NHK 自社員 過労死 報道せず隠蔽 遺族に責任転嫁していた ウソ暴かれる |
NHK 自社員 過労死 報道せず隠蔽 遺族に責任転嫁していた ウソ暴かれる 2017年10月13日NHKの記者だった佐戸未和(さどみわ)さん(当時31)が 4年前に過労死していた問題で、佐戸未和さん(当時31)の両親が、2017年10月13日、東京霞が関の厚生労働省内で記者会見を開き、「遺族側の要望で公表を差し控えていたというNHKの説明は事実でない」と指摘、再発防止のため局内の周知徹底と自発的な対外公表を求めていたことを明らかにし、NHKの姿勢を批判しました NHKは 2017年10月4日夜のニュース番組で、佐戸未和さん(当時31)の過労死と労災認定の事実を公表しましたが、佐戸未和さんの死後 4年余りにわたってこの事実を公表しなかった理由について、「遺族側の要望で公表を控えていた」と説明していますが、佐戸未和さんの両親と代理人の弁護士は、「事実ではない」ときっぱり否定しています 佐戸未和さんの父親は、「公表の話をしたことがない。死亡直後は考える余裕がなかったというのが事実。NHKが遺族の心情に寄り添っていると感じたことは今までない」と断じました また、NHKが「労災認定後に(佐戸未和さん(当時31)が所属していた)首都圏放送センターの責任者が遺族に謝罪した」と説明していることについても、「我々は謝罪とは受け取っていない」とし、2017年9月まで謝罪はなく、これまでの経緯についてのNHKの公表内容は正確さに欠けていると指摘、「どなたか責任を取られたのか、何も知らされていない」と憤っています 佐戸未和さんの父親は、命日の前後に訪れる同僚だった記者から、佐戸未和さんの死がNHK内で共有されないまま働き方改革が進んでいると聞き、「未和の足跡が葬り去られる危機感があり、過労死を隠しているのではないかと疑念を持つようになった」とも話しています 佐戸未和さん(当時31)が 2013年7月24日頃(発見は翌 25日)に過労死した際、佐戸未和さんの御両親は赴任先のブラジル・サンパウロにて訃報に接したということで、佐戸未和さんは当時、都庁担当で都議選や参院選の取材に多忙を極め、渋谷労働基準監督署の調査で直前の残業が 月 159時間余りと認定されていますが、タクシーの乗降記録などを基にした遺族側の調査では 209時間余りに達していたということも明らかになりました 結婚が決まっていた佐戸未和さんは、婚約者に指輪をはめてもらい荼毘(だび)に付されたということで、佐戸未和さんの父は、「異常な勤務がなぜ放置されたのか理解できない。時間外労働のルールが厳格であれば死なずに済んだのではないか」とし、「未和は記者として、自分の過労死の事実をNHKの中でしっかり伝え、再発防止に役立ててほしいと天国で望んでいると信じる」と話しています NHKは、「ご両親には過労死を防げなかったことを心からおわび申し上げます。ご両親の思いを真摯(しんし)に受け止め、働き方改革に不断の取り組みを行ってまいります」と従来どおりのコメントを繰り返しました NHK 自社員の過労死 経営委員会にも報告せず 2017年10月10日NHKの記者だった佐戸未和(さどみわ)さん(当時31)が 4年前に過労死していた問題で、2017年10月10日、石原進 NHK経営委員会 委員長(JR九州相談役)は、2017年10月4日にNHK執行部が公表するまで、NHK経営委員会には報告されていなかったことを明らかにしました NHK経営委員会は、企業の幹部や大学の研究者ら外部の12人の委員で構成されで構成され、執行部を監督する権限がある『NHKの最高意思決定機関』で、月に 2度のペースで開かれており、執行部側から事業の運営状況などの報告を受けています 石原進 NHK経営委員会 委員長は、2017年10月10日の委員会で初めて佐戸未和(さどみわ)さん(当時31)さんの過労死に関する報告があったと説明し、「今回の事案は委員会に報告して頂きたかった」と話しました 上田良一 NHK会長は、2017年10月5日の定例記者会見で、佐戸未和(さどみわ)さん(当時31)が亡くなった当時、NHK監査委員を務めており、「その立場で亡くなったことは承知していた。執行部側で適切に対処していると理解していた」と釈明、当時は経営委員も兼ねていましたが、委員会全体には情報共有していなかったことが明らかになりました NHK 会長 女性記者過労死 遺族の不満知り公表したとさ 2017年10月5日NHK 女性記者 佐戸未和(さど みわ)さん(当時31)の長時間労働による過労死問題で、NHK 上田良一会長は、2017年10月5日の定例記者会見で、2014年の過労死認定から 3年遅れで公表されたのは、過労死の事実が局内で周知されていないことに遺族が不満を持ったことがきっかけだったと明らかにしました NHK は、過労死認定後、働き方改革の研修などを始めたが、佐戸さんの名前など過労死の詳細が伏せられていたため、2017年7月末の NHK 首都圏放送センターの責任者弔問の際、両親から「不徹底ではないか」と指摘されたということです 山内昌彦 編成局計画管理部長は、「両親と NHK の認識に多少の差異があった。これからも溝を埋めるために努力していく」と話していますが、『多少の差異』なんでしょうか? ただの自己弁護にしか聞こえません NHK 他社の過労死は大きく報道しても 自社員の過労死は 4年間報道せず 2017年10月4日NHK(日本放送協会)は、2017年10月4日、2013年7月24日頃(発見は翌 25日)に心不全で死亡した NHK女性記者 佐戸未和(さど みわ)さん(当時31)の死亡前 1ヶ月間の時間外労働が、過労死基準を大幅に上回る 約 159時間、休日は 2日だけで、渋谷労働基準監督署(東京)が、2014年に、死亡原因は長時間労働による過労死として労災認定していたと公表しました NHKは、過労死認定を受け、2017年4月から、記者を対象に裁量労働制を導入するなどの改革を進めているとしていますが、佐戸未和記者(当時31)には、勤務状況の把握がおろそかになり、長時間労働の温床になるとの指摘のある、事業場外みなし労働時間制を適用していました また、NHKは、当時の勤務状況について、タイムカードなどで管理しており、「佐戸さんが(他の記者より)突出していたとは把握していない」と主張していますが、厚生労働省は 月 80時間の残業を、過労死のリスクが高まる「過労死ライン」としているのに対し、渋谷労基署では、死亡前 1ヶ月間の時間外労働を 約 159時間と認定しており、NHKの主張と食い違っています そもそも、記者の労働時間を管理するのに、『タイムカード』という言葉を持ち出すこと自体、不適切ではないのでしょうか まさか、朝 9時に出社、30分ほど社内で打ち合わせをした後、社外で夜中 0時過ぎまで取材等の仕事をし、自宅に直帰した場合、その日の残業時間は 0、労働時間は 30分です ・・・ なんて言ってないでしょうね あるいは、事業場外みなし労働時間制なので、この日の残業時間は 1時間、労働時間は 9時間です ・・・ 決して長時間労働ではありません ・・・ とか 佐戸さんの両親も、「災害や事件の取材と違い、選挙取材は、ある程度(勤務を)マネジメントができたのではないか。それがきちんとなされなかったことが娘を死に至らしめた」と指摘しています 報道では、佐戸さんの知人男性の声として、「いつも休まず仕事を命じられていた印象があり、周囲が心配していた。無口で、とてもまじめな頑張り屋だった。亡くなったと聞き、『過労死ではないか』とささやかれていた」との話も紹介されています 佐戸さんの遺族は、2017年夏以降、NHK佐戸未和記者(当時31)の過労死を局内全体に周知して再発防止に生かすようNHKに強く求めていましたが、佐戸未和記者が労災認定を受けてからでも 3年余り、NHKはこの間、電通の過労自殺事件をはじめ、過労死問題を手厚く報道しているにもかかわらず、局内で起きた過労死については、遺族から強い要望を受けるまで、また、強い要望を受け続けている間も、職員に周知せず、公表もしていませんでした NHKや遺族の説明によると、亡くなったのは、入局 9年目だった佐戸未和(さど みわ)さん(当時31)で、2005年3月に一橋大法学部を卒業後、同年4月に記者職としてNHKに入局、鹿児島放送局で 5年間勤めた後、2010年7月から東京 渋谷の首都圏放送センターで勤務していました 渋谷の首都圏放送センターでは、都庁の記者クラブに所属、主に東京都政の取材を担当、亡くなる直前は、2013年6月の都議選、同7月の参院選の報道に関わっており、参院選の投開票から 3日後の 2013年7月24日頃、都内の自宅でうっ血性心不全を起こして急死、翌 25日、連絡が取れないことを不審に思った知人が自宅を訪ね、倒れている佐戸さんを発見しました 渋谷労基署によると、亡くなる直前 2013年6月下旬から 7月下旬まで 1ヶ月間の時間外労働(残業)は 159時間37分、その前の 5月下旬からの 1ヶ月間も 146時間57分にのぼっており、渋谷労基署は都議選と参院選の取材で「深夜に及ぶ業務や十分な休日の確保もできない状況にあった」と認定、「相当の疲労の蓄積、恒常的な睡眠不足の状態であったことが推測される」と判断しました 遺族は 2013年10月に労災を申請、翌 2014年4月に労災と認められており、遺族が業務用のパソコンや携帯電話の使用履歴などを調べたところ、労基署が認定した残業(6月下旬からの 1ヶ月間で 約 159時間)を上回る長時間労働が判明したとしています NHK広報は、他報道機関の取材に対し、「当初は遺族側から公表を望まないとの意向を示されていたので、公表を控えていた。佐戸さんの死をきっかけにした働き方改革を進める上で、外部への公表が必要だと判断した」としていますが、佐戸さんの父は、「適切な労務管理が行われず、長時間労働が放置されていた。NHKは未和の死を忘れず、全職員で未和の死を受けとめ、再発防止に力を尽くしてほしい」と話しています 『遺族側から公表を望まないとの意向』というのが本当だったと仮定しても、匿名であれば報道できたように思われますが、それすら望まない ・・・ 完璧に隠蔽することを遺族側が望んだということでしょうか NHKの主張は、いつも釈然としません いつも『公共放送』と主張しているわりに、やってることは不釣合い ・・・ かけ離れています |
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