(上中図) 「 <アーカイブ大震災>揺れ直後、陸の津波 河北新報 2016年01月24日 」 (下図) 「藤沼ダム - Wikipedia 」 より
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藤沼ダムは、土を台形状に盛った「アースフィル」というタイプで、1949年に完成
須賀川市によると、2011年3月11日、北東部にある高さ 18メートル、長さ 133メートルの堤が決壊、約 150万トンの水が流出しました
2011年4、5月に計2回調査に入った東北大大学院工学研究科の風間聡教授(44)(水工学)らのグループは、「堤の状況や住民の証言から、地震動で一気に崩れたのは間違いない」とし、滝地区での調査では、高さ
2メートル超の泥水が襲った痕跡を発見、水の力そのもの以上に、流木による破壊が激しかったとのことです
「沿岸部の津波被害と同じ状況だ。だが、津波と異なり、逃げる時間がない恐ろしさがある」と風間教授は話しています
学術団体などで構成する「日本大ダム会議」によりますと、地震によるダム崩壊で死者が出たのは 1930年以降、世界で報告例がないということで、極めてまれな災害と言えます
ダム下流地域を襲った水は、田んぼや畑の土壌を流失させ、2011年5月18日現在、837ヘクタールの水田を潤していた藤沼ダムの湖水は、ほとんどなくなっています |