東京都 中央区 地下鉄 新線 整備構想 秋葉原-銀座-国際展示場 |
東京都 中央区 地下鉄 新線 構想 秋葉原-銀座-国際展示場 つくばエクスプレスと直結
将来的には茨城、千葉県方面と都心をつなぐつくばエクスプレスなどとも接続し、羽田空港まで直結させることを目指しています 東京都は、2020年東京五輪・パラリンピックを機に開発が進む臨海部の交通網を整備することで、新たな成長の原動力にしたい考えで、東京都が検討しているのは、銀座地区から東京臨海高速鉄道りんかい線の国際展示場駅までの 約 5キロの区間です 大規模再開発が予定される築地市場跡地のほか、五輪選手村や高層マンションの建設が進む晴海・勝どき地区、豊洲市場の周辺などに5か所程度の新駅を整備します 新線がつながるりんかい線には、JR東日本が整備を計画する「羽田空港アクセス線」が接続する予定で、つくばエクスプレスの秋葉原駅から東京駅までの延伸も検討されており、それぞれ新線と接続させることで、将来的には茨城、千葉から羽田空港まで直接つなげることを目指します 東京は事業費として 2500億円超、1日当たりの利用者を 約 5万人と想定しており、今後、国などと整備費用の負担について協議を進めながら、採算性の見極めや事業主体の選定を進めていく方針です 東京都 中央区 地下鉄 新線 整備構想 秋葉原-銀座-国際展示場東京都中央区は、銀座などの都心部と有明などの臨海部を結ぶ地下鉄 新線の整備に向けた検討結果を公表、3通りのルートを想定して検討した結果、30年間でみた費用便益比(B/C)は、最高でも 1.0 と、厳しい数字ですが、中央区は改善策として、新線を秋葉原まで延伸、つくばエクスプレスと相互直通運転することも検討、東京都と連携して実現を目指します 東京都中央区 地下鉄 整備構想 検討ルート (資料:中央区) 中央区の臨海部では、近年、高層マンションの建設が相次ぎ、人口が増加中、臨海部の晴海地区には、2020年東京五輪選手村の建設が予定されており、大会後は一般向けマンションとして再開発される予定で、さらなる人口増加が見込まれています 地下鉄新線の起点は、東京メトロ 銀座駅付近、終点は、東京臨海高速鉄道 国際展示場駅付近に設定、中央区内で、概ね晴海通りの直下を通るルート(B)と、その 150mほど南西に並行して通るルート(A)の二つを中心として、Bルートについては、延伸計画のある首都高速晴海線と干渉しないように大深度で通すルート(B1)と、延伸計画の廃止などを前提に標準深度で通すルート(B2)の二つに分けて検討されました 3ルートの延長は、それぞれ、5~5.1kmで、中間駅を3駅としたケースで試算した結果、概算事業費は 2410億~2580億円と見積もられました 需要予測は、2025年に開業するものと仮定して推計した結果、30年時点で地下鉄新線を往復する輸送人員は、1日当たり 10万2200人 (B1ルート) から 14万4200人 (B2ルート) 、最も収支が悪い B1ルートでも、開業後 31年で黒字に転換する見込みとなりました ただし、費用便益比 (B/C)で見ると、開業後 30年間で試算した場合、総費用を総便益が上回るのは、B2ルートのみで、B/Cは1.0、50年間では、Aルートと B2ルートで便益が費用を上回るものの、B/Cは 1.1以上となり、整備効果が高いとは言えない結果となりました
中央区では、地下鉄新線を東京、渋谷、新宿、羽田空港の各方面に伸ばすことも検討しており、例えば、Aルートで整備する地下鉄新線を銀座付近から秋葉原へ延伸し、つくばエクスプレスに相互乗り入れするケースについても試算しています このケースでは、中央区 地下鉄新線の 1日当たりの往復輸送人員は 25万3500人と、地下鉄新線だけの整備より約 9割増え、この延伸区間の整備に要する概算事業費は 1100億円と試算されています
地下鉄新線の整備に関して、中央区が設置した 「都心部と臨海部を結ぶ地下鉄新線の整備に向けた検討調査委員会」(座長 森地茂 政策研究大学院大学客員教授)で、2014年度と 2015年度の 2年間にわたって調査、検討が行われました 中央区が検討した地下鉄新線の 秋葉原への延伸ルートは、2016年4月に開催された国土交通省の交通政策審議会でも取り上げられ、国際競争力の強化に役立つプロジェクトとして挙がった 8件のうちの一つとして取り上げられています 中央区では、地下鉄新線の実現に向けて、今後、関係自治体や鉄道事業者、開発事業者による協議会を立ち上げて話し合う必要があるとしています |
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