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JAXA H2Aロケット 36号機 準天頂衛星システム みちびき4号機 打ち上げ


JAXA H2Aロケット 36号機 準天頂衛星システム みちびき4号機 打ち上げ



準天頂衛星システム みちびき4号機 (準天頂衛星) を搭載した H-IIAロケット 36号機(H-IIA F36)が、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場より、2017年(平成29年)10月10日(火) 7時01分37秒(日本標準時)、MHI (三菱重工業株式会社)、および、JAXA (国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)によって、打ち上げられ、28分20秒後(定刻)、準天頂衛星システム みちびき4号機を正常に分離、打ち上げは成功しました


測位衛星「みちびき」3号機を搭載し、打ち上げられたH2Aロケット35号機=鹿児島県南種子町で 2017年8月19日午後2時29分

測位衛星「みちびき」3号機を搭載し、打ち上げられたH2Aロケット35号機
鹿児島県南種子町で 2017年8月19日午後2時29分
<GPS衛星>「みちびき」搭載H2Aロケット打ち上げ成功 毎日新聞 2017年8月19日 14:33 」 より

打上げロケット H2Aロケット36号機 (H-IIA F36))
H2A202型
4.0m径フェアリング(4S型)
打上げ日 2017年(平成29年)10月10日(火)
打上げ時刻 7時01分37秒 (日本標準時)
打上げペイロード 準天頂衛星システム
みちびき4号機 (準天頂衛星)
打上げ時の天候 晴れ
打上げ予備期間 ※ 2017年(平成29年)10月11日(水)~
2017年(平成29年)11月30日(木)
打上げ場所 種子島宇宙センター
大型ロケット発射場
打上げ実施 三菱重工業株式会社
宇宙航空研究開発機構


打上げ予備期間の打上げ予定時間帯は、打上げ日毎に設定されます


実況終了しました (本ページにて打ち上げ実況を行います)

引き続き H2Aロケット 36号機 準天頂衛星システム みちびき4号機 に関する最新情報は、本ページにてお知らせします

2017年10月10日(火)

0701 天頂衛星システム みちびき3号機を搭載した H2Aロケット 36号機 ロケットは、定刻無事打ち上げられました
07:30 みちびき4号機 正常分離
08:40 みちびき4号機 所定の軌道に向けて順調に飛行中 衛星状況初期確認終了 全て正常

(最新情報を表示する際は 「F5」キー(ファンクションキー)を押す等で、画面を更新して下さい)




H2Aロケット 36号機 準天頂衛星システム みちびき4号機 打ち上げ日時 結果 について


MHI(三菱重工業)とJAXA(宇宙航空研究開発機構)は、2017年10月8日、H2Aロケット 36号機 準天頂衛星システム みちびき4号機 打ち上げ日時 について、下記発表を行いました

JAXA | H-IIAロケット36号機による「みちびき4号機」(準天頂衛星)の打上げ時刻について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年10月8日


 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「みちびき4号機」(準天頂衛星)を搭載したH-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)の打上げについて、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

打上げ日 : 平成29年10月10日(火)
打上げ時刻 : 7時01分37秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成29年10月11日(水)~平成29年11月30日(木)(※)
(※) 打上げ予備期間の打上げ予定時間は、打上げ日毎に設定します。

MHI(三菱重工業)とJAXA(宇宙航空研究開発機構)は、2017年10月10日、H2Aロケット 36号機 準天頂衛星システム みちびき4号機 打ち上げ結果 について、下記発表を行いました

JAXA | H-IIAロケット36号機による「みちびき4号機」(準天頂衛星)の打上げ結果について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年10月10日


 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成29年10月10日7時01分37秒(日本標準時)に、「みちびき4号機」(準天頂衛星)を搭載したH-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)を予定通り打ち上げました。
 ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約28分20秒に「みちびき4号機」(準天頂衛星)を正常に分離した事を確認しました。
 今回のH-IIAロケット36号機の打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。




JAXA H2Aロケット36号機 主要諸元



JAXA H2Aロケット 36号機 形状 (H2A202型)

JAXA H2Aロケット 36号機 形状 (H2A202型)

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書 「みちびき4号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)/H-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)」 より



名称 H-ⅡAロケット 36号機 (H2A202型)
全長 53 m
全備質量 286 t (人工衛星の質量は含まず)
誘導方式 慣性誘導方式
第1段 固体ロケット
ブースタ
(長秒時燃焼
モータ)
第2段 衛星
フェアリング
(4S型)
全長 37 m 15 m 11 m 12 m
外径 4.0 m 2.5 m 4.0 m 4.0 m
質量 114 t 151 t  (2本分) 20 t 1.4 t
推進薬質量 101 t 130 t  (2本分) 17 t
推力 1,100 kN 5,003 kN 137 kN
燃焼時間 390 100 530
推進薬種類 液体水素
液体酸素
ポリブタジエン系
コンポジット
固体推進薬
液体水素
液体酸素
推進薬供給方式 ターボポンプ ターボポンプ
比推力 440 s 283.6 s 448 s
姿勢制御方式 ジンバル
補助エンジン
可動ノズル ジンバル
ガスジェット装置
主 要 搭 載
電 子 装 置
誘導制御系機器
テレメータ送信機
誘導制御系機器
レーダトランスポンダ
テレメータ送信機
指令破壊装置

推力、比推力は、真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定





JAXA H2Aロケット 36号機 飛行計画



H2Aロケット 36号機(H-ⅡA・F36)は、準天頂衛星「みちびき4号機」を搭載し、種子島宇宙センター大型ロケット第1射点より打ち上げられ、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角93度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行します

打上げ約1分31秒後に固体ロケットブースタの燃焼を終了、約 1分48秒後(以下、時間は打上げ後の経過時間を示す)に分離、衛星フェアリングを 約 4分10秒後に分離、約 6分38秒後に第1段主エンジンの燃焼を停止、約 6分46秒後に第1段を分離します

引き続いて、約 6分52秒後に第2段エンジンの第1回目の燃焼が開始、約 12分34秒後に燃焼を停止、慣性飛行を続けた後、約 24分34秒後に第2段エンジンの第2回目の燃焼を開始、約 27分34秒後に燃焼を停止、約 28分24秒後に近地点高度 約 250km、遠地点高度 約 36140km、軌道傾斜角31.9度の準天頂遷移軌道上で準天頂衛星「みちびき4号機」を分離します




JAXA H2Aロケット 36号機 打ち上げシーケンス



JAXA H2Aロケット 36号機 打ち上げシーケンス

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書 「みちびき4号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)/H-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)」 より





JAXA H2Aロケット 36号機 飛行経路



JAXA H2Aロケット 36号機 飛行経路

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書 「みちびき4号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)/H-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)」 より





JAXA H2Aロケット36号機 落下物 落下予想区域 時間



JAXA H2Aロケット36号機 落下物の落下予想区域

JAXA H2Aロケット36号機 落下物の落下予想区域

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書 「みちびき4号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)/H-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)」 より

海面落下時間帯
(打上げ後)
固体ロケットブースタ
約5~9分後
衛星フェアリング
約11~26分後
第1段
約14~31分後




準天頂衛星システム 準天頂衛星 みちびき 4号機 とは 概要



「みちびき4号機」(準天頂衛星) 軌道上外観図

「みちびき4号機」(準天頂衛星) 軌道上外観図

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書 「みちびき4号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)/H-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)」 より

準天頂衛星システム みちびき 4号機(準天頂衛星)は、準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellite System) 「4機体制の整備」 計画に基づき、2010年9月11日に打ち上げられた みちびき 1号機、2017年6月1日に打ち上げられた みちびき 2号機、2017年8月19日に打ち上げられた みちびき 3号機に続く 4番目の準天頂衛星システムを構成する衛星で、先のみちびき 3号機が、赤道上空の静止軌道を回る静止衛星だったのに対し、今回打ち上げられる みちびき 4号機は、みちびき 1号機 2号機同様、準天頂軌道を回る準天頂軌道衛星です

準天頂衛星システムは、日本付近で常時天頂付近に 1機以上の衛星が見えるように、複数の衛星を配置した日本の衛星測位システムで、今回打ち上げられる 準天頂衛星システム みちびき 4号機(準天頂衛星)は、これまで打ち上げられた準天頂衛星システム衛星 3機と合わせ、日本版GPS(全地球測位システム)となる準天頂衛星システムを構成、2018年度初めに 4機体制での運用を始める計画となっており、これら 4機体制構築のためにかかる費用は 約 2850億円とされます

みちびき 2~4号機の開発費は 計 557億円、打ち上げ費用は 計 342億円で、静止軌道に投入される みちびき 3号機は、災害時の衛星安否確認機能を行う通信機器を搭載しており、災害時において、避難所における避難者数や個人安否情報等、救難活動に不可欠な情報を衛星経由で防災機関等へ配信する機能を併せ持っています



準天頂衛星 みちびき 整備スケジュール

みちびきとは|みちびきについて|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府 」 より



米国のGPS(Global Positioning System)(全地球測位システム)衛星が文字通り、全地球を周回し、全世界をカバーするのに対し、日本版GPS、準天頂衛星は、地球の自転を利用して、日本上空近辺のみを飛行する特異な軌道を持ち、当面運用される 4基の内 3基が常に日本上空付近を飛行することから準天頂衛星と呼ばれます

「準天頂衛星システム」は、米国のGPS衛星と互換性のある位置情報電波を使用、米国GPSのみを利用する際の誤差 約 10メートル、欧州測位衛星 ガリレオの誤差 約 1メートルに対し、米国GPSと 「準天頂衛星システム」を組み合わせて使うことにより、山間地やビル陰等でも、高度な衛星測位サービスを享受することが可能 (補完機能) となり、また、軌道やクロックの補正情報等高精度な情報を付加して送信することにより、さらに高精度な測位を実現 (補強機能)、その誤差を最高で数センチに縮めることができると期待されています


自動車の自動走行や無人飛行機の自動飛行をはじめ、無人の除草作業といった農業分野、地震や津波、テロなどの情報を、準天頂衛星 みちびきを経由していち早く伝える防災分野などでの活用を目指しています

準天頂衛星 みちびき 2、3、4号機は、高さ 約 6.2メートル、軌道上展開後の全長 約 19メートル、設計寿命は、2010年に打ち上げた初号機よりも 3年長い 15年以上とされ、さらに、2023年度までに、準天頂衛星を 7基体制に拡充し、米国GPSシステムが不要となる、日本独自の位置測位システムの構築も目指しています




準天頂衛星システム 準天頂衛星 みちびき の軌道 (準天頂衛星軌道) について



衛星の軌道には、例えば、北極と南極上空を通って、地球を南北に飛行する極軌道があります

南北方向に、24時間で地球を 1周する速度で飛行すると、地球は 24時間で 1回転(自転)していますので、24時間後、衛星は、同一緯度の 24分の360度西の位置、つまり、15度西の位置を通過し、そして、24時間後には、また、同一地点の上空に戻ってくることになります

地球観測衛星等、全世界にわたって、地上の定点観測を行いたい場合等に使われる軌道です


また、よく知られている衛星軌道として、衛星放送(BS放送、CS放送)等でお馴染みの静止軌道があります

赤道上空を東向きに 24時間で地球を 1周する速度で飛行させると、地球の自転速度に同期して、地上からは同じところに留まっている、動いていないように見える ・・・ これが、静止衛星、静止軌道です

この時、その静止衛星の真下、赤道上の地上からは、静止衛星は、正に天頂の 1点に留まっているように見える、完全で理想的な天頂衛星となるのですが、残念ながら、この天頂衛星を実現できるのは、赤道上だけです


静止軌道を南北方向に振動させたものを傾斜静止軌道衛星といい、地上から見ると、衛星は、南北対称の「8の字軌道」を描いて飛行します

JAXA|準天頂軌道とは 」 より

そして、この静止軌道を南北方向に振動させたものを傾斜静止軌道衛星といい、地上から見ると、衛星は、南北対称の「8の字軌道」を描いて飛行しているように見えます


日本の様に、赤道から離れた地域では、天頂衛星は実現できませんので、準天頂衛星システムでは、この傾斜静止軌道「8の字軌道」を変形させ、天頂衛星に近い特性を実現するための特異な軌道、準天頂衛星軌道「非対称の8の字軌道」で衛星を飛行させます


北半球にある日本の上空に遠地点がくるよう、そして、そのちょうど反対側の南半球(オーストラリアのあたり)に近地点がくるよう、楕円軌道で、24時間で地球を 1周する速度で衛星を飛行させると、その衛星を地上から見ると、衛星軌道は北側が小さく、南側の大きな、ひょうたん型の8の字軌道を描いているように見えます


準天頂衛星システム 準天頂衛星 みちびき の軌道 概念図
準天頂衛星システム 準天頂衛星 みちびき の軌道

みちびきの軌道|技術情報|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府 」 より

日本上空では、(実際には、この時衛星は、猛烈なスピードで、地球から遠ざかっている、あるいは、近づいているのですが)、地上から見ると、まるで動いていないかのようにゆっ~~くりと、小さな円を描いて移動します


やがて、衛星は、南の空に飛び去ってしまうのですが、南半球では、地球の近地点を通過するため、実際の衛星の移動距離は短いもので済み、(コーナーの外側より内側の方が、移動距離が短くなり、同じ速度であれば、通過所要時間も短くて済むのと同じで)、短い時間で通り抜けてしまい、程なく、日本の上空に舞い戻ってきて、また、まった~~りと、長時間、日本上空に滞在してくれます

注.日本の真上に滞在できる時間は 7~ 9時間程度、北半球には 約 13時間、南半球には 約 11時間留まります


この軌道を準天頂軌道と呼び、旧郵政省電波研究所(現 情報通信研究機構)の研究者が 1972年(昭和47年)に考案したもので、はからずも、1998年(平成10年)、打ち上げに失敗した通信衛星が予定外の軌道を飛行し始めた際、衛星が日本の真上を通過するとき、東京 丸の内の高層ビル街でも安定して電波を受信できることが実証され、準天頂軌道実用化への道が開かれました



準天頂衛星システム 準天頂衛星 みちびき の東京付近から観測した軌道

みちびきの軌道|技術情報|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府 」 より



準天頂衛星システムを構成する 準天頂衛星 みちびき は、3機が 8時間ごとに順番に現れ、少なくとも 1機以上の衛星が仰角70度以上の「ほぼ」天頂付近に位置し、4機体制の準天頂衛星システムは、この準天頂軌道を周回する 3機の準天頂衛星と、赤道上空の静止軌道に配置する 1機の静止衛星で構成しています




準天頂衛星システム 静止衛星 みちびき 3号機 の軌道 静止軌道にする理由



中高度軌道をつかうGPS衛星

中高度軌道をつかうGPS衛星

GPS衛星 地球全体を31機の衛星でカバー

地球全体を31機の衛星でカバー
出典:みちびき(準天頂衛星システム)

静止衛星の軌道面を傾けた準天頂軌道(みちびき初・2・4号機)

静止衛星の軌道面を傾けた準天頂軌道(みちびき初・2・4号機)



衛星の場所がいつも同じ静止軌道をつかう「みちびき3号機」

衛星の場所がいつも同じ静止軌道をつかう「みちびき3号機」

「みちびき3号機」が静止軌道なのはなぜ? | ファン!ファン!JAXA! 」 より

測位精度の向上 (DOPを小さくする)



みちびきの準天頂軌道は、北半球では地球から遠い位置をまわり、南半球では地球に近い位置をまわる南北非対称の「8の字軌道」なので、4機体制(準天頂軌道3機、静止軌道1機)の場合、準天頂軌道の 3機が 8時間ごとに順番に現れ、少なくとも 1機以上の衛星が仰角70度以上の「ほぼ」天頂付近に位置することになります


衛星測位では、特定方向に衛星が偏った状態で信号を受信すると精度が落ちるので、測位精度を向上させるには衛星がまんべんなく天空に散らばっている状態が望ましいとされています (=DOP:Dilution of Precision、精度低下率といいます)


3機が交替で「ほぼ」天頂付近に位置すると、もう1機が(地球の自転と同じ周期で公転し、一点に留まっているように見える)静止軌道であれば、GPS衛星(=地球の自転周期と無関係の中高度軌道で、地上から見て常に位置が変わる)と組み合わせて、DOPを小さくし、測位精度を向上させることができます



DOP (測位精度低下率) とは



DOP は、Dilution of Precisionの略で、直訳すると「精度の希釈」、測位精度劣化係数とも呼ばれています

衛星測位においては、特定方向に衛星が偏った状態の時、DOPの値は大きくなり、測位の精度は落ちることになり、逆に、衛星がまんべんなく天空に散らばっている時(DOPが小さい時)、測位の精度は向上します

出典 : みちびき用語集(みちびき(準天頂衛星システム))


衛星が散らばっている状態=DOPが小さい

衛星が散らばっている状態=DOPが小さい
衛星が偏った状態=DOPが大きい

衛星が偏った状態=DOPが大きい

「みちびき3号機」が静止軌道なのはなぜ? | ファン!ファン!JAXA! 」 より




航空機へ補正データなどの配信を予定



また、静止軌道衛星である みちびき 3号機を使って、航空機などに対して測位衛星の誤差補正情報や不具合情報を提供する「SBAS(衛星航法補強システム)」信号の配信サービスも計画されています

現在、日本では国土交通省の運輸多目的衛星ひまわり(静止衛星)が SBAS信号を配信していますが、2020年頃から国土交通省が作成した信号が みちびき 3号機でも配信される予定です




日本版GPS 準天頂衛星 みちびき システム 対応サービス 2017年10月7日



2018年度から 4機体制で本格的運用が始まる測位システム 「日本版GPS 準天頂衛星 みちびき システム」では、その誤差数センチという高精度で、安定した位置情報が得られることから、様々な新サービスの提供が予定されており、家電製品では、すでに「みちびき」電波に対応する機種が多数登場しています


メーカー 対応状況 ・ 製品

キヤノン

 キヤノンは、「EOS-1D X Mark II」などプロ・ハイアマチュア向け上位機種のデジタル一眼レフカメラ 4機種で「みちびき」に対応、キヤノン社広報によると、「測位機能は、旅行やハイキングの途中で撮影した場所を、地図と写真を見ながら振り返ることができることに加え、特に報道系や調査などでは画像や映像に高精度の位置情報も欲しいとのニーズがあるため、搭載しています」としています

オリンパス

 オリンパスは、「できるだけ精度の高い位置情報を持ち帰りたいというのは当然の心理」とし、防水・防じん性能などを高めた堅牢なアウトドア向けコンパクトデジタルカメラ「Tough(タフ)シリーズ」の 2機種が「みちびき」に対応、オリンパス社広報では、「ダイビングでも、たとえばジンベイザメを撮影したポイントの位置がわかれば、素敵ではないでしょうか」と話しています

カシオ計算機

 カシオ計算機が 2017年4月に発売した登山やスキー、カヌーなどアウトドア向け製品のスマートウォッチ「WSD-F20」も「みちびき」に対応しており、カシオ計算機社広報部は、「アウトドアにおいて、今どこにいるのかという情報は極めて重要。山間部でも高精度で安定して測位できる」としています

ガーミン

 GPS機器メーカーのガーミンは、日本向けに販売する登山やトレイルランニング、水泳などスポーツ・アウトドア用ウォッチの全 22機種の他、ハンディーGPS 8機種が「みちびき」対応となっています
 ガーミン社は、「登山時のケガなどで救助を要請する場合、都会のように分かりやすい目印がない場所であっても、『みちびき』によって得られた誤差の少ない位置情報を伝えられるので、早期救助につながる可能性もあります」としています




日本版GPS 準天頂衛星 みちびき システム 離島物資運搬 実証実験 2016年11月



実証実験の実施エリア

実証実験の実施エリア 準天頂軌道衛星「みちびき」本格運用で、どんなサービスに応用される? THE PAGE 2017年10月7日 12:10

日立造船は、離島の「買い物難民」問題を解消する取り組みの一つとして、2016年11月、熊本県や上天草市の協力を得て、熊本県天草諸島で、全長 1.8メートルのマルチコプタータイプと全長 3.7メートルのヘリコプタータイプの 2種類のドローンを使って物を運ぶ実証実験を実施しました


実証実験では、GPSと「みちびき」を組み合わせることで、高精度な制御ができるかどうかを確認、実験に使用されたドローン 2機は、熊本県上天草市の大矢野島と対岸にある湯島間の 約 6.5キロメートルを自律飛行、片道 約 20分で、往路は書籍 1kg、復路は乾燥わかめ 1kgを積んで実験を終えました

実験に立ち会った熊本県上天草市職員は、「ドローンは、着陸するスペースにほぼ誤差なく着陸しているようでした。島への輸送手段は、現状、船便だけです。実用化されれば災害時に港湾施設が被災しても、医薬品などの必要な物資を送れるのでメリットはあると思います」と期待を寄せています




日本版GPS 準天頂衛星 みちびき システム 自動車 自動運転 実証実験開始 2017年9月



三菱電機は 2017年9月から、「みちびき」を使ったセンチメートルの精度で測位をするサービスの試験提供を始め、これに合わせて自動運転の実証実験を開始しました

「みちびき」計画を推進する内閣府準天頂衛星システム戦略室によると、自動車の自動運転には数センチメートル単位の精度が求められますが、GPSだけだと、メートル単位の誤差が出てしまいます


三菱電機社広報部によると、自動運転には、車載センサーやカメラを使って周辺環境を読み取る「自律型走行」と、衛星からの情報と高精度の3次元地図と組み合わせて位置を把握する「インフラ型走行」の2種類があり、今回の準天頂衛星 みちびき システムを利用する実証実験は、「インフラ型走行」の実用可能性の確認が目的です

「自律型走行」だけの場合、大雪や濃霧などの悪天候時には、車載の機器だけでは道路の状況が読み取りにくいという課題があり、「インフラ型走行」を使えば、天候の影響を受けずに現在位置の把握が可能です

三菱電機では、今後、「自律型走行」とともに「インフラ型走行」の研究開発も進め、「安全かつ高精度に制御できる自動運転の実用化を目指したい」としています



三菱電機 自動運転 実証実験 開始 2017年9月19日



三菱電機は、2017年9月26日、準天頂衛星システムからのセンチメータ級測位補強サービス(CLAS)信号を用いた自動運転の実証実験を 2017年9月19日から高速道路で開始したと発表しました

CLASは、内閣府が整備する準天頂衛星システムから日本全国に無償で配信される高精度測位値を得るための測位補強情報で、正式な運用開始は 2018年4月を予定しており、それまでは試験サービスの期間となっています


従来、日常で使用されている衛星測位は、米国のGPS衛星を代表とするGNSS衛星からの測位信号を利用したものであり、衛星が持つ誤差(衛星軌道・衛星クロック・衛星信号バイアス誤差)と測位する地域による誤差(電離層・対流圏遅延誤差)を含むことから、測位精度は数メートル程度でした

CLASはこの測位精度を向上させるために、国土地理院が設置している電子基準点網を活用して衛星や地域ごとの誤差を補正する測位補強情報を生成、準天頂衛星経由でユーザーに配信するもので、ユーザーは、CLAS信号を受信できる高精度測位端末(高精度ロケータ)を使うことで、自らの位置をセンチメータ級で把握することができるようになります



内閣府 自動運転 バス実験 沖縄本島 国道 歩道まで 目標 4センチ 2017年9月



内閣府は、自動運転の実用化に向け、自動運転の精度を上げることを目的に、沖縄県沖縄本島の国道で、日本の測位衛星「みちびき」で得られる高精度の位置情報を利用して、みちびきからの電波を受ける専用受信機やカメラ、レーダーを搭載した自動運転のバスを、一般の車両に交じって走らせる実験を、2017年9月から始めます

実験で使用するバスは、ハンドルやアクセル、ブレーキが自動で、みちびきからの電波で自らの位置を誤差6センチ以内の精度で把握しながら、事前に決められたルートを走り、人工知能(AI)が前方の車や人を認識し、自動で車線変更を行い、バス停では、歩道まで 4センチ程度に近寄って停車することを目指します




日本版GPS 準天頂衛星 みちびき 自衛隊利用 北朝鮮妨害電波から防御 2017年5月29日



日本版GPS(衛星利用測位システム)ともいわれる 準天頂衛星 みちびき 2号機は、緊迫した北朝鮮情勢が続く中、自衛隊の利用への妨害電波を防ぐ高度なセキュリティー機能を搭載しており、準天頂衛星システムの本格運用時には、自衛隊は、米国のGPSに頼らなくても任務を遂行でき、民間利用だけでなく安全保障上も重要な役割を担っています


自衛隊による準天頂衛星みちびきの利用イメージ図

日本版GPSを防衛利用へ 北朝鮮の妨害電波を防御 政府、1日に衛星打ち上げ 産経新聞 05月29日 11:29 」 より

内閣府は、今回の準天頂衛星 みちびき 2号機を含め年内に準天頂衛星を 3基を打ち上げ、2018年4月に米国のGPSとの併用で 24時間運用を始める予定で、現在、誤差 約 10メートルのGPS(商用等一般利用)をはるかにしのぐ、誤差 約 6センチの高い位置精度が確保されます


米国のGPSは、民間のカーナビゲーションやスマートフォンなどのほか、自衛隊の航空機や艦船でも利用されており、2023年度(平成35年度)にみちびきが 7基体制になると、GPSに頼らなくても部隊運用が可能となります


みちびきは幅広い民間利用が期待されていますが、今回の準天頂衛星 みちびき 2号機以降は、高度に暗号化した特殊な測位信号も発信する予定で、敵国の妨害電波や偽の信号による攪乱(かくらん)を防ぐことができ、内閣府では、「技術的には安全保障上の利用にも耐えうるレベル」としています

GPSは、冷戦時代に米国が軍事目的で開発し、防衛省 ・ 自衛隊も部隊運用の他、ミサイルの精密誘導など多くの場面で活用しており、北朝鮮の弾道ミサイル対策として議論が続く「敵基地攻撃能力」の候補となる米国の巡航ミサイル「トマホーク」もGPSを使って命中精度を上げています


北朝鮮では、近年、韓国に向けてGPSの妨害電波を繰り返し発信、航空機や船舶の運航に広範囲で障害を与えており、朝鮮半島有事の際等、当然、日本に向けて妨害電波を発信されると考えられ、自衛隊関係者は「みちびきの信頼性が確認されれば、こうしたリスクは減る」と話しています




「みちびき4号機」 (準天頂衛星) 主要諸元



項 目 諸 元
名称 「みちびき4号機」(準天頂衛星)
目的 GPS補完信号、及び補強信号を送信することにより、より高精度で安定した衛星測位サービスを実現する
みちびき 3号機 (参考) みちびき 4号機
予定軌道 静止軌道 (東経 127度) 準天頂軌道
軌道長半径 : 約 42,164 km
離心率 : 約 0.075
軌道傾斜角 : 約 41度
周期 : 23時間56分
設計寿命 15年以上 15年以上
打上げ時質量 約 4.7トン 約 4トン
寸法 2翼式太陽電池パドルを有する箱型
収納時 : 高さ 約 5.4m × 幅 約 3.2m × 奥行 約 4.1m
(太陽電池パドル両翼端間 : 約 19 m )
2翼式太陽電池パドルを有する箱型
収納時: 高さ 約6.2m × 幅 約2.9m × 奥行 約2.8m
(太陽電池パドル両翼端間 : 約19 m )
電力 約 6.3 kw (軌道上 15年後の発生電力) 約 6.3 kw (軌道上15年後の発生電力)
ミッション機器 以下の衛星測位サービス、測位補強サービス用ミッション機器
 衛星測位サービス (信号名称:L1C/A、L1C、L2C、L5)
 サブメーター級測位補強サービス(信号名称:L1S)
 災害・危機管理通報サービス(信号名称:L1S)
 測位技術実証サービス(信号名称:L5S)
 センチメーター級測位補強サービス(信号名称:L6)
宇宙環境データ取得装置(SEDA)
 衛星搭載装置の誤動作の評価や不具合時の原因究明に資するデータを取得すると共に取得したデータを衛星設計に反映することを観測の目的とする
 軽粒子観測装置センサ(LPT-S)、磁力計センサ(MAM-S)の2種類のセンサを搭載する

(みちびき 3号機につきましては、「 JAXA H2Aロケット 35号機 準天頂衛星システム みちびき3号機 打ち上げ 」 をご参照下さい) (別タブ(ウィンドウ)が開きます)




準天頂衛星システム みちびき 測位制度 と 送信信号 との対応 一覧



準天頂衛星システム 「みちびき」のシステムでは、測量誤差が 数cm(センチメータ級)、1m以下(サブメータ級)、従来のGPSと同じ誤差 10m程度と、精度に応じた 3つのサービスが提供され、それぞれ信号の種類が異なりますので、サービスに応じたアンテナやソフトを搭載した機器が必要です

例えば、現在流通しているスマートフォンにも「みちびき」の信号に対応した製品がありますが、精度としては従来のGPSと同じ(誤差 10m程度)で、「センチメータ級」や「サブメータ級」の測位はできません


準天頂衛星システム 「みちびき」の信号に対応した製品としては、現状、「みちびき」の信号に対応したスマートフォンやカーナビ、電波時計などが発売されており、内閣府の準天頂衛星システムウェブサイトにも記載されていますが、これら製品のうち、対応信号が「L6」となっているものがセンチメータ級に、「L1S」となっているものが「サブメータ級」の測位に対応するもので、それ以外の信号は基本的に現在のGPSに相当する精度のみの対応となります

現在、センチメータ級に対応したアンテナを積んだ農業機械や建設機械で、自動運転の試験が行われており、夜間に自動運転で作業させたり、複数台を隊列走行させたりといった試験が行われています


数 cm 単位という高精度の位置測位によって、カーナビであれば、走行中の車線まで把握できたり、位置情報をクルマどうしで交換し合うことで自動運転も可能になったり、建設機械であれば、ブルドーザーを cm 単位で制御したりといったこともできるようになり、また、横断歩道や階段の位置など道路の詳細な情報も把握でき、スマートフォンなどを利用した歩行ナビゲーションに反映できるということです


信号
名称
初号機 2~4号機 配信サービス 中心
周波数
ブロックIQ ブロックIIQ ブロックIIG
準天頂軌道 静止軌道
1 機 2 機 1 機
L1C/A 衛星測位サービス 1575.42 MHz
L1C 衛星測位サービス
L1S サブメータ級
測位補強サービス
災害・危機管理通報
サービス
L1Sb - -
2020年頃から配信予定
SBAS配信サービス
L2C 衛星測位サービス 1227.60 MHz
L5 衛星測位サービス 1176.45 MHz
L5S - 測位技術実証サービス
L6 センチメータ級
測位補強サービス
1278.75 MHz
Sバンド - - 衛星安否確認サービス 2 GHz帯




JAXA H2Aロケット 打ち上げ基準



JAXAでは、全長 53メートル、重さ 286トンの H2Aロケットを安全、確実に打ち上げる為、打ち上げ基準が設定されています

従来の基準では、氷結層雲について、その厚さ 1.8km以内のみで判断していましたが、今回の打ち上げから、氷結層雲に関する基準が改められ、今後は、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能となります

これまで、H2Aロケットの打ち上げでは、氷結層雲による打ち上げ延期が 8機で発生していましたが、新基準で評価すると、その半分は打ち上げが可能なケースだったとのことで、今後は、打ち上げ延期の減少が期待され、コストダウンにも繋がります

2016年(平成28年)2月12日(金)に予定していた、H2Aロケット 30号機 の打ち上げでは、「射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲(別紙参照)の発生が予想されること、および打上げ作業に支障のある強風が予想されることから、2016年(平成28年)2月17日(水)に、打上げ」が延期されました


打ち上げ基準
氷結層雲の厚さ 1.8km以内 ただし、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能 (H2Aロケット 30号機 打ち上げ時から適用)
風速 (最大瞬間風速) 20.9m/s



JAXA 打上げ天候制約 (氷結層を含む雲) について

JAXA H-IIAロケット27号機による情報収集衛星 レーダ予備機の打上げ中止について 三菱重工業株式会社 宇宙航空研究開発機構 2015年1月29日 02:00」 より


氷結層とは、雲の中で温度が0度から-20度になっている部分のことで、雲の中に氷の粒の層があるような状態になっています

氷結層雲等、H2Aロケット打ち上げの制約についての詳細は、「JAXA H2Aロケット とは 特徴 性能 制約 高度化計画」をご参照下さい





H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率



H2Aロケット 36号機 準天頂衛星システム みちびき4号機の打ち上げにより、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、36機打ち上げ中、35機の成功で、成功率は 97.2 %、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、42機打ち上げ中、41機の成功となり、成功率は 97.6 % となっています

国際的な信頼性の基準は 95 % とされています



※ LE-7A
LE-7Aは、H-IIロケット第一段に使われていたLE-7エンジンの改良型で、宇宙開発事業団(現JAXA)が、三菱重工業、石川島播磨重工業と共に開発した液体燃料ロケットエンジンで、H-IIAロケットの第一段に1基、H-IIBロケットの第一段には2基使用されています

H2A と H2Bは、三菱重工業が製造、H2A 13号機からは打ち上げ業務も、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業(MHI )に移管されています



H2A H2B ロケット および 世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率



日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より 1桁少ないのが実情です


国 地域 ロケット名 打上回数 成功回数 成功率
日本 H2A 36 35 97.2 %
H2B 6 6 100 %
H2A + H2B 41 40 97.6 %
アメリカ アトラス 387 340 87.9 %
ファルコン 19 15 78.9 %
ヨーロッバ アリアン 221 210 95.0 %
ロシア プロトン 401 354 88.3 %
中国 長征 201 191 95.0 %

諸外国のデーターは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」





ロケット打ち上げ ライブ中継 JAXA 種子島ライブカメラ ロケット打ち上げ 見学場所




JAXA H2Aロケット 36号機 準天頂衛星 みちびき4号機 打ち上げ ライブ中継

放送内容 放送日/放送時間 視聴ページ 備考
JAXA H2Aロケット 36号機 準天頂衛星 みちびき4号機 打ち上げ ライブ中継 2017/10/10 (火):
開場:29:57
開演:06:00
ニコニコ生放送 ※
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JAXA 種子島宇宙センター 内之浦宇宙空間観測所 ロケット打ち上げ 見学場所



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平成29年度 ロケット打上げ計画書
「みちびき4号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)/H-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)

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みちびきの軌道|技術情報|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府
みんなのみちびき - 準天頂衛星システムサービス株式会社
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関連記事を下記に紹介します



2017年10月17日

精度センチの位置情報で 三菱電機が自動運転の実験公開 神戸新聞 10月17日 19:51


 三菱電機は17日、センチメートル台の精度で位置情報を提供する政府の準天頂衛星「みちびき」を使った自動運転実証実験車「xAUTO(エックスオート)」を兵庫県赤穂市内の同社テストコースで初めて報道関係者に公開した。従来の衛星利用測位システム(GPS)は数メートルの誤差があるが、2018年度から本格運用されるみちびきの活用でより安全性の高い自動運転が期待できる。同社は20年の実用化を目指し開発を進める。
 みちびきは同社が開発製造した。GPSの位置情報を国土地理院の電子基準点と照らし合わせ、最高で数センチ〜数十センチ単位に誤差を補正した測位信号を発信する。日本のほぼ真上(準天頂)を飛ぶ時間が長く、電波がビルや山に遮断されにくい。実証実験車は補正信号の受信機を搭載し、高精度の3D地図データと組み合わせて位置をより正確に把握することができる。
 デモンストレーションでは、みちびきからの信号を受信しながら、幅が数十センチ程度の余裕しかない道を障害物にぶつからずに通り抜けたり、待避スペースに寄って停車したりした。降雪と積雪で視界が悪く、道路の中央線が見えないなどカメラやレーダーが利かなくなる状況でも自動走行する様子を写した動画も公開した。


2017年10月10日

みちびき4号打ち上げ成功…日本版GPS構築へ 読売新聞 2017年10月10日 07:42


 日本版GPS(全地球測位システム)の構築を目指す測位衛星「みちびき」4号機を載せたH2Aロケット36号機が10日午前7時1分、鹿児島県 南種子 みなみたね町の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
 三菱重工業などによると、衛星は約28分後に分離、予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。
 みちびきは宇宙から電波を送り、日本周辺の地上の位置を高精度で測るための衛星。米国のGPSでは最大約10メートルある誤差を、専用の受信機との併用で6センチ以内まで小さくできる。
 みちびきは今回の打ち上げで4基体制となり、高精度の位置情報を常時提供できる準備が整う。衛星を運用する内閣府は、来年4月に本格運用を始める。車の自動運転や小型無人機「ドローン」を使った配達、無人トラクターによる耕作など、様々な産業応用に向けた実験が進められている。


2017年10月10日

【日本版GPS衛星】準天頂衛星みちびき4号機、打ち上げ成功 来年4月から本格運用へ 産経新聞 2017年10月10日 07:39


 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき4号機を搭載したH2Aロケット36号機が10日午前7時1分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。みちびきは日本の独自の測位衛星で、来年度から4基体制による本格運用が始まる。
 みちびきは電波で地上の位置を計測するための測位衛星。平成22年に1号機を打ち上げ、今年度に予定した3基の打ち上げがこれで完了。計4基で来年4月から高精度の位置情報を24時間提供する。
 車線変更などの際にセンチ単位の位置情報が必要になる車の自動運転の実用化に大きな役割を担う。後継者不足が課題の農業分野では農機の無人運転に役立つと期待される。小型無人機ドローンを使って離島に物資を輸送するなど物流面の用途も見込まれている。
 一方、今年度の3基に国が投じた開発費と打ち上げ費は計約900億円。来年度からの15年間で約1200億円に上る運用費や後継機の打ち上げも必要で、多額の予算投入に見合う需要を開拓できるかが課題だ。


2017年10月10日

みちびき4号打ち上げ成功=日本版GPS、4基体制確立へ―鹿児島 時事通信 2017年10月10日 07:37


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日午前7時1分、日本版GPS(全地球測位システム)実現を目指す政府の測位衛星「みちびき」4号機を、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケット36号機で打ち上げた。衛星は約28分後にロケットから分離され、予定の軌道に投入された。打ち上げは成功した。
 みちびきは米国のGPSを補完する日本独自の測位衛星。GPSの測位情報を補正して誤差を約1メートルまで縮小するほか、国土地理院が全国に設置した電子基準点と連携し、最高で数センチ〜数十センチ単位の精密測位を実現する。日本のほぼ真上(準天頂)を飛ぶ時間が長いため、ビルや山などに電波が遮られる「死角」を減らす効果もある。


2017年10月10日

準天頂衛星みちびき4号打ち上げ成功 日本版GPSへ 朝日新聞 2017年10月10日 07:36


 GPS(全地球測位システム)の精度を高める準天頂衛星みちびき4号が10日午前7時1分、H2Aロケット36号機で鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、約28分後に予定の軌道に投入された。政府は高精度な位置情報を提供する「日本版GPS」の構築をめざしており、今回の打ち上げ成功で来年度から予定する24時間の本格運用に必要な4機体制が整う。
 みちびきは米国のGPSを補う信号を出す衛星。GPSと一体で利用すれば、山間部やビルの谷間で生じるスマートフォンなどの機器の位置情報のずれを抑え、専用の受信機を使えば、位置情報の誤差が数センチになるという。低速で畑を耕すトラクターの自動運転などの活用を国は想定している。
 今回打ち上げられた4号機は、日本のほぼ真上を1日8時間飛行する準天頂軌道の3機目。8月に打ち上げられた静止軌道の3号機とあわせた4機体制で24時間運用を担う計画。国は位置情報を安定して提供するため、2023年をめどに7機体制にする予定だ。


2017年10月10日

<日本版GPS衛星>みちびき4号機、打ち上げ成功 毎日新聞 2017年10月10日 07:33


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日午前7時1分、政府の測位衛星「みちびき」4号機を載せたH2Aロケット36号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。4号機は予定通り軌道に投入され、打ち上げは成功した。
 「みちびき」は日本独自の衛星測位システムを構築するための人工衛星で、米国の全地球測位システム(GPS)を補完して誤差を小さくする。4号機は日本のほぼ真上に長時間とどまる特殊な軌道を周回する「準天頂衛星」。日本上空を交代で24時間カバーできる4基態勢が整った。
 政府は来年度の測位サービス提供開始を計画している。1号機は2010年9月、2号機は今年6月、3号機は8月に打ち上げられた。23年度をめどに計7基とし、米GPSに頼らないシステム構築を目指している。


2017年10月10日

日本版GPS衛星「みちびき」4号機打ち上げ成功 NHKニュース 2017年10月10日 07:32


 スマートフォンなどの位置情報システムの性能を飛躍的に高める日本版GPS衛星「みちびき」の4号機が10日午前7時すぎ、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットの36号機で打ち上げられました。ロケットは順調に飛行を続け、およそ28分後の午前7時半ごろ「みちびき」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功しました。
 日本版GPS衛星「みちびき」の4号機は10日午前7時1分ごろ、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット36号機で打ち上げられました。
 ロケットの1段目のメインエンジンに点火したあと2本の補助ロケットにも点火し、ごう音とともに発射台を離れました。そして、燃焼を終えた補助ロケットや1段目のエンジンを次々に切り離したあと2段目のエンジンで飛行を続け、打ち上げからおよそ28分後の午前7時半ごろ、高度273キロ付近で、「みちびき」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功しました。
 「みちびき」はアメリカのGPS衛星のように位置情報が得られる衛星で、打ち上げは、ことし8月の3号機に続き、4機目です。今回の打ち上げによってみちびきの4機体制が整い、来年春に本格運用が始まれば、GPSの位置情報の誤差を現在の最大10メートルほどから数センチにまで小さくできるということです。


2017年10月10日

【日本版GPS衛星】準天頂衛星みちびき4号機を打ち上げ 産経新聞 2017年10月10日 07:09


 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき4号機を搭載したH2Aロケット36号機が10日午前7時1分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。順調に行けば、衛星は約28分後に予定の軌道に投入される。
 みちびきは平成22年に1号機を打ち上げ、今年6月に2号機、8月に3号機の打ち上げに成功。政府は来年4月から4基体制で高精度の位置情報が得られる本格運用を開始する計画だ。
 みちびきは電波で地上の位置を計測するための測位衛星。米国が開発したGPSは日本でもカーナビゲーションやスマートフォンなどで広く利用されているが、標準で10メートルの測定誤差がある。みちびき4基をGPSと併用すると最小で6センチに抑えることができる。


2017年10月10日

<日本版GPS衛星>みちびき4号機打ち上げ 毎日新聞 2017年10月10日 07:05


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日午前7時1分、政府の測位衛星「みちびき」4号機を載せたH2Aロケット36号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。


2017年10月10日

JAXA | H-IIAロケット36号機による「みちびき4号機」(準天頂衛星)の打上げ結果について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年10月10日


 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成29年10月10日7時01分37秒(日本標準時)に、「みちびき4号機」(準天頂衛星)を搭載したH-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)を予定通り打ち上げました。
 ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約28分20秒に「みちびき4号機」(準天頂衛星)を正常に分離した事を確認しました。
 今回のH-IIAロケット36号機の打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。


2017年10月10日

【日本版GPS衛星】準天頂衛星みちびき4号機、間もなく打ち上げ 北のミサイル発射懸念も 緊張高まる種子島宇宙センター 産経新聞 2017年10月10日 06:39


 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき4号機を搭載したH2Aロケット36号機は10日、鹿児島県の種子島宇宙センターで打ち上げの最終点検作業に入った。打ち上げは午前7時1分37秒の予定だ。
 36号機は9日夜に発射地点へ移動した後、10日未明に燃料注入を完了した。発射時間帯の現地の天気予報は晴れで、打ち上げに支障はないようだ。
 発射地点から約3キロの距離にあるプレスセンターには多数の記者が集まり、緊張が高まっている。米紙ウォールストリート・ジャーナルも取材に訪れ、みちびきに対する国際的な関心がうかがえる。
 H2Aはこれまで29回連続で打ち上げに成功しており、信頼性は世界最高水準に達している。だが8月の前回は打ち上げのわずか約3時間前に、第1段エンジンに関連するバルブの開閉に使うヘリウムガスの漏出が判明。ヘリウムタンクの栓に異物が付着していたためで、打ち上げは1週間延期された。


2017年10月9日

衛星みちびき4号、発射台に移動 10日打ち上げへ 朝日新聞 10月09日 20:05


 GPS(全地球測位システム)の精度を高める準天頂衛星みちびき4号を載せたH2Aロケット36号機が9日夜、鹿児島県の種子島宇宙センターで発射地点へ移動した。最終準備を経て、10日午前7時1分に打ち上げられる予定だ。
 9日午後7時ごろ、組み立て棟から姿を現した高さ53メートルの機体は、約500メートル離れた発射地点へゆっくり移動した。深夜に液体燃料の注入が始まる。みちびきは米国のGPSを補う信号を出す衛星。10メートル前後とされる測位の誤差が数センチになるという。政府は高精度な位置情報を提供する日本版GPSの構築をめざしており、打ち上げが成功すれば2018年度から予定する本格運用に必要な4機体制が整う。


2017年10月8日

みちびき4号機、10日午前7時1分に打ち上げ 読売新聞 10月08日 18:54


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構( JAXA ジャクサ)は8日、測位衛星「みちびき」4号機を載せたH2Aロケット36号機の打ち上げ時刻を、10日午前7時1分に決めたと発表した。
 鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げ、約28分後、高度274キロ・メートルの上空でみちびきを分離し、軌道に投入する。
 みちびきは、宇宙から電波を送って日本周辺の地上の位置を、誤差6センチ以内という高精度で測るための衛星で、2010年9月に1号機が打ち上げられた。衛星を運用する内閣府は、来年4月から4基体制で本格運用を始める計画だ。


2017年10月8日

みちびき4号10日朝打ち上げ 日本版GPS4機体制へ 朝日新聞 10月08日 15:43


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、GPS(全地球測位システム)の精度を高める準天頂衛星みちびき4号を載せたH2Aロケット36号機の打ち上げ時刻を10日午前7時1分と発表した。鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げる。
 みちびきは米国のGPSを補う信号を出す衛星。10メートル前後とされる測位の誤差が数センチになるという。政府は高精度な位置情報を提供する日本版GPSの構築をめざしており、4号機は1、2号機と同じく日本のほぼ真上を1日8時間通る準天頂軌道の3機目。成功すれば静止軌道の3号機とあわせて4機体制が整い、来年度に予定する24時間の本格運用が可能になる。


2017年10月8日

みちびき4号機、10日午前打ち上げ 産経新聞 10月08日 14:59


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき4号機を搭載したH2Aロケット36号機を10日午前7時1分37秒に、種子島宇宙センター(鹿児島県)で打ち上げると発表した。
 みちびきは1〜3号機が打ち上げ済み。来年度から4基体制で本格運用が始まる。


2017年10月8日

歩道まで4センチ目標、自動運転のバス実験へ 読売新聞 10月08日 08:35


 内閣府は、日本の測位衛星「みちびき」で得られる高精度の位置情報を利用して、自動運転のバスを走らせる実験を来月から沖縄県で始める。
 自動運転の実用化に向け、運転の精度を上げるのが目的だ。実験では、沖縄本島の国道で、みちびきからの電波を受ける専用受信機やカメラ、レーダーを搭載したバスを、一般の車両に交じって走らせる。
 バスは、ハンドルやアクセル、ブレーキが自動で、みちびきからの電波で自らの位置を誤差6センチ以内の精度で把握しながら、事前に決められたルートを走る。人工知能(AI)が前方の車や人を認識し、自動で車線変更する。バス停では、歩道まで4センチ程度に近寄って停車することを目指す。
 みちびきは、日本周辺の位置情報を高精度で提供する人工衛星で、普通の全地球測位システム(GPS)で最大約10メートルある誤差を、6センチ以内まで小さくできる。すでに3基が打ち上げられており、10月10日には、みちびき4号機が鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定だ。


2017年10月8日

JAXA | H-IIAロケット36号機による「みちびき4号機」(準天頂衛星)の打上げ時刻について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年10月8日


 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「みちびき4号機」(準天頂衛星)を搭載したH-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)の打上げについて、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

打上げ日 : 平成29年10月10日(火)
打上げ時刻 : 7時01分37秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成29年10月11日(水)~平成29年11月30日(木)(※)
(※) 打上げ予備期間の打上げ予定時間は、打上げ日毎に設定します。


2017年10月7日

準天頂軌道衛星「みちびき」本格運用で、どんなサービスに応用される? THE PAGE 2017年10月7日 12:10


 準天頂軌道衛星「みちびき4号機」の打ち上げが10日に予定されています。打ち上げが成功すれば、2018年度からは4機体制で測位システムの本格的運用が始まります。誤差数センチという高精度で安定した位置情報が得らるこのシステム。どのようなサービスに応用が期待されているのでしょうか。
 アウトドアに広がる大きな期待
 家電製品では、すでに「みちびき」の電波に対応する機種が多数登場しています。
 GPS機器メーカーのガーミンは、日本向けに販売する登山やトレイルランニング、水泳などスポーツ・アウトドア用ウォッチの全22機種のほか、ハンディーGPSの8機種が「みちびき」対応です。同社は「登山時のケガなどで救助を要請する場合、都会のように分かりやすい目印がない場所であっても、『みちびき』によって得られた誤差の少ない位置情報を伝えられるので、早期救助につながる可能性もあります」と強調します。
 キヤノンは、「EOS-1D X Mark II」などプロ・ハイアマチュア向けデジタル一眼レフカメラ4機種で「みちびき」に対応しています。広報によると、「測位機能は、旅行やハイキングの途中で撮影した場所を、地図と写真を見ながら振り返ることができることに加え、特に報道系や調査などでは画像や映像に高精度の位置情報も欲しいとのニーズがあるため、搭載しています」として上位機種で対応する理由を説明。


2017年9月28日

三菱電機、準天頂衛星からのCLAS信号を用いた自動運転の実証実験を開始 マイナビニュース 09月28日 07:00


 三菱電機は9月26日、準天頂衛星システムからのセンチメータ級測位補強サービス(CLAS)信号を用いた自動運転の実証実験を9月19日から高速道路で開始したことを発表した。
 CLASは、内閣府が整備する準天頂衛星システムから日本全国に無償で配信される高精度測位値を得るための測位補強情報で、実際の運用開始は2018年4月を予定しており、現在は試験サービスの期間となっている。
 従来、日常で使用されている衛星測位は、米国のGPS衛星を代表とするGNSS衛星からの測位信号を利用したものであり、衛星が持つ誤差(衛星軌道・衛星クロック・衛星信号バイアス誤差)と測位する地域による誤差(電離層・対流圏遅延誤差)を含むことから、測位精度は数メートル程度であったが、CLASはこの測位精度を向上させるために、国土地理院が設置している電子基準点網を活用して衛星や地域ごとの誤差を補正する測位補強情報を生成し、準天頂衛星経由でユーザーに配信するもの。これにより、ユーザーは、CLAS信号を受信できる高精度測位端末(高精度ロケータ)を使うことで、自らの位置をセンチメータ級で把握することができるようになるという。


2017年8月29日

JAXA | H-IIAロケット36号機による「みちびき4号機」(準天頂衛星)の打上げについて 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年8月29日


 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIAロケット36号機による「みちびき4号機」(準天頂衛星)の打上げについて、下記のとおり実施することをお知らせいたします。

打上げ予定日 : 平成29年10月10日(火)
打上げ予定時間帯 : 7時00分頃(日本標準時) (※)
打上げ予備期間 : 平成29年10月11日(水)~平成29年11月30日(木)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
平成29年度 ロケット打上げ計画書 「みちびき4号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)/H-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)PDF
(※) 打上げ予備期間の打上げ予定時間帯は、打上げ日毎に設定する。


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