実況終了しました (本ページにて打ち上げ実況を行います) (参考)
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13時08分 温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)、及び、観測衛星「ハリーファサット(KhalifaSat)」を搭載したH-IIAロケット40号機(H-IIA・F40)は、2018年(平成30年)10月29日(月)
13時08分00秒(日本標準時)定刻に打ち上げられました
13時18分 H2Aロケット 40号機 正常に飛行中
13時24分 いぶき2号 分離成功
13時33分 ハリーファサット 分離時刻経過 結果判明には時間が掛かるとの事です
13時45分 H2Aロケット 40号機 正常に飛行中
ハリーファサット 分離の成否判明は
100分後を予定
16時52分 ロケットは計画どおり飛行し、打上げから約16分09秒後に「いぶき2号」を、約24分15秒後に観測衛星「ハリーファサット(KhalifaSat)」を正常に分離したことを確認しました
引き続き H2Aロケット 40号機 情報収集衛星 レーダ6号機に関する最新情報は、本ページにてお知らせします |
JAXA H2Aロケット UAE 火星探査機 ホープ(HOPE) 打ち上げ日時 について
MHI(三菱重工業)は、2020年7月17日、JAXA H2Aロケット 42号機 による UAE 火星探査機 ホープ(HOPE) の打ち上げ日時について、下記発表を行いました
三菱重工 | H-IIAロケット42号機による UAE火星探査機「ホープ(HOPE)」の打上げ日時について
2020-07-17
三菱重工業株式会社は、UAE火星探査機「ホープ(HOPE)」を搭載したH-IIAロケット42号機(H-IIA・F42)について、2020年7月15日(水)の打上げを延期するとお知らせしておりました。
本日、天候判断の結果、H-IIA・F42の打上げ日時を下記の通り決定いたしましたので、お知らせいたします。なお、今後の天候状況等によっては、再延期の可能性もあります。
記
打上げ日 :2020年7月20日(月)
打上げ時刻 :6時58分14秒(日本標準時)(※1)
打上げ予備期間 :2020年7月21日(火)~2020年8月13日(木)
(※1)予備期間中の打上げ時刻は打上げ日毎に設定する。 |
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JAXA H2Aロケット UAE 火星探査機 ホープ(HOPE) 2020年7月頃 打ち上げ 2016年3月22日
三菱重工業は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府宇宙機関であるMBRSC(The Mohammed bin Rashid Space Centre)から、火星探査機の打上げ輸送サービスを受注しました
UAE建国50周年を迎える2021年に、中東初となる無人探査機の火星到着を目指すもので、2020年にH-IIAロケットでの打上げを予定、今回は海外顧客から4件目の衛星打上げ輸送サービス受注となります
この火星探査ミッションは、アブダビやドバイなど7首長国によるUAE連邦政府が2014年7月に設立したUAE宇宙庁(Space Agency)が統括し、MBRSCは火星探査機設計等技術面の取りまとめを実施しています
海外からの打上げ輸送サービス受注では、韓国航空宇宙研究院(KARI)の多目的実用衛星KOMPSAT-3、初の商業衛星打上げとなったテレサット・カナダの通信放送衛星TELSTAR
12 VANTAGE、MBRSCの前身であるドバイEIAST(The Emirates Institution for Advanced Science
and Technology)の観測衛星ハリーファサット(KhalifaSat)に続くものです
また、2012年のKOMPSAT-3 と2015年のTELSTAR 12 VANTAGEに続き、2017年度にはハリーファサットの打上げを予定しています
H-IIAロケットは、これまで30機中29機で打上げに成功している日本の基幹ロケットで、打上げ成功率は約 96.7%、世界トップクラスの高い成功率を誇っています
三菱重工業社は、1975年に始まった日本の宇宙ロケット開発で主要な役割を果たしてきており、JAXA(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)からの技術移転を受け、H-IIAは13号機(2007年9月打上げ)から、また、H-IIBは4号機(2013年8月打上げ)から、三菱重工業社が製造から打上げまで一貫して担う体制となっています
UAE 火星探査機 ホープ(HOPE)
ホープ(HOPE)(アル・アマル Al-Amal)は、UAEが開発、UAEにとって初の惑星探査機となる火星探査機で、アル・アマルは「希望」を意味するアラビア語です
主に火星の大気に重点を置いた観測を行うことを目的としており、高い分解能で写真を撮影する高性能デジタルカメラの「EXI」、紫外線で高層域の大気や、酸素や水素の流れを探る「EMUS」、そして赤外線で大気の温度パターンや、氷や水蒸気、塵を探る「EMIRS」の、大きく3種類の観測機器が搭載されます
機体は地球観測衛星に似た六角柱の形状をしており、幅2.37m、高さは2.90m、打ち上げ時の質量は約1500kg、設計寿命は約 2年が予定されています
打ち上げ時期は、地球と火星との位置関係から、2020年の7月頃になると見られ、火星への到着は、2021年を予定、高度 2万2000km x 4万4000kmの長楕円軌道に投入されます
ホープ(HOPE)計画は、アブダビやドバイなど 7首長国によるUAE政府が2014年7月に設立したUAE宇宙庁が統括、MBRSC は、2006年にEIASTとして設立されたドバイ政府の宇宙開発機関で、2015年に名称変更され、現在、地球観測、衛星ナビゲーション、衛星通信などの事業に取り組んでおり、今回のUAE
火星探査機 ホープ(HOPE)計画でも、探査機設計など、技術面の取りまとめを実施しています
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JAXA H2Aロケット40号機 主要諸元 (参考)
名称 |
H-ⅡAロケット 40号機 (H2A202型) |
全長 |
57 m |
全備質量 |
289 t (人工衛星の質量は含まず) |
誘導方式 |
慣性誘導方式 |
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第1段 |
固体ロケット
ブースタ
(長秒時燃焼
モータ) |
第2段 |
衛星
フェアリング
(4S型) |
全長 |
37 m |
15 m |
11 m |
16 m |
外径 |
4.0 m |
2.5 m |
4.0 m |
4.1 m |
質量 |
114 t |
153 t (2本分) |
20 t |
1.9 t |
推進薬質量 |
101 t |
132 t (2本分) |
17 t |
- |
推力 |
1,100 kN |
4,525 kN |
137 kN |
- |
燃焼時間 |
390 |
116 |
530 |
- |
推進薬種類 |
液体水素
液体酸素 |
ポリブタジエン系
コンポジット
固体推進薬 |
液体水素
液体酸素 |
- |
推進薬供給方式 |
ターボポンプ |
- |
ターボポンプ |
- |
比推力 |
440 s |
283.6 s |
448 s |
- |
姿勢制御方式 |
ジンバル
補助エンジン |
可動ノズル |
ジンバル
ガスジェット装置 |
- |
主 要 搭 載
電 子 装 置 |
誘導制御系機器
テレメータ送信機 |
- |
誘導制御系機器
電波航法機器
テレメータ送信機
指令破壊装置 |
- |
推力、比推力は、真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定
JAXA H2Aロケット 40号機 飛行計画 (参考)
H-ⅡA・F40は、「いぶき2号」及び「KhalifaSat」、小型副衛星5基を搭載し種子島宇宙センター大型ロケット第1射点より打ち上げられ、ロケットは、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角106度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行します
打上げ約1分48秒後に固体ロケットブースタの燃焼を終了し、約2分6秒後(以下、時間は打上げ後の経過時間を示す)に分離、上部衛星フェアリングを約4分20秒後に分離し、約6分38秒後には第1段主エンジンの燃焼を停止し、約6分46秒後に第1段を分離します
引き続いて、約6分55秒後に第2段エンジンの燃焼が開始され、約15分26秒後に燃焼を停止し、約16分16秒後に高度約613km、軌道傾斜角97.84度の太陽同期準回帰軌道上で「いぶき2号」を分離した後、約19分56秒後に下部衛星フェアリングを分離し、約24分21秒後に近地点高度約595km、遠地点高度約613km、軌道傾斜角97.82度の太陽同期準回帰軌道上で「KhalifaSat」を分離します
なお、「KhalifaSat」分離時は地上局から不可視範囲を飛行中のため、地球周回後の地上局可視範囲にて記録データを再生して分離を確認、「KhalifaSat」を分離後、ロケットは慣性飛行を続け、約33分20秒から約51分00秒までに小型副衛星分離機構に対し分離信号を送出します
JAXA H2Aロケット 40号機 打ち上げシーケンス (参考)
JAXA 「平成30年度 ロケット打上げ計画書 温室効果ガス観測技術衛星2号機「いぶき2号」(GOSAT-2)/KhalifaSat/小型副衛星/H-IIAロケット40号機(H-IIA・F40)」 より
JAXA H2Aロケット 40号機 飛行経路 (参考)
JAXA 「平成30年度 ロケット打上げ計画書 温室効果ガス観測技術衛星2号機「いぶき2号」(GOSAT-2)/KhalifaSat/小型副衛星/H-IIAロケット40号機(H-IIA・F40)」 より
「いぶき2号」などを載せたH-IIA 40号機は打ち上げ後、南の方向に飛行、高度 約 600kmの、地球ほぼ南北に回る太陽同期準回帰軌道に各衛星を投入します
この軌道は衛星に当たる太陽光の角度、また衛星が観測する際に地表に当たる太陽光の角度もつねにほぼ一定で、なおかつ数日ごとに同じ地域の上空に戻ってくることができるという特徴をもち、地球の定常的な観測に適しています
今回はすべての衛星をほぼ同じ軌道に投入するため、H-IIA 37号機で行われたような、各衛星をそれぞれ異なる軌道に投入することは行いません
JAXA H2Aロケット40号機 落下物 落下予想区域 時間 (参考)
JAXA H2Aロケット 打ち上げ基準
JAXAでは、全長 53メートル、重さ 286トンの H2Aロケットを安全、確実に打ち上げる為、打ち上げ基準が設定されています
従来の基準では、氷結層雲について、その厚さ 1.8km以内のみで判断していましたが、今回の打ち上げから、氷結層雲に関する基準が改められ、今後は、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能となります
これまで、H2Aロケットの打ち上げでは、氷結層雲による打ち上げ延期が 8機で発生していましたが、新基準で評価すると、その半分は打ち上げが可能なケースだったとのことで、今後は、打ち上げ延期の減少が期待され、コストダウンにも繋がります
2016年(平成28年)2月12日(金)に予定していた、H2Aロケット 30号機 の打ち上げでは、「射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲(別紙参照)の発生が予想されること、および打上げ作業に支障のある強風が予想されることから、2016年(平成28年)2月17日(水)に、打上げ」が延期されました
打ち上げ基準 |
氷結層雲の厚さ |
1.8km以内 |
ただし、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能 (H2Aロケット 30号機 打ち上げ時から適用) |
風速 (最大瞬間風速) |
20.9m/s |
|
氷結層とは、雲の中で温度が0度から-20度になっている部分のことで、雲の中に氷の粒の層があるような状態になっています
氷結層雲等、H2Aロケット打ち上げの制約についての詳細は、「JAXA H2Aロケット とは 特徴 性能 制約 高度化計画」をご参照下さい
H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率
JAXA H2Aロケット 42号機 UAE 火星探査機 ホープ(HOPE) 打ち上げ成功により、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、42機打ち上げ中
41機の成功で、成功率は 97.6 %、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、51機打ち上げ中、50機の成功となり、成功率は
98.0 % で、世界最高水準を維持しています
注.国際的な信頼性の基準は 95 % とされています
※ LE-7A
LE-7Aは、H-IIロケット第一段に使われていたLE-7エンジンの改良型で、宇宙開発事業団(現JAXA)が、三菱重工業、石川島播磨重工業と共に開発した液体燃料ロケットエンジンで、H-IIAロケットの第一段に1基、H-IIBロケットの第一段には2基使用されています |
H2A と H2Bは、三菱重工業が製造、H2A 13号機からは打ち上げ業務も、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業(MHI )に移管されています |
H2A H2B ロケット および 世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率
日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より 1桁少ないのが実情です
国 地域 |
ロケット名 |
打上回数 |
成功回数 |
成功率 |
日本 |
H2A |
42 |
41 |
97.6 % |
H2B |
9 |
9 |
100 % |
H2A + H2B |
51 |
50 |
98.0 % |
アメリカ |
アトラス |
387 |
340 |
87.9 % |
ファルコン |
19 |
15 |
78.9 % |
ヨーロッバ |
アリアン |
221 |
210 |
95.0 % |
ロシア |
プロトン |
401 |
354 |
88.3 % |
中国 |
長征 |
201 |
191 |
95.0 % |
諸外国のデーターは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」
ロケット打ち上げ ライブ中継 JAXA 種子島ライブカメラ ロケット打ち上げ 見学場所 (参考)
※. |
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