JAXA H2Aロケット 45号機 英インマルサット社 通信衛星 打ち上げ |
JAXA H2Aロケット 45号機 英インマルサット社 通信衛星 Inmarsat-6 F1 打ち上げ英インマルサット社 通信衛星 Inmarsat-6 F1を搭載したH-IIAロケット45号機(H-IIA・F45)が、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場より、2021年12月23日(木)0時32分00秒(日本標準時)、MHI (三菱重工業株式会社)、および、JAXA (国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)によって打ち上げられました H2Aロケット 45号機は計画どおり飛行し、打上げ後約26分18秒で通信衛星Inmarsat-6 F1を正常に分離した事を確認、打ち上げは成功しました |
情報収集衛星 光学6号機を搭載 打ち上げられる H2Aロケット38号機 鹿児島県南種子町 種子島宇宙センター 2018年2月27日午後1時34分 |
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JAXA H2Aロケット40号機 主要諸元 (参考)
推力、比推力は、真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定 JAXA H2Aロケット 40号機 飛行計画 (参考)H-ⅡA・F40は、「いぶき2号」及び「KhalifaSat」、小型副衛星5基を搭載し種子島宇宙センター大型ロケット第1射点より打ち上げられ、ロケットは、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角106度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行します 打上げ約1分48秒後に固体ロケットブースタの燃焼を終了し、約2分6秒後(以下、時間は打上げ後の経過時間を示す)に分離、上部衛星フェアリングを約4分20秒後に分離し、約6分38秒後には第1段主エンジンの燃焼を停止し、約6分46秒後に第1段を分離します 引き続いて、約6分55秒後に第2段エンジンの燃焼が開始され、約15分26秒後に燃焼を停止し、約16分16秒後に高度約613km、軌道傾斜角97.84度の太陽同期準回帰軌道上で「いぶき2号」を分離した後、約19分56秒後に下部衛星フェアリングを分離し、約24分21秒後に近地点高度約595km、遠地点高度約613km、軌道傾斜角97.82度の太陽同期準回帰軌道上で「KhalifaSat」を分離します なお、「KhalifaSat」分離時は地上局から不可視範囲を飛行中のため、地球周回後の地上局可視範囲にて記録データを再生して分離を確認、「KhalifaSat」を分離後、ロケットは慣性飛行を続け、約33分20秒から約51分00秒までに小型副衛星分離機構に対し分離信号を送出します JAXA H2Aロケット 40号機 打ち上げシーケンス (参考)JAXA 「平成30年度 ロケット打上げ計画書 温室効果ガス観測技術衛星2号機「いぶき2号」(GOSAT-2)/KhalifaSat/小型副衛星/H-IIAロケット40号機(H-IIA・F40)」 より JAXA H2Aロケット 40号機 飛行経路 (参考)JAXA 「平成30年度 ロケット打上げ計画書 温室効果ガス観測技術衛星2号機「いぶき2号」(GOSAT-2)/KhalifaSat/小型副衛星/H-IIAロケット40号機(H-IIA・F40)」 より 「いぶき2号」などを載せたH-IIA 40号機は打ち上げ後、南の方向に飛行、高度 約 600kmの、地球ほぼ南北に回る太陽同期準回帰軌道に各衛星を投入します この軌道は衛星に当たる太陽光の角度、また衛星が観測する際に地表に当たる太陽光の角度もつねにほぼ一定で、なおかつ数日ごとに同じ地域の上空に戻ってくることができるという特徴をもち、地球の定常的な観測に適しています 今回はすべての衛星をほぼ同じ軌道に投入するため、H-IIA 37号機で行われたような、各衛星をそれぞれ異なる軌道に投入することは行いません JAXA H2Aロケット40号機 落下物 落下予想区域 時間 (参考)
英インマルサット社 次世代通信衛星網 「Inmarsat-6」 シリーズ 初号機衛星 打上げ移動体衛星通信サービス大手の英国インマルサット社(Inmarsat plc)ならびにH-IIAロケットによる打上げ輸送サービスを提供する三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)は、三菱重工のH-IIAロケット45号機(以下、H-IIA F45)によるインマルサット社の第6世代通信衛星「Inmarsat-6」シリーズ初号機衛星(以下、I-6 F1)を打上げます インマルサット社が提供する第6世代通信衛星(I-6)は、Lバンド通信とKaバンド通信を同時に実現する世界で初めての通信衛星シリーズです I-6によるこれらの通信機能は、世界中で利用されている衛星通信サービスの利便性を飛躍的に向上させるととともに、インマルサット社独自のグローバルかつ多次元でダイナミックなネットワーク通信網構想「ORCHESTRA (オーケストラ)」実現に向け、重要なピースになると期待されています 三菱重工の今回のI-6 F1打上げでは、直径4メートルのコア機体と、その周囲の4本の固体ロケットブースタ(SRB-A)、そして直径4メートルの衛星フェアリングで構成される「H2A204/4S」タイプが使用されます I-6 F1打上げに関する今回の発表にあたり、インマルサット社CEOのRajeev Suri(ラジーヴ・スリ)は次のように述べています 「私たちのI-6シリーズの初号機衛星であるI-6 F1は、これまで打上げられた当社の衛星の中で最も大型かつ先進的な商用通信衛星であり、信頼を寄せるパートナーである三菱重工による日本での打上げを楽しみにしています」 「I-6シリーズは、当社による世界初のLバンドとKaバンドのハイブリッド衛星です Lバンドによる『ELERA』と、Kaバンドによる『Global Xpress』での高速ブロードバンド通信を提供する大容量通信能力を持つ技術革新を組み込んでいます 劇的に増加した通信容量と耐障害性により、『ELERA』でのモノのインターネット(IoT)への対応を含む世界中の移動体通信事業のお客様へメリットを提供すべく、当社による投資とコミットメントを体現しています またI-6 F1は、既存の静止軌道衛星、低地球軌道衛星および地上5Gを一つの調和したソリューションとして提供する世界初のネットワーク構想である当社の『ORCHESTRA』構想を実現するための静止衛星として重要な役割を担います」 そして、三菱重工宇宙事業部長の西ヶ谷 知栄は、打上げに際し次のように抱負を述べています 「移動体通信業界のリーディングカンパニーであるインマルサット社に、当社の打上げ輸送サービスを選定いただいたことを改めて誇りに思います インマルサット社の第6世代の通信衛星網によるLバンドサービスの『ELERA』およびKaバンドサービスの『Global Xpress』は、グローバル移動体通信市場を活性化していく起爆剤になると信じており、大変期待を寄せております その初号機衛星の打上げという重要なミッションを担当させていただくことを大変光栄に思います インマルサット社のさらなる事業発展のため、本ミッションでも前号機(H-IIAロケット44号機)の打上げ成功に裏付けられた高い信頼性を継承し、当社関係者一丸となって打上げ成功に向けた最終準備作業を着実に進めていきます」 インマルサット社についてインマルサット社は、グローバルな衛星移動体通信のリーディングカンパニーです 世界で最も多様かつグローバルな移動体通信衛星ネットワークを所有・運用し、Lバンドから Ka バンド、Sバンドまで広範囲な帯域を活用することで、幅広く多岐に渡る世界最高のソリューションを提供しています インマルサットが長年に渡り築いてきたグローバルなプロバイダーネットワークが、世界有数の販売パートナー企業で構成されているだけでなく、インマルサットがサービスを直接提供することにより、エンドツーエンドの顧客サービスも実現しています 当社には、他社にはない、世界で最も信頼性の高いグローバルな移動体衛星通信ネットワークの運用実績があり、ビジネスとミッションクリティカルな安全性およびアプリケーションの実用化を、40年以上の長きにわたり継続してきました またインマルサットは、技術および製造における力強いパートナー企業ネットワークや十分な投資を通じ、移動体衛星通信における技術革新を強力に率いてきました 当社は事業戦略を実現するための各種財源を活用し、多岐に渡る事業部門を運用して、海事、政府、航空、企業など各種分野向けの衛星市場においてリーダーとしての地位を維持、ニーズにすばやく対応し、最高のサービスを提供するパートナーとして世界中のお客様から信頼を集めています
JAXA H2Aロケット 打ち上げ基準JAXAでは、全長 53メートル、重さ 286トンの H2Aロケットを安全、確実に打ち上げる為、打ち上げ基準が設定されています 従来の基準では、氷結層雲について、その厚さ 1.8km以内のみで判断していましたが、今回の打ち上げから、氷結層雲に関する基準が改められ、今後は、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能となります これまで、H2Aロケットの打ち上げでは、氷結層雲による打ち上げ延期が 8機で発生していましたが、新基準で評価すると、その半分は打ち上げが可能なケースだったとのことで、今後は、打ち上げ延期の減少が期待され、コストダウンにも繋がります 2016年(平成28年)2月12日(金)に予定していた、H2Aロケット 30号機 の打ち上げでは、「射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲(別紙参照)の発生が予想されること、および打上げ作業に支障のある強風が予想されることから、2016年(平成28年)2月17日(水)に、打上げ」が延期されました
氷結層とは、雲の中で温度が0度から-20度になっている部分のことで、雲の中に氷の粒の層があるような状態になっています H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率H2Aロケット 45号機 英インマルサット社 通信衛星 打ち上げにより、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、45機打ち上げ中、44機の成功で、成功率は 97.8 %、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、54機打ち上げ中、53機の成功となり、成功率は 98.1 % となりました 国際的な信頼性の基準は 95 % とされています
H2A H2B ロケット および 世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より 1桁少ないのが実情です
諸外国のデーターは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」 ロケット打ち上げ ライブ中継 JAXA 種子島ライブカメラ ロケット打ち上げ 見学場所
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