新東名高速道路 豊田東JCT-浜松いなさJCT間 55km 2016年2月13日開通
首都圏と東海地方を結ぶ新たな動脈として建設されてきた新東名高速道路の豊田東(愛知県豊田市)-浜松いなさ(浜松市)両ジャンクション(JCT)間、55キロが、2016年2月13日午後3時に開通し、2012年4月14日に先行開業した静岡県区間(御殿場JCT-浜松いなさJCT間)を合わせた開通全長は、約
200キロとなりました
中日本高速道路によると、東名は、1日に約 10万台が通行、2014年の東名 三ヶ日(浜松市)-豊田(愛知県豊田市)両JCT間の渋滞回数(※)は約
600回でしたが、新東名が開通すれば交通量が分散、150回程度に減ると予測されています
※.速度40キロ以下の状態が1キロ以上の長さにわたり、15分以上継続した状況を渋滞1回と数えます
今回の豊田東JCT-浜松いなさJCT間は、道路脇の土砂崩れなどで、開通が予定より約 11年遅れ、事業費は約 6200億円、東名の東京インターチェンジ(IC)-名古屋IC間の料金は、普通車が
20円安い 7090円になります
新東名は、東名より内陸部を通り、御殿場-豊田(豊田市)JCT間は、東名の 215キロに対し、新東名では 10キロ程短くなり、勾配やカーブも緩やかなのが特徴で、東名
御殿場(静岡県御殿場市)-豊田JCT間約 215キロの所要時間は約 3時間ですが、渋滞緩和効果等も加わり、新東名利用の場合、最大で 1時間短縮され
2時間となり、交通分散の効果で、東名利用の場合でも 50分短縮される見通しです
新東名の残る区間は、海老名南(神奈川県海老名市)-御殿場JCT間(53キロ)で、2020年度までに開通する予定です
新東名高速道路 豊田東JCT-浜松いなさJCT間 並行区間渋滞ゼロ 2016年2月24日
NEXCO中日本は、2016年2月24日、新東名高速道路の愛知県区間(浜松いなさJCT〜豊田東JCT)開通後1週間の交通状況について、速報を発表しました
新東名高速道路 豊田東JCT-浜松いなさJCT間 55km 開通前、並行する東名高速の三ヶ日JCT~豊田JCT間では、1週間に13回の渋滞が発生していましたが、同区間の開通後は、東名高速道路での渋滞発生がなくなりました
道路 |
区間 |
1日あたりの交通量 |
新東名 |
浜松いなさJCT-豊田東JCT |
平日 |
約 4万3000台 |
|
休日 |
約 4万7000台 |
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東名 |
三ヶ日JCT-豊田JCT |
平日 |
約 9万台 → 約 5万8000台 |
約 4割減少 |
休日 |
約 8万6000台 → 約 5万2000台 |
新東名高速道路 とは
新東名高速道路(しんとうめいこうそくどうろ、SHIN-TOMEI EXPRESSWAY)は、海老名南JCT(神奈川県海老名市)から静岡県を経由し、豊田東JCT(愛知県豊田市)へ至る高速道路(高速自動車国道)、法定路線名は、「第二東海自動車道
横浜名古屋線」で、略称は、新東名高速(しんとうめいこうそく、SHIN-TOMEI EXPWY)、新東名(しんとうめい)などです
東名高速道路と並行する高速自動車国道として計画され、連絡路を介して、新東名高速、東名高速、相互に補完し合う計画とされ、新名神高速道路とともに、東京、名古屋、大阪を結ぶ新しい大動脈として期待されており、伊勢湾岸自動車道を介して新東名神として一体で呼ばれることもあります
法定路線の「第二東海自動車道」の起点は東京都ですが、新東名高速道路は、首都圏中央連絡自動車道と接続する海老名南JCTが起点となっており、海老名南JCT以東のルートや事業化は未定です
また、第二東海自動車道の終点は名古屋市ですが、豊田東JCT-東海IC間は、東海IC-四日市JCT間と合わせ伊勢湾岸自動車道として供用中で、四日市JCTで新名神高速道路(予定)や東名阪自動車道に接続しています
東海IC-名港中央IC間は、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路の「伊勢湾岸道路」で、第二東海自動車道としては事業化されていません
新東名高速道路の総事業費は約 7兆円で、残る海老名南JCT(神奈川県海老名市)-御殿場両JCT間(53キロ)(2020年度開通予定)の開通をもって、全線開通となります
区間 |
距離 |
状況 |
東京都-海老名南JCT |
未定 |
事業化未定 (見通し無し) |
海老名南JCT-御殿場両JCT |
53km |
2020年度開通予定 (建設中) |
御殿場JCT-浜松いなさJCT |
145lm |
2012年4月14日開通 |
浜松いなさJCT-豊田東JCT |
55km |
2016年2月13日開通 |
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