JAXA H2Bロケット 9号機 こうのとり 9号機 (HTV9) 打ち上げ |
JAXA H2Bロケット 9号機 こうのとり 9号機 (HTV9) 打ち上げ
JAXA H2Bロケット 7号機 飛行計画 (参考)H-ⅡB・F7は、「こうのとり」7号機を搭載し、種子島宇宙センター大型ロケット第2射点より打ち上げられる。 ロケットは、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角108.5度へ向けた後、表-2に示す所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行する。 その後、固体ロケットブースタを打上げ約2分4秒後及び約2分7秒後(以下、時間は打ち上げ後の経過時間を示す。)に、衛星フェアリングを約3分40秒後に分離、約5分47秒後には第1段主エンジンの燃焼を停止し、約5分54秒後に第1段を分離する。 引き続いて、約6分5秒後に第2段エンジンの燃焼が開始され、約14分20秒後に燃焼を停止し、約15分11秒後に近地点高度約200km、遠地点高度約300km、軌道傾斜角51.7度の楕円軌道で「こうのとり」7号機を分離する。 この後、ミッション終了後のロケット第2段について、南太平洋上への制御落下を行う。
H2Bロケット 7号機 第 2段機体の制御落下 (参考)H2Bロケットの第 2段機体は、「こうのとり」を軌道まで送り届ける都合上、一緒に地球をまわる軌道に乗り、「こうのとり」分離後は、そのまま放っておいても数日で大気圏に再突入し、燃え尽きますが、その間に他の衛星に衝突する可能性や、燃え残った部品が地上に落下する可能性を考慮し、H2Bロケットの第 2段機体については、制御落下という手法を用い、早期に、太平洋等の海上に落下させます H2Bロケットの第 2段機体は、「こうのとり」を軌道に送り届けた後、地球を 1周させ、続いて機体の健全性を確認した上で、地上からの指令で 第 2段機体ロケットのエンジンに点火して逆噴射、軌道速度を失った第 2段機体は地球の大気圏に再突入し、燃え尽きます H2Bロケット第 2段機体の制御落下は、H-IIB 2号機から実施され、すべて狙った水域への落下に成功しています H2Bロケット 7号機 ロケット落下物の落下予想区域(第2段ロケット) 「 平成28年度 H-IIBロケット6号機 打上げ計画書 」 より JAXA H2Bロケット 7号機 とは 特徴 性能 (参考)JAXA H2B(H-IIB)(エイチツービー、エイチニービー)ロケッ 7号機トは、国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を行なう宇宙ステーション補給機(HTV、H-II Transfer Vehicle)を打ち上げるため、H-IIAロケットの打ち上げ能力の向上策として、H-IIAロケットの設備と技術を元に、H-IIAロケットでは1基だった1段目のエンジン(LE-7A)を、2基束ねる(クラスター化する)事により能力向上を図った、日本最大の基幹大型ロケットです H-IIAロケットの能力向上案(H-IIA+)は、2003年(平成15年)に「開発研究」が開始され、2005年(平成17年)に、H-IIBロケットとなり「開発」フェーズへと移行、2009年(平成21年)9月11日に試験機 1号機が打ち上げられました
JAXA H2Bロケット 7号機 主要諸元
※1:真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定 宇宙ステーション補給機 「こうのとり」(HTV) とは (参考)宇宙ステーション補給機 「こうのとり」 (HTV H-II Transfer Vehicle) とは、国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を行なう為にJAXA(宇宙開発事業団(NASDA)と後継法人の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) )が開発した、無人宇宙補給機です 宇宙ステーション補給機 「こうのとり」(HTV) 7号機 概要「こうのとり」7号機は、種子島宇宙センターからH-ⅡB・F7により打ち上げられ、高度200km/300kmの楕円軌道へ投入される。 軌道投入後、地上監視のもと、予め登録しておいたコマンドシーケンスや姿勢制御系の自動シーケンスなどによって、高度350~460kmの国際宇宙ステーション(以下、「ISS」という)に対して、安全にランデブ飛行を行う。 ISSへ接近し、所定の位置に相対停止した後は、ISSのロボットアームにて把持され、ISSに結合・係留し、補給物資をISSへ移送する。 また、その後、ISSで不要となった廃棄物品を「こうのとり」7号機に移送し、ISSから離脱し、再突入軌道へ移行する。 なお、「こうのとり」7号機では、ISSから宇宙実験サンプル等を地上に回収するための小型回収カプセルの打上げ技術実証を実施する。 このため、「こうのとり」7号機(及び回収カプセル)を、従来の南太平洋ではなく南鳥島周辺海域に落下させる計画である。
H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率JAXA H2Bロケット 9号機 こうのとり 9号機 (HTV9) 打ち上げ成功により、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、41機打ち上げ中 40機の成功で、成功率は 97.6 %、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、50機打ち上げ中、49機の成功となり、成功率は 98.0 % で、世界最高水準を維持しています 国際的な信頼性の基準は 95 % とされています
H2A H2B ロケット および 世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より 1桁少ないのが実情です
諸外国のデーターは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」 ロケット打ち上げ ライブ中継 JAXA 種子島ライブカメラ ロケット打ち上げ 見学場所
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