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MRJ 3号機 パリ航空ショー 初出展 ANAカラーに塗り直し


MRJ 3号機 パリ航空ショー 初出展 ANAカラーに塗り直し



三菱航空機は、2017年6月19日から25日の 7日間に渡り、パリ郊外の ル ・ ブルジェ空港で開かれる、世界最大級の航空ショー 第52回 「パリ航空ショー」に、MRJ (三菱リージョナルジェット) 飛行試験 3号機(登録番号JA23MJ)を出展しました


三菱航空機は、国産初の小型ジェット旅客機 MRJ(三菱リージョナルジェット) の実機(ANAカラーに塗り直された 飛行試験 3号機 写真)をお披露目しました 三菱航空機は、国産初の小型ジェット旅客機 MRJ(三菱リージョナルジェット) の実機(ANAカラーに塗り直された 飛行試験 3号機 写真)をお披露目しました

写真:2017年6月15日撮影 三菱航空機提供




MRJ 飛行試験 3号機は、現在試験飛行を行っている米国にて、ローンチカスタマーである ANAに敬意を表するため、ANAカラーの塗装に塗り直され、客室の内装を変更、航空会社やリース会社など、関係者向けに公開されます


写真:パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港で展示準備が進むANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=17年6月17日午前撮影 その1
写真:パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港で展示準備が進むANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=17年6月17日午前撮影 その2
写真:パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港で展示準備が進むANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=17年6月17日午前撮影 その3
写真:パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港で展示準備が進むANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=17年6月17日午前撮影 その4
写真:パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港で展示準備が進むANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=17年6月17日午前撮影 その5
写真:パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港で展示準備が進むANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=17年6月17日午前撮影 その6
「パリ航空ショー」は、2年に一度、奇数年に開かれる世界最大の航空ショーで、主催者によれば、世界から航空機や部品メーカーなど 2300社 ・ 団体が出展、商談者を対象とする前半 4日間の「トレードデー」には 15万人の来場が見込まれる世界最大の航空宇宙産業展、世界各国から航空関係者や政府要人が集まる世界最大規模の航空機商談の場でもあります


三菱航空機では、これまでも、例年、実物大の客室模型(モックアップ)を会場に展示し、売り込みを図ってきましたが、今回初めて、実機を持ち込んでの商談が実現しました


また、一般公開は、2017年6月23日から25日の 3日間の予定で、MRJ の展示は、開催前日の 2017年6月18日から21日までの 3日間、飛行展示の予定はないとのことです


米国モーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港にて試験飛行を行っている MRJ 飛行試験 3号機は、ローンチカスタマーである ANAカラーに塗り替えられ、2017年6月14日午前0時38分 (現地時間 2017年6月13日8時38分)に米ワシントン州グラント カウンティ国際空港内の飛行試験拠点であるモーゼスレイク フライトテストセンター(MFC)を出発、カナダの ウィニペグ ジェームス アームストロング リチャードソン国際空港と グースベイ空港、アイスランドの ケプラヴィーク国際空港を経由し、2017年6月16日午前0時5分(現地時間  2017年6月15日17時5分)に パリ近郊の ル ブルジェ空港に到着しました


MRJにとって、記念すべき欧州初上陸です

写真:パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港で展示準備が進むANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=2017年6月17日午前撮影

ANA塗装のMRJ、パリ航空ショー初出展 ル・ブルジェ空港で準備進む Aviation Wire 2017年6月17日 19:00 」 より


MRJが初出展されるパリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港=17年6月17日午前撮影 写真:MRJが初出展されるパリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港=2017年6月17日午前撮影


ANA塗装のMRJ、パリ航空ショー初出展 ル・ブルジェ空港で準備進む Aviation Wire 2017年6月17日 19:00 」 より



パリ航空ショーの展示エリアに搬入された海上自衛隊のP-1=17年6月18日 パリ航空ショーの展示エリアに搬入された海上自衛隊のP-1=17年6月18日

P-1も準備完了 パリ航空ショー、19日開幕 Aviation Wire 2017年6月18日 23:00 」 より



日本企業でも、国産小型旅客機 「MRJ」 を開発する三菱航空機(愛知県豊山町)の他、ビジネスジェット 「ホンダジェット」 を開発するホンダ、防衛省などが出展者リストに名を連ねており、日本政府が川崎重工業を中心に製造する P1哨戒機も展示されるなど、国際的な商談や情報発信の場となっています


パリ航空ショーで飛行展示を予定しているエンブラエルの次世代機E195-E2=17年6月17日午前撮影
パリ航空ショー初日にフライトデモンストレーションを披露した エンブラエル E195-E2 写真画像 その1
パリ航空ショー初日にフライトデモンストレーションを披露した エンブラエル E195-E2 写真画像 その2
パリ航空ショーで飛行展示を予定しているエンブラエルの次世代機E195-E2



201717年6月17日午前撮影 「 ANA塗装のMRJ、パリ航空ショー初出展 ル・ブルジェ空港で準備進む Aviation Wire 2017年6月17日 19:00 」 より



MRJ最大のライバルである、ブラジルのエンブラエルが開発中の「E2」シリーズは、最初の機体となる E190-E2が、2016年2月25日にロールアウト、予定を前倒しして、3ヶ月後の2016年5月23日に初飛行に成功、2016年7月11日からロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーに飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)を出展

パリ航空ショーには、「E2」シリーズ最大の機体サイズとなる E195-E2 の初号機(登録番号PR-ZIJ)を出展、当初20日に予定していた飛行展示を前倒しして 19日に実施、約 6分間のフライトを行っています

201717年6月19日撮影 「 MRJ、試験機の機内公開 水谷社長「将来のビジネスつなげたい」 Aviation Wire 2017年6月20日 12:54 」 より



パリ航空ショー初出展を終えル・ブルジェ空港を離陸するANA塗装を施したMRJの飛行試験3号機=17年6月22日撮影 1
パリ航空ショー初出展を終えル・ブルジェ空港を離陸するANA塗装を施したMRJの飛行試験3号機=17年6月22日撮影 2
パリ航空ショー初出展を終えル・ブルジェ空港を離陸するANA塗装を施したMRJの飛行試験3号機=17年6月22日撮影 3
パリ航空ショー初出展を終えル・ブルジェ空港を離陸するANA塗装を施したMRJの飛行試験3号機=17年6月22日撮影

MRJ、パリ航空ショー初出展終え離陸 Aviation Wire 2017年6月22日 17:11 」 より



米国モーゼスレイク グラントカウンティ国際空港 に集結した MRJ 飛行試験機 MRJ 1号機(JA21MJ) 2号機(JA22MJ) 3号機(JA23MJ) 4号機(JA24MJ) 三菱航空機提供

米国モーゼスレイク グラントカウンティ国際空港 に集結した MRJ 飛行試験機 MRJ 1号機(JA21MJ) 2号機(JA22MJ) 3号機(JA23MJ) 4号機(JA24MJ) (三菱航空機提供)



三菱航空機では、現在 5機ある飛行試験機の内、米国で飛行試験を 4機体制で行う計画で、先に到着している、MRJ 1号機(登録番号JA21MJ)、2号機(JA22MJ)、4号機(JA24MJ)と合わせ、今回 「パリ航空ショー」 への出展を予定する MRJ 3号機(JA23MJ)を加えた 4機が、米国の開発拠点である米国モーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港にて試験飛行を行っています

最後にモーゼスレイク入りした MRJ 3号機(JA23MJ)は、経由地のホノルル国際空港を離陸した際、油圧の細い配管で破断が見つかった為、一旦、ホノルル国際空港に戻って改修作業を実施、約 2週間遅れで、現地時間2017年3月31日に到着していました


MRJは、2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして 25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工業に発注し、事業化が決定、開発に手間取り、当初、2013年だった納期は、5度目の延期により、2020年半ばの計画となっています

MRJは、ANAの他、32機を確定発注した日本航空(JAL)など、7社から 計 427機を受注しており、その内訳は、確定受注が約半数の 233機、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっています


MRJは、2016年11月から三菱航空機の親会社である三菱重工の宮永俊一社長直轄の開発体制に移行、量産初号機納入の半年前にあたる 2020年初頭までに、国が機体の安全性を証明する「型式証明」を取得するため、外国人エンジニアからの指摘により一部装備品の配置変更や、これに伴う電気配線の変更が決定、5機ある飛行試験機による試験スケジュールや役割分担、量産体制の見直しが進めています

ANA塗装が施され、国内での飛行試験に投入する予定だった MRJ 5号機(JA25MJ)は、飛行試験を行わず、設計変更が進んでいることから、機器配置の見直しなどに使われる予定です


ANAグループでは、MRJは地方路線を担う ANAホールディングス(ANAHD)傘下の ANAウイングス(AKX/EH)が運航する計画で、ボーイング737-500型機(1クラス126席)やカナダのボンバルディアが製造するターボプロップ(プロペラ)機のDHC-8-Q400型機(1クラス74席)を、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」へ置き換える計画です

MRJの納入遅延を受け、ANAHDは、2016年6月に Q400を代替機として 3機発注済みで、1995年3月から導入を始めた ボーイング737-500の経年化が進んでいることから、ボーイング737-800(2クラス167席)も代替機として 2018年度から 4機をリース導入する計画です


ANAより 17機多い 32機の MRJをすべて確定発注した JALは、2021年の受領開始を予定しており、傘下で地方路線を担当するジェイエア(JAR/XM)が運航を予定しています

ジェイエアが、現在、ボンバルディアCRJ200型機(1クラス 50席)で運航している路線を、エンブラエル170(E170)型機(1クラス 76席)に、E170の路線をエンブラエル190(E190)型機(2クラス 95席)へと大型化、エンブラエル機への統一を進めていく中で、MRJは7年程度かけて投入する計画となっています

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関連記事を下記に紹介します



2017年6月27日

海自最新鋭機、仏にたどり着けず 関係者「恥ずかしい」 朝日新聞 2017年6月27日07時03分


 フランスで開かれた国際航空ショーに参加するため日本を出発した海上自衛隊の最新鋭のP1哨戒機2機のうち1機が、機体トラブルのためショーに参加できなかったことが分かった。日本の航空機製造の技術をアピールし、国際的に売り込む場となるはずだったが、「たどり着けなかったのは恥ずかしい」と政府関係者は話す。
 防衛省によると、2機は海自厚木基地(神奈川県)を12日に出発。16日に会場のパリ郊外の空港に到着し、19~20日にフランスの航空宇宙工業会が主催する航空ショーに参加し、地上展示や飛行を予定していた。2014年に「防衛装備移転三原則」が閣議決定され、各国の国防関係者らを前に高性能な哨戒機をアピールする場と考えていた。このショーに自衛隊機が参加するのは初めてだった。
 途中で2機は、ソマリア沖の海賊対策で派遣中の部隊のためにジブチに設けられている拠点に寄った。そこでの点検で1機にトラブルが発覚。交換部品の到着を待っているとショーに間に合わず、1機をとどめ置いて、残る1機だけでフランスへ向かったという。ショーにはフランスのマクロン大統領が訪れ、防衛省の若宮健嗣副大臣も出席した。


2017年6月26日

「秋にかけて大変重要な時期」MRJパリ航空ショー初出展、水谷社長に聞く Aviation Wire 2017年6月26日 09:30


 三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が、6月19日から開かれた第52回パリ航空ショーに出展された。航空ショーへのMRJの実機出展は初めてで、欧州に姿を見せたのも初となった。
 同社の水谷久和社長も、世界各国から機体見学に訪れる航空会社やリース会社などの関係者を連日出迎えた。
 水谷社長は、三菱航空機の親会社である三菱重工業(7011)に1975年入社。名古屋誘導推進システム製作所副所長、航空宇宙事業本部の副事業本部長、防衛・宇宙ドメイン長などを歴任し、今年4月1日に現職に就いた。
 航空ショー開幕前日の18日に機体を報道関係者にお披露目した際は、終始表情が硬かった水谷社長。「英語であいさつするので、ものすごく緊張した」と自嘲気味に笑う水谷社長に、パリ航空ショーを終えた感想などを聞いた。
── 三菱航空機の社長として初めて航空ショーに参加した感想は。
 パリ航空ショーで展示されるANA塗装をまとったMRJの前で握手を交わす三菱重工の宮永社長(中央)と三菱航空機の水谷社長(右)、ANAホールディングスの篠辺副会長=17年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
水谷社長:これまでは防衛宇宙部門にいたので、航空ショーへ来ると世界のOEMに出向き、いろんなディスカッションや情報共有をしていた。


2017年6月26日

三菱航空機、MRJパリ航空ショー到着動画公開 塗装工程も Aviation Wire 2017年6月26日 07:38


 三菱航空機は、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が、パリ航空ショーの会場となったル・ブルジェ空港へ6月15日に到着した様子など、3本の動画をこのほど公開した。
 パリ航空ショーに出展されたANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=17年6月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
 公開された動画は、ル・ブルジェ空港へ着陸した様子を記録した「MRJ Arrives at PAS2017」、3号機を全日本空輸(ANA/NH)のデザインに再塗装する工程を撮影した「ANA Livery Painting Time Lapse」、飛行試験4号機(JA24MJ)を使い、2月から3月にかけて米フロリダ州エグリン空軍基地のマッキンリー極限気候研究所で実施した極寒・酷暑試験の様子を収めた「Cold and Hot Soak Tests」の3本。動画投稿サイト「YouTube」に公開した。
 三菱航空機が航空ショーにMRJの実機を出展したのは、今回が初めて。欧州での実機公開も初となった。3号機は現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。


2017年6月23日

パリ航空ショー、ボーイングがエアバス下す エンブラエルはイヌワシE195-E2でアピール Aviation Wire 2017年6月23日 22:06


 世界最大級の航空ショーで奇数年に開催されるパリ航空ショーのうち、6月19日から始まった商談期間が22日で終わった。日本勢では、三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の実機が初めて出展されたほか、海上自衛隊の哨戒機P-1も自衛隊機として初参加した。
 ボーイングがエアバス下す
 民間機2強の受注実績を見ると、ボーイングは確定受注とコミットメントを合わせて総数571機、カタログ価格による金額換算で総額748億米ドル(約8兆3200億円)となった。一方、エアバスは総数326機、397億米ドルの受注を獲得。このうち144機。185億米ドルが確定受注となった。
 日本企業から受注では、リース会社のジャパンインベストメントアドバイザー(JIA、7172)が737 MAX 8を10機発注する方針を固め、ボーイングと覚書(MoU)を締結した。
 リージョナル機を手掛けるブラジルのエンブラエルは、日本からはフジドリームエアラインズ(FDA/JH)がエンブラエル175(E175)を確定発注3機と購入権3機の最大6機の契約を締結。日本航空(JAL/JL、9201)からも、ジェイエア(JAR/XM)が運航するエンブラエル190(E190)を1機追加受注を獲得した。


2017年6月22日

MRJ、パリ航空ショー初出展終え離陸 Aviation Wire 2017年6月22日 17:11


 三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が現地時間6月22日午前8時10分すぎ(日本時間同日午後3時10分すぎ)、第52回パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港を離陸し、米国の飛行試験拠点であるワシントン州モーゼルレイクへ向かった。
 MRJの実機が航空ショーに出展されたのは、今回が初めて。25日まで開かれているパリ航空ショーのうち、商談期間である22日までに受注発表には至らなかったが、三菱航空機の水谷久和社長は、機体を見学した来場者からの反応について「きちっとできていると評価をいただいた」と語った。
 今回展示した3号機の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。
 22日にパリを出発した3号機は、モーゼスレイクへ戻った後は再び飛行試験に戻る。飛行試験は4機体制で進められており、2020年初頭までに機体の安全性を国が証明する型式証明(TC)の取得を目指し、合計2500時間におよぶ飛行試験を進める。三菱航空機によると、まもなく1000時間に達する見通し。


2017年6月21日

MRJ試験6号機、年内製造開始へ 水谷社長「スケジュールしんどくなる」 Aviation Wire 2017年6月21日 22:02


 三菱航空機の水谷久和社長は現地時間6月21日、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験機について、6機目の製造を年内に始める意向を示した。第52回パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港で、Aviation Wireの単独インタビューに応じた。
 MRJの飛行試験機は現在5機。初号機(登録番号JA21MJ)から4号機(JA24MJ)までの4機は、米国の飛行試験拠点であるモーゼスレイクで試験を実施しており、5号機(JA25MJ)は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、地上試験などに使われている。
 パリ航空ショーには、アビオニクス試験とオートパイロット(自動操縦)試験、飛行特性試験を実施している3号機(JA23MJ)を出展。米国で全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに塗り直して持ち込んだ。
 水谷社長は新たな飛行試験機について、「今年のしかるべき時期には製造に着手しないと、デリバリー(引き渡し)スケジュールがしんどくなる」と述べた。
 現在の納期は2020年半ばを計画。2020年初頭までに、機体の安全性を国が証明する型式証明(TC)の取得を目指す。6号機は現在進めている設計変更を反映し、TC取得に向けた飛行試験を米国で進めていく。


2017年6月20日

MRJ、試験機の機内公開 水谷社長「将来のビジネスつなげたい」 Aviation Wire 2017年6月20日 12:54


 三菱航空機は現地時間6月19日、この日開幕した第52回パリ航空ショーで全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとった飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)の機内を公開した。
 5機あるMRJの飛行試験機のうち、3号機はアビオニクス試験とオートパイロット(自動操縦)試験、飛行特性試験に使用。19日の公開時は、機体前方は試験機器などがない状態で、中央から後方は技術者が機体の状態を観測する席が設けられていた。
 このほかの飛行試験機は、初号機(JA21MJ)はシステム試験、2号機(JA22MJ)は機能・性能試験、内装を施す4号機(JA24MJ)はインテリアや騒音、防氷試験に投入。初号機から4号機までは、米モーゼスレイクを拠点に試験を進めている。
 一方、当初国内でオートパイロット試験に使用する予定だったANA塗装を施した5号機(JA25MJ)は、県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で機器配置の見直しなどに使われている。


2017年6月19日

MRJの実機お披露目=パリ航空ショー開幕 時事通信 2017年6月19日 15:43


 隔年で開催される世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機(愛知県豊山町)が国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の実機を国際航空ショーで初めてお披露目した。
 同社の親会社である三菱重工業の宮永俊一社長は「MRJを披露するのにこれ以上の機会はない。ぜひ間近で見てほしい」としている。
 このほか、ホンダが小型ジェット機「ホンダジェット」を出展。日本政府が川崎重工業を中心に製造するP1哨戒機も展示され、活発な商談が交わされる見通しだ。
 航空ショーは25日まで。米ボーイングや欧州のエアバスをはじめとする航空機関連の約2300社が参加し、業界関係者や一般客ら約35万人の来場が見込まれている。


2017年6月19日

MRJの実機お披露目 時事通信 2017年6月19日 15:42


 隔年で開催される世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機(愛知県豊山町)が国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の実機を国際航空ショーで初めてお披露目した。


2017年6月19日

MRJ、パリ航空ショーで展示へ 納期順守をアピール ロイター 2017年6月19日 09:44


 三菱重工業<7011.T>子会社の三菱航空機は約半世紀ぶりとなる国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の実機を19日開幕するパリ航空ショーで展示する。現地入りした幹部らは18日、2020年半ばの納入計画に変更がないことを確認した。
 MRJは開発の遅れから初号機の納入予定が5度延期されているが、三菱重工業の宮永俊一社長は18日、記者団に対し「順調な進捗(しんちょく)状況を示すための展示」と説明。
 また、同航空ショーで受注についての発表は予定していないと述べた。
 三菱航空の販売マーケティング担当副社長、福原裕悟氏は昨年MRJ最大20機の発注契約を結んだスウェーデンの航空機リース会社ロックトンと欧州での販売で提携することに期待感を示した。
 同氏はロイターに対し、「欧州では依然として多くの地域ジェット機が運航しており、それらに取って代わる絶好の機会」と述べた。
 三菱航空機の水谷久和社長は納入時期を早める可能性があるか聞かれ、2020年半ばを目指しているが開発の前倒しに尽力していると語った。
 初号機の納入先であるANAホールディングスの篠辺修副会長は「われわれは(MRJ)受け入れに向けて完全に用意ができている」と述べた。


2017年6月19日

三菱重工宮永社長「強い気持ちの表われ」 MRJ、ANA塗装でパリ航空ショーお披露目 Aviation Wire 2017年6月19日 12:50


 三菱重工業(7011)と三菱航空機は現地時間6月18日、第52回パリ航空ショーが19日から開かれるパリのル・ブルジェ空港でMRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)をお披露目した。ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとい、ANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長も出席した。
 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。1日には、PW1200GがFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得した。
 当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画。開発遅延に伴い、2016年11月からは三菱重工の宮永社長直轄の開発体制に移行した。
 今回パリへ持ち込んだのは、5機あるMRJ90の飛行試験機のうち3号機で、飛行試験の拠点である米国のモーゼスレイクには、今年4月に到着。ANA塗装には米国で塗り直し、ル・ブルジェ空港には、15日夕方に到着した。


2017年6月18日

P-1も準備完了 パリ航空ショー、19日開幕 Aviation Wire 2017年6月18日 23:00


 世界最大規模となる航空ショー「第52回パリ航空ショー」の会場であるパリのル・ブルジェ空港では、現地時間6月19日の開幕に向け準備が進んでいる。
 日本からは三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験機が、全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとって地上展示されるほか、海上自衛隊の哨戒機P-1が厚木基地から2機参加。P-1は地上展示だけではなく、飛行展示も実施する。
 また、ボーイングは開発中の787-10と737 MAX 9を出展。このうち、737 MAX 9は飛行展示も行う。エアバスは開発中のA350-1000と航空会社への引き渡しが始まったA321neoを出展し、総2階建ての超大型機A380とともに飛行展示を実施する。
 リージョナル機では、ブラジルのエンブラエルが次世代リージョナルジェット機「E195-E2」などを出展する。昨年英国で開かれたファンボロー航空ショーにE190-E2を出展した際は地上展示のみだったが、今回E195-E2による飛行展示も実施。カナダのボンバルディアは、小型旅客機「Cシリーズ」のうちCS300などを出展する。


2017年6月17日

ANA塗装のMRJ、パリ航空ショー初出展 ル・ブルジェ空港で準備進む Aviation Wire 2017年6月17日 19:00


 パリのル・ブルジェ空港では、現地時間6月19日から開かれる世界最大規模の航空ショー「第52回パリ航空ショー」の開催準備が進んでいる。実機の出展は初となる三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」も、17日午前は好天に恵まれた会場で、空調設備などの準備が進められていた。
 三菱航空機は親会社の三菱重工業(7011)とともに、MRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)を地上展示。MRJの航空ショー出展は初めてで、欧州初お披露目となる。今回は地上展示のみで、飛行展示は行わない。
 米国でANA塗装に
 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。6月1日には、PW1200GがFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得した。


2017年6月16日

MRJ、欧州初登場=パリ航空ショーで展示 時事通信 06月16日 15:32


 三菱航空機(愛知県豊山町)は16日、開発中の国産初の小型ジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)の試験機がパリ郊外のル・ブルジェ空港に到着したと発表した。米ワシントン州の開発拠点で試験飛行を行っている試験3号機で、欧州初登場となる。19日から同空港で開催されるパリ航空ショーで地上展示する。
 世界最大規模を誇るパリ航空ショーでの展示は初めてで、開催前日の18日から21日まで実際の機体を公開する。MRJは開発の遅れから初号機の納入予定の延期が続いているが、世界の航空業界関係者に開発の進捗(しんちょく)をアピールする。


2017年6月16日

ANA塗装のMRJ、パリ到着 欧州初上陸、航空ショー初出展へ Aviation Wire 2017年6月16日 08:58


 三菱重工業(7011)と三菱航空機は現地時間6月15日(日本時間16日)、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が、パリのル・ブルジェ空港に到着したと発表した。19日から同空港で開かれるパリ航空ショーで、地上展示する。MRJの実機を出展するのは初めてで、欧州上陸も初となった。
 機体の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに、米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。
 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定。開発に手間取り、当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画している。


2017年6月16日

MRJ、パリ・エアショーに向け欧州初上陸--ANA塗装の3号機を3日間展示 マイナビ 06月16日 05:30


 三菱重工業と三菱航空機が開発・製造を進める MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の飛行試験機が現地時間の6月15日、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着した。同機は6月19〜25日に同空港で開催されるパリ・エアショーにて、19〜21日まで展示を予定している。
 同空港に到着した飛行試験機は3号機で、ローンチカスタマーであるANAの塗装を施し、現地時間の13日8時38分に米ワシントン州グラン ト・カウンティ国際空港内の飛行試験拠点であるモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発、カナダ ウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港、グースベイ空港とアイスランド ケプラヴィーク国際空港を経由し、現地時間の15日17時5分にル・ブルジェ空港に到着した。MRJにとって、初の欧州上陸となる。
 三菱重工業社長の宮永俊一氏は、「パリ・エアショーでMRJを皆さまに披露でき、大変光栄です。多くの方からご期待いただいているこの次世代リージョナルジェットをお披露目するのに、これ以上の素晴らしい機会はありません。19日から始まるエアショーでは、欧州初上陸となるMRJを間近でご覧いただければ幸いです」 とコメントしている。


2017年6月15日

「MRJ」納入、19年に前倒し ニュースイッチ 06月15日 08:02


 三菱航空機(愛知県豊山町、水谷久和社長)の水谷社長は、日刊工業新聞などの取材に応じ、国産小型ジェット旅客機「MRJ」のANAホールディングスへの納入時期について「2019年を念頭に置いて作業している」と20年半ばからの前倒しを目指す考えを示した。
 量産初号機の納入時期は、5度目の延期で18年半ばから20年半ばに遅れた。水谷社長は「めどが付いたと言えるほどではないが、社内では何とか19年に頑張ろうと話している」とした。
 現在、今秋の完了予定で電気配線の見直しによる機体の設計変更作業を進めている。フランス企業とパートナー契約を結び、約20人の技術者を受け入れており「彼らの力をフル活用してきっちり仕上げたい」と強調した。
 また、19日に開幕する世界最大規模の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」でMRJの実機を世界の主要航空ショーで初めて展示することについて「開発が前に進んでいると実感してもらえるはず」と意気込みを示した。
 パリ航空ショーでは「受注という目的よりも、見直した計画に基づいて開発していると認識してもらうことが重要」と述べ、会期中の受注獲得にはこだわらない考えを示した。


2017年6月14日

MRJ、外国人開発者600人体制。水谷社長「2強目指す」 ニュースイッチ 06月14日 06:00


 三菱航空機の水谷久和社長は6月12日、リージョナルジェット機「MRJ」の開発状況を都内で説明した。権限移譲を進めた航空機の開発経験を持つ外国人エンジニアについては、600人体制になっていることを明らかにした。
 飛行時間「4月以降伸びている」
 MRJの開発体制は2016年11月、三菱重工の宮永俊一社長が直轄する現体制に移行。今年1月23日には、量産初号機の納入時期を2年延期して2020年半ばにすると発表した。外国人エンジニアはこれまでは助言役にとどまっていたが、現在は管理職にも就いている。
 水谷社長はMRJの開発体制について、「名古屋とシアトル、モーゼスレイクで2000人強。そのうち外国人は3拠点合わせて600人だ。」と説明。「4月からは日本語を母国語としない人が参加する打ち合わせは、英語でやっている」と述べ、従来より社員間のコミュニケーションが良好になっていると語った。
 飛行試験の拠点であるモーゼスレイクでは、4機の飛行試験機で試験を進めている。「フルに飛んでいるわけではないが、4月以降は飛行時間が伸びている」(水谷社長)と強調。「電気配線(EWIS)の再設計支援も、フランスの会社を選定し、20人くらいが名古屋に来ている」と説明した。


2017年6月13日

MRJ巻き返しへ!パリ航空ショーの焦点 ニュースイッチ 2017年6月13日 06:00


 世界最大の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」が19―25日の7日間、パリ郊外のル・ブルジェ空港で開催される。主催者によれば、世界から航空機や部品メーカーなど2300社・団体が出展。商談者を対象とする前半4日間の「トレードデー」には15万人の来場が見込まれる。
 日本企業でも国産小型旅客機「MRJ」を開発する三菱航空機(愛知県豊山町)や、ビジネスジェット「ホンダジェット」を開発するホンダ、防衛省などが出展者リストに名を連ねており、国際的な商談や情報発信に臨む。
MRJは歴史的な実機初出展
 パリ航空ショーは2年に一度、奇数年に開かれる世界最大の航空ショー。今回、米ボーイングが小型機「737MAX」の派生機種を事業化することが予想されたり、欧州エアバスが最新鋭大型機の飛行展示を予定したりしているが、日本で最も大きなトピックとなるのは、やはりMRJの実機出展だろう。
 世界の主要な航空ショーでは、メーカーは開発中の機体を展示してPRすることが多い。一方、これまでMRJの開発遅延に苦しんできた三菱航空機は、試験作業などを最優先するため航空ショーには実物大の客室模型(モックアップ)を出展してきた。MRJの実機が航空ショーに持ち込まれるのは初めてとなる。三菱航空機の親会社である三菱重工業の宮永俊一社長も現地に出向き、記者会見を行う予定だ。


2017年5月26日

MRJ、パリ航空ショーでANA塗装機お披露目 Aviation Wire 2017年5月26日 18:23


 三菱航空機は5月26日、6月のパリ航空ショーに開発中のリージョナルジェット機「MRJ」を出展すると正式発表した。本紙が4月に報じた通り、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーをまとった機体を披露する(関連記事)。
 パリ航空ショーではANA塗装のMRJをお披露目へ=16年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
 6月19日からパリ郊外のル・ブルジェ空港で開かれるパリ航空ショーに、MRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)を持ち込む計画。機体の塗装を米国でANAのカラーリングに塗り直し、客室の内装を変更して航空会社やリース会社など、関係者向けに公開する。
 パリ航空ショーは世界最大級の航空ショーで、世界各国から航空関係者や政府要人が集まる。三菱航空機は例年、客室を模したモックアップを会場に展示し、売り込みを図ってきた。
 今回の機体お披露目には、親会社の三菱重工業(7011)の宮永俊一社長や三菱航空機の水谷久和社長、ANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長が出席を予定。三菱航空機では、ANA塗装機を出展することについて、ローンチカスタマーに敬意を表するためだとしている。


2017年4月27日

【スクープ】MRJ、ANA塗装でパリ航空ショー出展へ 3号機塗り替え Aviation Wire 2017年4月9日 12:55


 三菱航空機が6月に開かれるパリ航空ショーに、全日本空輸(ANA/NH)の塗装を施したMRJの試験機を出展する方針を固めたことが、Aviation Wireの取材でわかった。
—記事の概要—
・3号機もANA塗装、5号機飛ばず
・代替機発注するANA、二段階導入のJAL
3号機もANA塗装、5号機飛ばず
モーゼスレイクのグラントカウンティ空港へ着陸するMRJの飛行試験3号機。パリ航空ショーにはANA塗装での出展を計画している(三菱航空機提供)
 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工業(7011)に発注し、事業化が決定。開発に手間取り、当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画している。
 MRJはANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。


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