鶴田ダム ダム 改造方式一覧 既存ダム改造 堤体に穴を開ける |
鶴田ダム ダム 改造方式一覧 既存ダム改造 堤体に穴を開ける豪雨時のダム運用の幅を広げて浸水被害を防ぐ目的で、放流施設、放流能力を増強する手法が採用される例も、最近、増えてきています その際の放流施設には二つのパターンがあり、一つは、既存の堤体自体に放流用の施設を設置するケースで、もう一つは、既存の堤体をかわすように、ダムの上流から下流に向けてバイパストンネルを構築するケースです ダムの堤体に放流管を設置している代表的な現場は、鹿児島県内に建つ、1966年に完成した重力式コンクリートダムである鶴田ダムで、全体の工事完成予定 2017年度を目指して、堤体に放流管を設置するための穴を開け、放流管と発電管の合計5本を設ける工事が進んでいます
増設する放流管の のみ口は、堤体天端付近の洪水時最高水位の約 65m下にあり、堤体内の削孔長さは約 60mに及び、増設管としては、日本で一番深くて長いもので、自由断面掘削機を用いて 6~6.4m角の矩形断面を、毎時3m3のペースで堤体の下流面から掘り進めました 既存堤体に穴を開ける工事ですので、増設する管の周辺に発生する引張力が堤体に悪影響を与えるリスクが想定され、工事に際しては FEM 解析の実施や、事前に試験的に穴を開けるなどして、問題なく施工できることを確かめてから進めております この工事によって、放流管の位置は、既存の位置よりも最大約 25m下がり、鶴田ダムの洪水調節容量は、それまでの約 1.3倍となる 9800万m3まで増加、ダム改造に要する事業費は 711億円となる見通しです
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