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JAXA イプシロンロケット 4号機 革新的衛星技術 実証1号機 打ち上げ


JAXA イプシロンロケット 4号機 革新的衛星技術 実証1号機 打ち上げ



打ち上げられる固体燃料ロケット「イプシロン」4号機(18日午前9時50分、鹿児島県肝付町で) 革新的衛星技術 実証1号機 ※ を搭載したイプシロンロケット 4号機 (ε-4) は、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)によって、2019年(平成31年)1月18日(金) 9時50分20秒 (日本標準時)、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました


打上げから 約 51分55秒後に小型実証衛星1号機を正常に分離、また、MicroDragon、RISESAT、ALE-1、OrigamiSat-1、Aoba VELOX-IV、及び、NEXUSの 6基の衛星もすべて正常に分離したことを確認、打ち上げは成功しました

打ち上げられる固体燃料ロケット「イプシロン」4号機(18日午前9時50分、鹿児島県肝付町で) 「 イプシロン打ち上げ成功…人工流れ星衛星を分離 読売新聞 2019年1月18日 13:06! 」 より


イプシロンロケット試験機<br>

写真は、イプシロンロケット試験機
JAXAデジタルアーカイブス

打上げロケット イプシロンロケット 4号機 (ε-4)
打上げ日 2019年(平成31年)1月18日(金)
打上げ時刻 9時50分20秒 (日本標準時)
打上げ時間帯 9時50分20秒~9時59分37秒
(日本標準時)
打上げ予備期間 2019年(平成31年)1月19日(土)~
平成31年2月28日(木)
打上げペイロード
革新的衛星技術実証1号機
小型実証衛星1号機(RAPIS-1)
1基
超小型衛星 (計3基)
MicroDragon 1基
RISESAT 1基
ALE-1 1基
キューブサット (計3基)
OrigamiSat-1 1基
Aoba VELOX-IV 1基
NEXUS 1基
打上げ時の天候 晴れ
打上げ場所 内之浦宇宙空間観測所 M 台地



実況終了しました (本ページにて打ち上げ実況を行います) (参考)

引き続き H2Aロケット 35号機 準天頂衛星システム みちびき3号機 に関する最新情報は、本ページにてお知らせします

2017年8月19日(土)

00:30 天頂衛星システム みちびき3号機を搭載した H2Aロケット 35号機 ロケットは、組み立て棟から、約 500メートル離れた発射場へ 約 25分かけて移動しました
14:29 天頂衛星システム みちびき3号機を搭載した H2Aロケット 35号機 ロケットは、定刻無事打ち上げられました
14:30 SRBA 正常分離
14:32 第一段ロケット 正常分離
14:40 第二段ロケット 太平洋上を 正常飛行中
14:53 第二段ロケット 第2回 燃焼開始
14:57 第二段ロケット 第2回 燃焼終了
14:58 みちびき3号機 正常分離

(最新情報を表示する際は 「F5」キー(ファンクションキー)を押す等で、画面を更新して下さい)




イプシロンロケット 4号機の概要



イプシロンロケットは、M-Vロケット、及び、H-ⅡAロケットで培った技術を最大限に活用して開発した3段式固体ロケットで、イプシロンロケット 4号機(ε-4)では、第 3段の上に衛星の軌道投入精度を高めるため小型液体推進系(PBS:Post Boost Stage)を搭載します

イプシロンロケット 4号機(ε-4)では、小型液体推進系(PBS)に加え、新たに開発した複数衛星搭載構造(ESMS:Epsilon Satellite Mount Structure)、及び、キューブサット放出装置(E-SSOD:Epsilon Small Satellite Orbital Deployer)を搭載、小型実証衛星 1号機、3基の超小型衛星、3基のキューブサットの 計 7基から構成される革新的衛星技術実証 1号機の打上げを行います


※,革新的衛星技術実証1号機は以下の7基の衛星で構成されています

 小型実証衛星1号機(JAXAがスタートアップ企業の力を利用して開発)
 超小型衛星:MicroDragon、RISESAT、ALE-1
 キューブサット:OrigamiSat-1、Aoba VELOX-IV、NEXUS


強化型イプシロンロケット飛翔イメージ画像 (CG)
上空にたなびくイプシロンロケット3号機から噴出された煙と夜光雲 =早朝の霧島連山雲海とコントラストを描いた= 2018年1月18日午前6時34分 宮崎県えびの市

(左上画像) 「 JAXA デジタルアーカイブス 」 より
(左下写真) 「 不思議な光跡「まるで彗星」…イプシロン3号機打ち上げ 霧島連山、雲海と見事なコントラスト 産経新聞 2018年1月18日 11:14 」 より

(左上画像) 強化型イプシロンロケット飛翔イメージ画像 (CG)


(左下写真) 上空にたなびくイプシロンロケット3号機から噴出された煙と夜光雲 =早朝の霧島連山雲海とコントラストを描いた= 2018年1月18日午前6時34分 宮崎県えびの市


2018年1月18日、午前6時6分の打ち上げの数分後、高度 100キロ以上に達したイプシロンロケット3号機の燃焼ガスが、上空で日の出前の太陽光に照らされ、真っ暗な空に彗星(すいせい)の尾のような白っぽい「光の帯」夜光雲(やこううん)をくっきりと残しました

通常の雲は地上から高度13kmまでに発生しますが、夜光雲は、地上70~80Kmの高高度に発生します




イプシロンロケット 4号機 革新的衛星技術 実証1号機 打ち上げ日時 について


JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、2019年1月16日、JAXA イプシロンロケット 4号機 革新的衛星技術実証 1号機 打ち上げ日時 について、下記発表を行いました

JAXA | イプシロンロケット4号機による革新的衛星技術実証1号機の打上げ時刻及び打上げ時間帯について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成31年1月16日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、革新的衛星技術実証1号機を搭載したイプシロンロケット4号機の打上げについて、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

打上げ日 : 平成31年1月18日(金)
打上げ時刻 : 9時50分20秒(日本標準時)
打上げ時間帯 : 9時50分20秒~9時59分37秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成31年1月19日(土)~平成31年2月28日(木)




イプシロンロケット 4号機 概要 ロケットの形状 打ち上げ施設の配置



イプシロンロケット 4号機 ロケットの形状
イプシロンロケットは、M-V ロケット及びH-ⅡA ロケットで培った技術を最大限に活用して開発された 3段式固体燃料ロケットです

イプシロンロケット試験機 (ε-1) では、第 3段の上に小型液体推進系(PBS:Post Boost Stage)を搭載したオプション形態で打ち上げられています

イプシロンロケット 2号機 (ε-2) では、第 2段モータの新規開発により、打上げ能力の向上と衛星搭載スペースの拡大を図った強化型イプシロンロケットの基本形態で打ち上げられます


イプシロンロケット 3号機 (ε-3) では、第3段の上に小型液体推進系(PBS:Post Boost Stage)と衛星分離衝撃を緩和する低衝撃型衛星分離機構を搭載した強化型イプシロンロケットのオプション形態の打上げを行い、強化型イプシロンロケットの開発は完了となり、イプシロンロケット 4号機 (ε-4) 以降は実用打ち上げとなります
イプシロンロケット 打ち上げ施設の配置

イプシロンロケット 4号機 ロケットの形状

平成30年度ロケット打上げ計画書 革新的衛星技術実証1号機/イプシロンロケット4号機(ε-4) (PDF:2.1MB) 」 より

イプシロンロケット 打ち上げ施設の配置
ジオスペース探査衛星(ERG)-イプシロンロケット2号機 特設サイト ファン!ファン!JAXA! 」 より





イプシロンロケット 4号機 主要諸元



名称 イプシロンロケット 4号機
全長 26.0 m 全備質量 95.7 t (ペイロードの質量は含まず)
誘導方式 慣性誘導方式
1 段モータ 2 段モータ 3 段モータ 小型液体
推進系 ※3
フェアリング
全長 11.7 m 4.0 m 2.2 m 2.8 m 9.6 m
外径 2.6 m 2.6 m 1.4 m 2.0 m 2.6 m
質量 74.5 t 17.2 t 2.8 t 0.6 t 0.7 t ※1
推進薬質量 66.0 t 15.0 t 2.5 t 0.1 t
推力 ※1 2350 kN 446 kN 100 kN 0.2 kN
燃焼時間 108 s 129 s 88 s 721 s
推進薬種類 コンポジット
推進薬
コンポジット
推進薬
コンポジット
推進薬
ヒドラジン
推進薬供給方式 固体推進薬 固体推進薬 固体推進薬 調圧方式
比推力 ※2 284 s 295 s 299 s 231 s
姿勢制御方式 3 軸姿勢制御
(TVC/SMSJ)
3 軸姿勢制御
(TVC/RCS)
スピン方式 3軸姿勢制御
(スラスタ)
主 要 搭 載
電 子 装 置
レートジャイロ
パッケージ
横加速度計測装置
第2段ハードウェア
I/F装置
データ収集装置
電波航法機器
誘導制御計算機
慣性センサユニット
データ収集装置
テレメータ送信機

※1 : フェアリング投棄分の質量
※2 : 真空中 固体モータは最大推力で規定
※3 : 複数衛星搭載構造を含む





イプシロンロケット 3号機 強化型イプシロンロケット (参考)



イプシロンロケット 3号機により高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)を打ち上げ、強化型イプシロンロケット(オプション形態)及び低衝撃型衛星分離機構の飛行実証を行う

イプシロンロケット 3号機は、オプション形態(PBS(小型液体推進系)付)、低衝撃型衛星分離機構搭載



イプシロンロケット 3号機 強化型イプシロンロケット プロジェクトの目的



固体ロケットは即時性が高く、戦略的技術として重要であるとともに、小型衛星用の輸送手段として適していることから、今後の小型衛星の打上げ需要に対応していくとともに、我が国の自立的な宇宙輸送システムを持続的に確保する

あらせ等の小型科学衛星やASNARO-2等の小型衛星(国内・海外)の打上げ需要に対応するため、性能向上開発(打上げ能力向上、衛星包絡域の拡大)を実施する


強化型イプシロンロケット

(*1) PBS(Post Boost Stage):3段燃焼終了後、衛星分離までの姿勢と軌道を制御し、液体ロケット並みの軌道投入精度(高度誤差±20km)を実現するための小型液体推進システム。(参考)海外の固体ロケットの軌道投入精度 Vega:±15km、 PSLV:±35km

強化型イプシロンロケット 「 JAXA | イプシロンロケット3号機について 」 より



項目 2号機 (基本形態) 3号機 (オプション形態)
全長 約 26.0m 約 26.0m
直径 最大径 φ 2.6m φ 2.6m
全備質量 約 95.4ton 約 95.6ton
段構成 固体 3段式 固体 3段式 + PBS
衛星分離 マルマンバンド
ボルトカッタ方式 (火工品)
マルマンバンド
分離デバイス方式 (非火工品)
フェア
リング
投棄部 9187mm 9187mm
非投棄部 450mm 450mm
第 3段 モータ KM-V2c (ノス゛ル非伸展 KM-V2c (ノス゛ル非伸展)
推進薬 ポリブタジエン系
コンポジット
ポリブタジエン系
コンポジット
姿勢制御 スピン安定 スピン安定
全備質量 約 2.9ton 約 3.2ton
タンク N/A φ650 x 1基
推進薬 1液ヒドラジン
姿勢制御 PBSスラスタ(3軸)
第 2段 モータ M-35 (φ2.6m)
(ノズル非伸展)
M-35 (φ2.6m)
(ノズル非伸展)
推進薬 ポリブタジエン系
コンポジット
(SRB-Aと共通化)
ポリブタジエン系
コンポジット
(SRB-Aと共通化)
姿勢制御 TVC+RCS TVC+RCS
全備質量 約 17.2ton 約 17.2ton
第 1段 モータ SRB-A SRB-A
推進薬 ポリブタジエン系
コンポジット
ポリブタジエン系
コンポジット
姿勢制御 TVC + SMSJ TVC + SMSJ
誘導制御 慣性誘導 慣性誘導




イプシロンロケット 3号機 飛行実証項目 (PBS) (参考)



強化型イプシロンのPBSは、大型推進薬タンクの開発およびラムライン推進系(*1)の削除などを実施し、システムのシンプル化(信頼性向上)を実現


強化型イプシロンのPBSは、大型推進薬タンクの開発およびラムライン推進系(*1)の削除などを実施し、システムのシンプル化(信頼性向上)を実現 強化型イプシロンでは、ラムライン推進系による姿勢調整を行なわず、これにより発生する軌道誤差をPBSで調整する
(*1) ラムライン推進系 : 3段燃焼中の姿勢を調整するための液体推進システム
強化型イプシロンでは、ラムライン推進系による姿勢調整を行なわず、これにより発生する軌道誤差をPBSで調整する

強化型イプシロンロケット 「 JAXA | イプシロンロケット3号機について 」 より





イプシロンロケット 3号機 飛行実証項目 (低衝撃型衛星分離機構) (参考)



衛星搭載衝撃環境のスペック比較

衛星搭載衝撃環境のスペック比較

基幹ロケット(H-IIA)高度化で開発した低衝撃型衛星分離機構をイプシロンに適用するための開発を実施

開発試験で、世界トップレベルの衝撃レベルを実現 (赤点線)

非火工品デバイスをトリガとし、リンクによりボルト拘束解除 ⇒ 衝撃レベル小


バンド結合/解放機構 全体図 バンド結合/解放機構 1
バンド結合/解放機構 2

強化型イプシロンロケット 「 JAXA | イプシロンロケット3号機について 」 より





イプシロンロケット 4号機 飛行計画



イプシロンロケット 4号機 (ε-4)は、革新的衛星技術実証 1号機を搭載し、内之浦宇宙空間観測所M台地より打ち上げられ、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角121.4度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行します

第 1段を打上げ 約 2分41秒後(以下、時間は打上げ後の経過時間)に、第 2段を 約 6分30秒後に、第 3段を 約 9分54秒後に分離します


引き続き、約 14分39秒後から 約 19分39秒後まで、及び、約 43分17秒から 約 49分49秒まで小型液体推進系(PBS)の燃焼を行い、約 51分55秒後に高度 約 500km、軌道傾斜角 97.24度の太陽同期軌道で小型実証衛星1号機を分離します

小型実証衛星 1号機を分離後、ロケットは飛行を続け、約 1時間3分20秒から 約 1時間10分00秒までに超小型衛星、及び、キューブサットに対し分離信号を送出します


イプシロンロケット 4号機 飛行計画



イプシロンロケット 4号機 飛行経路



通常、人工衛星の打ち上げは、地球の自転力を利用するため、地球の自転方向、西から東(下の地図では左から右方向)へ向かって打ち上げます

イプシロンロケット 4号機では、搭載衛星を地球観測衛星の多くで使われる太陽同期軌道、太陽同期準回帰軌道に投入するため、見かけ上逆方向(東から西方向)への投入軌道をとります


イプシロンロケット 4号機 飛行経路

平成30年度ロケット打上げ計画書 革新的衛星技術実証1号機/イプシロンロケット4号機(ε-4) (PDF:2.1MB)」 より




イプシロンロケット 4号機 落下物の海面落下時間帯 落下予想区域



イプシロンロケット 4号機 落下物の海面落下時間帯 落下予想区域
海面落下時間帯 (打上げ後)
第 1 段、及び、衛星フェアリング 約7分~24分後
第 2 段 約12分~28分後

平成30年度ロケット打上げ計画書 革新的衛星技術実証1号機/イプシロンロケット4号機(ε-4) (PDF:2.1MB)」 より





小型実証衛星 1号機の概要



小型実証衛星1号機 外観図 ロケット収納時
小型実証衛星1号機 外観図 軌道上

小型実証衛星 1号機 (RAPIS-1:RAPid Innovative payload demonstration Satellite 1)は、公募により選定された 7つの部品 ・ 機器の実証テーマを軌道上で実証します

実証テーマ提案者からの要求を受けて衛星の運用を行い、 実証機器の実験データおよび実験実施時の環境データを提供します


衛星は、部品 ・ 機器の実証のための「ミッション系」と人工衛星としての機能を維持する「バス系」から構成されますが、革新的、かつ、目的も様々なミッションが同じ衛星に搭載されることを考慮し、可能な限りミッション系とバス系を独立にするよう設計しているろいう特徴をもちます

また、本衛星は株式会社アクセルスペースが開発 ・ 製造 ・ 運用を担当しており、JAXAとして初めてベンチャー企業へ衛星の開発 ・ 製造 ・ 運用を委託して、開発する衛星です

小型実証衛星1号機 外観図 (上図)ロケット収納時 (下図)軌道上
平成30年度ロケット打上げ計画書 革新的衛星技術実証1号機/イプシロンロケット4号機(ε-4) (PDF:2.1MB)」 より




小型実証衛星1号機 主要諸元



項 目 諸 元
名称 小型実証衛星1号機(RAPIS-1)
概要 JAXAは、革新的衛星技術実証プログラムにより、超小型の人工衛星を活用した新たな知見の獲得・蓄積、将来ミッションプロジェクトの創出、宇宙システムの基幹的部品や新規要素技術の軌道上実証実験などのための機会を提供している。
1号機である小型実証衛星1号機(RAPIS-1:RAPid Innovative payload demonstration Satellite 1)では、公募により選定された7つの部品・機器の実証テーマを軌道上で実証する。
実証テーマ提案者からの要求を受けて衛星の運用を行い、実証機器の実験データおよび実験実施時の環境データを提供する。衛星は、革新的、かつ目的も様々なミッションが同じ衛星に搭載されることを考慮し、可能な限りミッション系とバス系を独立にするよう設計している。
また、本衛星は株式会社アクセルスペースが開発・製造・運用を担当しており、JAXAとして初めてベンチャー企業へ衛星の開発・製造・運用を委託して、開発する衛星である。
構造 サイズ:約1m×1m×1m
重量: 最大200kg
発生電力: バス系 約100W、ミッション系 約100W
予定軌道
(運用時)
種類: 太陽同期軌道
軌道高度: 約500km
軌道傾斜角: 約97.24度
周期: 約95分
ミッション機器 ・ 革新的FPGA(NBFPGA:Nano-Bridge Field Programmable Gate Array)
・ Xバンド高速通信機(HXTX:High data rate X-band Transmitter)/ Xバンド中利得アンテナ(XMGA:X-band Middle Gain Antenna)
・ グリーンプロペラント推進系(GPRCS:Green Propellant Reaction Control System)
・ 粒子エネルギースペクトロメータ(SPM:Space Particle Monitor)
・ 革新的地球センサ・スタートラッカー(DLAS:Deep Learning Attitude Sensor)
・ 軽量太陽電池パドル(TMSAP:Thin Membrane Solar Array Paddle)
・ 超小型・省電力GNSS受信機(Fireant:Miniature Spaceborne GNSS Receiver)
ミッション期間 約1年




超小型衛星 および キューブサットの概要



革新的衛星技術実証プログラムの公募により選定された 3つの超小型衛星(MicroDragon,RISESAT, ALE-1)と 3つのキューブサット(OrigamiSat-1, Aoba VELOX-IV, NEXUS)から構成され、それぞれ、衛星産業の国際競争力の獲得 ・ 強化、宇宙利用拡大、新たなイノベーション創出、宇宙産業のビジネス創出、並びに、人材育成促進を目的に、各提案者が軌道上実証を行います

なお、超小型衛星およびキューブサットについて、ロケットへの引渡し遅延や不具合等の問題が発生し、打上げ時期に影響を与える場合には、ダミー等に変更して打ち上げることがあります


超小型衛星の概要
No. 外観 / 寸法 質量 名称 / 開発機関 / ミッション内容
1 マイクロドラゴン(MicroDragon)

サイズ:50×50×50cm
質量:50kg

マイクロドラゴン (MicroDragon) / 慶應義塾大学
海外新興国への衛星開発教育支援により衛星利用および海外市場を拡大するための地球観測マイクロ衛星
・ 海色リモートセンシング
・ エアロゾル偏光リモートセンシング
・ ほどよしバスからの改良点(FOG等)の軌道上検証
・ 帯電防止用ATOコーティングの性能劣化特性測定
2 ライズサット(RISESAT)

サイズ:50×50×50cm
質量:60kg

ライズサット (RISESAT) / 東北大学
高空間分解能スペクトル撮像技術の確立による新規地球環境計測及び農林水産鉱業市場の開拓と海外衛星利用市場の拡大
・ 高分解能マルチスペクトルカメラ(HPT)
・ 衛星バスシステム(姿勢制御系)の動作性能実証



希望の場所で、夜空に流れ星を・・・ エールワン(ALE-1) / 株式会社ALE



No. 外観 / 寸法 質量 名称 / 開発機関 / ミッション内容
3 エールワン(ALE-1)

サイズ:60×60×80cm
質量:68kg

エールワン(ALE-1) / 株式会社ALE
流星源と放出装置を用いた人工流れ星の実現可能性と市場性の検証
・ 人工流れ星の素となる流星源を衛星軌道上から指定の時刻 ・ 角度 ・ 速度で放出して大気圏に突入させ、地上から人工流れ星を観測
・ 人工流れ星の発生を、地上におけるイベント等に合わせて実施し、演出要素等として利用可能かどうかを検証
・ 理工学の活性化 ・ 発展と、宇宙を利用した新しいビジネスの開拓を同時に実現


ALE Co., Ltd. ー 衛星から人工流れ星を流す宇宙ベンチャー
流れ星の見える範囲

ALE Co., Ltd. ー 衛星から人工流れ星を流す宇宙ベンチャー 」 より



世界初の金属球を落下させて「流れ星」を作る人工衛星 エールワン(ALE-1) が、イプシロンロケット4号機で、鹿児島県肝付町から打ち上げられます

2020年春、広島県周辺の瀬戸内海上空で実験する予定で、衛星を開発したのは、宇宙エンタメとして事業化を目指す、宇宙ベンチャー「ALE(エール)」(本社・東京)です


衛星は縦横 各 60センチ、高さ 80センチ、重さ 68キロで、打ち上げ後、高度 約 500キロで分離、ゆっくり降下しながら姿勢制御などの試験を 約 1年続け、2020年春の実験に備えます

流れ星の「もと」となる金属の粒は、(「ALE(エール)社内で数人しか知らない」、青、緑、オレンジの 3色に光る特殊な素材ということで、直径 約 1センチの粒が放出されると、大気圏で熱せられ、高度 60~80キロメートルで光る流星となるとのことです


落下速度は通常の流れ星より遅く、最大 10秒ほど輝く予定、地上試験では狙い通りに光らせることに成功したということで、「願いごとを3回は唱えられます」と、同社は話しています

安全性については、宇宙で衛星から物体を放出するのは前例がなく、国際宇宙ステーション(ISS)や、ほかの衛星に衝突する可能性がないかJAXAと検討を重ね、粒を放出する方向や速度、位置などを高精度に制御するシステムを開発、運用や装置の安全審査基準も作っています


放出の高度は、ISS軌道より低い 390キロに下げ、粒が上空で燃え尽きることも確認したとのことで、「衛星を持つ他国が、これなら大丈夫と言ってくれる基準にした」とのことです

日本上空で発光させるためには、粒を豪州上空で放出する必要があり、粒は発光するまで 15分間で 約 7千キロ飛行するため、放出角度が 1度でもずれれば、発光場所は数十キロずれるとのことで、東北大や神奈川工科大などの協力をうけ、精度の高い放出装置を作り上げ、放出精度のテストも繰り返し行っているとの事です



キューブサットの概要
No. 外観 / 寸法 質量 名称 / 開発機関 / ミッション内容
1 オリガミサット(OrigamiSat-1)

サイズ:10×34×10cm
質量:4kg

オリガミサット(OrigamiSat-1) / 東京工業大学
3Uキューブサットによる高機能展開膜構造物の宇宙実証
・ ブーム ・ 膜複合構造による「高機能展開膜構造」の宇宙実証
・ 2U+1Uサイズの「実験プラットフォーム」構築と宇宙実証
・ 5.8GHzアマチュア無線による高速ダウンリンクとUHF膜上アンテナ受信
2 アオバベロックスフォー(Aoba VELOX-IV)

サイズ:10×10×20cm
質量:3kg

アオバベロックスフォー(Aoba VELOX-IV) / 九州工業大学
ルーナーホライゾングロー撮影を目指した、パルスプラズマスラスタによるキューブサットの姿勢 ・ 軌道制御と高感度カメラの実証
・ パルスプラズマスラスタ(PPT)によるモーメンタムダンピング
・ PPTによる軌道制御
・ 高感度カメラでの地球縁の超高層大気発光現象撮影等
3 ネクサス(NEXUS)

サイズ:10×10×10cm
質量:1kg

ネクサス(NEXUS) / 日本大学
次世代アマチュア衛星通信技術の実証
既存のアマチュア衛星より高速な衛星通信や操作可能なカメラを提供し、アマチュア無線家によるキューブサット開発、衛星通信を促進することで、衛星搭載部品産業、衛星通信用地上機器産業等、衛星関連産業の発展を促す



打ち上げ ライブ中継 (参考)




JAXA イプシロンロケット 4号機 革新的衛星技術 実証1号機 打ち上げ

放送内容 放送日/放送時間 視聴ページ 備考
JAXA イプシロンロケット 3号機 地球観測SAR衛星 ASNARO-2 打ち上げ ライブ中継 2018/01/17(水) 開場:29:27 開演:29:30 ニコニコ生放送 ※ おすすめ
YouTube タイムラグ有

JAXA 種子島宇宙センター 内之浦宇宙空間観測所 ロケット打ち上げ 見学場所



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関連情報サイト


ALE Co., Ltd. ー 衛星から人工流れ星を流す宇宙ベンチャー
平成30年度ロケット打上げ計画書 革新的衛星技術実証1号機/イプシロンロケット4号機(ε-4) (PDF:2.1MB)
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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2019年1月19日

JAXA | 小型実証衛星1号機(RAPIS-1)のクリティカルフェーズの終了について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成31年1月19日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、革新的衛星技術実証1号機の一部として、平成31(2019)年1月18日9時50分(日本標準時)に内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケット4号機で打ち上げた小型実証衛星1号機(RAPIS-1)について、衛星の運用に必須である太陽電池の電力発生及び地上との通信が正常であることが確認されたことから、クリティカルフェーズ(※1)を終了します。
 今後、初期運用フェーズ(※2)へ移行し、約1ヶ月間をかけ衛星搭載機器の機能確認等を実施する予定です。
 今回の革新的衛星技術実証1号機 小型実証衛星1号機の打上げ及び追跡管制にご協力、ご支援頂きました関係各方面に深く感謝申し上げます。
※1:クリティカルフェーズ
 ロケットからの衛星分離後の電源系・通信系の正常動作を確認するまでの運用期間。
※2:初期運用フェーズ
 衛星全体の機能確認を実施する運用期間。


2019年1月18日

イプシロン4号機打ち上げ成功 人工「流れ星」衛星など 朝日新聞 2019年1月18日13時03分


 人工的に「流れ星」を発生させる小型衛星など計7機を載せた固体燃料ロケット「イプシロン」4号機が18日午前9時50分、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から打ち上げられた。高度約500キロで全ての衛星を分離し、予定の軌道に投入することに成功した。
 イプシロンは全長26メートル、重さ95・7トン。打ち上げは昨年1月以来で、複数の衛星を載せるのは初めて。打ち上げ費用は約55億円。
 搭載されている衛星は、2020年春に瀬戸内海上空で金属球を落下させて「流れ星」を作る実験をする「ALE(エール)―1」のほか、次世代衛星用の機器を宇宙空間で調べる「RAPIS(ラピス)―1」、太陽電池やアンテナに応用できる薄膜の展開試験をする「OrigamiSat(オリガミサット)―1」など、大学や企業が開発した計7機。


2019年1月18日

イプシロン打ち上げ成功…人工流れ星衛星を分離 読売新聞 2019年1月18日 13:06


 宇宙航空研究開発機構( JAXA ジャクサ)の固体燃料ロケット「イプシロン」4号機(全長26メートル)が18日午前9時50分、鹿児島県 肝付 きもつき町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。搭載している企業や大学の民間衛星7基は、すべて正常に分離したことが確認され、打ち上げは成功した。イプシロンの打ち上げは2018年1月の3号機から1年ぶり。
 4号機には、人工的に流れ星を作り出す新興企業「 ALE エール」(東京都)の小型衛星(縦60センチ、横60センチ、奥行き80センチ)が搭載された。流れ星のもととなる特殊な粒(直径約1センチ)を400個収納している。まずは2020年春、高度約400キロ・メートルから約20個を放出する。
 粒は高速で大気圏に突入して高熱になり、まるで流れ星のように光った後、燃え尽きる。中国、四国地方の主に瀬戸内地域で観測できる予定だ。


2019年1月18日

ロケット打ち上げで森林に引火か 発射場周辺で山火事 朝日新聞 01月18日 12:42


 18日午前10時20分ごろ、鹿児島県肝付町南方にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所付近で、山火事が起きている、と大隅肝属地区消防組合に通報があった。通報の約30分前、観測所から固体燃料ロケット「イプシロン」が打ち上げられており、JAXA広報部は火災を把握した上で「打ち上げにともなうものとみて情報収集中」としている。
 組合によると、火は間もなく鎮火し、けが人は出ていない。ロケット発射場周辺の森林の一部が焼けたという。
 JAXAによれば、観測所は、海に面した発射場があり、森林に囲まれた周辺には、一部民家が点在している。発射場から半径約2キロの住民に対しては、打ち上げの3時間前までに約2キロ圏外への退避を呼び掛けているという。
 この日、ロケット打ち上げの観測を見学する人たちの車で、周辺道路が一時、渋滞した。


2019年1月18日

イプシロン4号機打ち上げ 衛星7基を搭載 毎日新聞 01月18日 09:53


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日午前9時50分、7基の人工衛星を載せたイプシロンロケット4号機を、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から打ち上げた。イプシロンの打ち上げは2018年1月以来4回目で、一度に複数の衛星を搭載するのは初めて。
 搭載した人工衛星は、民間企業や大学などが開発した機器や部品の性能を宇宙空間で試験するJAXAの「小型実証衛星1号機」や、東京のベンチャー企業「ALE(エール)」が開発し、人工的に流れ星を作る世界初の人工衛星「ALE―1」など。
 イプシロンは全長26メートル、重さ約96トンの3段式の固体燃料ロケット。液体燃料を使う主力ロケット「H2A」よりもコンパクトで、小型衛星の打ち上げ需要の増加に対応するため開発された。今回の打ち上げにかかった費用は約55億円。


2019年1月18日

JAXA | イプシロンロケット4号機による革新的衛星技術実証1号機の打上げ結果について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成31年1月18日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、内之浦宇宙空間観測所から平成31年1月18日9時50分20秒(日本標準時)に、革新的衛星技術実証1号機(※)を搭載したイプシロンロケット4号機を打ち上げました。
 ロケットは計画どおり飛行し、打上げから約51分55秒後に小型実証衛星1号機を正常に分離したことを確認しました。また、MicroDragon、RISESAT、ALE-1、OrigamiSat-1、Aoba VELOX-IV及びNEXUSの6基もすべて正常に分離したことを確認しました。
 今回のイプシロンロケット4号機の打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。
(※)革新的衛星技術実証1号機は以下の7基の衛星で構成されています。
 小型実証衛星1号機(JAXAがスタートアップ企業の力を利用して開発)
 超小型衛星:MicroDragon、RISESAT、ALE-1
 キューブサット:OrigamiSat-1、Aoba VELOX-IV、NEXUS


2019年1月16日

JAXA | イプシロンロケット4号機による革新的衛星技術実証1号機の打上げ時刻及び打上げ時間帯について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成31年1月16日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、革新的衛星技術実証1号機を搭載したイプシロンロケット4号機の打上げについて、下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

打上げ日 : 平成31年1月18日(金)
打上げ時刻 : 9時50分20秒(日本標準時)
打上げ時間帯 : 9時50分20秒~9時59分37秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成31年1月19日(土)~平成31年2月28日(木)


2019年1月15日

JAXA | イプシロンロケット4号機による革新的衛星技術実証1号機の打上げ延期について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成31年1月15日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、内之浦宇宙空間観測所から革新的衛星技術実証1号機を搭載したイプシロンロケット4号機の打上げを平成31年1月17日に予定しておりましたが、当日の天候悪化が予想されるため、下記のとおり変更いたします。

打上げ日 : 平成31年1月18日(金)
打上げ時間帯 : 9時50分20秒~9時59分37秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成31年1月19日(土)~平成31年2月28日(木)
平成30年度ロケット打上げ計画書
革新的衛星技術実証1号機/イプシロンロケット4号機(ε-4)(PDF:1.3MB)
 なお、1月18日の打上げの可否については、明日以降の天候状況を踏まえ、再度判断いたします。


2019年1月13日

世界初「流れ星」作る人工衛星 17日打ち上げへ 朝日新聞 2019年1月13日 15:44


 希望の場所で、夜空に流れ星を――。金属球を落下させて「流れ星」を作る世界初の人工衛星が17日、イプシロンロケット4号機で、鹿児島県肝付町から打ち上げられる。来春、広島県周辺の瀬戸内海上空で実験する予定で、宇宙エンタメとして事業化を目指している。
 衛星を作ったのは、宇宙ベンチャー「ALE(エール)」(本社・東京)。衛星は縦横各60センチ、高さ80センチ、重さ68キロ。打ち上げ後、高度約500キロで分離し、ゆっくり降下しながら姿勢制御などの試験を約1年続けて、2020年春の実験に備える。
 流れ星の「もと」となる直径約1センチの粒が放出されると、大気圏で熱せられ、高度60〜80キロで光る。金属の粒は「社内で数人しか知らない」という特殊な素材で、青、緑、オレンジの3色に光る。落下速度は通常の流れ星より遅く、最大10秒ほど輝く。地上試験では狙い通りに光らせることに成功した。「願いごとを3回は唱えられます」と、同社の岡島礼奈社長は話す。
 課題となったのは安全性。宇宙で衛星から物体を放出するのは前例がない。国際宇宙ステーション(ISS)や、ほかの衛星に衝突する恐れもあるためだ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の香河英史・革新的衛星技術実証グループ長は「常識から逸脱した計画だった」と振り返る。


2018年11月30日

JAXA | イプシロンロケット4号機による革新的衛星技術実証1号機の打上げについて 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成30年11月30日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、イプシロンロケット4号機による革新的衛星技術実証1号機の打上げについて、下記のとおり実施することをお知らせいたします。

打上げ予定日 : 平成31年1月17日(木)
打上げ予定時間帯 : 9時50分20秒~9時59分37秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成31年1月18日(金)~平成31年1月31日(木)
打上げ場所 : 内之浦宇宙空間観測所
平成30年度ロケット打上げ計画書
革新的衛星技術実証1号機/イプシロンロケット4号機(ε-4) (PDF:2.1MB)


2018年7月18日

人工流れ星を宇宙から発射 ベンチャーが20年春に実験 朝日新聞 2018年7月18日18時55分


 人工の流れ星を宇宙から降らせる計画を進めているベンチャー企業「ALE(エール)」(本社・東京)は18日、2020年春に広島・瀬戸内地方で初の実験をすると発表した。
 同社によると、来年3月までに小型衛星を打ち上げ、高度390キロから、タイミングを合わせて金属などを混ぜ合わせた特殊な球(直径1センチ)を数個発射。高度60~80キロで高温になり、1個あたり5~10秒間にわたって流れ星のように光らせる計画だ。球は上空で燃え尽きる。
 初実験で流れ星が見える範囲は、広島県沖の瀬戸内海を中心にした半径100キロで、最長約1分間見える。天候が良ければ、高知市や松江市からも見える可能性があるという。


2018年1月8日

人工流れ星、狙った夜空に5~10秒 広がる宇宙活用 朝日新聞 2018年1月8日14時31分


 ロケットや人工衛星が小さく安くなることで、エンターテインメントや農漁業など、これまで想定されなかった分野でも活用が広がっている。
 「スマホの画面ではなく、夜空を見上げる日を作りたい」――。東京都のベンチャー、ALE(エール)の岡島礼奈社長は、そう語る。
 同社は、小型衛星から直径約1センチの金属球を放出して、人工的に流れ星を作る計画を進める。宇宙から高速で飛来する流れ星と異なり、ねらった場所の上空で5~10秒ほどゆっくり流れる光は、半径約100キロで見ることができるという。
 来年末に衛星を打ち上げ、2019年初夏に広島・瀬戸内地域で世界で初めて実験する。成功すれば、新しい科学エンターテインメントとしてサービスを始める予定だ。


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