を運びます


ロシアの主力機プロトンでは、高緯度のカザフスタンから打ち上げるという、日本よりさらに不利な条件を克服するため、9時間超に及ぶ飛行を可能にしています


JAXAでは、今後も、多様な需要に応えるため、今後も従来型を併用する一方、H2Aのさらなる改良も進め、飛行中や分離時に衛星に与える衝撃を世界最小水準に抑える取り組みを進めとともに、航法センサーを搭載して位置と速度の情報を機体が把握、地上のレーダーを不要にするコスト削減策も目指しています


※.静止トランスファー軌道
静止軌道に衛星を投入する際の準備軌道のことで、自動車に例えると高速道路に流入する際の加速車線の様な位置づけになります
今回のH2Aロケット 29号機 では、近地点高度約3131km、遠地点高度約35586km、軌道傾斜角19.2度に衛星を投入します




JAXA H2Aロケット 29号機 (高度化技術実証機) 飛行計画



カナダTelesat(テレサット)社の通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGEを搭載した、H2Aロケット 29号機 (H-IIA F29) は、種子島宇宙センター大型ロケット第1射点より打ち上げられた後、まもなく機体のピッチ面を方位角91度へ向けた後、飛行計画に従って太平洋上を飛行します


打上げ約1分56秒後に固体ロケットブースタの燃焼を終了、約2分7秒後及び約2分10秒後(以下、時間は打上げ後の経過時間)の2回に分けて固体ロケットブースタを分離、約3分25秒後に衛星フェアリングを分離、約6分40秒後、第1段主エンジンの燃焼を停止、約6分48秒後に第1段を分離します


約6分54秒後には、第2段エンジン第1回目の燃焼を開始、約11分7秒後に燃焼を停止、慣性飛行を続けた後、約22分46秒後に第2段エンジン第2回目の燃焼を開始、約26分37秒後に燃焼を停止します


これまでのH2Aロケットの打ち上げシーケンスでは、この後搭載衛星を分離し、打ち上げ終了となりました


今回の基幹ロケット高度化開発の成果(高度化仕様)として、H2A第2段ロケットは、この後も衛星を搭載したまま、さらに慣性飛行を続け、約4時間22分45秒後、第2段エンジン第3回目の燃焼を開始、約4時間23分31秒後に燃焼を停止、約4時間26分56秒後に近地点高度約3131km、遠地点高度約35586km、軌道傾斜角19.2度の静止トランスファー軌道上でTelstar 12 VANTAGEを分離します


従来のH2Aロケットの打ち上げでは、H2A第2段ロケットの第2回目の燃焼を終えた後、搭載衛星は、搭載衛星の燃料を使用して、自力で静止トランスファー軌道に乗らなくてはならず、衛星の燃料を余分に消費、その分衛星の寿命が短くなり、日本より赤道に近い射場を持つ欧米に比べ、日本が不利となる点でした


今回の高度化仕様の成果として、衛星の燃料消費、衛星寿命の点でも、欧米と肩を並べることとなりました




JAXA H2Aロケット 29号機 (高度化技術実証機) 主要諸元



JAXA H2Aロケット 29号機 (高度化仕様) 形状(H2A204型)

JAXA H2Aロケット 29号機 (高度化仕様) 形状(H2A204型)

JAXA 「平成27年度 H-IIAロケット29号機 打上げ計画書」 より




名称 H-ⅡAロケット29号機
全長 53 m
全備質量 442 t (人工衛星の質量は含まず)
誘導方式 慣性誘導方式
第1段 固体ロケット
ブースタ
第2段
(高度化仕様)
衛星
フェアリング
全長 37 m 15 m 11 m 12 m
外径 4.0 m 2.5 m 4.0 m 4.0 m
質量 114 t 306 t (4本分) 20 t 1.4 t
推進薬質量 101 t 264 t (4本分) 17 t
推力 1,100 kN 9,050 kN 137 kN
燃焼時間 390 116 530
推進薬種類 液体水素
液体酸素
ポリブタジエン系
コンポジット
固体推進薬
液体水素
液体酸素
推進薬供給方式 ターボポンプ ターボポンプ
比推力 440 s 283.6 s 448 s
姿勢制御方式 ジンバル
補助エンジン
可動ノズル ジンバル
ガスジェット装置
主 要 搭 載
電 子 装 置
誘導制御系機器
テレメータ送信機
誘導制御系機器
レーダトランスポンダ
テレメータ送信機
指令破壊装置

推力、比推力は、真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定





JAXA H2Aロケット 29号機 (高度化技術実証機) 打ち上げシーケンス



項番 事 象 打上げ後
経過時間
高度 慣性速度
1 リフトオフ 0 分 0 秒 0 km 0.4 km/s
2 固体ロケットブースタ 燃焼終了 1 分 56 秒 68 km 2.3 km/s
3 固体ロケットブースタ第1ペア分離 2 分 7 秒 79 km 2.3 km/s
4 固体ロケットブースタ第2ペア分離 2 分 10 秒 83 km 2.3 km/s
5 衛星フェアリング分離 3 分 25 秒 150 km 2.9 km/s
6 第1段主エンジン燃焼停止(MECO) 6 分 40 秒 242 km 6.1 km/s
7 第1段・第2段分離 6 分 48 秒 245 km 6.1 km/s
8 第2段エンジン第1回始動(SEIG1) 6 分 54 秒 247 km 6.1 km/s
9 第2段エンジン第1回燃焼停止(SECO1) 11 分 7 秒 262 km 7.7 km/s
10 第2段エンジン第2回始動(SEIG2) 22 分 46 秒 189 km 7.8 km/s
11 第2段エンジン第2回燃焼停止(SECO2) 26 分 37 秒 197 km 10.2 km/s
12 第2段エンジン第3回始動(SEIG3) 4 時 22 分 45 秒 33720 km 1.3 km/s
13 第2段エンジン第3回燃焼停止(SECO3) 4 時 23 分 31 秒 33754 km 2.1 km/s
14 Telstar 12 VANTAGE分離 4 時 26 分 56 秒 33902 km 2.1 km/s




JAXA H2Aロケット 29号機 (高度化技術実証機) 飛行経路



JAXA H2Aロケット 29号機 (高度化技術実証機) 飛行経路




JAXA H2Aロケット 29号機 搭載 通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE (カナダTelesat(テレサット)社) 主要諸元



JAXA H2Aロケット 29号機 搭載 通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE (カナダTelesat(テレサット)社)は、Telesat(テレサット)社が運用する西経15°の通信放送衛星 Telstar 12の後継機で、南アメリカ、大西洋、EMEA(Europe, the Middle East and Africa)の広範なエリアをカバーする通信放送衛星です



通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE 軌道上外観図

通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE 軌道上外観図

JAXA 「平成27年度 H-IIAロケット29号機 打上げ計画書」 より

項目 諸元
名称 Telstar 12 VANTAGE
予定軌道 (種類) 静止軌道 (西経約15度)
質量 約4900 kg
ミッション機器 Kuバンドトランスポンダ
最大52台





JAXA H2Aロケット 29号機 落下物 落下予想区域 時間



JAXA H2Aロケット 29号機 落下物の落下予想区域

JAXA H2Aロケット 29号機 落下物の落下予想区域

JAXA 「平成27年度 H-IIAロケット29号機 打上げ計画書」 より



海面落下時間帯 (打上げ後)
固体ロケットブースタ 約7~11分後
衛星フェアリング 約11~26分後
第1段 約15~32分後




H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率



今回の「H2Aロケット 29号機 (高度化技術実証機) 通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE (テルスター12 バンテージ) の打ち上げにより、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、29機打ち上げた中、28機の成功で、成功率は96.5パーセント、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、34機打ち上げた中、33機の成功で、成功率は 97.0 % となりました

国際的な信頼性の基準は 95 % とされています



※ LE-7A
LE-7Aは、H-IIロケット第一段に使われていたLE-7エンジンの改良型で、宇宙開発事業団(現JAXA)が、三菱重工業、石川島播磨重工業と共に開発した液体燃料ロケットエンジンで、H-IIAロケットの第一段に1基、H-IIBロケットの第一段には2基使用されています

H2AとH2Bは、三菱重工業が製造、H2A13号機からは打ち上げ業務も、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業に移管されています



世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率


日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より1桁少ないのが実情です


国 地域 ロケット名 打上回数 成功回数 成功率
日本 H2A 29 28 96.5 %
H2B 5 5 100 %
H2A + H2B 34 33 97.0 %
アメリカ アトラス 387 340 87.9 %
ファルコン 19 15 78.9 %
ヨーロッバ アリアン 221 210 95.0 %
ロシア プロトン 401 354 88.3 %
中国 長征 201 191 95.0 %

諸外国のデーターは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」





打ち上げ ライブ中継 / JAXA 種子島ライブカメラ




基幹ロケット高度化・H-IIAロケット29号機 ライブ中継

放送内容 放送日 放送時間 YouTube ニコニコ生放送
H-IIA ロケット29号機 打ち上げ
・基幹ロケット高度化紹介CG
・打ち上げ準備状況レポート
・打ち上げなどの中継
11月24日(火)
14:45~16:00
75分程度
視聴ページ 視聴ページ
H-IIA ロケット29号機 衛星分離 11月24日(火)
19:30~20:20
50分程度
視聴ページ 視聴ページ

JAXA|種子島ライブカメラ


目次 | 元のページ 前のページ | 次のページ サイトマップ | ページTOP
ホーム > ロケット > JAXA H2Aロケット 29号機 通信放送衛星 Telstar 12 VANTAGE
   

© 2014 abhp.net All Rights Reserved.

関連情報サイト


JAXA 宇宙航空研究開発機構 (プレスリリース)
JAXA サイトポリシー 利用規約 (商用利用不可)
JAXA デジタルアーカイブス
JAXA デジタルアーカイブス 素材のご使用条件 (個人利用可)
三菱重工 MHI打上げ輸送サービス
三菱重工 サイトのご利用条件 (著作権法準拠)
経済産業省 (Ministry of Economy, Trade and Industry)
経済産業省 利用規約 (商用利用可)
種子島観光協会 トップ (ロケット打ち上げ期間 宿泊空室情報)

コンテンツ一覧

ページTOP
ページTOP

関連記事

ページTOP


関連記事を下記に紹介します



2015年11月25日 馳文部科学大臣、初の商業衛星打ち上げ成功で談話…「H3ロケット開発を着実に進める」  レスポンス 2015年11月25日(水) 15時00分

 馳浩文部科学大臣は、H-IIAロケット29号機が打ち上げられ、搭載していたカナダ・テレサットの通信放送衛星が所定の軌道に投入されたことを確認したことについて「日本初の商業衛星の打ち上げが成功したことを大変喜ばしく思う」との大臣談話を発表した。
 今回の商業衛星の軌道投入を受注したのは、高度化開発したH-IIAロケットの能力と確実な打ち上げにより積み重ねてきた高い信頼性で実現したと、見られている。
 今回の打ち上げ成功によりH-IIAロケットは、23機連続での打ち上げに成功していることについて「日本の基幹ロケットは、世界最高水準の信頼性の確立に向けて確かな歩みを進めている」としている。
 その上で、文科省として「今後も、更なる国際競争力の強化を目指し、次世代の基幹ロケットであるH3ロケットの開発を着実に進めるなど宇宙開発利用を積極的に推進する」としている。


2015年11月24日 H-IIAロケット29号機(高度化仕様)による通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEの打上げ結果について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成27年11月24日

 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成27年11月24日15時50分00秒(日本標準時)に、カナダの通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEを搭載したH-IIAロケット29号機(H-IIA・F29)を打ち上げました。
 ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約4時間27分にTelstar 12 VANTAGEを正常に分離した事を確認しました。
 また、JAXAが開発した高度化仕様の第2段機体を適用し、長時間慣性飛行や第2段エンジン再々着火を実施することで、従来よりも、衛星をより静止軌道に近い軌道に投入しました。
 今回のH-IIAロケット29号機打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。  なお、ロケット打上げ時の天候は晴れ、北東の風(8.6m/s)、気温22.0℃でした。


2015年11月24日 H2Aロケット、予定の軌道への衛星投入に成功 読売新聞 2015年11月24日 21時58分

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構( JAXA ジャクサ )は24日午後3時50分、カナダの通信・放送衛星を搭載したH2Aロケット29号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。
 日本のロケットが商業衛星を打ち上げたのは初めて。約4時間半後、ロケットから衛星を分離し、予定の軌道への投入に成功した。
 商業衛星の打ち上げを受注するため、JAXAは今回、H2Aの第2段ロケットを改良。従来は高度300キロ・メートル付近で衛星を分離して、衛星が自力で軌道まで移動していたが、今回は分離地点を静止軌道(高度3万6000キロ・メートル)付近の高度3万4000キロ・メートルに変更した。


2015年11月24日 <H2Aロケット>「やはり胸に迫る」国産新時代の幕開けに 毎日新聞 11月24日(火)21時8分

 国産ロケット新時代の幕開け--。H2Aロケット29号機が24日、商業衛星だけを載せた国産初の純商業打ち上げに成功し、発射基地の種子島宇宙センター(鹿児島県)関係者や見学者が喜びに沸いた。種子島では宇宙ビジネスが軌道に乗れば、地元の観光や経済活性化につながると期待が高まっている。
 発射地点から6.5キロの長谷展望公園には全国から約900人が集まった。午後3時50分。ロケットがごう音とともに飛び立ち、青空に航跡を描いた。


2015年11月24日 初の商業衛星、打ち上げ成功=改良型H2Aロケットで―鹿児島-  時事通信 2015年11月24日 20時57分

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日午後3時50分、海外から初めて受注した商業衛星を搭載したH2Aロケット29号機を、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げた。衛星は約4時間半後にロケットから分離され、目標の軌道に投入された。打ち上げは成功した。
 H2Aは23機連続の成功で、成功率は96.6%になった。改良型の投入によって、三菱重工などは厳しい競争が続く国際市場で受注増を目指す。
 商業衛星は三菱重工が2013年9月、カナダの衛星運用大手テレサットから初めて受注した通信放送衛星「テルスター12V」で、高度約3万6000キロの静止軌道で運用される。


2015年11月24日 H2A打ち上げ 初の商業衛星、軌道に乗り成功 日本も本格的に市場参入へ 産経ニュース 2015年11月24日 20時38分

 カナダの通信放送衛星を搭載したH2Aロケット29号機が24日午後3時50分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星は同8時17分ごろに予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。国産ロケットが商業衛星を運んだのは初めてで、日本は商業打ち上げ市場への本格参入を果たした。
 H2Aの打ち上げ業務は平成19年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業に移管。同社は顧客の衛星を軌道に運ぶ商業打ち上げの事業拡大を目指してきたが、実績が豊富な欧州やロシアに後れを取っており、今回の成功は大きな一歩となった。
 三菱重工業は韓国政府から受注した衛星を24年に打ち上げたが、商業目的の民間衛星は初めて。衛星運用大手テレサット社の大型静止衛星で、南米、欧州などの通信・放送事業に使われる予定。打ち上げは警戒区域内で船舶が確認された影響で当初より27分遅れた。


2015年11月24日 改良型H2Aロケット打ち上げ 衛星分離は4時間半後 朝日新聞 2015年11月24日 16:32

 H2Aロケット29号機が24日午後3時50分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。H2Aは発射台を離れると、まばゆい光と爆音を放って上昇。約2分後に固体ロケットを分離し、さらに上昇を続けた。
 今回のH2Aは、商業衛星の受注をにらんで大きな技術改良が加えられた。従来は数百キロ上空でロケットから切り離され、衛星が自力で移動していたが、今回は衛星の負担が小さくなるよう、静止軌道に近い高度約3万4千キロまでロケットが衛星を運ぶ。このため、打ち上げ成功を判断する「衛星切り離し」は、従来は打ち上げから30分ほど後だったが、今回は4時間半近く後になる。


2015年11月24日 H2Aロケット打ち上げ 初の商業衛星を搭載 産経新聞 2015年11月24日 16:12

 カナダの通信放送衛星を搭載したH2Aロケット29号機が24日午後3時50分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。国産ロケットが商業衛星を搭載したのは初めて。同8時17分ごろに衛星が予定の軌道に投入され打ち上げが成功すれば、日本は商業打ち上げ市場への本格参入を果たすことになる。
 H2Aの打ち上げ業務は平成19年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業に移管。同社は顧客の衛星を軌道に運ぶ商業打ち上げの事業拡大を目指してきた。韓国政府から受注した衛星を24年に打ち上げたが、商業目的の民間衛星は今回が初めて。


2015年11月24日 初の商業衛星打ち上げ=改良型H2Aロケットで―鹿児島 時事通信 2015年11月24日 16:00

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日午後3時50分、海外から初めて受注した商業衛星を搭載したH2Aロケット29号機を、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げた。衛星は約4時間半後にロケットから分離され、目標の軌道に投入される。
 商業衛星は三菱重工が2013年9月、カナダの衛星運用大手テレサットから初めて受注した通信放送衛星「テルスター12V」で、高度約3万6000キロの静止軌道で運用される。


2015年11月24日 H2Aロケット 27分遅れで打ち上げ 毎日新聞 2015年11月24日 15:54

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日午後3時50分、鹿児島県の種子島宇宙センターから、カナダの衛星運用大手「テレサット」の通信放送用衛星「テルスター12V」を搭載したH2Aロケット29号機を打ち上げた。当初は午後3時23分の打ち上げを予定していたが、直前に安全管理区域内に船舶があることが分かりカウントダウンを中断。安全を確認した上で、27分遅れで打ち上げられた。


2015年11月24日 船進入で時間変更=H2A 時事通信 2015年11月24日 15:47

  宇宙航空研究開発機構は24日、鹿児島県・種子島宇宙センターで午後3時23分に予定していたH2Aロケット29号機の打ち上げ時間を、同3時50分に変更した。警戒区域内に船舶が進入したためで、安全を確認した上で打ち上げを決めた。


2015年11月24日 H2A打ち上げ、午後3時50分に再設定 船舶侵入で 朝日新聞 2015年11月24日15時40分

 鹿児島県の種子島宇宙センターで24日午後3時23分に予定していたH2Aロケット29号機の打ち上げは、打ち上げ警戒区域内に船舶が進入したため、打ち上げ16分前にカウントダウンを中断した。安全を確認した上で新たな打ち上げ時間を午後3時50分に再設定した。製造元の三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が同日、発表した。


2015年11月24日 海外の商業衛星初搭載の「H2Aロケット」29号機打ち上げへ フジテレビ系(FNN) 11月24日(火)12時20分

日本のロケットとして初めて、海外の商業衛星を載せた「H2Aロケット」29号機が、24日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。
23日夜は、雷も発生した種子島だが、24日は、澄み切った青空が広がっている。
今回搭載されているのは、カナダの企業から受注した通信放送衛星で、日本のロケットによる商業衛星の打ち上げは、初めて。
衛星打ち上げの国際市場は、ヨーロッパやロシアを中心に競争が激化していて、24日の打ち上げは、日本の市場参入の今後を占うものとして注目される。
また飛行時間が、通常の30分から、4時間半になるため、今回、機体が高度化され、燃料が効率よく使われるよう、2段部分が白く塗装されている。
H2Aロケット 29号機は、午後3時23分に打ち上げ予定となっている。


2015年11月24日 宇宙ビジネスに期待 商業衛星を初搭載 H2A発射へ テレビ朝日系(ANN) 11月24日(火)11時51分

 日本のH2Aロケットが初めて商業衛星を載せて24日午後、打ち上げられます。これまでは早い段階でロケットから切り離され、衛星自体が燃料を使いながら軌道に向かっていたため、衛星の寿命が短くなるのが弱点でした。今回は地球から約3万4000km地点までロケットで運べるように改良したため、衛星の寿命を延ばすことができます。商業衛星打ち上げという宇宙ビジネス参入への大きな期待が掛かっています。


2015年11月24日 H2Aロケット きょう午後、打ち上げへ 日本テレビ系(NNN) 11月24日(火)11時45分

初めて、民間の商業衛星をのせた全長53メートルのH2Aロケット29号機が、24日午後3時23分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。この商業衛星は海外から受注したもので、今回の打ち上げは、日本の衛星打ち上げビジネスが成功するかどうかの試金石として注目されている。
 23日夜、発達した雨雲の影響で雷が発生した種子島。組み立て棟から機体を移す作業は、当初の予定より1時間半遅れで行われた。
 打ち上げるのはカナダの大手運用会社の通信放送衛星「テルスター12バンテージ」。海外の民間企業から受注し、商業衛星を打ち上げるのは初めて。今回、ロケットはエンジンなど様々な改良が加えられた。高度3万6000キロの軌道の近くまで衛星を運ぶことができるため、これまでより約4時間半長く飛行できる。


2015年11月24日 H-IIAロケット29号機、24日15時23分打ち上げ…商業衛星を搭載 レスポンス 11月24日(火)11時15分

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、11月24日15時23分(日本時間)、種子島宇宙センターからH-IIAロケット29号機を打ち上げると発表した。
 H-IIAロケット29号機は、カナダ・テルサットの通信放送衛星「Telstar 12 VANTAGE」を搭載する。日本のロケットで商業衛星を宇宙に輸送するのは初めてとなる。
 H-IIAロケット29号機は、JAXAによる基幹ロケット高度化開発の成果を、第2段機体に適用しており、長時間飛行や第2段エンジン再々着火によって静止衛星の打ち上げ性能の向上を図っている。
 打ち上げ時間帯は15時23分~17時07分まで。打ち上げ予備期間は11月25日から12月31日。


2015年11月24日 発射台に移動するH2A 時事通信 11月24日(火)9時29分

整備棟から発射台に移されるH2Aロケット 29号機=23日夜、鹿児島県・種子島宇宙センター


2015年11月24日 H2A、発射台へ移動 = 社会 - 写真 時事通信 2015年11月24日 09:25

三菱重工業と宇宙航空研究開発機構は23日、鹿児島県・種子島宇宙センターで、カナダの通信放送衛星「テルスター12V」を搭載したH2Aロケット29号機(写真)の打ち上げに向けた最終準備に入った。


2015年11月24日 H2Aロケット、初の商業衛星 午後打ち上げへ TBS系(JNN) 11月24日(火)4時50分

 日本のロケットとしては初めて商業衛星を搭載した「H2Aロケット」が24日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられます。
 ロケットに搭載されているのは、カナダの企業から受注した通信放送衛星で、日本のロケットが商業衛星を打ち上げるのは初めてです。H2Aの打ち上げ価格は海外と比べて3割ほど高いと言われ、打ち上げビジネスでは遅れをとってきました。
 しかし、これまで28機中、27機成功という高い信頼性を武器に、今回、初めてとなる商業衛星打ち上げを受注。日本にとっては本格的な打ち上げビジネス参入に向けた試金石となります。


2015年11月24日 H2Aロケット、24日打ち上げへ最終準備 種子島宇宙センター 南日本新聞 2015年11月24日 00:10

 海外の民間企業から初めて受注した商業衛星を載せたH2Aロケット29号機は23日夜、種子島宇宙センター(南種子町)の組み立て棟から射点に移された。雷警報の発表により移動作業を一時見合わせたが、三菱重工業は24日午後3時23分の打ち上げに向け、燃料を充てんするなどの最終準備作業に入った。
 射点への移動は当初午後9時の予定だったが、射場周辺で雷が発生し作業は一時中断。雷雲の通過を待って午後10時半に再開した。
 三菱重工によると打ち上げ時刻の射場周辺の天気は曇りの予想。強風や雷による影響はないとみられる。


2015年11月23日 H2A、発射台へ移動=初の商業衛星、24日打ち上げ 時事通信 2015年11月23日(月) 23時18分

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構は23日、鹿児島県・種子島宇宙センターで、カナダの通信放送衛星「テルスター12V」を搭載したH2Aロケット29号機の打ち上げに向けた最終準備に入った。打ち上げは24日午後3時23分の予定。
 H2Aの機体は23日午後10時半すぎ、整備棟から約500メートル離れた発射台に約20分かけて移動した。雷雲接近の影響で、移動は予定より遅れた。
 同衛星は三菱重工が初めて民間会社から受注した商業衛星。打ち上げ後、2段目のエンジンを3回噴射し、目標の静止軌道に入りやすい場所で衛星を分離することで、衛星の搭載燃料を節約する改良が施されている。


2015年11月23日 H2A29号機打ち上げのタイムライン 朝日新聞 2015年11月23日 21時36分

24日午後に打ち上げられる予定のH2Aロケット29号機。世界の衛星打ち上げ市場に名乗りを上げるため大幅な改良を施され、国産ロケットとして初めて商業衛星を受注した。関連するニュースや話題をタイムラインでまとめ読みできます。


2015年11月23日 「下町ロケット」ブームで注目!? 初の商業衛星 24日打ち上げ 改良型H2Aで競争力強化 産経新聞 11月23日 16:52

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、カナダの通信放送衛星を搭載したH2Aロケット29号機を24日午後3時23分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げると発表した。国産ロケットが商業衛星を打ち上げるのは初めてで、長時間飛行できる改良型のH2Aを使う。後れを取っている商業打ち上げ市場での巻き返しに向け正念場となる。


2015年11月23日 <H2Aロケット>商業衛星を単独搭載…24日、打ち上げ 毎日新聞 11月23日(月)  8時0分

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、カナダ企業の通信放送衛星を載せたH2Aロケット29号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから24日午後3時23分に打ち上げると発表した。商業衛星だけを載せた純粋な商業打ち上げは初めて。衛星が目指す軌道のより近くへ運ぶ技術改良を加え、受注を後押しした。本格的な打ち上げビジネス参入につながるか、成否が注目される。
 ◇ロケット改良、長時間飛行
 これまでのH2Aは、政府やJAXAの「官需」衛星を打ち上げてきた。2012年5月に打ち上げた韓国の地球観測衛星は、JAXA衛星との「相乗り」だった。今回は世界第4位の衛星運用企業テレサットの大型通信放送衛星(約4.9トン)単独の打ち上げ。打ち上げ責任者の二村幸基(にむら・こうき)三菱重工技師長は「成功すれば市場での認知度が高まる」と期待する。


2015年11月23日 初の商業衛星、あす打ち上げ 改良型H2Aで競争力強化 産経新聞 11月23日(月)  7時55分

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、カナダの通信放送衛星を搭載したH2Aロケット29号機を24日午後3時23分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げると発表した。国産ロケットが商業衛星を打ち上げるのは初めてで、長時間飛行できる改良型のH2Aを使う。後れを取っている商業打ち上げ市場での巻き返しに向け正念場となる。
 これまでのH2Aは打ち上げの約30分後に静止衛星を分離し、衛星が自力で高度3万6千キロの静止軌道に到達していた。これに対し改良型は2段エンジンの噴射を3回に増やして約4時間半飛行。衛星は静止軌道の近くまで運ばれ、燃料消費を抑えて軌道に入ることができ、運用期間が数年延びる利点がある。


2015年11月22日 JAXA H-IIAロケット29号機(高度化仕様)による通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEの打上げ時刻及び打上げ時間帯について 三菱重工業株式会社 宇宙航空研究開発機構 平成27年11月22日

 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、カナダTelesat社の通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEを搭載したH-IIAロケット29号機の打上げについて、下記の通り決定いたしましたので、お知らせいたします。

打上げ日 : 平成27年11月24日(火)
打上げ時刻 : 15時23分(日本標準時)
打上げ時間帯 : 15時23分~17時07分(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成27年11月25日(水)~平成27年12月31日(木)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場


2015年11月21日 衛星ビジネス、希望を載せて H2A、24日打ち上げ 民間から初の受注 朝日新聞 2015年11月21日 05時00分

 国産主力ロケット「H2A」の改良型が、24日に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられる。幅広い衛星に対応できるようにし、初の民間受注にこぎつけた。政府は宇宙ビジネスの強化に向けた民需の掘り起こしを目指しており、その試金石になる。
 搭載するのはカナダの企業の通信放送衛星で、赤道上空約3万6千キロの静止軌道に投入する。受注のポイントになったのが、種子島の不利な立地の克服だ。
 静止軌道は、地上からみた衛星の位置が変わらず、商業利用も多い。赤道付近から打ち上げると効率がよく、欧州のアリアン5ロケットは、ほぼ赤道直下から打ち上げる。これに対し種子島は、衛星が回る向きを大きく変える操作が要る。


2015年11月16日 改良型H2A、24日に打ち上げ 衛星の燃料消費を抑え、市場競争力高めて巻き返し イザ! 2015.11.16 10:32

 長時間飛行できる改良型のH2Aロケットが24日、初めて打ち上げられる。H2Aは海外の主力機と比べ静止衛星の燃料消費が多いのが弱点で、商業打ち上げ市場で苦戦を続けてきた。2段エンジンの工夫などで性能を高め、競争力の向上を目指す。(草下健夫)
 ◆種子島の宿命
 改良型H2Aはカナダの衛星運用企業の静止衛星を搭載し、三菱重工業が種子島宇宙センター(鹿児島県)で打ち上げる。顧客からの注文で衛星を軌道に運び、対価を得る商業打ち上げビジネスの一環で、同社が初めて受注した民間の大型衛星を積み込む。
 従来のH2Aは打ち上げの約30分後、高度300キロ付近で2段に搭載した静止衛星を分離。その後、衛星は燃料を使って赤道上空約3万6千キロの静止軌道に自力でたどりついていた。
 これに対し改良型H2Aは約4時間半にわたって飛行を続け、静止軌道のすぐ近くまで衛星を運ぶ。衛星は積み込んだ燃料の多くを運用に使えるため、数年長持ちするようになる。


2015年10月29日 基幹ロケット高度化・H-IIAロケット29号機 ライブ中継 放送予定(2015年10月29日現在)

H-IIAロケット29号機は、11月24日(火)に打ち上げられる予定です。H-IIAロケット29号機は基幹ロケット高度化開発の成果を第2段機体に適用しており、第2段ロケットが数時間の慣性飛行を経て静止軌道近くへ人工衛星を運びます。そのため放送も打ち上げと衛星分離にわけ、二部構成でお届けします!


2015年9月27日 【アーカイブ】海外の商業衛星、初受注 H2Aロケット 朝日新聞 2013年9月27日

 三菱重工業は26日、カナダの衛星運用会社テレサットから、国産のH2Aロケットを使った通信放送衛星の打ち上げを受注したと発表した。2015年後半に種子島(鹿児島県)から打ち上げる予定だ。海外の商業衛星打ち上げの受注は初めてで、日本が取り組む「宇宙ビジネス」に薄日が差してきた。
 テレサットは世界4位の衛星運用会社で、打ち上げ予定の衛星は3トンを超える大型衛星になる見通しだ。H2Aロケットは改良によって、4.7トンまで運べるようになっている。受注額は公表していないが、100億円前後とみられる。


2015年9月18日 JAXA H-IIAロケット29号機(高度化仕様)による通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEの打上げについて 三菱重工業株式会社 宇宙航空研究開発機構 平成27年9月18日

 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、カナダTelesat社の通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEを搭載したH-IIAロケット29号機の打上げについて、下記のとおり実施することをお知らせいたします。
 H-IIAロケット29号機は、JAXAによる基幹ロケット高度化開発の成果を第2段機体に適用(高度化仕様)しており、長時間飛行や第2段エンジン再々着火によって静止衛星の打ち上げ性能を向上しています。


ページTOP
ページTOP
ページTOP