ゆいレール (沖縄都市モノレール線) 浦添延伸 2019年10月1日開業
ゆいレール(沖縄都市モノレール線)は、那覇空港駅-首里駅 13.1kmが、2003年8月に開業、その後、終点の首里駅から先について、2013年末から、石嶺、経塚、浦添前田の途中駅を経て、沖縄自動車道と交わる浦添前田3丁目付近の
てだこ浦西駅に至る 約 4.1kmの延伸工事が進められ、2019年10月1日延伸開業しました
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モノレールと高速道路を接続し「パーク&モノライド」を実現 (資料:沖縄県)
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この延伸開業により、那覇空港駅からてだこ浦西駅までの 19駅、約 17キロが 37分間で結ばれました
延伸区間のインフラ部分事業費は 380億円、事業主体は沖縄県、那覇市、浦添市、車両などで、インフラ以外(インフラ外部)の事業費は 145億円、事業主体は沖縄都市モノレールで、総事業費は
約 525億円となっています
2018年3月末時点の整備の進捗率は、支柱や軌道桁、駅舎の躯体など「インフラ部」が 約 87%(以下も事業費ベース)、券売機や自動改札、通信施設など「インフラ外部」が
約 59%で、全体の進捗率は 約 79%となっており、用地取得は、2017年3月までに終えました
ゆいレール (沖縄都市モノレール線) 浦添延伸工事の完成により、沖縄本島を南北に結ぶ沖縄自動車道とゆいレールが接続、那覇市内をモノレールや路線バスなどの公共交通で、南北の郊外を高速道路で移動するという「パーク&モノライド」が実現、都市部の渋滞緩和や移動時間の短縮、新たな観光回遊ルートなどが期待されています
2012年発表の中長期経営計画によれば、沖縄都市モノレールは、この延伸によって、必要編成数を19編成(現在13編成)に、ピーク時運転編成数を17編成(同11編成)に、混雑時(1時間)輸送力を1968人(同1650人)に拡大させることになっています
収支計画では、延伸することによって収支計画が改善されるとし、補助金などによらず自主経営が可能になる年次を9年早め2022年に、単年度損益好転年次は延長実施によって1年遅れの2018年度と算定しています
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ゆいレールの開業済み区間と延伸区間 (資料:沖縄県)

青線が既存のゆいレール (沖縄都市モノレール線) 赤線が延伸区間 (資料:沖縄県)
ゆいレール (沖縄都市モノレール線) 延伸区間には4駅が設置されます (資料:沖縄県)
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
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ドーム型の駅舎となるてだこ浦西駅とその周辺のイメージ
(資料:沖縄県)
工事現場に掲出されている「浦添西原線1号橋整備工事 完成予想図」のイメージ
(資料:沖縄県)
ボックスカルバート区間に掲出されていた地下区間のイメージ
(資料:沖縄県)
ボックスカルバート区間に掲出されていた掘割区間のイメージ
(資料:沖縄県)
ボックスカルバート区間に掲出されていた浦添前田方の地下入口付近のイメージ
(資料:沖縄県)
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浦添市への延伸事業について
駅名は 2014年12月正式決定
開業時期は、当初 2019年春を予定していましたが、用地取得の遅れのほか、県内の人手不足を要因とする入札不調が多発したことなどが響き、2018年5月25日、運行を担う第3セクター、沖縄都市モノレールは、開業時期を
2019年夏に延期されることを発表しました |
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