噴火活動で面積が拡大した西之島で、初めて上陸調査を行う調査団(2016年10月20日午前10時40分
小笠原諸島 西之島
「 噴火後初、西之島に調査団上陸…生態系を観察 読売新聞 2016年10月20日 21:32 」 より
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西之島では、噴火で流れ出た溶岩がほぼ全域を覆われ、元の生態系はほとんど失われており、孤島で生態系が新たに作られていく過程を観察できる希少な「実験場」になると期待されています
上陸調査は、2016年10月20日、21日に行われ、島西側の旧島部分を中心に調査が行われ、調査団は、船で西之島に近づいた後、外部からの生物の持ち込みを防ぐため、沖合
約 30メートルからは泳いで上陸、地震計の設置や海鳥の営巣状況の観察などを行いました
火山灰が 約 10センチ程積もっており、植物の種類は、2013年からの今回の噴火前には 6種類あったのが、噴火前からはえていたオヒシバ、イヌビエ、スベリヒユの雑草類
3種類まで減っていました
鳥類は、森林などにすむ渡り鳥のアトリ、海鳥のアオツラカツオドリ、市街地などでも一年中見られるハクセキレイか確認され、アオツラカツオドリは営巣、繁殖し、ヒナの姿も見られました
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