阿蘇大橋 (国道325号) 架け替え 橋長 約 3倍 熊本地震 斜面崩壊で落橋 |
阿蘇大橋 (国道325号) 架け替え 橋長 約 3倍 熊本地震 斜面崩壊で落橋国土交通省は、2016年7月5日、熊本地震による斜面崩壊で落橋した国道 325号阿蘇大橋(熊本県南阿蘇村)を、南へ約600m離れた位置に架け替えると発表、橋長は旧橋の約 3倍の 600~700m程度となります 2016年4月、熊本地震により、橋の西側の山で斜面崩壊が発生、国道57号を介して熊本などと南阿蘇村、高森町、宮崎県方面とを結んでいた阿蘇大橋 (国道325号)は、熊本市街地と南阿蘇村、宮崎県方面をつなぐ交通の要所で、JR豊肥本線や国道57号などとともに崩落、落橋しました 国道 324号は現在、阿蘇大橋を含む 1.2kmの区間で斜面崩壊による通行止めが続いており、地域は孤立化、住民生活や観光産業に大きな影響が出ています 新阿蘇大橋 600m下流で架け替え 橋長は 3倍に国交省は、同橋を現在の位置で早期復旧させるのは、二次災害のリスクが高く断念、有識者の技術検討会(委員長:日野伸一・九州大学副学長)を設置、上流部は立野地区の崩落箇所に近いため避けることとし、下流域に絞って架け替え位置を検討してきました その結果、安全性に加え阿蘇観光の入り口としての機能維持を重視、早期復旧には既存の国道325号の活用が有効なことや、橋が持つ阿蘇地域の玄関口としての機能を維持する観点から、元の位置に近い場所での架け替えが最適と判断しました 国道325号阿蘇大橋の架け替え位置 「 国道325号阿蘇大橋の架け替え位置について 国土交通省 平成28年7月5日 」 より ※.阿蘇大橋が接続する国道57号につきましては、「 国道57号 約13km 新ルート 付け替え 斜面崩壊落橋 阿蘇大橋 接続区間 」 をご参照下さい 新阿蘇大橋は、旧阿蘇大橋と同様、黒川に架けられますが、位置は 600m程度、下流側に移り、取り付け道路を含めた新区間の延長は約 1km、斜面崩壊を起こした阿蘇山西麓の裾野を西側に避けるようにして国道 57号に合流します 旧阿蘇大橋を含む国道 324号区間は廃道とする方針で、国土交通省九州地方整備局によると、地元説明会や用地交渉はこれから、新阿蘇大橋を架設する時期や事業費などは未定です 一般的な国道は、「国道」といいながらも実際は都道府県が建設、維持、管理し、その費用の一定額を国が負担するというのが普通なのですが、重要な路線箇所、技術的に困難な箇所については、国の直轄事業となります 今回、国道325号 阿蘇大橋の再建は、技術的に困難と判定され、国の直轄事業として実施されます 新阿蘇大橋は PC(プレストレスト ・ コンクリート) 3径間連続ラーメン箱桁橋国土交通省は、2016年7月29日、熊本地震で崩落した阿蘇大橋(熊本県南阿蘇村)の架け替えで、旧橋の「アーチ形式」に対し、新橋では、早く施工できることや地震に対する安全性を考慮、形式を 「新阿蘇大橋は PC(プレストレスト ・ コンクリート) 3径間連続ラーメン箱桁橋」(略称 : PCラーメン橋)に変更することを決定しました 2016年7月29日現在、阿蘇大橋の落橋の為、国道325号は 約 1.2kmが通行止めになっており、国交省は 「国道325号ルート ・ 構造に関する技術検討会」(委員長 日野伸一 九州大学副学長)を設置、架け替えの位置や橋梁形式を検討してきました
技術検討会で、多くの案から最終的に比較検討に残った橋梁形式は、PC橋 2案と鋼橋 2案の 4つで、PC橋では、ラーメン橋、および、3径間連続エクストラドーズド橋が、鋼橋では、中路式ソリッドリブバランスドアーチ橋とニールセンローゼ橋で、どちらも、谷底に橋脚を設けなくて済むメリットがありました 2016年7月29日の第3回検討会では、新橋の橋梁形式について、新阿蘇大橋建設予定地の少し南側(下流側)で同じ黒川に架かる 長さ 276mのラーメン形式 阿蘇長陽大橋が、地震を受けても倒壊しなかったことを参考に、PCラーメン橋が最も早く施工でき、高い安全性を持つ点を考慮、新阿蘇大橋についても、阿蘇長陽大橋と同じ形式の PC 3径間連続ラーメン箱桁とすることを決定しました 橋梁の長さは 350mほどを予定しており、国道57号との接続部については、盛り土と橋梁形式のどちらにするかを今後検討されます |
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