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JAXA H2Aロケット 39号機 情報収集衛星 レーダ6号機 打ち上げ


JAXA H2Aロケット 39号機 情報収集衛星 レーダ6号機 打ち上げ



情報収集衛星 レーダ6号機を搭載した H-IIAロケット 39号機(H-IIA F39)が、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場より、2018年(平成30年)6月12日(火) 13時20分00秒 (日本標準時)定刻、MHI (三菱重工業株式会社)、および、JAXA (国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)によって打ち上げられました

約 20分後、情報収集衛星 レーダ6号機の正常分離を確認、H2Aロケット 39号機の打ち上げは成功しました


情報収集衛星・光学6号機を搭載し、打ち上げられるH2Aロケット38号機=鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで2018年2月27日午後1時34分

情報収集衛星 光学6号機を搭載 打ち上げられる H2Aロケット38号機 鹿児島県南種子町 種子島宇宙センター 2018年2月27日午後1時34分
<H2Aロケット>打ち上げ 情報収集衛星を搭載 毎日新聞 2018年2月27日 13:36 」 より

打上げロケット H2Aロケット39号機 (H-IIA F39))
H2A202型
4.0m径フェアリング(4S型)
打上げ日 2018年(平成30年)6月12日(火)
打上げ時刻 13時20分00秒
打上げ時間帯 13時20分00秒~13時33分57秒
打上げペイロード 情報収集衛星 レーダ6号機
打上げ時の天候 晴れ
打上げ予備期間 2018年(平成30年)6月13日(水)~
2018年(平成30年)7月11日(水)
打上げ場所 種子島宇宙センター
大型ロケット発射場
打上げ実施 三菱重工業株式会社
宇宙航空研究開発機構


注記の無い日時は、全て日本標準時です
打上げ予備期間の打上げ予定時間帯は、打上げ日毎に設定されます


実況終了しました (本ページにて打ち上げ実況を行います)
(最新情報を表示する際は 「F5」キー(ファンクションキー)を押す等で、画面を更新して下さい)

政府の情報収集衛星 レーダ6号機を載せたH2Aロケット 39号機は2018年6月11日深夜、大型ロケット組立棟から姿を現し、台車に載せられて 約 480メートル離れた発射台までゆっくりと移動しました

12:55 発射台にて打ち上げ準備中
12:55 気象状況(風向・風速等)確認用バルーン放出
13:10 気象状況問題なし、周辺警戒区域問題なし 打ち上げ10分前 全て順調判定
13:12 打ち上げ8分前 自動カウントダウン開始
13:17 電源が外部から内部に切替
13:19 トーチ点火
13:20 定刻打ち上げ実施
13:22 SRB-A分離
13:23 H2Aロケット 39号機 安定飛行中
13:27 第一段ロケット分離
13:30 H2Aロケット 39号機 安定飛行中
13:35 H2Aロケット 39号機 安定飛行中 第二段エンジン燃焼停止
13:39 情報収集衛星 レーダ6号機 正常分離を確認 H2Aロケット 39号機 打ち上げ成功

引き続き H2Aロケット 39号機 情報収集衛星 レーダ6号機に関する最新情報は、本ページにてお知らせします


JAXA H2Aロケット 39号機 情報収集衛星 レーダ6号機 打ち上げ日時 について


MHI(三菱重工業)とJAXA(宇宙航空研究開発機構)は、2018年6月10日、JAXA H2Aロケット 39号機 による情報収集衛星 レーダ6号機 の打ち上げ日時について、下記発表を行いました

JAXA | H-IIAロケット39号機による情報収集衛星レーダ6号機の打上げ時刻及び打上げ時間帯について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成30年6月10日


 三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、情報収集衛星レーダ6号機を搭載したH-IIAロケット39号機(H-IIA・F39)の打上げについて、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

打上げ日 : 平成30年6月12日(火)
打上げ時刻 : 13時20分00秒(日本標準時)
打上げ時間帯 : 13時20分00秒~13時33分57秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成30年6月13日(水)~平成30年7月11日(水)




JAXA H2Aロケット37号機 主要諸元 (参考)



JAXA H2Aロケット 37号機 形状 (H2A202型)

JAXA H2Aロケット 37号機 形状 (H2A202型)

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書 気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)/超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)/H-IIAロケット37号機(H-IIA・F37)PDF」 より



名称 H-ⅡAロケット 37号機 (H2A202型)
全長 53 m
全備質量 286 t (人工衛星の質量は含まず)
誘導方式 慣性誘導方式
第1段 固体ロケット
ブースタ
(長秒時燃焼
モータ)
第2段 衛星
フェアリング
(4S型)
全長 37 m 15 m 11 m 12 m
外径 4.0 m 2.5 m 4.0 m 4.0 m
質量 114 t 151 t  (2本分) 20 t 1.4 t
推進薬質量 101 t 130 t  (2本分) 17 t
推力 1,100 kN 5,003 kN 137 kN
燃焼時間 390 100 530
推進薬種類 液体水素
液体酸素
ポリブタジエン系
コンポジット
固体推進薬
液体水素
液体酸素
推進薬供給方式 ターボポンプ ターボポンプ
比推力 440 s 283.6 s 448 s
姿勢制御方式 ジンバル
補助エンジン
可動ノズル ジンバル
ガスジェット装置
主 要 搭 載
電 子 装 置
誘導制御系機器
テレメータ送信機
誘導制御系機器
電波航法機器
テレメータ送信機
指令破壊装置

推力、比推力は、真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定





JAXA H2Aロケット 37号機 飛行計画 (参考)



H2Aロケット 37号機 (H-ⅡA F37)は、気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)、および、超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)を搭載し種子島宇宙センター大型ロケット第 1射点より打ち上げられます

H2Aロケット 37号機は、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角 110度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行します

打上げ 約 1分31秒後に固体ロケットブースタの燃焼を終了、約 1分48秒後(以下、時間は打上げ後の経過時間を示す)に分離、衛星フェアリングを 約 4分5秒後に分離、約 6分38秒後に H2Aロケット 第 1段主エンジンの燃焼を停止、約 6分46秒後に H2Aロケット 第1段を分離します

引き続き、約 6分55秒後に H2Aロケット 第 2段エンジンの 第 1回目の燃焼が開始され、約 15分6秒後に燃焼を停止、約 16分21秒後に近地点高度 約 788km、遠地点高度 約 806km、軌道傾斜角 98.68度の太陽同期準回帰軌道上で 気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)を分離します

その後、H2Aロケットは慣性飛行を続け、約 57分46秒後に H2Aロケット 第 2段エンジンの 第 2回目の燃焼を開始、約 57分54秒後に燃焼を停止、再び慣性飛行を続け、約 1時間45分45秒後に H2Aロケット 第 2段エンジンの 第 3回目の燃焼を開始、約 1時間46分53秒後に燃焼停止、約 1時間48分4秒後に近地点高度 約 450km、遠地点高度 約 643km、軌道傾斜角 98.3度の楕円軌道上で超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)を分離します




JAXA H2Aロケット 37号機 打ち上げシーケンス (参考)



JAXA H2Aロケット 37号機 打ち上げシーケンス

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書 気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)/超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)/H-IIAロケット37号機(H-IIA・F37)PDF」 より





JAXA H2Aロケット 37号機 飛行経路 (参考)



JAXA H2Aロケット 37号機 飛行経路

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書 気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)/超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)/H-IIAロケット37号機(H-IIA・F37)PDF」 より





JAXA H2Aロケット37号機 落下物 落下予想区域 時間 (参考)



JAXA H2Aロケット37号機 落下物の落下予想区域

JAXA H2Aロケット37号機 落下物の落下予想区域

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書 気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)/超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)/H-IIAロケット37号機(H-IIA・F37)PDF」 より

海面落下時間帯
(打上げ後)
固体ロケットブースタ
約5~9分後
衛星フェアリング
約11~27分後
第1段
約18~34分後




情報収集衛星 「情報収集衛星 レーダ6号機」 とは



情報収集衛星 レーダ6号機は、設計上の寿命を超えて運用中の レーダ4号機の後継衛星で、性能は 2017年打ち上げた レーダ5号機とほぼ同じ、開発費は 242億円、打ち上げ費用は 108億円とされています

情報収集衛星は 1998年(平成10年)の北朝鮮による弾道ミサイル「テポドン1号」発射を機に導入され、夜間や曇りでも撮影できるレーダー衛星 4基と、デジタルカメラのようなセンサーで日中の晴天時に撮影する光学衛星 3基の計 7基が稼働中、地上のどこでも 1日1回以上撮影できる運用が行われています



情報収集衛星とは



情報収集衛星 (Information Gathering Satellite : IGS)の法令上の定義は、「我が国の安全の確保、大規模災害への対応その他の内閣の重要政策に関する画像情報の収集を目的とする人工衛星」である(内閣官房組織令第四条の二第2項第1号)となっていて、1998年の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて導入されました


国の安全保障や災害関連の情報を集めるのが目的で、内閣衛星情報センターによって運用され、収集された画像は、内閣官房の内閣情報調査室によって分析されていますが、安全保障に関わる情報収集衛星の情報や撮影した画像は、2014年施行された特定秘密保護法の特定秘密に指定されいて、公開されません


災害状況の把握など、安全保障目的以外への活用例として、内閣官房のホームページでは、2014年11月、小笠原諸島周辺でサンゴを密漁しているとみられる中国漁船の動向を情報収集衛星を使って調べ、分析した結果が公開され、中国漁船が昼の間、島から離れ、夜になると、日本の領海に入る動きを繰り返していることが分かったのは、情報収集衛星の成果とされています


こうした情報収集衛星の開発費等として、2015年度の予算案では、614億円が計上されています


「光学衛星」


宇宙空間の上空から日中の晴天時に、通常のデジカメと同様、可視光で地上を撮影するのが「光学衛星」です
「情報収集衛星光学5号機」 の識別可能な物体の大きさは、地上の車の種類が判別できるレベルである約30センチとみられ、約1メートルであったの光学1号機と比べ解像度は約3倍、約60センチとされる光学3号機の2倍へと高性能化されています


「レーダー衛星」


電波望遠鏡と同様の原理を用いて、夜間や悪天候でも雲を突き抜けて地上を撮影できるのが「レーダー衛星」です
今回打ち上げた「レーダ衛星予備機」の基本性能は、運用中の3、4号機と同じですが、信頼性を向上させていて、地上にある1メートルの物体を見分ける能力があるとされています




JAXA H2Aロケット 打ち上げ基準



JAXAでは、全長 53メートル、重さ 286トンの H2Aロケットを安全、確実に打ち上げる為、打ち上げ基準が設定されています

従来の基準では、氷結層雲について、その厚さ 1.8km以内のみで判断していましたが、今回の打ち上げから、氷結層雲に関する基準が改められ、今後は、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能となります

これまで、H2Aロケットの打ち上げでは、氷結層雲による打ち上げ延期が 8機で発生していましたが、新基準で評価すると、その半分は打ち上げが可能なケースだったとのことで、今後は、打ち上げ延期の減少が期待され、コストダウンにも繋がります

2016年(平成28年)2月12日(金)に予定していた、H2Aロケット 30号機 の打ち上げでは、「射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲(別紙参照)の発生が予想されること、および打上げ作業に支障のある強風が予想されることから、2016年(平成28年)2月17日(水)に、打上げ」が延期されました


打ち上げ基準
氷結層雲の厚さ 1.8km以内 ただし、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能 (H2Aロケット 30号機 打ち上げ時から適用)
風速 (最大瞬間風速) 20.9m/s



JAXA 打上げ天候制約 (氷結層を含む雲) について

JAXA H-IIAロケット27号機による情報収集衛星 レーダ予備機の打上げ中止について 三菱重工業株式会社 宇宙航空研究開発機構 2015年1月29日 02:00」 より


氷結層とは、雲の中で温度が0度から-20度になっている部分のことで、雲の中に氷の粒の層があるような状態になっています

氷結層雲等、H2Aロケット打ち上げの制約についての詳細は、「JAXA H2Aロケット とは 特徴 性能 制約 高度化計画」をご参照下さい





H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率



H2Aロケット 39号機 情報収集衛星 レーダ6号機 打ち上げ成功により、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、39機打ち上げ中、38機の成功で、成功率は 97.4 %、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、45機打ち上げ中、44機の成功となり、成功率は 97.8 % で、世界最高水準を維持しています

国際的な信頼性の基準は 95 % とされています



※ LE-7A
LE-7Aは、H-IIロケット第一段に使われていたLE-7エンジンの改良型で、宇宙開発事業団(現JAXA)が、三菱重工業、石川島播磨重工業と共に開発した液体燃料ロケットエンジンで、H-IIAロケットの第一段に1基、H-IIBロケットの第一段には2基使用されています

H2A と H2Bは、三菱重工業が製造、H2A 13号機からは打ち上げ業務も、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業(MHI )に移管されています



H2A H2B ロケット および 世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率



日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より 1桁少ないのが実情です


国 地域 ロケット名 打上回数 成功回数 成功率
日本 H2A 39 38 97.4 %
H2B 6 6 100 %
H2A + H2B 45 44 97.8 %
アメリカ アトラス 387 340 87.9 %
ファルコン 19 15 78.9 %
ヨーロッバ アリアン 221 210 95.0 %
ロシア プロトン 401 354 88.3 %
中国 長征 201 191 95.0 %

諸外国のデーターは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」





ロケット打ち上げ ライブ中継 JAXA 種子島ライブカメラ ロケット打ち上げ 見学場所




JAXA H2Aロケット 39号機 情報収集衛星 レーダ6号機 打ち上げ ライブ中継

放送内容 放送日/放送時間 視聴ページ 備考
JAXA H2Aロケット 39号機 情報収集衛星 レーダ6号機 打ち上げ ライブ中継 開演:12:30 ニコニコ生放送 ※ おすすめ
YouTube タイムラグ有

JAXA|種子島ライブカメラ


JAXA 種子島宇宙センター 内之浦宇宙空間観測所 ロケット打ち上げ 見学場所



※. 「 ニコニコ生放送 」 で、コメント(メッセージ)表示が不要な方は、表示画面右下の、「コメントを表示しない」アイコンをクリックすると表示されなくなります




参考情報



情報収集衛星の詳細、及び、 打ち上げ 構築 スケジュールにつきましては、下記をご参照下さい

  JAXA 情報収集衛星 (IGS) 打ち上げ 構築 スケジュール

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関連記事を下記に紹介します



2018年6月12日

JAXA | H-IIAロケット39号機による情報収集衛星レーダ6号機の打上げ結果について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成30年6月12日


 三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成30年6月12日13時20分00秒(日本標準時)に、情報収集衛星レーダ6号機を搭載したH-IIAロケット39号機(H-IIA・F39)を打ち上げました。
 ロケットは計画どおり飛行し、情報収集衛星レーダ6号機を正常に分離したことを確認しました。
 今回のH-IIAロケット39号機の打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。


2018年6月12日

【情報収集衛星】12日午後、種子島で打ち上げ 北朝鮮の核・ミサイル施設など監視 「米朝会談の影響ない」と地元 産経ニュース 2018.6.12 08:27


 事実上の偵察衛星である情報収集衛星のレーダー6号機が12日午後1時20分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。同日に開催される史上初の米朝首脳会談の陰で、日本の安全保障体制を固める重要な打ち上げとなり、地元も応援ムードに包まれている。
 情報収集衛星は、平成10年に北朝鮮が弾道ミサイル「テポドン1号」を発射し、日本上空を飛び越えたことから導入された。現在は北朝鮮の核やミサイル施設に加え、積極的な海洋進出を続ける中国の艦船を見張ることも大きな目的だ。
 電波を使って夜間や曇りでも地上をモノクロで撮影できるレーダー衛星と、デジタルカメラのようなセンサーを使い、日中の晴天時にカラーで撮影できる光学衛星で構成。4基あれば地上のどこでも1日1回撮影でき、現在は設計上の寿命が過ぎたものも含めて光学3基、レーダー4基の計7基が稼働している。最も新しい衛星の解像度はいずれも1メートル以下とされる。
 今回のレーダー6号機は設計寿命が過ぎた4号機の後継機。衛星を搭載したH2Aロケット39号機は11日深夜、大型ロケット組立棟から姿を現し、台車に載せられて約480メートル離れた発射台までゆっくりと移動した。


2018年6月10日

情報収集衛星、12日午後1時20分に打ち上げ 産経ニュース 2018.6.10 15:46


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、政府の情報収集衛星レーダー6号機を搭載したH2Aロケット39号機を12日午後1時20分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げると発表した。
 レーダー6号機は設計上の寿命を超えて運用中の4号機の後継衛星。性能は昨年打ち上げた5号機とほぼ同じで、開発費は242億円、打ち上げ費用は108億円。
 情報収集衛星は平成10年の北朝鮮による弾道ミサイル「テポドン1号」発射を機に導入された。夜間や曇りでも撮影できるレーダー衛星4基と、デジタルカメラのようなセンサーで日中の晴天時に撮影する光学衛星3基の計7基が稼働中で、地上のどこでも1日1回以上撮影できる本格運用が行われている。


2018年6月10日

JAXA | H-IIAロケット39号機による情報収集衛星レーダ6号機の打上げ時刻及び打上げ時間帯について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成30年6月10日


 三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、情報収集衛星レーダ6号機を搭載したH-IIAロケット39号機(H-IIA・F39)の打上げについて、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

打上げ日 : 平成30年6月12日(火)
打上げ時刻 : 13時20分00秒(日本標準時)
打上げ時間帯 : 13時20分00秒~13時33分57秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成30年6月13日(水)~平成30年7月11日(水)


2018年6月9日

情報収集衛星打ち上げ12日に 台風の影響で延期 共同通信 2018年6月9日 16:37


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、政府の情報収集衛星「レーダー6号機」を載せたH2Aロケット39号機の打ち上げを12日に延期すると発表した。鹿児島県の種子島宇宙センターで11日に予定していたが、台風5号の影響で悪天候が予測されるため。12日は午後1時20分の打ち上げを目指す。
 三菱重工などによると、強風や、雷を起こしやすい雲が予想され、ロケットの移動や機体の安全に悪影響を及ぼす可能性があるという。
 情報収集衛星は、宇宙から地上を撮影する役割を持ち、北朝鮮の軍事施設の監視などに使われているとされる。


2018年6月9日

三菱重など、情報衛星打ち上げ12日に 時事通信 2018年6月9日 15:29


 三菱重工業〈7011〉と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、政府の情報収集衛星レーダー6号機を搭載したH2Aロケット39号機の打ち上げを、12日に延期すると発表した。予定時間帯は同日午後1時20分〜同33分57秒。


2018年6月9日

H2Aロケット打ち上げ12日に延期、台風の影響で 朝日新聞 2018年6月9日 15:28


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、政府の情報収集衛星「レーダー6号機」を載せたH2Aロケット39号機について、打ち上げ予定を当初の11日昼から、12日昼に延期すると発表した。台風5号の影響を避けるためで、打ち上げ準備作業は順調という。
 H2Aロケット39号機は鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げる。12日は天候の回復が予想されており、午後1時20分から同33分の時間帯に打ち上げを予定している。
 延期の理由として、台風の影響による強風で組み立て棟から発射台へロケットを移動させる際の作業員の安全確保が難しくなるほか、当初の打ち上げ予定時間には上空に「氷結層」を含む雲の発生が予想され、ロケット通過時に雷を誘発して機器が壊れる恐れがあるためという。


2018年6月9日

H2Aロケット打ち上げ 1日延期し12日に 悪天候予想 NHKニュース 2018年6月9日 15:16


 JAXA=宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は、政府の情報収集衛星を載せたH2Aロケットの打ち上げを、天候の悪化が予想されるとして11日から1日延期し、12日に行うと発表しました。
 政府の新たな情報収集衛星を載せたH2Aロケットの39号機は、11日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でした。
 しかし、10日から11日にかけて天候の悪化が予想されることから、JAXAと三菱重工業は打ち上げを1日延期し、12日の午後1時半ごろ行うと発表しました。
詳しい打ち上げ時間はさらに検討し、10日に公表するとしています。
 今回打ち上げられる情報収集衛星は、高度数百キロの上空から地球上を撮影し、日本の安全保障に関する情報を集める事実上の偵察衛星です。
情報収集衛星は現在、軌道上に7機を投入して運用をしていて、地球上のあらゆる場所を1日1回以上、撮影できるようになっています。
 政府は、情報収集衛星を北朝鮮のミサイル発射施設の動向の把握や、災害時の被害把握のためなどに使っていて今後、衛星の数を増やし「10機体制」にする方針を示しています。


2018年6月9日

情報衛星打ち上げ12日に=悪天候で延期―三菱重など 時事通信 2018年6月9日 15:03


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、政府の情報収集衛星レーダー6号機を搭載したH2Aロケット39号機の打ち上げを、12日に延期すると発表した。予定時間帯は同日午後1時20分〜同33分57秒。
 JAXAによると、11日午後打ち上げ予定だったが、台風5号の影響で鹿児島県・種子島宇宙センターでは10日夜に強風となり、打ち上げ地点へのロケット移動に支障が出ると判断した。11日も、ロケットに悪影響を与える雲が広がる見込みという。 


2018年6月9日

情報収集衛星打ち上げ12日に延期 産経新聞 2018年6月9日 14:34


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、鹿児島県の種子島宇宙センターで11日に予定していたH2Aロケット39号機による政府の情報収集衛星レーダー6号機の打ち上げを12日午後に延期した。天候悪化が予想されるため。


2018年6月9日

情報収集衛星打ち上げ延期 共同通信 2018年6月9日 14:27


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、鹿児島県・種子島で11日に予定していた政府の情報収集衛星を載せたH2Aロケットの打ち上げを12日に延期すると発表した。悪天候が予測されるため。


2018年6月9日

JAXA | H-IIAロケット39号機による情報収集衛星レーダ6号機の打上げ延期について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成30年6月9日


 三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから情報収集衛星レーダ6号機を搭載したH-IIAロケット39号機(H-IIA・F39)の打上げを平成30年6月11日に予定しておりましたが、打上げ前日及び当日の天候悪化が予想されるため、下記のとおり打上げを延期いたします。

打上げ日 : 平成30年6月12日(火)
打上げ時間帯 : 13時20分00秒~13時33分57秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成30年6月13日(水)~平成30年7月11日(水)
 なお、6月12日の打上げの可否については、明日以降の天候状況を踏まえ、再度判断いたします。


2018年4月13日

情報収集衛星レーダ6号機の打上げについて 内閣官房 内閣情報調査室 内閣衛星情報センター 2018/04/13


 情報収集衛星レーダ6号機を搭載したH-ⅡAロケット 39 号機の打上げにつきまし て、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

打上げ予定日 : 平成30 年6 月11 日(月)
打上げ時間帯 : 13:00 ~ 15:00(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成30 年6 月12 日(火)~ 平成30 年7 月11 日(水)
打上げ場所 : 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
打上げロケット : H-ⅡAロケット39 号機
問い合わせ先: 内閣官房内閣情報調査室 内閣衛星情報センター 管理部付調査官 金子 忠利 TEL:03-3267-9500


2018年4月13日

JAXA | H-IIAロケット39号機の打上げについて 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成30年4月13日


 三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIAロケット39号機(H-IIA・F39)による情報収集衛星レーダ6号機の打上げについて、下記のとおり実施することを、お知らせいたします。

打上げ予定日 : 平成30年6月11日(月)
打上げ予定時間帯 : 13時00分~15時00分(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成30年6月12日(火)~平成30年7月11日(水)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場


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