商標登録 とは |
商標登録 とは商標とは、業務上の信用や利益を保護し、産業の発達や安定した経済活動につなげるため、企業等の商品やサービスを他社のものと区別するための称号です 特許庁が商標法に基づき商標登録の可否を審査、登録されれば、権利者は商標を独占的に使用できるようになり、第三者に権利を侵害された場合は侵害行為の差し止めや損害賠償を請求できます 登録された商標の代表例は、ソニーの「SONY」や、ヤマトホールディングスの「宅急便」など、文字だけでなく、図形、記号、立体、結合(文字と記号などの組み合わせ)、音などさまざまなタイプがあり、一度登録されると 10年間有効、更新もできますので、更新を繰り返すことで権利は半永久的に続きます 商標登録 一個人が出願乱発 特許庁が注意喚起 2016年5月30日「民進党」、「伊勢志摩サミット」、「北海道新幹線」など、既に使用されている名称の商標登録をある特定の第三者が先に出願申請し、本来なら登録できるはずの企業や個人が出願を諦めるケースが問題化しており、特許庁はホームページなどで断念する前に相談するよう呼びかけています 群馬県太田市は、2016年1月、この12月にオープン予定の太田市美術館 ・ 図書館について、「美」と「図」からとった愛称「おおたBITO」の使用を検討していましたが、太田市より先に商標登録が出願されていたことが明らかとなり、使用を断念しました 太田市では、「開館が迫るなか、特許庁による第三者の出願の却下処分まで待てない」(同市)とし、申請せず、また、愛称も使わないことに決めました 特許庁によると、この「BITO」の他、「民進党」、「伊勢志摩サミット」、「北海道新幹線」などを、ある特定の第三者個人が 1人で先に申請していたことが判明、国内で年間の出願件数は 12万~13万件に上りますが、この個人は、2013年以降申請を繰り返し、2015年だけでも約 1万5000件に達し、2016年は既に昨年を上回るペースで申請していますが、その理由などは判然としないということです 商標法では、「民進党」、「北海道新幹線」など、著名な名称を第三者が先に出願しても、最終的に商標登録は認められませんが、こうした問題のある出願でも申請があれば、出願日から数ヶ月経過しないと却下処分にできない為、それまでの間に太田市のように断念するケースも出てきています 制度上の課題ですが、特許庁は、「先に出願されていても登録を諦めずに相談してほしい」と注意を呼びかけています |
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