(上図) 推定される北朝鮮のミサイルの軌跡と落下地点 「 北ミサイル、北海道上空を通過…太平洋上に落下 読売新聞 2017年08月29日 12時47分 」 より
(中図) Jアラートが配信された道県 「 <北朝鮮ミサイル>日本通過、襟裳岬の東1180キロに落下 毎日新聞 08月29日 09:58 」 より
(下図) 日本のミサイル迎撃システム 「 ミサイル防衛、二段構えでも困難 「際限ない」指摘も 朝日新聞 08月30日 05:00 」 より
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北朝鮮は、2017年8月29日午前5時58分頃、北朝鮮西岸の首都平壌(ピョンヤン)順安(スンアン)から北東方向に弾道ミサイル 1発を発射、約
2700キロメートルを飛翔、同6時5~7分頃、北海道の渡島(おしま)半島や襟裳岬の上空を通過、同6時12分頃、襟裳岬の東 約 1180キロメートルの太平洋上に落下しました
北朝鮮のミサイルが日本列島の上空を通過するのは、沖縄県上空を通過した 2016年2月7日以来、今回で 5回目となりますが、北朝鮮は、これまでは、「人工衛星」の打ち上げと主張してきており、弾道ミサイルであることを公言して日本列島上空を通過させたのは初めてのこととなり、安倍晋三首相は、「わが国を飛び越えるミサイル発射という暴挙は、これまでにない深刻かつ重大な脅威」と指摘しています
弾道ミサイルの発射は 2017年8月26日以来、2017年に入り 13回目となり、政府は、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重な抗議を伝えました
北朝鮮からのミサイル発射の事前通告はなく、政府は発射直後、Jアラート(全国瞬時警報システム)や自治体向け専用回線メール「エムネット」を使い、自治体や住民などに警戒や避難を呼びかける一方、日本国内への落下の恐れはないとして、自衛隊の迎撃措置の実施はなし、北海道東沖ではサンマの棒受け網漁が行われているということですが、航空機、船舶への被害や落下物は確認されていません
防衛省によると、ミサイルは 約 14分間、約 2700キロメートルを飛翔、最高高度は 約 550キロメートル、通常より高い角度の「ロフテッド軌道」ではなく、実線同様の通常軌道とみられています
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