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横浜環状 北線 首都高速 横羽線 と 第三京浜 直結 2017年3月18日 開通


横浜環状 北線 首都高速 横羽線 と 第三京浜 直結 2017年3月18日 開通



横浜環状 北線 こと 「首都高速 神奈川7号 横浜北線」(K7)は、横浜環状高速の一部を構成し、そのおよそ 7割がトンネル区間、K1横羽線の生麦JCTと第三京浜に接続する横浜港北JCTを結ぶ、およそ 8.2kmの路線で、2017年3月18日16時に開通しました


「高速神奈川7号横浜北線(横羽線~第三京浜)」開通

横浜北線(横羽線~第三京浜)が2017年3月に開通します|企業情報|首都高速道路株式会社 平成28年09月09日 」 より





首都高速 神奈川 7号 横浜北線 (K7) (横浜環状 北線) の開通効果



横浜北線と横浜環状北西線の位置関係図

横浜北線と横浜環状北西線の位置関係図 「 3月18日開通の横浜環状「横浜北線」、現地を公開 日経コンストラクション 2017/02/10 」 より

首都高速 神奈川 7号 横浜北線 (K7) (横浜環状 北線) の開通効果として首都高速道路が第一に挙げるのは、新横浜駅付近を含む横浜市北部と、港湾 ・ 空港エリアとのアクセス性向上で、例えば、新横浜出入り口付近から首都高湾岸線の本牧ふ頭出入り口まで、従来の 25分が開通後は 15分と、10分短縮、また、羽田空港方面も従来の 40分から開通後は 30分と、10分短縮できるということです

その結果、以下のような効果が期待されるとしています



横浜市北部と横浜港が直結



新横浜を中心とする横浜市北部と、本牧ふ頭とのあいだの所要時間は、第三京浜、首都高K2三ツ沢線経由(港北IC、新山下出入口を利用)の 25分から、横浜北線、大黒線経由(新横浜出入口、本牧ふ頭出入口利用)の 15分に短縮されることにより、物流の効率化が図られ、臨海部と横浜市北部の連携が強化される



横浜市北部と羽田空港とのアクセス性向上



新横浜駅と首都高湾岸線 ・ 空港中央出入口との所要時間は、三ツ沢線経由の 40分から、横浜北線経由の 30分に縮されることにより、たまプラーザ駅やセンター北駅、新横浜駅などと羽田空港を結ぶ連絡バスの所要時間短縮が見込まれる



多様なルート選択が可能に



第三京浜の港北ICと横浜港方面を結ぶルートは、従来の三ツ沢線経由に加え、横浜北線と大黒線経由、横浜北線と横羽線経由の 3ルートから選択が可能となり、防災力が強化され、災害時の医療輸送にも役立つ等、物流の円滑化や地域活性化、大規模災害時の緊急輸送対策などに寄与することが期待されています

さらに、これまで生麦JCTは横羽線の羽田方面(上り線)と大黒線のみが接続していましたが、首都高速 神奈川 7号 横浜北線 (K7) (横浜環状 北線) の開通にあわせ、「生麦JCTの4方向化」改良が実施され、横羽線の上下線と大黒線、横浜北線が相互に行き来できるようになりました


例えば、三ツ沢線の横浜駅西口出入口や、横羽線の横浜駅東口出入口、みなとみらい出入口など、横浜の中心部を発着したクルマが、石川町JCT、本牧JCTを経由することなく生麦JCTと大黒線経由で湾岸線へ出入り可能となり、生麦、金港、石川町、本牧、大黒の 5JCTのあいだを環状に回ることもでき、ルートの選択肢が大きく広がります

そして、大型車を住居地域が多い横羽線から、大黒線経由で工業地帯を通る湾岸線へ誘導でき、横羽線沿線の住環境を向上させる効果も見込めるとしています




首都高速 神奈川 7号 横浜北線 (K7) (横浜環状 北線) の概要



「首都高速 神奈川7号 横浜北線」(K7)は、K1横羽線とK5大黒線が交わる生麦JCT(横浜市鶴見区)と、第三京浜の港北ICに接続する形で新設される横浜港北JCT(同、都筑区)を結び、途中、岸谷生麦出入口と新横浜出入口が設けられます

馬場出入口は、本線トンネルの地中拡幅部と地上とを、最小曲線半径 50mという急曲線トンネルで結ぶ箇所ですが、近くに電力線の鉄塔があり、その基礎部などに影響を与えないために慎重な作業を要し、また、近隣住民への配慮から夜間作業を避けた為、K7横浜北線開通以降も引き続き工事が進められ、供用開始時期については未定となっています


開通区間のおよそ 7割を占める「横浜北トンネル」(長さ 約 5.9km)は、道路トンネルとしては横浜市内最長、また、鶴見川と大熊川の合流部付近に架かる「大熊川トラス橋」(長さ158m)は、上下2層形式の単径間トラス橋として日本最長となります

首都高速道路では、K7横浜北線の開通により、新横浜から羽田空港までの所要時間が、現在の三ッ沢経由の 約 40分から 約 30分に短縮すると試算しているほか、新横浜地区の商業施設やイベント施設へのアクセス向上などが見込まれるとしています


首都高速 神奈川 7号 横浜北線 (K7) (首都高速 横羽線 (K1)~第三京浜)の路線図

横浜北線(横羽線~第三京浜)が2017年3月に開通します|企業情報|首都高速道路株式会社 平成28年09月09日 」 より



路線名 高速神奈川7号横浜北線
開通区間 生麦JCT(横浜市鶴見区生麦)から横浜港北JCT(横浜市都筑区川向町)まで
延 長 約 8.2lm
出入口 岸谷生麦(きしやなまむぎ)出入口、新横浜(しんよこはま)出入口
代表的な構造物 横浜北トンネル 延長 : 約 5.9km
(横浜市神奈川区子安台~港北区新羽町)
特長 : 路線の約7割に及ぶ市内最長の道路トンネル
大熊川トラス橋 延長 : 約 0.2km
(横浜市港北区新羽町~都筑区川向町)
特長 : 上下 2層の単径間トラス橋
工事着手 2001年
開通 2017年3月18日16時
総事業費 3980億円



横浜環状 北線 「首都高速 神奈川7号 横浜北線」(K7) 生麦ジャンクション(JCT)。写真の左上から右下に伸びる道路が横羽線(右下方向が東京側)。写真の上方やや右手に、横浜北線「横浜北トンネル」の坑口や岸谷生麦出入り口付近が見える。横浜北トンネルと生麦JCTとを接続する高架部は、いずれも橋桁を全て架設済み
横浜環状 北線 「首都高速 神奈川7号 横浜北線」(K7) 岸谷生麦出入り口付近(写真の中央下方)。JRなど鉄道線との交差部が見える。左上から右下に伸びる道路が横羽線で、左上方向が東京側になる。横浜北線から生麦JCTを経て直進方向に伸びるのが大黒線
横浜環状 北線 生麦JCTの上部 写真のやや左手の中層高架が首都高横羽線で手前が東京方面、奧が横浜方面
横浜環状 北線 「首都高速 神奈川7号 横浜北線」(K7) 横浜北トンネル セグメントは、中央環状品川線と同じく 1ピースが幅 2m、コンクリートに鋼繊維とポリプロピレン繊維を混入して耐久性 ・ 耐火性を高めた「SFRCセグメント」を採用 寸法が首都高速の従来の標準(幅約1.5m)より幅広で、施工速度の向上も図られています
横浜環状 北線 横浜北線の本線トンネル。新横浜出入り口から生麦JCT方向に800m前後入った付近の様子。本線トンネルでは、防災・照明設備の設置など最終盤の段階を迎えている
横浜環状 北線 「首都高速 神奈川7号 横浜北線」(K7) 新横浜出入口 左下が横浜港北JCTの方向で、写真外の少し先に大熊川トラス橋があります
横浜環状 北線 「首都高速 神奈川7号 横浜北線」(K7) 大熊川トラス橋 新横浜出入り口を横浜港北JCT方面に出てすぐのところに位置し、鶴見川や大熊川など複数河川の合流地点に架かる単径間鋼床版ダブルデッキトラス橋で、橋長158m。上下二層のトラス橋としては国内最長であるとともに、高架部から連続する勾配が特徴です
横浜環状 北線 「首都高速 神奈川7号 横浜北線」(K7) 横浜港北ジャンクション(JCT)。写真の右下から中央上に伸びる路線が第三京浜。同JCTから右手に伸びるのが横浜北線で、新横浜出入り口を経て横浜北トンネルに入り、生麦JCT方面に至る

個別に記載のない写真は、「 横浜北線(横羽線~第三京浜)が2017年3月に開通します|企業情報|首都高速道路株式会社 平成28年09月09日 」 より

生麦ジャンクション(JCT)
写真の左上から右下に伸びる道路が首都高速 横羽線(右下方向が東京側)
写真の上方やや右手に、横浜北線「横浜北トンネル」の坑口や岸谷生麦出入り口付近が見える
横浜北トンネルと生麦JCTとを接続する高架部は、いずれも橋桁を全て架設済み


岸谷生麦出入口付近(写真の中央下方)
JRなど鉄道線との交差部、左上から右下に伸びる道路が横羽線、左上方向が東京側
横浜北線から生麦JCTを経て直進方向に伸びるのが大黒線




生麦JCTの上部
写真のやや左手の中層高架が首都高横羽線で手前が東京方面、奧が横浜方面

3月18日開通の横浜環状「横浜北線」、現地を公開 日経コンストラクション 2017/02/10 」 より







横浜北トンネル
セグメントは、中央環状品川線と同じく 1ピースが幅 2m、コンクリートに鋼繊維とポリプロピレン繊維を混入して耐久性 ・ 耐火性を高めた「SFRCセグメント」を採用
寸法が首都高速の従来の標準(幅約1.5m)より幅広で、施工速度の向上も図られています

横浜北線の本線トンネル
新横浜出入り口から生麦JCT方向に800m前後入った付近の様子
本線トンネルでは、防災・照明設備の設置など最終盤の段階を迎えています

横浜環状で完成間近の「北線」、トンネル内をお披露目 日経コンストラクション 2016/09/20 」 より



新横浜出入口
左下が横浜港北JCTの方向で、写真外の少し先に大熊川トラス橋があります







大熊川トラス橋
新横浜出入り口を横浜港北JCT方面に出てすぐのところに位置し、鶴見川や大熊川など複数河川の合流地点に架かる単径間鋼床版ダブルデッキトラス橋
橋長 158m、上下二層のトラス橋としては国内最長であるとともに、高架部から連続する勾配が特徴です

横浜港北ジャンクション(JCT)
写真の右下から中央上に伸びる路線が第三京浜
同JCTから右手に伸びるのが横浜北線で、新横浜出入り口を経て横浜北トンネルに入り、生麦JCT方面に至る




首都高速 神奈川 7号 横浜北線 (K7) (横浜環状 北線) の防災設備



すべり台式の非常口装置。首都高速はこのタイプを横浜北線で初採用した
横浜北トンネル本線の地下に設けられた避難路
首都高速 神奈川 7号 横浜北線 (K7) (横浜環状 北線) での防災設備の特徴として、スイッチ操作一つで扉が開閉し、すべり台で道路下の脱出通路に避難できる非常口装置が挙げられます

横浜環状で完成間近の「北線」、トンネル内をお披露目 日経コンストラクション 2016/09/20 」 より



横浜北トンネル本線の地下に設けられた避難路


この装置は、東京湾アクアラインで採用されたのと同タイプで、首都高速の路線としては初の採用例となります

3月18日開通の横浜環状「横浜北線」、現地を公開 日経コンストラクション 2017/02/10 」 より


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関連記事を下記に紹介します



2017年3月18日

首都高K7「横浜北線」きょう開通、何が変わる? 流れ変えるもうひとつの「改良」も 乗りものニュース 2017.03.18


 首都高の新路線K7「横浜北線」が、2017年3月18日(土)16時に開通。およそ8.2kmの路線は、周辺の交通状況をどう変えるのでしょうか。同時に実施された「改良」も、その変化を促します。
 首都高K1横羽線、K5大黒線、第三京浜を連絡
 首都高の新路線であるK7「横浜北線」が、きょう2017年3月18日(土)16時に開通するのにさきがけ、同日午前、開通セレモニーと「通り初め」が行われました。
 横浜北線は、生麦JCT(横浜市鶴見区)と横浜港北JCT(同・都筑区)を結ぶ約8.2kmの路線で、首都高K1横羽線、K5大黒線、および第三京浜をつなぎます。生麦JCTと横浜港北JCT付近の計2.3kmが、高架橋などのいわゆる“明かり区間”になっており、そのあいだの約5.9kmは、市内最長のトンネルである横浜北トンネルです。
 「横浜市には、南部の港湾都市としての顔と、北部の田園都市としての顔の2面があります。両地域は少し離れた印象でしたが、横浜北線によって直結します。横浜港に求められる国際競争力の強化という面でも、これを後押しする道路です」(林 文子横浜市長)


2017年2月10日

3月18日開通の横浜環状「横浜北線」、現地を公開 日経コンストラクション 2017/02/10


 横浜市の臨海部と内陸部を巡る横浜環状線の建設事業で、第一弾となる「横浜北線」が、3月18日16時に開通する。事業主体の首都高速道路会社は2月9日、開通目前の現地を報道機関に公開した。
 事業中に「横浜環状北線」と呼ばれてきた同線は開通後、「高速神奈川7号横浜北線」という名称になる。東端は生麦ジャンクション(JCT、同市鶴見区)を介して首都高横羽線・大黒線と、西端は横浜港北JCT(同都筑区)を介して第三京浜と、それぞれ接続する。
 総延長は約8.2kmで、区間内には東側から岸谷生麦、馬場、新横浜の各出入り口を設置。馬場出入り口のみ、3月18日の同線開通から遅れて2019年度中の供用開始を目指す。横浜北線の工事着手は2001年で、総事業費は3980億円だ。


2016年11月2日

港北ICの入口位置、12月に変更 首都高K7横浜北線の建設で 乗りものニュース 2016.11.02


 2016年12月12日、首都高K7横浜北線の建設に伴い、第三京浜・港北ICの入口位置が変更されます。
 2017年3月には「首都高K7横浜北線」が開通
 NEXCO東日本関東支社と首都高速、横浜市道路局は2016年11月2日(水)、首都高K7横浜北線の建設に伴い、第三京浜・港北IC(横浜市都筑区)の入口位置を12月12日(月)午前4時に変更すると発表しました。
 現在の入口は「第三京浜港北IC入口」交差点ですが、変更後、港北ニュータウン方面からは新設される「港北右折立体橋」で、新横浜方面からは左折で、それぞれ港北ICに入る形になります。なお今回、出口は変更されません。
 2017年3月には首都高K7横浜北線(生麦JCT~横浜港北JCT)が開通し第三京浜とつながる予定ですが、一般道からK7横浜北線に入る場合、当面は港北ICではなく、K7横浜北線に新設される新横浜入口を利用する必要があります。


2016年9月20日

横浜環状で完成間近の「北線」、トンネル内をお披露目 日経コンストラクション 2016/09/20


 首都高速道路会社は、建設を進めてきた横浜環状北線について、開通時期を2017年3月、および開通後の名称を「高速神奈川7号横浜北線」(以下、横浜北線)と発表。9月15日、延長全体の7割強を占める「横浜北トンネル」の本線部を報道陣に公開した。
 同線の総事業費は3980億円。首都高速は従来、開通時期を16年度中としていた。報道公開では、防災・照明設備の設置といった最終盤の作業が進む同トンネルの本線内で、点灯式も開催した。
 馬場出入り口は遅れての供用へ
 横浜北線は、首都高横羽線と第三京浜を結ぶ延長約8.2kmの自動車専用道で、このうち横浜北トンネルは約5.9km。横浜市内で最長の道路トンネルとなる。東端は生麦ジャンクション(JCT、横浜市鶴見区)で首都高速横羽線および大黒線、西端は横浜港北JCT(横浜市都筑区)で第三京浜とそれぞれ接続する。路線の東西両端は高架構造となる。
 出入り口は、東側から岸谷生麦、馬場、新横浜の3カ所。岸谷生麦と新横浜の各出入り口は、17年3月の開通時から供用を開始する。馬場出入り口は、近接する地中構造物などが掘削の進捗に影響を与えたこともあり、遅れての供用開始となる。「馬場出入り口は引き続き工事を進めながら、完成時期について精査しているところだ」。首都高速道路神奈川建設局の寺山徹局長は、点灯式の場でこのように説明した。


2016年9月16日

第三京浜港北ICと首都高生麦JCT結ぶ「きたせん」が2017年3月開通へ みんなの経済新聞 09月16日 11:25


 第三京浜道路港北インターチェンジから首都高速神奈川1号横羽線生麦ジャンクションを結ぶ「高速神奈川7号横浜北線(きたせん)」が、2017年3月に開通することがわかった。
 延長約8.2キロの自動車専用道路の約7割(約5.9キロ)がトンネル区間となる同路線。2010年にシールドマシン(掘削機)が発進し、トンネルを掘り続け、2014年に貫通した。その後は、床版(車両が走行する道路面)や防災設備の設置作業などが進められている。路線名はこれまで、「横浜環状北線」と呼称してきたが、開通後は「高速神奈川7号横浜北線」となる。
 開通のめどがたったことから9月15日には、メディア向けに現場が公開された。現在トンネル構造物が概ね完成し、電力も供給れている状態。当日はトンネル内の照明点灯や、首都高速では初めて採用された「すべり台式」非常口なども紹介された。同路線のトンネル区間は、上下線とも2層構造になっており、避難時は車道の下に作られた避難通路へすべり台を使って降りる。同すべり台は緊急時に使用できるもので、250メートルおきに設置されている。


2016年9月16日

来春開通「横浜北線」の工事現場公開 首都高横羽線と第三京浜結ぶ 東京新聞 09月16日 08:10


 首都高速横羽線と第三京浜を結ぶ自動車専用道路「横浜北線」の開通が来年三月に決まり、首都高速道路会社が十五日、同線区間内の横浜北トンネルの建設現場を報道陣に公開した。工事の進ちょく状況を説明し、トンネル内の照明やすべり台式非常口などの設備を紹介した。
 横浜北線は二〇〇一年に着工、横羽線の生麦ジャンクション(JCT、横浜市鶴見区)と第三京浜の横浜港北JCT(港北区)間の約八・二キロを結び、そのうち五・九キロが横浜北トンネルとなる。開通により新横浜駅(港北区)などがある市北部と、本牧ふ頭や羽田空港との近道になりアクセスが向上する。
 この日は、はじめに照明の点灯式があり、約二十五メートル間隔で天井に取り付けられた発光ダイオード(LED)ライトがカウントダウンで点灯された。
 トンネル内は上下二層構造になっており、上側の車道部から下側の避難専用通路に下るすべり台式非常口の公開もあった。滑り台は長さ約六メートルで、トンネル内の七十六カ所に設置されている。緊急時に非常口に備え付けられたボタンを押すと床から現れる。同社の寺山徹神奈川建設局長(56)は「工事の安全に努めたい」と話した。


2016年9月16日

横浜環状北線のトンネル内部公開 首都高速道路 神奈川新聞 09月16日 05:00


 首都高速道路(東京都千代田区)は15日、来年3月に開通予定の横浜環状北線のトンネル内部を報道陣に公開した。全線のうち約7割がトンネル構造で3カ所に出入り口を設ける。北線の開通により横浜市北部から横浜港や羽田空港へのアクセスが向上。新横浜から羽田空港への所要時間は約10分間短縮できる。開通後の路線名は「高速神奈川7号横浜北線」となる。 同社によると、北線は横羽線と大黒線の生麦ジャンクション(JCT)から第3京浜道路の横浜港北JCT(新設)までをつなぐ。工事に伴う家屋の移転を少なくするため、全長約8・2キロのうち約5・9キロをトンネルとした。 出入り口は岸谷生麦、馬場、新横浜の3カ所。馬場は工事が長期化しており、開通時には間に合わない。横浜港北JCTで北線から一般道路への乗り降りはできない。一日の交通量は約3万台の見通し。 トンネル区間の大半は、車両が走行する車道部の下に緊急避難用の道路を設けた2層構造。同社では初めて滑り台式の非常口を設置した。総事業費は約3980億円。 横浜港北JCTから東名高速道路を結ぶ「横浜環状北西線」は2020年の東京五輪・パラリンピックまでの開通を目指す。同社神奈川建設局の寺山徹局長は「北線は半年後の開通に向けて安全に着実に工事を進める。北西線も横浜市と連携して整備に取り組む」と話した。


2016年9月10日

首都高横浜北線、来年3月開通 第三京浜と横羽線が接続 朝日新聞 09月10日 16:22


 首都高速道路は、来年3月に第三京浜・横浜港北ジャンクション(JCT)=横浜市都筑区川向町=と首都高横羽線・生麦JCT=鶴見区生麦=を結ぶ約8・2キロが開通すると、9日発表した。横浜港や羽田空港などの臨海部への利便性の高まりが期待されている。路線名は「高速神奈川7号横浜北線」となる。
 首都高速道路によると、これまで新横浜方面から羽田空港までは三ツ沢線経由で約40分かかっていたが、開通により約10分の短縮が見込まれるという。全長のうち約7割がトンネルで、総事業費は約4千億円。
 さらに2020年の東京オリンピックまでの完成を目指し、横浜港北JCTと東名高速・横浜青葉インターチェンジをつなぐ「横浜環状北西線」の工事が進んでいる。


2016年9月9日

首都高速道路 横浜北線(横羽線〜第三京浜)2017年3月に開通 えん乗り [乗り物ニュース] 09月09日 16:25


 首都高速道路株式会社は、横浜北線(横羽線〜第三京浜)の工事が進み、2017年3月に開通することを発表した。
 今回新設される横浜港北JCTにより、横羽線および大黒線の生麦ジャンクション(JCT)から第三京浜道路までが接続される。
 路線の名称は、これまで「横浜環状北線」として建設事業を進めてきたが、開通後の路線名は「高速神奈川7号横浜北線」となる。


2016年9月9日

K1横羽線と第三京浜をつなぐ首都高「K7横浜北線」、2017年3月開通 乗りものニュース 2016.09.09


 建設が進められている首都高K7横浜北線が、2017年3月に開通します。K1横羽線の生麦JCTと第三京浜に接続する横浜港北JCTを結ぶおよそ8.2kmの路線で、そのおよそ7割がトンネル区間になります。
 開通区間の約7割がトンネル
 首都高速道路は2016年9月9日(金)、建設中の「首都高速神奈川7号横浜北線」が、2017年3月に開通すると発表しました。
 この路線はK1横羽線とK5大黒線が交わる生麦JCT(横浜市鶴見区)と、第三京浜の港北ICに接続する形で新設される横浜港北JCT(同、都筑区)を結ぶ長さ約8.2kmの道路です。途中には岸谷生麦出入口と新横浜出入口が設けられます。なお、馬場出入口は道路開通以降も引き続き工事が進められます。
 開通区間のおよそ7割を占める「横浜北トンネル」(長さ約5.9km)は、道路トンネルとしては横浜市内最長。また、鶴見川と大熊川の合流部付近に架かる「大熊川トラス橋」(長さ158m)は、上下2層形式の単径間トラス橋としては日本最長です。


2016年9月9日

横浜北線(横羽線~第三京浜)が2017年3月に開通します|企業情報|首都高速道路株式会社 平成28年09月09日


 首都高速道路株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮田 年耕)は、「横浜北線(横羽線~第三京浜)」の工事が進み、2017年3月に開通することとなりましたのでお知らせいたします。
 今回、横羽線および大黒線の生麦ジャンクション(JCT)から、新設される横浜港北JCTにより第三京浜道路まで接続します。
 引き続き、3月開通に向けて工事に取り組んでまいります。

路線の名称について

 これまで、横浜環状北線として建設事業を進めてまいりましたが、開通後の路線名は「高速神奈川7号横浜北線」となります。


2014年3月13日

建設中の横浜環状北線、新横浜と生麦の全長5.5キロトンネル区間貫通 港北経済新聞 2014年03月13日


 現在建設中の「横浜環状北線(きたせん)」でトンネル掘削しているシールドマシンが3月7日、新横浜から約5.5キロ離れた終点の子安台に到達した。
 同路線は、第三京浜道路「港北インターチェンジ」から首都高速神奈川1号横羽線「生麦ジャンクション」を結ぶ全長約8.2キロの自動車専用道路。全体の約7割(約5.5キロ)がトンネル区間で、外径約13メートル、重さ約2,000トンの世界最大級のシールドマシン2機(ナッピー号とコッピー号)を使い上下線のトンネルを掘り進めてきた。
 シールドマシンは2010年10月に新横浜大橋沿いの立坑(たてこう)を発進。1日約12メートルの速度で掘削するとともに、トンネルの壁も作ってきた。
 昨年10月には生麦方面行きトンネルを作っていたナッピー号が子安台に到達していたことから、今回のコッピー号(港北方面行きトンネル)の到達で、シールドマシンを使ったトンネル掘進工事は完了。今後は床版(車両が走行する道路面)、防災設備の設置作業等の工事を進めていき、2016年の路線完成を目指す。


2013年2月27日

2400トンの橋を110メートル動かす-横浜環状北線工事で 港北経済新聞 2013年02月27日


 建設中の「横浜環状北線」工事現場で2月25日、大熊川に橋を架ける「架設作業」が始まった。
 同路線は、第三京浜道路「港北インターチェンジ」から首都高速神奈川1号横羽線「生麦ジャンクション」を結ぶ延長約8.2キロメートルの自動車専用道路。港北インターチェンジから大熊川と鶴見川の合流付近までの約1キロは高架橋となる予定(同地付近から生麦ジャンクション付近まではトンネル)。
 架設する橋は、橋長158メートル、上下2層形式の単径間トラス橋。完成するとこの形式の橋としては国内最長となる。
 作業では、大熊川を挟んで港北インターチェンジ側で組み立てた長さ約120メートル、重さ2400トンの橋を1回3分、1メートルずつ動かして対岸に架ける。架設作業完了の3月1日までに110メートル動かすという。


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