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JAXA H2Bロケット 9号機 こうのとり 9号機 (HTV9) 打ち上げ


JAXA H2Bロケット 9号機 こうのとり 9号機 (HTV9) 打ち上げ



オレンジ色の炎を上げて上昇するH2Bロケット8号機=2019年9月25日午前1時5分、鹿児島県の種子島宇宙センター、朝日新聞社機から

オレンジ色の炎を上げて上昇するH2Bロケット8号機=2019年9月25日午前1時5分、鹿児島県種子島宇宙センター、朝日新聞社機から 「 H2Bロケット打ち上げ成功 「こうのとり」をISSへ 朝日新聞 2019/09/25 01:28 」 より

宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 9号機 (HTV9)を搭載した H2Bロケット 9号機は、2020年5月21日(木)午前2時31分(日本標準時)、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場 第 2射点から打ち上げられ、約 15分7秒後、「こうのとり」 9号機は予定した軌道に投入、打ち上げは成功しました

JAXA H2Bロケット4号機 宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機(HTV4) 打ち上げ H-IIBロケット4号機 機体移動
JAXA H2Bロケット4号機 宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機(HTV4) 打ち上げ ISSに接近する「こうのとり」4号機

H-IIBロケット4号機 機体移動
ISSに接近する「こうのとり」4号機
JAXA デジタルアーカイブス 」 より

打上げロケット H2Bロケット 9号機
(H-IIB F9)
打上げ日 2020年5月21日(木)
打上げ時刻 午前2時31分(日本標準時)
(※1)
打上げペイロード 宇宙ステーション補給機
「こうのとり」9号機
(HTV9)
打上げ予備期間 2020年5月22日(金)~
2020年6月30日(火)(※2)
打上げ場所 種子島宇宙センター
大型ロケット発射場
打上げ実施 三菱重工業株式会社
宇宙航空研究開発機構

(※1) 最新の国際宇宙ステーションの軌道により決定する
(※2) 予備期間中の打上げ日及び時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定する




実況速報 終了しました (参考)

9月22日(土) 22:15 H2Bロケット 7号機は、予定通り、大型ロケット発射場 第2射点に移動され、2016年(平成30年)9月23日(日)12月9日(日)2時52分27秒(日本標準時)の打ち上げに向けて最終準備が行われています

宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 7号機 (HTV7)を搭載した H2Bロケット 7号機は、2018年(平成30年)9月23日(日)2時52分27秒定刻、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場 第2射点から打ち上げられました

ロケットは計画どおり飛行し、打上げから約14分59秒後に「こうのとり」7号機を正常に分離したことを確認、2Bロケット 7号機の打ち上げは成功しました

(最新情報を表示する際は 「F5」キー(ファンクションキー)を押す等で、画面を更新して下さい)




JAXA H2Bロケット 9号機 こうのとり 9号機 (HTV9) 打ち上げ日時 について


JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)、および、MHI(三菱重工業)は、2020年3月24日、JAXA H2Bロケット 9号機 による こうのとり 9号機 (HTV9) の打ち上げ日時について、下記発表を行いました

宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)の打上げについて 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 2020年(令和2年)3月24日


 宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)は、H-IIBロケット9号機に搭載され、以下のとおり打ち上げられますのでお知らせします。
打上げ予定日 : 2020年5月21日(木)
打上げ予定時刻 : 午前2時30分頃(日本標準時)(※1)
打上げ予備期間 : 2020年5月22日(金)~2020年6月30日(火)(※2)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
上記打上げ予定日でのHTV9の国際宇宙ステーション到着予定:
2020年5月25日(月)夜(日本標準時)(※1)
(※1) 最新の国際宇宙ステーションの軌道により決定する。
(※2) 予備期間中の打上げ日及び時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定する。




JAXA H2Bロケット 7号機 飛行計画  (参考)



H-ⅡB・F7は、「こうのとり」7号機を搭載し、種子島宇宙センター大型ロケット第2射点より打ち上げられる。

ロケットは、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角108.5度へ向けた後、表-2に示す所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行する。

その後、固体ロケットブースタを打上げ約2分4秒後及び約2分7秒後(以下、時間は打ち上げ後の経過時間を示す。)に、衛星フェアリングを約3分40秒後に分離、約5分47秒後には第1段主エンジンの燃焼を停止し、約5分54秒後に第1段を分離する。


引き続いて、約6分5秒後に第2段エンジンの燃焼が開始され、約14分20秒後に燃焼を停止し、約15分11秒後に近地点高度約200km、遠地点高度約300km、軌道傾斜角51.7度の楕円軌道で「こうのとり」7号機を分離する。

この後、ミッション終了後のロケット第2段について、南太平洋上への制御落下を行う。


JAXA H2Bロケット 7号機 飛行計画



JAXA H2Bロケット 7号機 ロケットの飛行経路

JAXA H2Bロケット 7号機 ロケットの飛行経路


H2Bロケット 7号機 ロケット落下物の落下予想区域(SRB-A、衛星フェアリング、第1段)

H2Bロケット 7号機 ロケット落下物の落下予想区域(SRB-A、衛星フェアリング、第1段)

JAXA 「平成30年度 H-IIBロケット7号機 打上げ計画書」 より

海面落下時間帯
(打上げ後)
固体ロケットブースタ
約6分~10分後
衛星フェアリング
約10分~24分後
第1段
約14分~30分後



H2Bロケット 7号機 第 2段機体の制御落下  (参考)



H2Bロケットの第 2段機体は、「こうのとり」を軌道まで送り届ける都合上、一緒に地球をまわる軌道に乗り、「こうのとり」分離後は、そのまま放っておいても数日で大気圏に再突入し、燃え尽きますが、その間に他の衛星に衝突する可能性や、燃え残った部品が地上に落下する可能性を考慮し、H2Bロケットの第 2段機体については、制御落下という手法を用い、早期に、太平洋等の海上に落下させます


H2Bロケットの第 2段機体は、「こうのとり」を軌道に送り届けた後、地球を 1周させ、続いて機体の健全性を確認した上で、地上からの指令で 第 2段機体ロケットのエンジンに点火して逆噴射、軌道速度を失った第 2段機体は地球の大気圏に再突入し、燃え尽きます


H2Bロケット第 2段機体の制御落下は、H-IIB 2号機から実施され、すべて狙った水域への落下に成功しています


H2Bロケット 7号機 ロケット落下物の落下予想区域(第2段ロケット)

H2Bロケット 7号機 ロケット落下物の落下予想区域(第2段ロケット)

平成28年度 H-IIBロケット6号機 打上げ計画書 」 より





JAXA H2Bロケット 7号機 とは 特徴 性能  (参考)



JAXA H2B(H-IIB)(エイチツービー、エイチニービー)ロケッ 7号機トは、国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を行なう宇宙ステーション補給機(HTV、H-II Transfer Vehicle)を打ち上げるため、H-IIAロケットの打ち上げ能力の向上策として、H-IIAロケットの設備と技術を元に、H-IIAロケットでは1基だった1段目のエンジン(LE-7A)を、2基束ねる(クラスター化する)事により能力向上を図った、日本最大の基幹大型ロケットです


H-IIAロケットの能力向上案(H-IIA+)は、2003年(平成15年)に「開発研究」が開始され、2005年(平成17年)に、H-IIBロケットとなり「開発」フェーズへと移行、2009年(平成21年)9月11日に試験機 1号機が打ち上げられました


H2Bロケットの形状 (H2B型)

H2Bロケットの形状 (H2B型)

平成30年度 H-IIBロケット7号機 打上げ計画書 」 より




JAXA H2Bロケット 7号機 主要諸元



全体
名称 H-ⅡBロケット (H2B型)
全長(m) 56.6
全備質量(t) 531 (ペイロードの質量は含まず)
誘導方式 慣性誘導方式
各 段 第1段 固体ロケット
ブースタ
(長秒時燃焼モータ)
第2段 衛星
フェアリング
(5S-H型)
全長(m) 38 15 11 15
外径(m) 5.2 2.5 4.0 5.1
質量(t) 202 306(4本分) 20 3.2
推進薬質量(t) 177.8 263.8(4本分) 16.6
推力(kN) ※1 2,196 9,220 137
燃焼時間(s) 352 114 499
推進薬種類 液体水素
液体酸素
ポリブタジエン系
コンホ°シ゛ット
固体推進薬
液体水素
液体酸素
推進薬供給方式 ターボポンプ ターボポンプ
比推力(s) ※1 440 283.6 448
姿勢制御方式 ジンバル 可動ノズル ジンバル
ガスジェット装置
主要搭載
電子装置
誘導制御系機器
テレメータ送信機
誘導制御系機器
レーダトランスポンダ
テレメータ送信機
指令破壊装置

※1:真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定





宇宙ステーション補給機 「こうのとり」(HTV) とは  (参考)



宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 (HTV H-II Transfer Vehicle) とは、国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を行なう為にJAXA(宇宙開発事業団(NASDA)と後継法人の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) )が開発した、無人宇宙補給機です



宇宙ステーション補給機 「こうのとり」(HTV) 7号機 概要



「こうのとり」7号機は、種子島宇宙センターからH-ⅡB・F7により打ち上げられ、高度200km/300kmの楕円軌道へ投入される。

軌道投入後、地上監視のもと、予め登録しておいたコマンドシーケンスや姿勢制御系の自動シーケンスなどによって、高度350~460kmの国際宇宙ステーション(以下、「ISS」という)に対して、安全にランデブ飛行を行う。


ISSへ接近し、所定の位置に相対停止した後は、ISSのロボットアームにて把持され、ISSに結合・係留し、補給物資をISSへ移送する。

また、その後、ISSで不要となった廃棄物品を「こうのとり」7号機に移送し、ISSから離脱し、再突入軌道へ移行する。


なお、「こうのとり」7号機では、ISSから宇宙実験サンプル等を地上に回収するための小型回収カプセルの打上げ技術実証を実施する。

このため、「こうのとり」7号機(及び回収カプセル)を、従来の南太平洋ではなく南鳥島周辺海域に落下させる計画である。


宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 7号機 外観図

宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 7号機 外観図

平成30年度 H-IIBロケット7号機 打上げ計画書 」 より




宇宙ステーション補給機 「こうのとり」(HTV) 開発経緯


1988年、日本、カナダ、アメリカ合衆国、および欧州宇宙機関 (ESA) 加盟国の政府間で宇宙基地協力協定 (IGA) が署名され、1993年にロシアも加わり、1994年に現在の国際宇宙ステーション(ISS)計画が誕生しました

1994年7月アメリカ航空宇宙局 (NASA) は、宇宙ステーションへの輸送を、国際パートナーがスペースシャトルでの輸送経費を実費負担する方式から、各パートナーそれぞれが輸送能力を提供することを原則とする方式への変更を提案し、日本の宇宙開発事業団(NASDA 現在のJAXA)は、1995年に宇宙ステーション補給機の概念設計を開始、1997年にHTV開発に着手しました


1998年2月24日に署名された宇宙基地了解覚書 (MOU) において、日本が国際宇宙ステーションへの補給義務を負うことが国際公約となり、2009年(平成21年)9月11日、「こうのとり」 と名付けられた宇宙ステーション補給機 1号機が、「こうのとり」 打ち上げ用に開発されたH2Bロケット 1号機により打ち上げられました


国際宇宙ステーションは、2015年(平成27年)12月22日、日米両国政府が国際宇宙ステーション(ISS)に係る新たな日米協力の枠組みについて合意し、2024年までの我が国のISS運用延長への参加が決定されています






H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率



JAXA H2Bロケット 9号機 こうのとり 9号機 (HTV9) 打ち上げ成功により、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、41機打ち上げ中 40機の成功で、成功率は 97.6 %、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、50機打ち上げ中、49機の成功となり、成功率は 98.0 % で、世界最高水準を維持しています

国際的な信頼性の基準は 95 % とされています



※ LE-7A
LE-7Aは、H-IIロケット第一段に使われていたLE-7エンジンの改良型で、宇宙開発事業団(現JAXA)が、三菱重工業、石川島播磨重工業と共に開発した液体燃料ロケットエンジンで、H-IIAロケットの第一段に1基、H-IIBロケットの第一段には2基使用されています

H2A と H2Bは、三菱重工業が製造、H2A 13号機からは打ち上げ業務も、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業(MHI )に移管されています



H2A H2B ロケット および 世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率



日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より 1桁少ないのが実情です


国 地域 ロケット名 打上回数 成功回数 成功率
日本 H2A 41 40 97.6 %
H2B 9 9 100 %
H2A + H2B 50 49 98.0 %
アメリカ アトラス 387 340 87.9 %
ファルコン 19 15 78.9 %
ヨーロッバ アリアン 221 210 95.0 %
ロシア プロトン 401 354 88.3 %
中国 長征 201 191 95.0 %

諸外国のデーターは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」





ロケット打ち上げ ライブ中継 JAXA 種子島ライブカメラ ロケット打ち上げ 見学場所



H-IIBロケット9号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機の打上げ見学自粛について


三菱重工業より、下記、打ち上げ見学自粛要請が出ております

【お願い】H-IIBロケット9号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機の打上げ見学自粛について 三菱重工業 2020-05-08


 この度の新型コロナウィルス感染拡大に関し、罹患された皆様並びにその関係者の皆様、また、最前線で予防と対策に 取り組まれている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
 過日お知らせの通り、当社はH-IIBロケット9号機によるこうのとり9号機(HTV9)の打上げを5月21日(木曜)に予定しており、 日本政府の緊急事態宣言発令や各自治体様の発表を注視しながら、打上げ関係者の感染拡大防止対策を講じたうえで 、打上げ準備作業を進めております。
 ロケットの打上げ見学を楽しみされていらっしゃる方も多いと存じますが、感染拡大防止の観点より、事情ご賢察のうえ、ご来島による見学はお控え頂きますよう、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 なお、打上げに関する番組は、JAXA様WEBサイトより閲覧可能です。是非ご覧ください。

また、南種子町が管理するロケット打上げ見学場(長谷公園・前之峯陸上競技場、宇宙ヶ丘公園、恵美之江展望公園)は全て閉鎖されており、一般の方の打上げ時の見学はできません。



JAXA H2Bロケット 9号機 こうのとり 9号機 (HTV9) 打ち上げ ライブ中継

放送内容 放送日/放送時間 視聴ページ 備考
「こうのとり」9号機/H-IIBロケット9号機打上げ 2020年5月21日
2:00~
YouTube

JAXA|種子島ライブカメラ


JAXA 種子島宇宙センター 内之浦宇宙空間観測所 ロケット打ち上げ 見学場所


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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2020年5月21日

H2Bロケット打ち上げ成功 こうのとりをISSへ 朝日新聞 2020/05/21 02:34


 国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「こうのとり(HTV)」を載せたH2Bロケット9号機が21日午前2時31分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられた。約15分後、HTVを予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。HTVとH2Bはいずれも今回が最後で、次回からは輸送能力を高めたHTV―XとH3ロケットに置き換わる。
 打ち上げ後の会見で、H2Bの製造元である三菱重工業の阿部直彦防衛・宇宙セグメント長は「終わってホッとしている。コロナの影響で世界中の行事が延期・中止される中で、計画通り打ち上げられたことは、地元の理解や支援があったからこそ。感謝している」と話した。
 HTVは2009年に初飛行。米スペースシャトルが退役した後は、大型貨物をISSへ運べる唯一の補給船として活躍した。今回も飛行士の食料や飲料水のほか、日本製リチウムイオン電池など約6・2トンを載せて25日にISSへ到着する。
 JAXAは現在、輸送能力を1・5倍に高めたHTV―Xを開発中。HTVから太陽電池パネルを大型化して電力の供給量を上げ、通信速度も高めるほか、ISSへの自動結合も試す。米国主導で22年にも建設が始まる月周回宇宙ステーションへの補給も担う。


2020年5月21日

最終「こうのとり」打ち上げ成功 25日に宇宙ステーション到着へ 共同通信 2020/05/21 08:17


 三菱重工業は21日午前2時31分、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給機「こうのとり」9号機を、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Bロケット9号機で打ち上げた。こうのとりは約15分後にロケットから分離され、打ち上げは成功した。
 2009年に初めて打ち上げられたH2Bロケットとこうのとりは今回が最終機。培われた技術は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発中の後継機「HTV―X」に引き継がれ、21年度にH3ロケットで初号機が打ち上げられる。
 こうのとり9号機は、水や食料などの補給物資のほか、ISSの電力供給を支える日本製大型リチウムイオン電池を搭載。25日夜にISSのロボットアームにキャッチされ、26日午前にドッキング完了を予定している。
 今回は民間利用拡大の一環として、スカパーJSATなどが日本実験棟「きぼう」で計画する双方向ライブ配信の機器なども搭載されている。


2020年5月21日

「こうのとり」9号機、打ち上げ成功 種子島宇宙センターからISSへ 毎日新聞 2020/05/21 03:08


 三菱重工業は21日午前2時31分、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」9号機を載せたH2Bロケットを鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。2009年の初号機以降、8回連続して国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給に成功しており、同ロケットと共に最後の任務となる。こうのとりは約15分後に予定した軌道に投入され、打ち上げは成功した。
 宇宙飛行士が必要とする食料品や衣類、実験装置やISSの電源となるバッテリーなどを運ぶ。ISSには25日午後9時過ぎに到着する予定。
 21年度以降はJAXAが開発中の後継機「HTV―X」がこうのとりの役割を引き継ぐ。
 こうのとりはISSのロボットアームでキャッチされていたが、HTV―Xは米国が計画する月周回宇宙ステーションにも対応するため、自動ドッキングの機能を備える。こうのとり9号機はこの技術を獲得するため、ISSに接近する様子を撮影し、動画をリアルタイムでISS内に伝送する実験も行う。


2020年5月21日

三菱重工 | H-IIB ロケット 9 号機による 宇宙ステーション補給機「こうのとり」 9 号機( HTV9 )の 打上げ結果について 三菱重工業株式会社 2020-05-21


 三菱重工業株式会社は、種子島宇宙センターから2020年5月21日2時31分00秒(日本標準時)に、宇宙ステーション補給機「こうのとり」9 号機( HTV9 )を搭載したH-IIBロケット9号機(H-IIB・F9)を予定どおり打ち上げました。
ロケットは計画どおり飛行し、打上げから約15分07秒後 に「こうのとり」9号機を正常に分離した事を確認しました。
今回のH-IIBロケット9号機打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。


2020年5月20日

H2Bロケット9号機 21日午前2時31分打ち上げ 種子島宇宙センター KTS鹿児島テレビ 2020/05/20 20:35


 国際宇宙ステーションに物資を運ぶ「こうのとり」を搭載したH2Bロケット9号機が、21日未明に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられます。今回は新型コロナの影響で打ち上げをとりまく環境についても、いつもとかなり状況が違うようです。
 ロケットの打ち上げといえば、多くの人が見学に訪れますが、今回、種子島では新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため見学場所を封鎖し、県外からの来島を自粛するよう呼びかけました。
 【南種子町 小園裕康町長】
 「多くの方がご来島いただけることを楽しみにしていた。大変残念ではあるが、是非ここは一緒になって乗り越えて頂けたら」
 打ち上げを担当する三菱重工業とJAXAもスタッフの数を通常より2割ほど減らして21日の打ち上げに臨むということです。
 ロケットは20日午前、組み立て施設からおよそ30分かけて、400メートル離れた発射地点に移動しました。


2020年5月20日

最終ミッションの「こうのとり9号機」5月21日午前2時31分に打ち上げ sorae そらへ 2020/05/20 17:11


 JAXA(宇宙航空研究開発機構)と三菱重工業は5月19日、宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)を搭載したH-IIBロケット9号機の打ち上げ日時を5月21日午前2時31分に決定したことを発表しました。
 「こうのとり」のミッションは今回の9号機で最後となり、来年度以降のミッションは輸送能力を高めた新型の宇宙ステーション補給機「HTV-X」に引き継がれる予定です。また、今回の9号機が成功することで「こうのとり」の全てのミッションが成功したという素晴らしい結果を残すことになります。
 H-IIBロケット9号機の打ち上げ模様は、JAXAの公式YouTubeチャンネルでライブ配信される予定で、21日午前2時半頃に配信が開始されると告知しています。また、JAXAは『H-IIBロケット9号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機の打上げに関して、新型コロナウイルス感染拡大防止に最大限努めながら準備を行っています。』と述べており、打ち上げ見学に関しても自粛を呼びかけています。


2020年5月19日

こうのとり初キャッチ にじんだ日の丸  油井宇宙飛行士に思い出を聞く 南日本新聞 2020/05/19 22:00


 三菱重工業は19日、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ宇宙航空研究開発機構(JAXA)の補給機「こうのとり9号機」を載せたH2Bロケット9号機を、21日午前2時31分、南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げる、と発表した。両機は今回が最終号機。打ち上げ予備期間は22日〜6月30日。2015年8月、日本人で初めてISSからこうのとり5号機をキャッチした宇宙飛行士の油井亀美也さん(50)に、こうのとりの存在意義やISSでの舞台裏を聞いた。
 −ロボットアームでこうのとりをつかまえる時、どんな思いだったか。
 「非常に緊張しながら操縦かんを握った。地上で約千回訓練し、ISSでも当日朝まで100回ほど練習した。こうのとりをつかまえた後、機体に描かれた小さな日の丸が目に入り、涙がにじんだ。多くの人の思いが詰まった宇宙船。ISSに無事に到着して本当によかったとほっとした」
 「ISSは日本、アメリカ、ロシアなど各国が協力しており、『平和の象徴』だ。それをこうのとりが支えているのが誇らしかった。打ち上げにはJAXAなどの関係者が関わるが、種子島など地元の協力がなくてはならない。日の丸を見て、日本の皆さんの顔がよぎった」


2020年5月19日

こうのとり打ち上げ、21日午前2時31分に ISSへ 朝日新聞 2020/05/19 21:30


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「こうのとり(HTV)」を載せたH2Bロケット9号機の打ち上げ時刻を21日午前2時31分に決めた、と発表した。HTVは今回が最後の飛行で、次回からは輸送能力を高めた新型に換わる。
 HTVには、ISSに滞在する飛行士の飲料水や食品、日本実験棟「きぼう」に設置されるロボットカメラ、日本製リチウムイオン電池などが積み込まれる。
 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、鹿児島県の種子島宇宙センター周辺の見学場は今回、閉鎖される。JAXAは、ネット中継(https://www.youtube.com/user/jaxachannel)で見学して欲しいとしている。


2020年5月19日

宇宙補給機、21日未明打ち上げ 最終飛行「有終の美を」 共同通信 2020/05/19 16:33


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ補給機こうのとり9号機を載せたH2Bロケットを、21日午前2時31分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。いずれも最後の飛行となる。ステーションには25日に到着する。
 新型コロナウイルスの感染対策のため、インターネットを通じて会見した三菱重工・宇宙事業部の鈴木啓司氏は「一つ一つの作業を確実に進めて有終の美を飾りたい」と意気込んだ。
 当日のセンター周辺の天気予報は曇りで、打ち上げに支障はない見通し。20日午前に機体を発射台に移動させて最終準備に入る。


2020年5月19日

最後のH2Bロケット 「こうのとり」を搭載し21日未明打ち上げへ 南日本放送 2020/05/19 16:19


 国際宇宙ステーションに食料などの物資を届ける「こうのとり」を搭載したH2Bロケットの最後の打ち上げが、21日未明に行われます。
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、19日の会見はウェブ上で行われ、三菱重工は、H2Bロケット9号機を、21日午前2時31分に種子島宇宙センターから打ち上げると発表しました。
 H2Bロケットは、国際宇宙ステーションに食料などを届ける無人補給機「こうのとり」を搭載して、これまで8回の打ち上げですべて成功してきました。
今後は新型のH3ロケットに引き継がれることになり、「こうのとり」とともに今回が最後の運用となります。
 (三菱重工業・鈴木啓司MILSET長)「最終号機、必ず有終の美をかざりたいと強く思っている。打ち上げを成功させてみなさんの期待に応えたい」
 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、種子島の1市2町は打ち上げ見学のための来島自粛を呼びかけています。


2020年5月17日

H2Bロケット打ち上げ「来島自粛を」 種子島宇宙センターの見学場をすべて閉鎖 毎日新聞 2020/05/17 09:23


 鹿児島県の種子島宇宙センターで21日に予定されているH2Bロケットの打ち上げを前に、地元の南種子町は町内の見学場をすべて閉鎖した。島外からの見学者を通じた新型コロナウイルス感染拡大を防ぐのが理由。南種子町を含む種子島の島内1市2町は来島自粛を呼びかけている。
 南種子町によると、これまで町内の公園など4カ所を見学場として開放し、毎回1200人程度、多いときは3000人が訪れていた。見学場をすべて閉鎖するのは初めて。
 種子島ではこれまで感染者は確認されていないが、政府による緊急事態宣言の一部解除に伴い県外から多くのロケットファンが訪れる可能性がある。地元市町などでつくる種子島宇宙開発促進協議会はホームページで「高齢者が多く、医療機関も少なく、感染症が発生すると島全体が生命の危機にさらされてしまう」と訴えた。
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると今回のH2Bロケットは国際宇宙ステーションへ物資を運ぶ無人補給機「こうのとり」9号機を搭載する。H2Bロケット、現行のこうのとりとも打ち上げは最後の予定で、南種子町は「直接見たかった人も多いだろうが、感染拡大防止のため来島を控えるようお願いしたい」と話している。


2020年3月24日

H-IIBロケット9号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)の打上げについて 三菱重工業株式会社 2020-03-24


 三菱重工業株式会社は、H-IIBロケット9号機(H-IIB・F9)による宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)の打上げについて、下記のとおり実施することをお知らせいたします。

打上げ予定日 : 2020年5月21日(木)
打上げ予定時刻 : 2時30分頃(日本標準時)(※1)
打上げ予備期間 : 2020年5月22日(金)~2020年6月30日(火)(※2)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
(※1)最新の国際宇宙ステーションの軌道により決定する。
(※2)予備期間中の打上げ日及び時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定する。


2020年3月24日

宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)の打上げについて 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 2020年(令和2年)3月24日


 宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)は、H-IIBロケット9号機に搭載され、以下のとおり打ち上げられますのでお知らせします。
打上げ予定日 : 2020年5月21日(木)
打上げ予定時刻 : 午前2時30分頃(日本標準時)(※1)
打上げ予備期間 : 2020年5月22日(金)~2020年6月30日(火)(※2)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
上記打上げ予定日でのHTV9の国際宇宙ステーション到着予定:
2020年5月25日(月)夜(日本標準時)(※1)
(※1) 最新の国際宇宙ステーションの軌道により決定する。
(※2) 予備期間中の打上げ日及び時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定する。


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