H2Aロケット25号機 打上げシーケンス
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実測値(速報) ※1 |
予測値 ※2 |
リフトオフ |
0分0秒 |
0分0秒 |
固体ロケットブースタ 燃焼終了 ※3 |
1分31秒 |
1分32秒 |
固体ロケット・ブースタ 分離 ※4 |
1分45秒 |
1分46秒 |
衛星フェアリング分離 |
4分7秒 |
4分5秒 |
第1段 主エンジン 燃焼停止(MECO) |
6分37秒 |
6分35秒 |
第1段・第2段分離 |
6分45秒 |
6分43秒 |
第2段エンジン第1回推力立上がり(SELI1) |
6分55秒 |
6分53秒 |
第2段エンジン第1回燃焼停止(SECO1) |
12分11秒 |
12分15秒 |
第2段エンジン第2回推力立上がり(SELI2) |
23分52秒 |
23分53秒 |
第2段エンジン第2回燃焼停止(SECO2) |
27分7秒 |
27分8秒 |
ひまわり 8号分離 |
27分57秒 |
27分59秒 |
※1 詳細データ評価前の速報値
※2 25号機用のエンジン性能等の実測データを反映した予測値のため、イベントによっては計画値と異なるものもあります
※3 SRB-A燃焼終了の定義は燃焼圧力が最大燃焼圧力の10%となる時点
※4 SRB-A分離の定義は後方ブレス分離
ひまわり 8号 とは
ひまわり8号 は、赤道上空約3万6000キロの高度で静止し、気象衛星としては世界で初めてカラー画像を撮影でき、観測の回数も30分に1回だった7号から、10分に1回に増え、日本や台風の周辺など特定の地域に対象を絞った場合、2分半に1回の観測が可能になります
解像度は、これまで1km四方だったものが、0.5km四方(可視画像の場合)まで識別できるようになり、数値予報(コンピューターで未来の気象状況を予測する手法)の精度向上も図られると期待され、台風の進路予測や、ゲリラ豪雨の原因ともなる積乱雲の動きがより監視しやすくなるとのことで、防災対策への活用が期待され、精度の高い予測が可能になれば、ゲリラ豪雨をうまく回避できるようになるかもしれません
また、『7号』まではモノクロでの撮影しかできなかったため、これまで気象庁ホームページにあるカラーの『衛星画像』は、後から着色したものでしたが、カラー撮影が可能になった『8号』の登場によって、自然な色合いの画像に変わり、
黄砂の飛来も従来は火山灰や雲との識別が難しかったのですが、画像のカラー化で容易になります
アンテナサイト副局
かつて、「アンテナサイト」と呼ばれる「ひまわり」の画像を受信する施設が、埼玉県鳩山町の1カ所にしかなかったため、その周辺の天候が悪くなれば、受信作業でもろに影響を受けていましたが、2013年、北海道江別市にも「副局」として位置づけたアンテナサイト・データセンターが開設され、より安定的なデータ受信が可能となり、24時間切れ目なく天気予報を発信する一助となっています
ひまわり8号 2015年7月7日午前11時運用開始
ひまわり8号の運用、管制業務には、コスト削減を図るため民間の力を活用するPFI方式が新たに導入され、三菱UFJリースや三菱電機などが参画する「気象衛星ひまわり運用株式会社」が担当しています
そして、2015年7月7日午前11時、新旧交代、ひまわり8号の本格運用が開始されました
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