JT エチオピア 大手たばこ会社を傘下に 約 540億円で株式の40%取得
JT (日本たばこ産業) は、2016年7月15日、エチオピアの大手たばこ会社、ナショナル ・ タバコ ・ エンタープライズ(NTE)(アディスアベバ)の発行済み株式の
40%を 5億1000万ドル(約 540億円)で取得することでエチオピア政府と合意、株式の取得を完了したと発表しました
JT (日本たばこ産業) は、たばこ需要が伸びている新興国での展開地域の拡大を図っており、2015年のエチオピアの市場規模は 約 62.5億本で、ナショナル
・ タバコ ・ エンタープライズ(NTE)は、エチオピアのたばこ市場で 85.6%のシェアを持ち、人口増や経済成長が見込めるエチオピアを有望市場とみて販路拡大を目指します
NTEはエチオピア政府が 約 71%、民間企業が 約 29%の株を保有する専売会社でしたが、2016年5月、エチオピア政府は、NTE社株式の
40%を上限として、政府保有分を売却するために入札を実施しました
JT (日本たばこ産業) はこれを落札、契約交渉を行っていましたが、JT は今回、エチオピア政府から 40%の株式を取得、筆頭株主となり、残りの株式は、30.95%をエチオピア政府、29.05%を民間企業が保有することになりました
JT (日本たばこ産業) のNTE社株式の購入資金は、手元資金と借り入れ枠内での借り入れによって充当する予定で、2016年12月期業績に与える影響は軽微としています
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