北朝鮮弾道ミサイル 日本上空越え 6度目 米領グアムが射程圏内に |
北朝鮮弾道ミサイル 日本上空越え 6度目 米領グアムが射程圏内に 2017年9月15日
小野寺五典防衛相は、「米領グアムに十分届く飛距離」とし、北朝鮮が 2017年8月29日に発射した新型の中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)12」(射程 4千500~5千キロ)である可能性を指摘し、「性能を確実に向上させている」との見方を示し、菅義偉官房長官は、「(高角度で打ち上げる)ロフテッドなどの特異な高度ではなかった」と語り、通常に近い角度で撃ったとみられています 日本の領域への落下物は確認されておらず、付近を航行する航空機や船舶への被害情報も寄せられていません 北朝鮮は 2017年9月3日に 6回目の核実験を実施、2017年9月11日の国連安全保障理事会による新たな制裁決議採択にも強く反発、北朝鮮メディアは、核とミサイル開発の継続を主張しており、また、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長も 2017年8月29日の「火星12」の試射を視察した際、太平洋上に向けて弾道ミサイルを数多く発射するよう指示、制裁決議からわずか 4日後に挑発に出たことになります 韓国軍は、北朝鮮のミサイル発射と同時に、玄武2型の弾道ミサイルを日本海側に試射する演習を実施、弾道ミサイルを平壌までの距離 約 250キロに合わせて落下させ、報復能力を示しました 北朝鮮ミサイル 日本列島上空越え 6度目 事前通告なし弾道ミサイルは 2度目 2017年9月15日
そして、今回の 2017年9月15日発射弾道ミサイルの事例でも、事前通告なしの弾道ミサイルによる日本列島上空越えです 北朝鮮弾道ミサイルが、初めて日本を飛び越えたのは 1998年8月31日で、長距離弾道ミサイル「テポドン1号」の一部が日本上空を通過、三陸沖の太平洋に落下、事前通告なしの日本列島上空越えは、この時と2017年8月29日、2017年9月15日の 3回となりますが、この 1998年8月31日の際は、後日になって「人工衛星の打ち上げ」と発表しています 他の 3回は、いずれも北朝鮮が事前通告しており、部品の落下位置なども事前公表、3回とも長距離弾道ミサイル「テポドン 2号」の改良型が使われ、「衛星打ち上げ」と称して発射しており、2009年4月5日は秋田、岩手県上空を通過して太平洋に着水、2012年12月12日は沖縄県上空を通過して一部がフィリピンの東方沖に落下、2016年2月7日の場合は 5つに分離し、その一部が沖縄県上空を通過して太平洋上に落下しています 日本列島上空を越えた北朝鮮の弾道ミサイル 2017年9月15日
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