IP電話 乗っ取り勝手に国際通話 高額請求被害多発 |
IP電話 乗っ取り勝手に国際通話 高額請求被害多発 2015年6月12日インターネット回線を利用することにより格安で電話を掛けられるIP電話ですが、その格安のはずのIP電話が乗っ取られ、知らないうちに国際電話をかけられて高額の電話料金を請求される被害が多発していることが明らかになりました 東京都内の通信機器販売会社では、2015年3月以降、顧客の中小企業に設置したIP電話が乗っ取られ、国際電話の料金を顧客が請求されるケースが少なくとも約80件の被害が確認され、顧客が国際電話を繰り返しかけたことになっており、通話先の多くはアフリカ西部のシエラレオネで、2015年4月の1ヶ月の通話料として255万円を請求されたケースもありました 利用者が国際電話を掛けていないと主張しても、実際に国際電話がかけられており、利用者が掛けたものか、外部から乗っ取られて勝手に掛けられたものか、電話会社では判別がつかず、少なくとも電話会社側の瑕疵ではない為、国内の電話会社から多額の請求を受けることになります インターネットを利用したIP電話が乗っ取られて国際電話をかけられ、高額の電話料金を請求される問題で、業界のルール作りを求める声も上がっており、総務省では、2015年6月12日、被害を防ぐための対策を2015年7月までにまとめるとし、同省のホームページで注意も呼び掛けることを明らかにしました 顧客企業多数被害 通信機器販売会社 初期パスワード ID ネット公開 2015年6月25日インターネット回線を使うIP電話が乗っ取られ、多額の電話代が請求された問題で、IP電話の交換機の操作用パスワードが通信機器販売会社のホームページで一時的に公開されていたことが、情報セキュリティー会社「ネットエージェント」(東京)の調査で判明、2015年6月24日、公表されました 会見した杉浦隆幸会長は、このパスワードが被害につながった可能性があると指摘しています 同社によると、IP電話の交換機は、事業所で、内線電話などを使うためインターネットとつながっており、機器販売会社のホームページでは、外部からIP電話を操作するための交換機の初期パスワードとIDが一時、ネット上で誰でも見られる状態でした 通信機器販売会社の担当者は、パスワードについて、「マニュアルとして掲載していた」と述べ、「現在はすべての顧客のIDとパスワードを変えた。被害との因果関係については調査中でコメントは控える」としています IP電話をめぐる被害は全国で少なくとも約130件起きていますが、この機器販売会社には、顧客からの被害報告が約80件あるということで、半数以上の被害者は、この通信機器販売会社の設置した機器が乗っ取られたことになります |
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