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MRJ 三菱重工 財務基盤強化 不動産会社 菱重プロパ JR西日本へ 売却


三菱スペースジェット (旧MRJ) 三菱重工 財務基盤強化 不動産会社売却 2016年10月8日



三菱重工業は、近く、工場、施設の管理や不動産事業などを手がける非上場の完全子会社「菱重(りょうじゅう)ファシリティー&プロパティーズ」(東京都、従業員 2千人)を売却する手続きに入ることが明らかになりました

「菱重ファシリティー&プロパティーズ」は、同様の事業を手がけるグループ 8社を統合して 2016年1月に発足したばかりの会社ですが、三菱重工業では、2016年度中にも売却を完了させたい考えとされ、売却額は 1千億円程度の見通しで、外資系投資ファンドや日本の住宅メーカーが関心を示している模様です


三菱重工業は、2017年度までの 3ヶ年事業計画で、総額 2千億円程度の土地 ・ 株式を売却し、財務体質を強化する方針を掲げていましたが、計画実行期間が半ばを過ぎ、MRJ (三菱リージョナルジェット)の度重なる納期遅れで予想を超える開発資金がかかっているため「菱重ファシリティー&プロパティーズ」の売却に着手したとみられます

三菱重工業は、財務基盤強化のため、事業のリストラ(事業再構築)を進めており、海外勢に対抗できるよう、手持ちの資金を厚くし、グループ企業の三菱航空機が開発する国産初のジェット旅客機 MRJ開発の他、エネルギーや機械などの中核事業に経営資源を集中、将来への投資に備えることとなりました




MRJ 三菱重工 財務基盤強化 不動産会社 菱重プロパ JR西日本へ 売却 2016年10月31日



三菱重工業とJR西日本は、2016年10月31日、完全子会社で不動産事業を手がける菱重(りょうじゅう)プロパティーズ(菱重(りょうじゅう)ファシリティー&プロパティーズ)(東京都港区)について、発行済み株式の 70%をJR西日本に売却すると発表しました

売却額は 970億円で、2017年2月1日までに 取得を終える予定で、残り 30%は、引き続き三菱重工が保有します



三菱重工 財務基盤強化



三菱重工業では、今回の菱重(りょうじゅう)プロパティーズの売却により、財務基盤を強化するのが狙いで、また、2023年に 東京 田町の自社ビルを高さ 150メートルの高層ビルに建て替え、横浜市や東京 品川に分散している本社機能を集約、本社機能のうち、グローバル本社機能は、東京 丸の内で三菱地所が建設中のビルに移す計画です



菱重(りょうじゅう)プロパティーズ



菱重(りょうじゅう)プロパティーズは、今年(2016年)7月、三菱重工の完全子会社「菱重(りょうじゅう)ファシリティー&プロパティーズ」から切り出す形で設立され、20177年1月、三菱重工の完全子会社「菱重ファシリティー&プロパティーズ」から不動産の分譲 ・ 賃貸事業などを、三菱重工から遊休不動産を譲り受け、2017年2月にJR西日本が菱重プロパティーズに出資し、JR西日本が株式の 70%、三菱重工が 30%を保有する形になります

菱重(りょうじゅう)プロパティーズ(菱重(りょうじゅう)ファシリティー&プロパティーズ)は、首都圏を中心に 400件程度の建物、土地を保有 ・ 運営しており、設立前の昨年(2015年)度の事業規模は、売上高 250億円、営業利益 40億円で、2016年10月31日、菱重プロパティーズを子会社化するJR西の長谷川一明副社長兼執行役員は、「同社は所有する不動産の価値が高く、(買収は)採算性の高い成長投資だ」と説明しました



JR西日本 過去最大規模の買収



JR西日本では、過去最大規模の買収となり、少子高齢化や都市部への人口集中で鉄道利用者は減少が見込まれる中、鉄道以外の事業を拡大するため、収益性の高い首都圏での不動産事業を強化する方針で、今回の買収で地盤ではない首都圏への足がかりを確保、2015年度に 440億円だった不動産収入を早期に 1千億円まで高め、鉄道以外の収益の割合を 2015年度の 36%から、2022年度は 40%に伸ばす計画です



三菱自動車 浦和レッズを 三菱重工 と 「ダイヤモンドFCパートナーズ(仮称)」に売却



三菱自動車は、2016年10月31日、約 51%を保有するサッカーJ1浦和レッズの運営子会社の全株式を、三菱重工と、三菱重工が 60.8%、三菱自動車が 39.2%を出資し、2016年11月中旬に設立する新会社「ダイヤモンドFCパートナーズ(仮称)」に売却すると発表しました

売却は、三菱自動車が、横浜F・マリノスの運営会社を傘下に持つ日産自動車と資本提携したことで、複数クラブを支配下に置くことを禁じたJリーグ規約に抵触するのを避けるのが狙いで、これにより、三菱自の運営子会社への間接的な持ち分は 19.8%に低下します

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関連記事を下記に紹介します



2016年11月1日

三菱重工の不動産部門、JR西が買収 970億円で 朝日新聞 2016年11月1日 07:57


 JR西日本は31日、三菱重工業の不動産部門を担うグループ会社「菱重プロパティーズ」(菱重P)の発行済み株式70%を取得し、子会社化すると発表した。取得額は970億円で、JR西としては過去最大の投資額だ。JR西は菱重Pの買収により、首都圏での不動産事業の拡大を目指す。
 菱重Pは2017年1月、三菱重工の完全子会社「菱重ファシリティー&プロパティーズ」から不動産の分譲・賃貸事業などを、三菱重工から遊休不動産を譲り受ける。同年2月にJR西が菱重Pに出資し、70%の株式を保有。三菱重工が30%の株式を保有する。


2016年11月1日

三菱重工、JR西に不動産子会社を売却 フジサンケイビジネスアイ 2016年11月1日 05:07


 三菱重工業は31日、完全子会社で不動産事業を手がける菱重ファシリティー&プロパティーズ(東京都港区)について、発行済み株式の70%をJR西日本に売却する、と発表した。売却額は970億円。売却により財務基盤を強化するのが狙い。また、2023年に東京・田町の自社ビルを高さ150メートルの高層ビルに建て替え、横浜市や東京・品川に分散している本社機能を集約する。本社機能のうち、グローバル本社機能は東京・丸の内で三菱地所が建設中のビルに移す。
 一方、三菱自動車は同日、約51%を保有するサッカーJ1浦和レッズの運営子会社の全株式を、三菱重工と11月中旬に設立する新会社「ダイヤモンドFCパートナーズ(仮称)」に売却すると発表した。


2016年11月1日

【戦略】JR西日本が三菱重工系の不動産会社を買収 ABC NEWS 2016年11月1日 00:39


 JR西日本は不動産事業を手がける三菱重工業の子会社を970億円で買収すると発表しました。
 JR西日本が買収したのは三菱重工業の子会社で不動産事業を手がける「菱重プロパティーズ」です。取得額は970億円で来年2月に株式の70パーセントを取得し、子会社化します。「菱重プロパティーズ」は今後、市場拡大が見込める「首都圏」でも幅広く事業を展開していてJR西日本は、「沿線エリア以外の不動産事業の足がかりにしたい」としています。JR西日本は現在、運輸部門以外の収益を全体の40パーセントにする目標を掲げていて今回の買収で不動産収益を拡大させ目標の早期実現を目指したい考えです。


2016年10月31日

JR西、三菱重工系の不動産会社買収 首都圏事業強化へ、過去最大970億円出資 産経新聞 10月31日 22:49


 JR西日本は31日、三菱重工業グループの不動産賃貸・分譲会社、菱重(りょうじゅう)プロパティーズ(東京都)を買収すると発表した。同社の発行済み株式の70%を970億円で取得する。JR西の買収としては過去最大となる。少子高齢化や都市部への人口集中で鉄道利用者は減少が見込まれており、鉄道以外の事業を拡大するため、収益性の高い首都圏での不動産事業を強化する。
 来年2月1日に取得を完了する。株式の30%は三菱重工が保有する。
 菱重プロパティーズは今年7月、三菱重工の子会社から切り出す形で設立された。首都圏を中心に400件程度の建物、土地を保有・運営している。設立前の昨年度の事業規模は、売上高250億円、営業利益は40億円。31日、記者会見したJR西の長谷川一明副社長兼執行役員は「同社は所有する不動産の価値が高く、(買収は)採算性の高い成長投資だ」と説明した。


2016年10月8日

MRJなどに備え財務強化 三菱重工、不動産会社売却へ 朝日新聞 10月08日 16:03


 三菱重工業が財務基盤強化のため、事業のリストラに踏み出す。手持ちの資金を厚くし、グループの三菱航空機が開発する国産初のジェット旅客機MRJなど将来への投資に備える。エネルギーや機械などの中核事業に集中し、海外勢に対抗する。
 近く、工場、施設の管理や不動産事業などを手がける非上場の完全子会社「菱重ファシリティー&プロパティーズ」(東京都、従業員2千人)を売却する手続きに入る。同様の事業を手がけるグループ8社を統合して今年1月に発足したばかりだが、外資系投資ファンドや日本の住宅メーカーが関心を示している模様だ。今年度中にも売却を完了させたい考えで、売却額は1千億円程度の見通し。
 三菱重工は2017年度までの3カ年事業計画で、総額2千億円程度の土地・株式を売却し財務体質を強化する方針を掲げていた。計画実行期間が半ばを過ぎ、MRJの度重なる納期遅れで予想を超える開発資金がかかっているため「菱重」の売却に着手した。


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