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MRJ 米イースタン航空 受注分 40機 初のキャンセル


MRJ(三菱リージョナルジェット) 米イースタン航空 受注分 40機 初のキャンセル



三菱スペースジェット (旧MRJ) 2016年3月に実施された飛行試験の様子

三菱スペースジェット (旧MRJ) 2016年3月に実施された飛行試験の様子
(c)2016 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.

国産初のジェット旅客機 MRJ(三菱リージョナルジェット)は、2018年1月26日現在 447機(基本合意含む)を受注していますが、その内イースタン航空受注分の 40機がキャンセルになりました

キャンセルされたのは、2014年9月に契約に調印した米イースタン航空の最大 40機で、イースタン航空が経営危機に陥り、2017年6月、航空会社「スウィフト」に事業譲渡、イースタン航空を買収した航空会社「スウィフト」は、MRJよりも大型の米ボーイング機で機材を統一する方針をとっているため、小型のリージョナルジェットである MRJが不要になったということです


三菱航空機は、「相互協議の結果、解約が最善の選択肢との判断に至った。解約は相手の事業の変更によるものであり、MRJが納期を延期したこととは関係はない」とコメント、三菱航空機宮永社長は、「米国の大きな注文を頂いているところからのキャンセルはない。MRJの計画に当面影響を与えることはない」と述べています

また、2018年中にMRJの試験機を新たに 2機程度追加して、目標の初納入時期である 2020年半ばに向けて開発を急ぐ方針を示しました


三菱重工は、2017年1月、機体の安全性向上のため、電気配線の変更などの設計見直しが必要になったとして、5度目となる納入延期を発表、宮永社長は、「試験飛行を今している機体の配線をやり直すより、新しい機体を作る方が早い。2機程度作れば、十分テストはできる」と述べ、初納入時期の目標については、「開発の主なところは順調に進んでおり、我々はできると思っている」と自信を示しています

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2018年1月29日

「MRJ」キャンセル連鎖を避ける焦点 ニュースイッチ 2018年1月29日 08:07


 三菱重工業傘下の三菱航空機と米イースタン航空は、開発中の国産初のジェット旅客機、三菱リージョナルジェット(MRJ)の購入契約40機(オプション契約含む)をキャンセルすることで合意した。イースタン航空が買収されたことに伴い航空事業から撤退するための措置で、MRJの契約キャンセルは初めてだ。三菱航空機の水谷久和社長は「(キャンセルは)MRJの開発状況や性能ではなく、イースタン側に起因する結果と受け止めるべきだ」と冷静。果たしてキャンセルは続くのか。
 現在、試験飛行の時間は1500時間まで到達した。ただ、型式証明の審査を受けられる状態にはなっていない。設計見直しがため、どれほどの試験時間で完了すると言える状態ではない。追加する試験機の機数は今後詰めるという。
 17年秋としていた設計見直の完了も、年内ぎりぎりになるかもしれない。装備品の配置、電線の配線と大きく二つの見直し作業があり、装備品については終わった。電線はめどは立ったが、詳細な作業をしている段階だ。今年の大きな課題は、設計見直しを完全に仕上げ、それを反映した機体を作り上げることになる。
 量産初号機を目標の20年半ばに納入について水谷社長は「ぎりぎりいけると思っている。ほぼ計画に沿って動いている。型式証明取得に向け飛行試験を進めることが、将来の注文につながるはずだ。開発を仕上げることが優先で、積極的に受注を取ろうとはしていない」と話す。


2018年1月26日

<MRJ>初キャンセル 発注の米航空、買収され 毎日新聞 2018年1月26日 20:06


 国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を開発する三菱重工業は26日、米イースタン航空から受注した最大40機の契約がキャンセルになったと明らかにした。MRJはイースタンを含めて計447機(基本合意含む)を受注していたが、キャンセルは初めて。
 イースタンは2014年9月、MRJを最大40機購入する契約を結んだ。しかし、経営不振で17年6月、同社は米スイフト航空に買収された。スイフトは大型機のみを使う方針を示したため、MRJの契約を継続できなかったとみられる。
 MRJは08年に全日本空輸から最大25機の受注に成功し、その後国内外の航空会社から受注を積み上げてきた。ただ、設計見直しなどで5度も納入時期を延期し、全日空への初納入は当初予定の13年から7年以上ずれ込み、20年半ばになる見通し。新規受注も16年7月以降はない。
 三菱重工の宮永俊一社長は昨年12月、イースタンの受注キャンセルに言及。三菱重工は26日、「イースタンの事業体制の変更が原因で、MRJの納期変更が理由ではない」と説明し、他の契約への波及を否定した。MRJの開発も計画通り進める方針という。


2018年1月26日

MRJ、初のキャンセル 米航空会社向けの40機 朝日新聞 2018年1月26日 18:45


 国産ジェット旅客機、MRJを開発する三菱航空機は26日、MRJの納入契約で初めてキャンセルが出たことを明らかにした。最大40機分を発注していた米イースタン航空が他社に事業を譲渡し、契約が引き継がれなかった。
 キャンセルされたのは、2014年に結んだ契約。その後、経営難に陥ったイースタン航空を買収した米スウィフト航空はもともと、100席に満たないMRJより大型の米ボーイング機で機材を統一する方針をとっている。効率性を重視し、MRJの契約を引き継がなかったとみられている。三菱航空機によると、イースタン航空は航空事業者の免許を返上した。
 この問題をめぐっては、三菱航空機の親会社にあたる三菱重工業の宮永俊一社長が昨年末、キャンセルの可能性を「おそらくあるだろう」と示唆していた。同社は今回のキャンセルを「相手の戦略上の問題」(幹部)として、開発遅れが原因との見方を否定。キャンセルの広がりはないという。ただ、約450機を受注している三菱航空機にとって、1割弱のキャンセルが生じたことは痛手だ。カタログ価格で1機50億円する機材の受注を最大40機分失うことになる。


2018年1月26日

MRJ、初キャンセル=米航空会社向け40機 時事通信 2018年1月26日 16:46


 三菱重工業傘下の三菱航空機(愛知県豊山町)は26日、開発中の国産ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の受注で初めてのキャンセルが出たことを明らかにした。キャンセルは米航空会社が発注した40機。
 2014年9月、米イースタン航空がMRJを発注。その後イースタンの事業を引き継いだ別の米航空会社はMRJよりも大きな機材で運航しており、キャンセルを決めたという。三菱航空機は、開発遅延や納期が原因ではないと説明している。
 MRJはこれまでに国内外の航空会社から計427機(仮契約を含めると447機)を受注しており、今回のキャンセルは約1割に相当する。開発は当初予定から大幅に遅れており、当初13年末だった航空会社への納入開始時期は現在、20年半ばに延期されている。


2018年1月26日

MRJで初のキャンセル確定、米イースタン航空の40機=三菱航空機 ロイター 2018年1月26日 15:09


 三菱重工業傘下の三菱航空機が開発中の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の受注で、初めてキャンセルが出たことが分かった。三菱航空機が明らかにした。キャンセルが確定したのは、米イースタン航空が発注した、購入権を含む計40機分。
 イースタン航空が米スウィフト航空に買収され、イースタン航空のMRJ購入計画が引き継ぎ対象にならなかったため。三菱航空機はキャンセルの理由について「納期遅延や性能によるものではない」としている。
 三菱航空機はこれまでもキャンセルの可能性があることは示唆していたが、正式に合意に至ったという。


2018年1月26日

MRJ、初の受注キャンセル確定 共同通信 2018年1月26日 15:08


 国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発中の三菱航空機は26日、米イースタン航空から受注していた40機の契約キャンセルが確定したと明らかにした。MRJのキャンセルは初めて。


2018年1月26日

国産ジェット旅客機「MRJ」 初の契約キャンセル NHKニュース 2018年1月26日 14:03


 三菱航空機は開発を進めている国産初のジェット旅客機、MRJについて、これまでに受注があった447機のうち、アメリカの航空会社から受注していた40機の契約がキャンセルになったことを明らかにしました。
 MRJは2020年半ば以降に納入する予定で、これまでアメリカやミャンマーの航空会社などから合わせて447機を受注しています。
 このうち、40機を発注していたアメリカの航空会社「イースタン」が経営危機に陥り、去年、別の航空会社「スウィフト」に事業譲渡されたことから、契約の継続をめぐって三菱航空機は慎重に協議を進めてきました。
 その結果、契約の継続は難しくなったと判断し、このほど契約はキャンセルされることになりました。MRJの受注のキャンセルは初めてです。
 これについて、三菱航空機は「相互協議の結果、解約が最善の選択肢との判断に至った。解約は相手の事業の変更によるものであり、MRJが納期を延期したこととは関係はない」とコメントしています。
 MRJは納入が大幅に遅れ、去年4月には三菱航空機の社長が交代したうえで、多くの外国人技術者を採用するなどして開発体制を見直してきました。


2017年12月16日

「MRJ」初のキャンセルへ。日本の航空機産業は立ち直れるのか ニュースイッチ 12月16日 11:11


 国産初のジェット旅客機「MRJ」が航空会社への納入契約について、初めてキャンセルが出る可能性が大きくなった。MRJとはどんな航空機か、改めて検証する。
 MRJは開発当初から高い燃費性能を売りにしている。その切り札が、航空エンジン世界大手の米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)が供給する最新鋭エンジン「PW1200G」だ。
 同じ軸で回るタービンとファンの間に遊星ギアを入れる「ギアド・ターボファン(GTF)」方式を採用。軸の回転を減速してファン側に伝え、タービンとファンのそれぞれが最も効率的なスピードで回るようにした。これにより騒音、燃費とも大幅に削減する。
 MRJは旅客機としては世界で初めて08年にGTFの採用を決定。その後、カナダ・ボンバルディアや欧エアバスの航空機が採用したほか、MRJと競合するブラジル・エンブラエルも既存機のエンジンをGTFに置き換えることを決めた。
 MRJの初飛行の遅れによって、新エンジンによる燃費性能の優位性は薄れた。それでもMRJの燃費の良さの半分はエンジン、もう半分は機体の形状によってもたらされている。
 GTFは現行のエンジンよりも空気を取り入れるファンの直径が大きい。このため主翼の下に広いスペースが必要だ。MRJは主翼とエンジン、ナセル(エンジンを覆うカバー)の最適な位置関係を探りつつエンジンを主翼の真下ではなく、機体前方寄りに配置した。ほかにも、機体前方下部の貨物室を機体後部に統合し、他の航空機より細く空気抵抗の少ない胴体を実現。シャープで美しい機体だ。


2017年12月16日

MRJ、初キャンセルの公算 米イースタンの40機分 三菱重工社長が言及 フジサンケイビジネスアイ 12月16日 06:17


 三菱重工業の宮永俊一社長は15日、フジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じ、子会社の三菱航空機が開発中のジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」に関し、初めて受注がキャンセルされる公算が大きいと明らかにした。米イースタン航空が発注した40機(オプション含む)について、「恐らくなくなるだろう」と述べた。MRJはオプションを含め447機を受注済みだが、今後の営業活動にマイナスとなる可能性もある。
 イースタン航空は、6月に別の米航空会社に買収されることが明らかになって以来、注文をキャンセルする可能性が高いと指摘されてきた。宮永社長は「買収されたことで(機材戦略を見直すなら)そうしたこともありうる」と話す一方、「MRJ全体の計画に大きな影響はない」と述べ、他のキャンセルは否定した。
 一方、宮永社長は現在5機ある試験機を2機程度増やす方針も明らかにした。試験機追加の理由を「電気配線の位置を変えるなどしたことに伴う最終テスト、確認に使う」と説明。既に製造を始めており、来年中の飛行開始を予定しているという。追加投入で、安全性を認証する型式証明の取得を急ぐ。
 MRJは、今年1月に5度目となる初号機の納入延期を決め、現在は配線の見直しを行っている。見直しは秋までに終える予定だったが、来年にずれ込む見通し。ただ、宮永社長は2020年半ばとしている初号機の納期について「現時点の進み具合を見れば守れるだろう」と語った。


2017年12月15日

<三菱重工社長>MRJ受注、一部キャンセルも 毎日新聞 2017年12月15日 20:25


 三菱重工業の宮永俊一社長は15日、毎日新聞などのインタビューに応じ、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」について、受注が一部キャンセルになる可能性を示唆した。MRJは現在427機を受注しているが、キャンセルとなれば初めての事態となる。
 キャンセルの可能性があるのは、2014年9月に契約に調印した米イースタン航空の最大40機。宮永社長は「(イースタン航空の受注分が)おそらくなくなるだろう。それはあり得ると思う」と語った。イースタン航空を買収した航空会社が、MRJよりも大型の機体を運用する意向であるためだという。MRJの開発遅れがキャンセルの理由ではないと強調した。宮永社長は「米国の大きな注文を頂いているところからのキャンセルはない。MRJの計画に当面影響を与えることはない」と述べた。
 また、来年中にMRJの試験機を新たに2機程度追加して、目標の初納入時期(20年半ば)に向けて開発を急ぐ方針を示した。
 三菱重工は今年1月、機体の安全性向上のため、電気配線の変更などの設計見直しが必要になったとして、5度目となる納入延期を発表した。宮永社長は「試験飛行を今している機体の配線をやり直すより、新しい機体を作る方が早い。2機程度作れば、十分テストはできる」と述べた。初納入時期の目標について「開発の主なところは順調に進んでおり、我々はできると思っている」と自信を示した。


2017年12月15日

MRJ受注で初のキャンセルの可能性、イースタン航空40機=三菱重 ロイター 2017年12月15日 20:25


 三菱重工業<7011.T>傘下の三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の受注で、初めてキャンセルが出る可能性がある。
 同社広報によると、宮永俊一社長が15日、複数メディアの取材に対し、米イースタン航空が発注した計40機分(オプション含む)についてキャンセルが出る可能性を示唆した。ただ「(社長は)キャンセルされると明言しておらず、実際にキャンセルはまだきてない」(広報)という。
 イースタン航空は2014年9月に三菱航空機と購入契約を結んだが、その後、経営危機に陥り、今年6月、米スウィフト航空に買収されることが明らかになった。イースタン航空の機体購入契約はスウィフト航空が引き継ぐが、MRJは今のところその対象にはなっておらず、三菱航空機との間で協議中にある。
 MRJは開発が遅れ、納期をこれまでに5度延期し、現在は2020年半ばの納入を目指し開発を急いでいる。三菱重は、今回発生したキャンセルの可能性はあくまでもイースタン航空側の経営問題によるものであり、MRJ側の遅れが理由ではないとしている。


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