JAXA H2Aロケット 27号機 情報収集衛星 レーダ予備機 打ち上げ |
JAXA H2Aロケット 27号機 情報収集衛星 レーダ予備機 打ち上げ情報収集衛星 レーダ予備機を搭載したH-IIAロケット27号機(H-IIA・F27)は、2015年(平成27年)2月1日10時21分(日本標準時)(定刻)に、種子島宇宙センターから打ち上げられ、正常に飛行し、情報収集衛星 レーダ予備機を予定通り分離したことが確認されました JAXA H2Aロケット 27号機 情報収集衛星 レーダ予備機 の打ち上げ成功です
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情報収集衛星 「レーダ衛星予備機」 とはH2Aロケット27号機が搭載するのは、政府の情報収集衛星 レーダ予備機です 現在、情報収集衛星は、「光学衛星」と「レーダー衛星」の各2基が北極と南極の上空を通る高度400~600kmの極軌道を回っており、地球上のあらゆる地点を、1日1回以上撮影できる運用体制が、当初計画より10年遅れとなる 2013年(平成25年)4月に確立しています 4基ある情報収集衛星の内、どれか1基が故障しても支障はないとされていますが、2007年(平成19年)以降、「レーダー衛星」 1、2号機が予定の運用期間である 5年 を待たずに、相次いで故障したことがあり、そうした中、現在運用中のレーダー衛星3号機と4号機のバックアップとして、2基同時期故障の事態に備えるため、今回、レーダー衛星予備機が打ち上げられます 情報収集衛星とは情報収集衛星 (Information Gathering Satellite : IGS)の法令上の定義は、「我が国の安全の確保、大規模災害への対応その他の内閣の重要政策に関する画像情報の収集を目的とする人工衛星」である(内閣官房組織令第四条の二第2項第1号)となっています 国の安全保障や災害関連の情報を集めるのが目的で、内閣衛星情報センターによって運用され、収集された画像は、内閣官房の内閣情報調査室によって分析されていますが、安全保障に関わる情報収集衛星の情報や撮影した画像は、2014年施行された特定秘密保護法の特定秘密に指定されいて、公開されません 災害状況の把握など、安全保障目的以外への活用例として、内閣官房のホームページでは、2014年11月、小笠原諸島周辺でサンゴを密漁しているとみられる中国漁船の動向を情報収集衛星を使って調べ、分析した結果が公開されました 中国漁船が昼の間、島から離れ、夜になると、日本の領海に入る動きを繰り返していることが分かったのは、情報収集衛星の成果とされています こうした衛星の開発費等として、2015年度の予算案では、614億円が計上されています 「光学衛星」情報収集衛星は、1998年の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて導入され、宇宙空間の上空から日中の晴天時に通常のデジカメと同様、可視光で地上を撮影するのが「光学衛星」です 「レーダー衛星」電波望遠鏡と同様の原理を用いて、夜間や悪天候でも雲を突き抜けて地上を撮影できるのが「レーダー衛星」です 今回打ち上げた「レーダ衛星予備機」の基本性能は、運用中の3、4号機と同じですが、信頼性を向上させていて、地上にある1メートルの物体を見分ける能力があるとされています 今回のレーダー衛星予備機は、開発費 228億円、打ち上げ費用は 105億円、設計寿命は 5年とされています H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率H2AとH2Bは、三菱重工業が製造、H2A13号機からは打ち上げ業務も、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業に移管されています 今回打ち上げ成功により、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、27機打ち上げた中、26機の成功で、成功率は96.3パーセント、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、31機打ち上げた中、30機の成功で、成功率は 96.8 % となります 国際的な信頼性の基準は 95 % とされています
世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より1桁少ないのが実情です
「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」に、今回(2月1日)の打ち上げを加算 打ち上げ予定日の変更について三菱重工業株式会社および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2015年1月29日(木)に、鹿児島県の種子島宇宙センターから、H2Aロケット 27号機(H-IIA F27)により、情報収集衛星 レーダ予備機を打上げる予定でしたが、打ち上げ時間帯に、規定以上の氷結層を含む雲の発生が予想されたため為延期となり、打ち上げ予定日は、2015年2月1日(日)に変更されました 2015年1月31日(土)21時12分現在、H2Aロケット 27号機は、2015年1月31日(土)20時頃より、組み立て棟から約500メートル離れた発射地点に約20分かけて移動していて、これから液体燃料の注入や電気系統の確認などが行われます 打ち上げ時間帯の2015年(平成27年)2月1日(日)10時21分頃の天気予報は「晴れ」となっています 再打ち上げ予定日の設定基準について打ち上げ予定日は天候に左右されるのはもちろんですが、翌日以降どんなに良い天気が予想されても、3日後へと延期になるのは、打ち上げ日を関係機関と調整して決めている為です 決定日から中2日を開ける取り決めになっており、打ち上げ延期決定日から最短でも3日後になります その為、例え翌日、翌々日の天候が良かったとしても、この取り決めにより打ち上げることはできず、取り決めに従った最短日として2月1日となっています 打上げ天候制約 (氷結層を含む雲) について氷結層を含む雲は、ロケットが高速で通過することにより雷を誘発し、発生した雷によって電子機器などが影響を受け、正常な飛行ができなくなる可能性があります 雲が薄い場合は、雷が発生する前に通過できるとされ、その閾値として、鉛直の厚さが1.8km(1800m)以上の場合は、打ち上げ不可とされています 雷に係る制約条件
「JAXA H-IIAロケット27号機による情報収集衛星 レーダ予備機の打上げ中止について 三菱重工業株式会社 宇宙航空研究開発機構 2015年1月29日 02:00」 より
打ち上げ ライブ中継 / JAXA 種子島ライブカメラ【放送予定】2015.2.1 H-IIAロケット27号機打上げ中継 - NVS-ネコビデオ JAXA|種子島ライブカメラ 参考情報情報収集衛星の詳細、及び、 打ち上げ 構築 スケジュールにつきましては、下記をご参照下さい JAXA 情報収集衛星 (IGS) 打ち上げ 構築 スケジュール |
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