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国道57号 約13km 新ルート 付け替え 斜面崩壊で落橋 阿蘇大橋 接続区間


国道 57号 北側通る 付け替え新ルート 「二重峠トンネル」着工 2017年6月17日



二重峠トンネル(仮称)の着工式で、模擬発破を行う関係者ら (阿蘇市車帰) 2017年6月17日午後撮影

二重峠トンネル(仮称)の着工式で、模擬発破を行う関係者ら (阿蘇市車帰) 2017年6月17日午後撮影
「二重峠トンネル」着工 国道57号北側通る新ルート 阿蘇市 熊本日日新聞 06月18日 09:45 」 より

熊本地震によって南阿蘇村立野で寸断された国道 57号の北側を通る付け替え新ルートのうち、外輪山を貫く二重(ふたえの)峠トンネル(仮称)の着工式が、2017年6月17日、阿蘇市車帰(くるまがえり)の坑口で行われ、関係者ら 約 120人が工事の無事と早期貫通を祈りました

国道 57号 北側 付け替え新ルートは、大津町引水-阿蘇市赤水の延長 約 13キロ(片側 1車線)で、2016年11月着工、トンネルを除く阿蘇市側 3.2キロは用地買収を終えて橋脚などの工事が進んでおり、2020年度開通予定となっています


トンネルは大津町古城-車帰間の延長 3.65キロで、車が通る幅 約 14メートルの「本坑」と、本坑と 約 30メートル離れて平行する幅 約 7メートルの「避難坑」を設ける計画で、避難坑を先行させて、トンネル両側の開口部から掘削を進め、2017年7月からは、24時間態勢での作業を行い、事業費は 231億2280万円となっています

国土交通省によると、外輪山からトンネルに向けたボーリング調査では水脈は確認されていませんが、異常出水した場合、工期が延びる可能性もあるとしています




国道57号 約13km 新ルート 付け替え 斜面崩壊落橋 阿蘇大橋 接続区間 2016年7月15日



国道 57号 復旧ルートは、片側 1車線の往復 2車線道路で、ミルクロードとほぼ並行しますが、阿蘇山の外輪山を通る区間は、約 4kmのトンネルで短絡します

(資料:国土交通省)

※.阿蘇大橋につきましては、「 阿蘇大橋 (国道325号) 架け替え 橋長 約 3倍 熊本地震 斜面崩壊で落橋 」 をご参照下さい


国土交通省は、2016年7月6日、熊本地震による斜面崩壊で寸断された国道 57号の代替となる、熊本県道の「ミルクロード」とほぼ並行する約13kmのルートで、途中に約 4kmのトンネルを含む復旧ルートを発表しました

国道 325号の阿蘇大橋(熊本県南阿蘇村)を崩落させた大規模な斜面崩壊で、国道 57号も、国道 325号との合流点付近で、約 800mにわたって被災、国道 57号はこの箇所を含む約 3.6kmが、並走するJR豊肥本線とともに依然として通行止めで、大分と熊本を東西に結ぶ機能が損なわれています


国交省は、国道 57号の機能回復を急ぐために、斜面崩壊箇所の北西に新ルートを建設することになり、2016年6月28日に概要を公表、一般の意見を募集、集まった意見を踏まえて、阿蘇市赤水から大津町引水に至る復旧ルートを決定、地域住民との用地交渉はこれからで、着工の時期や事業費などは未定です

国道 57号 復旧ルートは、片側 1車線の往復 2車線道路で、ミルクロードとほぼ並行しますが、阿蘇山の外輪山を通る区間は、約 3650kmの二重峠(ふたえのとうげ)トンネルで短絡し、また、黒川の洪水浸水想定地域を通過する箇所については、橋を架ける方向で検討されます


国土交通省 九州地方整備局の道路計画第二課では、「ミルクロードは(外輪山をつづら折に登り降りする為)高低差が大きくカーブもきついので、国道 57号の代替機能を持っていない」としています

国道 57号 二重峠(ふたえのとうげ)トンネルは、2009年に事業の休止を決めた 阿蘇大津道路とほぼ同じルートを通る予定で、国土交通省 九州地方整備局は、当時の調査結果を生かして今回のルートを決めたとしており、2016年7月13日、熊本57号災害復旧二重峠(ふたえのとうげ)トンネル工事としてプロポーザルが公告されました


崩落した阿蘇大橋は、600mほど南に移して架け替え※、現在の国道 57号とつなげることが決まっており、その北側の国道 57号で被災した区間に関しては、復旧が可能かどうかを含めて検討が続けられます




国道57号 とは 概要



一般国道57号は、大分県大分市から竹田市、熊本県阿蘇市、熊本市、長崎県島原市、諫早市を経由して長崎市へ通じる、九州をその中央部付近で横断する重要路線です 一般国道57号は、大分県大分市から竹田市、熊本県阿蘇市、熊本市、長崎県島原市、諫早市を経由して長崎市へ通じる、九州をその中央部付近で横断する重要路線です
国道57号 - Wikipedia 」 より

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関連記事を下記に紹介します



2017年6月18日

「二重峠トンネル」着工 国道57号北側通る新ルート 阿蘇市 熊本日日新聞 06月18日 09:45


 熊本地震によって南阿蘇村立野で寸断された国道57号の北側を通る新ルートのうち、外輪山を貫く二重[ふたえの]峠トンネル(仮称)の着工式が17日、阿蘇市車帰[くるまがえり]の坑口であり、関係者ら約120人が工事の無事と早期貫通を祈った。
 同ルートは、大津町引水−同市赤水の延長約13キロ(片側1車線)。昨年11月に着工し、トンネルを除く同市側3・2キロは用地買収を終えて橋脚などの工事が進んでいる。2020年度開通予定。
 トンネルは同町古城−車帰間の延長3・65キロ。車が通る幅約14メートルの「本坑」と、本坑と約30メートル離れて平行する幅約7メートルの「避難坑」をトンネル両側の開口部から掘削する。避難坑から掘り始め、7月から24時間態勢で作業する。事業費は231億2280万円。
 国土交通省によると、外輪山からトンネルに向けたボーリング調査では水脈は確認されなかったが、異常出水した場合、工期が延びる可能性もある。


2016年7月15日

新発注方式で着工を半年前倒し、国道57号復旧ルート 日経コンストラクション 2016/07/15


 国土交通省は7月13日、熊本地震で寸断された国道57号の迂回ルートのトンネル建設工事に、施工者のノウハウを詳細設計に取り入れる「ECI方式」を直轄工事で初めて採用すると発表した。詳細設計と工事の発注手続きを同時に進めることで工事の着手が半年以上早まると見込む。
 施工者の選定に関しては、技術提案・交渉方式を採用する。プロポーザル方式で選出した優先交渉権者と技術協力の随意契約を締結し、詳細設計に対する技術提案を求める。提案内容を詳細設計に反映させることで、施工性を高めて戻りを防ぐ。
 既に6月下旬、緊急の随意契約で詳細設計をエイト日本技術開発に発注している。発注者、設計者、優先交渉権者の3者で協議し、費用の妥当性なども検討する。


2016年7月7日

国道57号、4kmのトンネル含む新ルートで復旧 日経コンストラクション 2016/07/07


 国土交通省は7月6日、熊本地震による斜面崩壊で寸断された国道57号の代替となる復旧ルートを発表した。熊本県道の「ミルクロード」とほぼ並行する約13kmのルートで、途中に約4kmのトンネルを含む。
 国道325号の阿蘇大橋(熊本県南阿蘇村)を崩落させた大規模な斜面崩壊で、国道57号も、国道325号との合流点付近で約800mにわたって被災した。国道57号はこの箇所を含む約3.6kmが依然として通行止めで、大分と熊本を東西に結ぶ機能が損なわれている。
 国交省は国道57号の機能回復を急ぐために、斜面崩壊箇所の北西に新ルートを建設することにした。6月28日に概要を公表して一般の意見を募集。集まった意見を踏まえて、阿蘇市赤水から大津町引水に至る復旧ルートを決定した。地域住民との用地交渉はこれからで、着工の時期や事業費などは未定だ。


2016年7月6日

国道57号、崩壊箇所避け北側ルートで復旧へ 熊本地震で分断 乗りものニュース 2016.07.06


 国土交通省は2016年7月6日(水)、熊本県南阿蘇村周辺における国道57号の復旧ルートが決定したと発表しました。
 国道57号は熊本市内と阿蘇地域などを結んでいる道路です。今年4月に発生した熊本地震により、国道57号の阿蘇大橋交差点(熊本県南阿蘇村)付近では山の斜面が崩壊。現在は交差点に接続する国道325号阿蘇大橋や並走するJR豊肥本線とともに通行不能になっています。
 発表された復旧ルートは、この斜面崩壊箇所を回避しつつ北側を経由するもので、長さはおよそ13km。阿蘇の外輪山を通過するトンネルの延長が最短(約4kmを計画)になるようルートが選ばれています。また、黒川の洪水浸水想定地域を通過する箇所については、橋を架ける方向で検討されます。
 国土交通省は今後、詳細な設計を行うにあたり、農地周辺の詳細ルートや復旧ルートの近くに位置する熊本中核工業団地とのアクセスなどについて検討していくとしています。


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