静岡空港 (富士山静岡空港) 首都圏周辺空港の活用 |
静岡空港 (富士山静岡空港) 首都圏周辺空港の活用富士山静岡空港(以下、静岡空港)は、東京都心から約170km と距離が離れているものの、空港利用者全体の約1割が東京・神奈川方面に向かう旅行者であると推測されるとの静岡県実施の調査結果もあり、空港アクセスの改善により、首都圏の航空需要の一部を分担する可能性、首都圏の航空需要の一部の受け皿となるポテンシャルを有している 静岡空港 (富士山静岡空港) 概要「 報道発表資料:首都圏空港機能強化技術検討小委員会の中間取りまとめについて 国土交通省 平成26年7月8日 」 「 東京航空局 」より
静岡県は、2020 年代までに高速道路網等の整備が予定されており、これにより神奈川県西部や山梨県等とのアクセスが改善することが見込まれるため、これまで羽田空港や成田空港を利用していた地域の航空需要を賄うことが期待される、としている。また、これに加えて、静岡空港直下に東海道新幹線が通じていることから、ここに新駅が設置されれば、全国で唯一の新幹線と直結した空港となり、首都圏の航空需要の一部を補完することが期待できるとしている 他方で、東海道新幹線の運営主体であるJR 東海は、東海道新幹線の高密度な列車運行の中で、新たに中間駅を設置することは、列車ダイヤ構成上多くの問題を生じさせ、結果的に量・質ともに全体の輸送力を落とすことになるとしている このような状況を踏まえると、空港新駅をめぐる静岡県とJR 東海との調整状況を注視しつつ、当面は、新駅設置を前提としない静岡空港の活用方策、例えば、東京オリンピック・パラリンピックの際に増加が見込まれるビジネスジェットの受け入れ等について、今後、検討を進める必要がある また、静岡空港は滑走路等の耐震性が確保されており、災害発生時に緊急輸送物資の拠点としての役割を果たすことが可能と考えられ、防災の観点からの活用可能性も見込まれる 静岡空港 (富士山静岡空港) 更なる活用に向けた主な課題地上アクセスの整備静岡空港利用者の利便性向上のため、空港アクセス改善等が課題 |
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