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小松空港 (小松飛行場) 航空自衛隊との共用空港


小松空港 (小松飛行場) とは 概要



小松飛行場(こまつひこうじょう)は、石川県小松市に所在、防衛省が管理、航空自衛隊小松基地(JASDF Komatsu Airbase)と民間航空が滑走路を共用する共用飛行場で、航空交通管制は航空自衛隊が行なっており、民間空港を指して称する場合は、ターミナルビルなどの施設の通称としての小松空港(こまつくうこう Komatsu Airport)という名称が一般的に使われています


能登空港(のと里山空港)全景空撮画像2

石川県の空港 能登空港(のと里山空港)と小松空港

空港の利用促進と空港を核とした地域振興の取り組みについて「能登空港の事例を中心として」 」 より

名称 小松飛行場
通称 小松空港
所在地 石川県小松市
空港の種類 共用飛行場
設置管理者 防衛大臣
運営者 航空自衛隊
総面積 約 440 ha
標高 6 m (18 ft)
供用開始 1961年12月20日
座標 北緯36度23分38秒
東経136度24分27秒
滑走路
06/24 2,0700 m x 45 m
(コンクリート舗装)
06T/24T
(閉鎖中)
2,0700 m x 45 m
(アスファルト舗装)

小松空港には、滑走路が 2本ありますが、アスファルト舗装の 06T/24T は、コンクリート舗装の本滑走路 06/24 工事時いのみ使用される仮滑走路の為、2016年10月15日現在 閉鎖中、使用されていません

(左上写真で、中央にある太いグレーの直線路が閉鎖中の 06T/24T 、その左側にある白色の直線路が、実際に使用されている 06/24 滑走路)


滑走路番号(名称)は、「 06/24 」の様に、その向き(方位角)で表しますが、並行する滑走路がある場合、方位角が同じになる為、識別の為、「 06T/24T 」の様に、方位角 + 符号で表されます


※. 滑走路番号の詳細につきましては、「 滑走路番号 滑走路の名前 命名法 」 をご参照下さい (別タブ(ウィンドウ)が開きます)



小松空港では、滑走路の両側に誘導路があり、山側を航空自衛隊が、海側を民航のターミナルが使用、本州日本海側の空港では乗降客数が最も多い空港で、計器進入装置である ILS が設置されていますので、冬季の悪天候時でも欠航が比較的少ない空港となっています


小松空港では、主に貨物便を想定した欧米との直行便を就航可能にするために、2005年から 2006年にかけ、本滑走路の路盤の厚さを 10cm 増加させる舗装のかさ上げ工事が行われ、2006年12月21日から供用が開始されました

このかさ上げ工事により、本滑走路の重量制限は、工事前の 320tから 396tに増加、燃料を満載した国際貨物定期便などの大型機材の重量にも耐えられる構造となり、航空自衛隊の空中給油機KC-767の重量にも耐えられるものとなっています


このかさ上げ工事に伴い、本滑走路( 06/24 )と平行して仮滑走路( 06T/24T )が建設され、2005年3月17日から 2006年12月20日まで供用されていますが、仮滑走路( 06T/24T )は用地確保の関係上、本滑走路( 06/24 )と 97.5mしか離れていないため、2本の滑走路を同時に使用することはできません

本滑走路( 06/24 )のかさ上げ工事終了後も仮滑走路は解体せず、今後の本滑走路( 06T/24T )に対する長期的な工事などがあった場合に、再び仮滑走路として使用するため、定期的に点検 ・ 管理されており、誤進入を防止の為、15箇所に「×」印(進入禁止標識)が表記されるとともに、中央部に大きく「こまつ」と縦書きで表記されています




小松空港 (小松飛行場) 拡張 整備 の歴史



1941年 旧日本海軍が農林省営林財産約140haを中心にした航空基地の整備計画に基づき、周辺民有地約241haを買収
1943年4月 当時は「むじなが浜」と呼ばれた砂丘地帯で、面積は 241ha、旧海日本軍 舞鶴鎮守府の飛行場として建設開始
1944年11月15日 東西 1500 m x 100 m と 南北 1700 m x 100 m の、2本の滑走路が完成
1945年11月1日 大蔵省管理を経て米軍により接収(補助レーダー基地)され、サンフランシスコ講和条約発効後は、FAC4017 小松補助飛行場として使用
1953年4月3日 小松飛行場開港
1955年7月2日 日本ヘリコプター輸送(現 全日本空輸)による小松-大阪線の不定期路線を開設
1956年 防衛庁より地元に対し、航空自衛隊ジェット機の離着陸を希望する旨の意向を表明
1959年3月6日 国有財産北陸地方審議会の答申により北陸財務局が防衛庁が小松飛行場(航空自衛隊基地)としての使用を、民間空港の併用を条件として許可
1960年4月19日 第1次拡張工事着工
東西滑走路を 2400 m x 45 m に延長して主滑走路とし、南北滑走路を 1200 m x 45 m の副滑走路とし で整備
1960年11月24日 防衛、運輸両事務次官による「小松飛行場に関する協定」が締結され、民航との運用協定が成立、12月の運輸大臣告示により共用飛行場化
1961年12月20日 小松 - 名古屋 - 羽田線が開設され、共用飛行場として開港
1964年9月 第2次拡張工事着工
F-104J ジェット戦闘機導入のため主滑走路を 2700 m に延長、副滑走路は廃止
1973年6月15日 旅客機のジェット化に対応するための滑走路かさ上げ工事により、空港運用を 1ヶ月間休止
1979年12月12日 国際定期路線(新潟-小松-ソウル線)開設され、国際線の運用開始
1981年9月26日 国内線 新旅客ターミナル完成
1984年4月2日 国際線 新旅客ターミナル完成
1994年3月 石川県、小松市、空港ターミナル会社、運輸関連業界により輸入共同上屋会社として第3セクター HIACT 設立
2002年6月27日 HIACT の新ターミナル完成
2004年4月1日 新管制塔運用開始
2005年3月17日 仮滑走路運用開始 (本滑走路閉鎖)
2006年12月21日 本滑走路かさ上げ工事完了
エプロン拡張工事も完了、駐機スポットが大型機 5バースから、大型機 4バース + 中型機 2バースとなる

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小松空港 - Komatsu Airport
小松飛行場 - Wikipedia

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関連記事を下記に紹介します



2016年10月14日

MRJ2号機が緊急着陸 試験飛行中 読売新聞 10月14日 13:07


 三菱航空機が開発し、日本海上空で試験飛行していた国産初のジェット旅客機「MRJ」の2号機が13日午後4時8分、機体トラブルのため石川県輪島市の能登空港に緊急着陸した。
 同空港管理事務所によると、約10分前に「今から着陸したい」と同社から連絡があった。着陸後、駐機場で同社の整備スタッフが点検、整備を行い、14日午後1時現在、同空港で整備を続けている。
 民間航空機の運航に支障はなかった。三菱重工業広報部名古屋グループでは「地上で確認したい事項が発生したが、飛行そのものに問題がある箇所ではない」としている。


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