一般国道 等級 ランク 国と地方の負担割合 |
一般国道 等級 ランク 国と地方の負担割合全国的な幹線道路網を構成する道路として、道路法に基づき、国が政令で指定するもので、一般国道と高速自動車国道合わせた総称になりますが、単に「国道」と言った場合には、多くの場合、一般国道のことを指しており、一般国道は、2016年3月25日現在、1号から507号まであります 一般国道は、一般国道の路線を指定する政令により、高速自動車国道は高速自動車国道の路線を指定する政令により指定されており、路線の正式名称は、各政令の別表の路線名に、「一般国道」、または、「高速自動車国道」を冠したものとなり、例えば、「一般国道1号」、「高速自動車国道北海道縦貫自動車道函館名寄線」などが正式名称となります 日本全国には数多くの国道があり、国道は、国が建設 ・ 管理するものの総称ではありますが、「国道」とはいえ、必ずしも全ての建設 ・ 管理費用全てを国のみが負担しているわけではなく、通常、その建設 ・ 管理には、地方負担分が存在し、その負担割合は、国道の等級 ・ ランクによって異なっています この国道の等級 ・ ランクは、基本的にはその国道の持つグローバル性、ローカル性、重要性によって決められるものではありますが、その決定には歴史的な背景も大きく関わっています かつては 一級国道 二級国道 明確に分類 区別現行道路法では、一般国道とひとくくりにされていますが、1952(昭和27)年の法改正では、「一級国道」と「二級国道」が区別され、一級国道には 1桁、もしくは、2桁の番号が、二級国道には 3桁の番号が付与され、その後、1964(昭和39)年の改正で「一級国道」と「二級国道」の区別は無くなりますが、1952(昭和27)年からこの時期までに付与された番号は原則、現在も使用されています 一級国道と二級国道という区別、分類はなくなりましたが、当時の建設省(現、国土交通省)は、新たに「直轄国道」と「補助国道」という区別を設定、一級国道などを引き継いだ直轄国道における国の負担割合は、新設と改築が 3分の2、維持と修繕が 100%なのに対し、補助国道では、新設と改築が 2分の1、修繕が 2分の1以内、維持が 0%と大きな差が設けられています 3桁国道を 1 ・ 2桁国道に「一級国道」と「二級国道」という言い方こそなくなりましたが、実質的には、1 ・ 2桁国道(「直轄国道)と 3桁国道(補助国道)の区別として残り、地方負担に大きな差があることから、岩手県宮古市では、自治体と地元団体が連携、岩手県宮古市から秋田市までを「全線国道46号にする」運動が行われています 宮古市と盛岡市を結ぶ国道 106号(補助国道)が、盛岡と秋田を結ぶ 46号(直轄国道)に編入されれば、修繕回数が増えて走りやすくなり、観光客増などの効果が見込めるとしています 国土交通省 東北地方整備局によると、宮古市のように、補助国道の直轄国道編入を目指す運動は珍しいそうですが、都道府県や市町村が補助国道の一部区間について、直轄国道への“昇格”を訴えるケースは、他にもあるそうです |
|
|
関連記事 |
ページTOP | |||
関連記事を下記に紹介します |
||||
|
||||
ページTOP | ||||