ホーム > ロケット > JAXA H2Aロケット 46号機 情報収集衛星レーダ7号機 打ち上げ
目次 | 元のページ 前のページ | 次のページ サイトマップ | ページEND

JAXA H2Aロケット 46号機 情報収集衛星レーダ7号機 打ち上げ


JAXA H2Aロケット 46号機 情報収集衛星レーダ7号機 打ち上げ



情報収集衛星レーダ7号機を搭載したH-IIAロケット46号機(H-IIA・F46)が、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場より、2023年1月26日(木)10時50分21秒(日本標準時)、MHI (三菱重工業株式会社)、および、JAXA (国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)によって打ち上げられ、衛星は正常に分離、打ち上げは成功しました


情報収集衛星・光学6号機を搭載し、打ち上げられるH2Aロケット38号機=鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで2018年2月27日午後1時34分

情報収集衛星 光学6号機を搭載 打ち上げられる H2Aロケット38号機 鹿児島県南種子町 種子島宇宙センター 2018年2月27日午後1時34分
<H2Aロケット>打ち上げ 情報収集衛星を搭載 毎日新聞 2018年2月27日 13:36 」 より

打上げロケット H2Aロケット46号機 (H-IIA F46))
打上げ日 2023年1月26日(木)
打上げ時刻 10時50分21秒
打上げ予定時間帯 10時49分20秒~10時50分21秒(
(日本標準時)
打上げ予備期間 2023年1月27日(金)~
2023年2月28日(火)
打上げペイロード 情報収集衛星レーダ7号機
打上げ場所 種子島宇宙センター
大型ロケット発射場
打上げ実施 三菱重工業株式会社
宇宙航空研究開発機構


注記の無い日時は、全て日本標準時です
打上げ予備期間の打上げ予定時間帯は、打上げ日毎に設定されます


実況終了しました (本ページにて打ち上げ実況を行います) (参考)
(最新情報を表示する際は 「F5」キー(ファンクションキー)を押す等で、画面を更新して下さい)

10:45 打ち上げカウントダウン中
10:50 打ち上げ
10:55 第1段分離第2段エンジン燃焼中
10:58 安定して飛行中
11:05 第2段エンジン燃焼終了慣性飛行中
11:07 情報収集衛星レーダ7号機分離、H2Aロケット 46号機打ち上げ成功

引き続き H2Aロケット 46号機 情報収集衛星レーダ7号機に関する最新情報は、本ページにてお知らせします


JAXA H2Aロケット 46号機 情報収集衛星レーダ7号機 打ち上げ日時 について


MHI(三菱重工業)は、2023年1月24日、H2Aロケット 46号機の打ち上げ日時について、下記発表を行いました

H-IIAロケット46号機による情報収集衛星レーダ7号機の打上げ時刻および打上げ時間帯について 三菱重工 2023-01-24


 三菱重工業株式会社は、情報収集衛星レーダ7号機を搭載したH-IIAロケット46号機(H-IIA・F46)の打上げ(注)について、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。
 内閣衛星情報センターが行う打上げを、三菱重工業株式会社が執行する。

打上げ日 2023年1月26日(木曜)
打上げ時刻 10時49分20秒(日本標準時)
打上げ時間帯 10時49分20秒~10時50分21秒(日本標準時)
打上げ予備期間 2023年1月27日(金曜)~2023年2月28日(火曜)




JAXA H2Aロケット40号機 主要諸元 (参考)



JAXA H2Aロケット 40号機 形状 (H2A202型)

JAXA H2Aロケット 40号機 形状 (H2A202型)

JAXA 「平成30年度 ロケット打上げ計画書 温室効果ガス観測技術衛星2号機「いぶき2号」(GOSAT-2)/KhalifaSat/小型副衛星/H-IIAロケット40号機(H-IIA・F40)」 より



名称 H-ⅡAロケット 40号機 (H2A202型)
全長 57 m
全備質量 289 t (人工衛星の質量は含まず)
誘導方式 慣性誘導方式
第1段 固体ロケット
ブースタ
(長秒時燃焼
モータ)
第2段 衛星
フェアリング
(4S型)
全長 37 m 15 m 11 m 16 m
外径 4.0 m 2.5 m 4.0 m 4.1 m
質量 114 t 153 t  (2本分) 20 t 1.9 t
推進薬質量 101 t 132 t  (2本分) 17 t
推力 1,100 kN 4,525 kN 137 kN
燃焼時間 390 116 530
推進薬種類 液体水素
液体酸素
ポリブタジエン系
コンポジット
固体推進薬
液体水素
液体酸素
推進薬供給方式 ターボポンプ ターボポンプ
比推力 440 s 283.6 s 448 s
姿勢制御方式 ジンバル
補助エンジン
可動ノズル ジンバル
ガスジェット装置
主 要 搭 載
電 子 装 置
誘導制御系機器
テレメータ送信機
誘導制御系機器
電波航法機器
テレメータ送信機
指令破壊装置

推力、比推力は、真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定





JAXA H2Aロケット 40号機 飛行計画 (参考)



H-ⅡA・F40は、「いぶき2号」及び「KhalifaSat」、小型副衛星5基を搭載し種子島宇宙センター大型ロケット第1射点より打ち上げられ、ロケットは、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角106度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行します

打上げ約1分48秒後に固体ロケットブースタの燃焼を終了し、約2分6秒後(以下、時間は打上げ後の経過時間を示す)に分離、上部衛星フェアリングを約4分20秒後に分離し、約6分38秒後には第1段主エンジンの燃焼を停止し、約6分46秒後に第1段を分離します


引き続いて、約6分55秒後に第2段エンジンの燃焼が開始され、約15分26秒後に燃焼を停止し、約16分16秒後に高度約613km、軌道傾斜角97.84度の太陽同期準回帰軌道上で「いぶき2号」を分離した後、約19分56秒後に下部衛星フェアリングを分離し、約24分21秒後に近地点高度約595km、遠地点高度約613km、軌道傾斜角97.82度の太陽同期準回帰軌道上で「KhalifaSat」を分離します


なお、「KhalifaSat」分離時は地上局から不可視範囲を飛行中のため、地球周回後の地上局可視範囲にて記録データを再生して分離を確認、「KhalifaSat」を分離後、ロケットは慣性飛行を続け、約33分20秒から約51分00秒までに小型副衛星分離機構に対し分離信号を送出します




JAXA H2Aロケット 40号機 打ち上げシーケンス (参考)



JAXA H2Aロケット 40号機 打ち上げシーケンス

JAXA 「平成30年度 ロケット打上げ計画書 温室効果ガス観測技術衛星2号機「いぶき2号」(GOSAT-2)/KhalifaSat/小型副衛星/H-IIAロケット40号機(H-IIA・F40)」 より





JAXA H2Aロケット 40号機 飛行経路 (参考)



JAXA H2Aロケット 40号機 飛行経路

JAXA 「平成30年度 ロケット打上げ計画書 温室効果ガス観測技術衛星2号機「いぶき2号」(GOSAT-2)/KhalifaSat/小型副衛星/H-IIAロケット40号機(H-IIA・F40)」 より


「いぶき2号」などを載せたH-IIA 40号機は打ち上げ後、南の方向に飛行、高度 約 600kmの、地球ほぼ南北に回る太陽同期準回帰軌道に各衛星を投入します

この軌道は衛星に当たる太陽光の角度、また衛星が観測する際に地表に当たる太陽光の角度もつねにほぼ一定で、なおかつ数日ごとに同じ地域の上空に戻ってくることができるという特徴をもち、地球の定常的な観測に適しています

今回はすべての衛星をほぼ同じ軌道に投入するため、H-IIA 37号機で行われたような、各衛星をそれぞれ異なる軌道に投入することは行いません




JAXA H2Aロケット40号機 落下物 落下予想区域 時間 (参考)



JAXA H2Aロケット40号機 落下物 落下予想区域 時間

JAXA H2Aロケット40号機 落下物の落下予想区域

JAXA 「平成30年度 ロケット打上げ計画書 温室効果ガス観測技術衛星2号機「いぶき2号」(GOSAT-2)/KhalifaSat/小型副衛星/H-IIAロケット40号機(H-IIA・F40)」 より

海面落下時間帯
(打上げ後)
固体ロケットブースタ
約5~9分後
衛星フェアリング
約11~25分後
第1段
約16~32分後




JAXA H2Aロケット 打ち上げ基準



JAXAでは、全長 53メートル、重さ 286トンの H2Aロケットを安全、確実に打ち上げる為、打ち上げ基準が設定されています

従来の基準では、氷結層雲について、その厚さ 1.8km以内のみで判断していましたが、今回の打ち上げから、氷結層雲に関する基準が改められ、今後は、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能となります

これまで、H2Aロケットの打ち上げでは、氷結層雲による打ち上げ延期が 8機で発生していましたが、新基準で評価すると、その半分は打ち上げが可能なケースだったとのことで、今後は、打ち上げ延期の減少が期待され、コストダウンにも繋がります

2016年(平成28年)2月12日(金)に予定していた、H2Aロケット 30号機 の打ち上げでは、「射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲(別紙参照)の発生が予想されること、および打上げ作業に支障のある強風が予想されることから、2016年(平成28年)2月17日(水)に、打上げ」が延期されました


打ち上げ基準
氷結層雲の厚さ 1.8km以内 ただし、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能 (H2Aロケット 30号機 打ち上げ時から適用)
風速 (最大瞬間風速) 20.9m/s



JAXA 打上げ天候制約 (氷結層を含む雲) について

JAXA H-IIAロケット27号機による情報収集衛星 レーダ予備機の打上げ中止について 三菱重工業株式会社 宇宙航空研究開発機構 2015年1月29日 02:00」 より


氷結層とは、雲の中で温度が0度から-20度になっている部分のことで、雲の中に氷の粒の層があるような状態になっています

氷結層雲等、H2Aロケット打ち上げの制約についての詳細は、「JAXA H2Aロケット とは 特徴 性能 制約 高度化計画」をご参照下さい





H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率



H2Aロケット 46号機 情報収集衛星レーダ7号機 打ち上げにより、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、46機打ち上げ中、45機の成功で、成功率は 97.8 %、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、55機打ち上げ中、54機の成功となり、成功率は 98.2 % となりました

国際的な信頼性の基準は 95 % とされています



※ LE-7A
LE-7Aは、H-IIロケット第一段に使われていたLE-7エンジンの改良型で、宇宙開発事業団(現JAXA)が、三菱重工業、石川島播磨重工業と共に開発した液体燃料ロケットエンジンで、H-IIAロケットの第一段に1基、H-IIBロケットの第一段には2基使用されています

H2A と H2Bは、三菱重工業が製造、H2A 13号機からは打ち上げ業務も、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業(MHI )に移管されています



H2A H2B ロケット および 世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率



日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より 1桁少ないのが実情です


国 地域 ロケット名 打上回数 成功回数 成功率
日本 H2A 46 45 97.8 %
H2B 6 6 100 %
H2A + H2B 55 54 98.2 %
アメリカ アトラス 387 340 87.9 %
ファルコン 19 15 78.9 %
ヨーロッバ アリアン 221 210 95.0 %
ロシア プロトン 401 354 88.3 %
中国 長征 201 191 95.0 %

諸外国のデーターは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」





ロケット打ち上げ ライブ中継 JAXA 種子島ライブカメラ ロケット打ち上げ 見学場所




JAXA H2Aロケット 46号機 情報収集衛星レーダ7号機 打ち上げ ライブ中継

放送内容 放送日/放送時間 視聴ページ 備考
JAXA H2Aロケット 46号機 情報収集衛星レーダ7号機 打ち上げ ライブ中継 2023年1月26日(木)
ニコニコ生放送 ※ おすすめ
YouTube タイムラグ有

JAXA|種子島ライブカメラ


JAXA 種子島宇宙センター 内之浦宇宙空間観測所 ロケット打ち上げ 見学場所



※. 「 ニコニコ生放送 」 で、コメント(メッセージ)表示が不要な方は、表示画面右下の、「コメントを表示しない」アイコンをクリックすると表示されなくなります

目次 | 元のページ 前のページ | 次のページ サイトマップ | ページTOP
ホーム > ロケット > JAXA H2Aロケット 46号機 情報収集衛星レーダ7号機 打ち上げ
   

© 2014 abhp.net All Rights Reserved.

関連情報サイト


平成29年度 ロケット打上げ計画書
ファン!ファン!JAXA!
JAXA 宇宙航空研究開発機構 (プレスリリース)
JAXA デジタルアーカイブス
三菱重工|MHI打上げ輸送サービス H-IIA/H-IIBロケット
三菱重工|MHI打上げ輸送サービス
経済産業省 (Ministry of Economy, Trade and Industry)
種子島観光協会 トップ (ロケット打ち上げ期間 宿泊空室情報)

コンテンツ一覧

ページTOP
ページTOP

関連記事

ページTOP


関連記事を下記に紹介します



2023年1月26日

H-IIAロケット46号機による情報収集衛星レーダ7号機の打上げ結果について 三菱重工 2023-01-26


 三菱重工業株式会社は、種子島宇宙センターから2023年1月26日10時50分21秒(日本標準時)に、情報収集衛星レーダ7号機を搭載したH-IIAロケット46号機(H-IIA・F46)の打上げ(注)を執行しました。
 内閣衛星情報センターが行う打上げを、三菱重工業株式会社が執行する。
ロケットは計画どおり飛行し、情報収集衛星レーダ7号機を正常に分離した事を確認しました。
 今回のH-IIAロケット46号機打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。


2023年1月24日

H-IIAロケット46号機による情報収集衛星レーダ7号機の打上げ時刻および打上げ時間帯について 三菱重工 2023-01-24


 三菱重工業株式会社は、情報収集衛星レーダ7号機を搭載したH-IIAロケット46号機(H-IIA・F46)の打上げ(注)について、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。
 内閣衛星情報センターが行う打上げを、三菱重工業株式会社が執行する。

打上げ日 2023年1月26日(木曜)
打上げ時刻 10時49分20秒(日本標準時)
打上げ時間帯 10時49分20秒~10時50分21秒(日本標準時)
打上げ予備期間 2023年1月27日(金曜)~2023年2月28日(火曜)


2023年1月23日

H-IIAロケット46号機による 情報収集衛星レーダ7号機の打上げ延期について 三菱重工 2023-01-23


 三菱重工業株式会社は、種子島宇宙センターから情報収集衛星レーダ7号機を搭載したH-IIAロケット46号機(H-IIA・F46)の打上げ(注)を2023年1月25日に予定しておりましたが、今後の天候悪化が予想されるため、下記のとおり打上げを延期いたします。
 内閣衛星情報センターが行う打上げを、三菱重工業株式会社が執行する。

打上げ日 2023年1月26日(木曜)
打上げ時間帯 10時49分20秒~10時50分21秒(日本標準時)
打上げ予備期間 2023年1月27日(金曜)~2023年2月28日(火曜)


2022年12月5日

H-IIAロケット46号機の打上げについて 三菱重工 2022-12-05


 三菱重工業株式会社は、H-IIAロケット46号機(H-IIA・F46)による情報収集衛星レーダ7号機の打上げ(注)について、下記のとおりお知らせいたします。
内閣衛星情報センターが行う打上げを、三菱重工業株式会社が執行する。
打上げ予定日 2023年1月25日(水)
打上げ予定時間帯 午前10時00分~午前12時00分(日本標準時)
打上げ予備期間 2023年1月26日(木)~2023年2月28日(火)
打上げ場所 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場


ページTOP
ページTOP
ページTOP