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子連れ妊婦(33) ナイフでメッタ刺し 男性(53) 大阪府豊中市


子連れ妊婦(33) ナイフでメッタ刺し 男性(53) 大阪府豊中市 2015年5月27日



2015年5月27日午後1時55分頃、大阪府豊中市のマンションで人を切った、と男の声で110番通報があり、警察官が駆けつけたところ、マンション6階廊下でこの階に住む子連れ妊婦(33)が首や腹部から血を流して倒れており、一緒にいた長男(1)にけがはなかったものの、子連れ妊婦(33)は搬送先で死亡が確認されました

子連れ妊婦(33)は、妊娠数ヶ月の妊婦で、死因は「失血死」でした


大阪府警は、マンションの同じ階に住む男性(53)(無職)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕後、殺人容疑に切り替えて取り調べています

男性(53)宅からは、血痕のようなものが付着したサバイバルナイフ 1本(刃体約12.5cm)を押収、した。男性(53)は、「持ち歩いていたものだ」と供述しています


事件現場のマンション6階の防犯カメラには、長男(1)を連れ、第二子を妊娠中の子連れ妊婦(33)とマンション6階で得れバーターを降りた直後、男性(53)は、通路で子連れ妊婦をいきなり怒鳴りつけ、数分間にわたってサバイバルナイフを振り回し、子連れ妊婦を執拗(しつよう)に襲う姿が記録されていました

子連れ妊婦(33)の頭や首、脚には切り付けられたり、刺されたりした傷が30ヶ所以上に及び、首の傷は頸(けい)動脈に達し、抵抗した際にできる傷も両腕に複数見つかっています


男性(53)は、子連れ妊婦(33)宅のはす向かいの部屋に1人で住んでおり、「1階から(子連れ妊婦(33)と)一緒にエレベーターに乗り、6階で降りた後に刺した」「刺したことは認めるが、殺すつもりはなかった」と供述しています



男性(53) 不審な供述の数々



「(子連れ妊婦(33)の)子どもが自宅の玄関扉をたたくので数日前に文句を言いに行った」(1才の子どもが玄関扉をたたく??)
「いろんな人から嫌がらせを受けていた」
「6階の住人はグルになって私を監視していた。ストーカーをされ、我慢の限界だった」
「(子連れ妊婦(33)にも)監視されていると思った」
「半殺しにしてやろうと思った」

事件で犠牲になった子連れ妊婦(33)の夫(42)は、「1週間ほど前に、長男が容疑者宅の壁をこすって文句を言われ、妻が謝りに行った」と話しています


今年(2015年)春まで同マンションに住んでいた30代の男性は、昨年(2014年)5月頃、夜中に男性容疑者から「うるさいやろが」と怒鳴り込まれ、男性には全く心当たりがなく、「うちじゃない」と否定すると、男性(53)は、「そうですか」と帰っていったという

男性(53)が、勝手に邪推の念や被害者意識、不満を募らせ、一方的に被害者に恨みや怒りを抱いた可能性が浮上しています




男性(53) 以前の住居でも近隣トラブル 2015年5月30日



近所の民家に向けられた防犯カメラ、音やゴミに激高



男性(53)は、以前暮らしていた兵庫県伊丹市でも、物音やゴミの出し方に神経をとがらせ、異常なまでの警戒心をみせ、近隣住民とトラブルが絶えなかったそうで、伊丹市の閑静な住宅街、「とにかく不気味だった」と語る住民の女性は、男性(53)の逮捕を報じるテレビニュースを見て、かつて住んでいた“隣人”だとすぐに分かったそうです

男性(53)が以前暮らしていたのは、現在は取り壊されている2階建ての一軒家で、通常は家の前の道路を見下ろすように設置される防犯カメラが、2階の外壁に2台、あたかも、近所の家を監視しているかのような方向に水平に据え付けられており、一見して異様だったという


男性(53)は、両親が他界してから20年近く1人で暮らしており、近所付き合いはほとんどなく、その一軒家から外に出ることもほとんどなかったにも関わらず、「車の音がうるさい!」、近所の住人にこう抗議したとか、指定のゴミ袋を使わずにゴミを出したため、自宅の前にゴミを戻された際には、無関係の住民に向かって「ゴミを置いたのはお前か」と迫る場面も目撃されています

また、伊丹市は、1995年(平成7年)の阪神大震災で大きな被害を出していますが、隣家の瓦が崩れ、男性(53)の自宅の窓ガラスが割れると、震災直後にもかかわらず、隣人に激しく文句を言っていたという場面も目撃されています




子連れ妊婦(33) ナイフでメッタ刺し 男性(55) 裁判員裁判開始 2016年12月5日



大阪府豊中市のマンション通路で、2015年5月27日、妊娠中の子連れ妊婦(当時 33歳)が首や頭をサバイバルナイフでメッタ刺しにされ殺された事件で、殺人罪などに問われた無職 男性被告(55)の裁判員裁判の初公判が2016年12月5日、大阪地裁(小倉哲浩裁判長)で始まりました


事件の状況


男性被告(55)は、逮捕後、「住人が全員グルになり、自分をストーカーしたり監視したりしている」などと供述、検察は 約 4ヶ月にわたる鑑定留置で事件当時の精神状態を調べ、妄想性障害はあったが、完全責任能力は問えると判断、2015年10月に起訴しました

起訴状によると、男性被告(55)は、2015年5月27日午後1時55分頃、豊中市内のマンション 6階エレベーター前の廊下で、帰宅しようとしていた同じ階に住む妊娠 3ヶ月の妊婦、子連れ妊婦(当時 33歳)をサバイバルナイフ(刃渡り 約 12.5センチ)で襲撃、長男(当時 1歳)の目の前で頭や首を多数回刺し、殺害した(失血死)とされ、一緒にいた長男(当時 1歳)にけがはなかったものの、おなかの中にいた胎児も死亡しました


検察側


検察側の冒頭陳述によると、男性被告(55)経営会社が 約 15年前、事業を巡って取引先とトラブルになり、倒産、この頃から、一方的に「周囲が嫌がらせをしている」と思い始め、2014年からは隣人の子連れ妊婦夫婦へも同様の感情を抱くようになり、刃物を持ち歩き始め、この日エレベーターで一緒になった子連れ妊婦に声をかけ、返事がなかったため激高し、襲ったとしています


弁護側


男性被告(55)は、「殺意はなかった」と述べ、起訴事実を否認、弁護側は、「殺すためではなく、嫌がらせを指示した人を聞き出そうとして傷つけるためだった」、「男性被告には妄想性の精神障害などがある。子連れ妊婦を傷付けようとしたが、致命傷を与えた際はパニック状態で、判断能力がなかった」とし、殺人罪は成立せず傷害罪にとどまると主張、さらに責任能力もないとして、争う姿勢を示しています


被害者の夫


子連れ妊婦(当時 33歳)の夫の正義さん(44)は、初公判を前に、「妻とおなかの赤ちゃんが殺され、何があっても犯人を許せない。裁判官 ・ 裁判員に正しい判断をしていただきたい」とのコメントを出しており、今後、被害者参加制度を利用して出席するということです




子連れ妊婦(33) ナイフでメッタ刺し 男性(55) 懲役 21年 大阪地裁 2016年12月14日



大阪府豊中市のマンション通路で、2015年5月27日、妊娠中の子連れ妊婦(当時 33歳)が首や頭をサバイバルナイフでメッタ刺しにされ殺された事件で、殺人罪などに問われた無職 男性被告(55)の裁判員裁判の判決公判が、2016年12月14日、大阪地裁で開かれました

大阪地裁 小倉哲浩裁判長は、「全く落ち度がないのに一方的な思い込みで殺害された被害者の恐怖は、想像するに余りある」と述べ、懲役 21年(求刑懲役 22年)を言い渡しました


判決理由で、大阪地裁 小倉裁判長は、数十ヶ所に及ぶ子連れ妊婦(当時 33歳)の傷の形状を検討、「被告が強い力で、意図的に何度も突き刺したことにより生じた」と認定、さらに、男性被告(55)自身が犯行後に 110番し、応答した警察官に刺した部位を答えていたことなどから「犯行時は興奮状態だったが、自分の行為を認識していた」として殺意や完全責任能力を認定しました

そのうえで、「被害者は同じ階に住んでいたにすぎないのに、被告の一方的な思い込みで突然命を奪われた」と批判、「生まれてくる子供も失い、遺族が極刑を望むのも理解できる」と述べました


弁護側は殺意を否定し被告の責任能力を争いましたが、小倉裁判長は、「死んでも構わないと認識し、頭や首をかなり強い力で何度も突き刺した」と殺意を認め、その上で、「精神疾患に基づく妄想は意思決定を支配するほどではなく、自身の意思で犯行に及んだ」と判断、「悲鳴を上げる被害者に執拗に切り付け、幼い長男が泣き叫ぶのに構わず攻撃し続けた」と非難しました

子連れ妊婦(当時 33歳)の夫正義さん(44)は記者会見で、「嫁さんが帰ってくること以外、どんな刑になっても喜ぶことはできない。法律上は1人の殺人だが、おなかの赤ちゃんを殺された2人の殺人だという思いは、ずっと持っている」と話しています

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2016年12月14日

豊中の妊婦刺殺、被告に懲役21年「残虐非道」と大阪地裁 産経新聞 12月14日 21:09


 大阪府豊中市のマンションで昨年5月、同じ階に住む妊娠中の子連れ妊婦=当時(33)=を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた無職、男性被告(55)の裁判員裁判の判決公判が14日、大阪地裁で開かれた。小倉哲浩裁判長は「あまりに残虐非道な犯行だ」として懲役21年(求刑懲役22年)を言い渡した。
 男性被告は「殺意はなかった」と殺人罪の起訴内容を否認。弁護側は「精神疾患の影響により、致命傷を与えた際はパニック状態だった」として刑事責任能力を争っていた。
 判決理由で小倉裁判長は被害者の傷の形状を検討し「被告が強い力で、意図的に何度も突き刺したことにより生じた」と認定。さらに男性被告自身が犯行後に110番し、応答した警察官に刺した部位を答えていたことなどから「犯行時は興奮状態だったが、自分の行為を認識していた」として殺意や完全責任能力を認定した。
 そのうえで「被害者は同じ階に住んでいたにすぎないのに、被告の一方的な思い込みで突然命を奪われた」と批判。「生まれてくる子供も失い、遺族が極刑を望むのも理解できる」と述べた。
 判決によると、被告は子連れ妊婦から嫌がらせを受けているという妄想を抱き、昨年5月27日、豊中市の自宅マンション6階の通路で子連れ妊婦の首などをナイフで繰り返し刺し殺害した。子連れ妊婦は第2子を妊娠中だった。

豊中の妊婦刺殺、被告に懲役21年「残虐非道」と大阪地裁 産経新聞 12月14日 21:09 」 より


2016年12月14日

大阪・豊中の女性刺殺事件、懲役21年の判決 大阪地裁 朝日新聞 12月14日 20:50


 大阪府豊中市のマンションで昨年5月、同じ階に住む女性を刺殺したとして、殺人罪などに問われた無職男性被告(55)の裁判員裁判で、大阪地裁(小倉哲浩裁判長)は14日、懲役21年(求刑懲役22年)の判決を言い渡した。
 判決によると、男性被告は「自分が嫌がらせを受けている」と思い込み、昨年5月27日、マンション6階の廊下で長男(当時1)といた子連れ妊婦(当時33)の首や頭をサバイバルナイフで何回も刺して殺害したという。
 公判で弁護側は、パニックに陥りやすい精神疾患があったと主張。子連れ妊婦を傷つけたのは「嫌がらせの指示者を聞き出すため」で、殺意はなく傷害罪にとどまると訴えた。
 しかし判決は「強い力で何度も刺し、死んでしまっても構わないという心理状態だった」と指摘し、殺意を認定。犯行直後に110番通報していることなどを考慮し、完全責任能力が認められるとした。

大阪・豊中の女性刺殺事件、懲役21年の判決 大阪地裁 朝日新聞 12月14日 20:50 」 より


2016年12月14日

<妊婦刺殺>隣人の55歳男に懲役21年 大阪地裁 毎日新聞 12月14日 20:29


 大阪府豊中市のマンションで昨年5月、住人で妊娠中の子連れ妊婦(当時33歳)を刺殺したとして、殺人罪などに問われた隣人の無職、男性被告(55)の裁判員裁判で、大阪地裁は14日、懲役21年(求刑・懲役22年)の判決を言い渡した。小倉哲浩裁判長は「幼い長男が泣き叫ぶのを意に介さず被害者を執拗(しつよう)に切り付けており、残虐で冷酷非道だ」と指弾した。
 判決によると、男性被告は昨年5月27日、マンション6階で、子連れ妊婦の首や頭を何度もサバイバルナイフで切り付けるなどして失血死させた。1歳だった長男は子連れ妊婦に抱っこされていたが、無傷だった。男性被告は子連れ妊婦夫婦が以前から嫌がらせをしていると一方的に妄想を抱き、エレベーターで鉢合わせをした子連れ妊婦に白状させようとした。
 弁護側は、精神障害と診断された男性被告の刑事責任能力と殺意について争った。
 判決は動機の形成に妄想性障害などの影響があったとしたが、数十カ所に及ぶ子連れ妊婦の傷の状況から殺意を認定。長男を襲っていない点などを挙げ、「行動は自身の意思に基づいている」と完全責任能力も認めた。
 小倉裁判長は「幸せな生活や未来を突然奪われた被害者の恐怖や悲しみは、想像するにあまりある。生まれてくるはずだった子供も失った遺族が、極刑を望む心情も理解できる」と述べた。

<妊婦刺殺>隣人の55歳男に懲役21年 大阪地裁 毎日新聞 12月14日 20:29 」 より


2016年12月14日

【大阪】豊中マンション妊婦刺殺 被告の男に懲役21年 ABC NEWS 12月14日 19:50


 大阪府豊中市で去年5月、妊娠していた女性を刃物で殺害した罪に問われている男の裁判員裁判で、大阪地裁は懲役21年を言い渡しました。
 男性(55)は去年5月、豊中市のマンション内の通路で、同じ階に住む子連れ妊婦(当時33)の首や頭などを、サバイバルナイフで何度も刺すなどして殺害した罪に問われました。当時、子連れ妊婦は第2子の妊娠がわかったばかりで、事件当時、一緒にいた当時1歳7ヵ月の長男にはけがはなく無事でしたが、泣き叫ぶ幼子の目の前での残忍な犯行でした。子連れ妊婦の遺体には30ヵ所以上の刺し傷や切り傷があり、右手の甲や指には、刃物から体の中心部分をかばう際にできる傷もあったといいます。しかし男性被告は、裁判で殺意を否認し、「事故だと思っている」などと供述。弁護側は、犯行当時の被告は精神疾患によるパニック状態で、責任能力はなかったと主張していました。一方、検察側は、「殺意は明白で、完全に責任能力があった」と反論。「冷酷な通り魔的犯行で、理不尽極まりない」と非難し、懲役22年を求刑していました。14日の判決で大阪地裁は、「死んでしまってもかまわない」という殺意に基づいた、自分の意思や判断による犯行で、完全責任能力があったと結論。「一方的な思い込みによる残虐非道な犯行」と厳しく非難し、男性被告に懲役21年を言い渡しました。

【大阪】豊中マンション妊婦刺殺 被告の男に懲役21年 ABC NEWS 12月14日 19:50 」 より


2016年12月14日

妊婦刺殺に懲役21年=55歳男に責任能力―大阪地裁 時事通信 12月14日 18:21


 大阪府豊中市のマンションで昨年5月、妊娠中の子連れ妊婦=当時(33)=が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた無職男性(55)の裁判員裁判の判決が14日、大阪地裁であった。小倉哲浩裁判長は「全く落ち度がないのに一方的な思い込みで殺害された被害者の恐怖は、想像するに余りある」と述べ、懲役21年(求刑懲役22年)を言い渡した。
 弁護側は殺意を否定し被告の責任能力を争ったが、小倉裁判長は「死んでも構わないと認識し、頭や首をかなり強い力で何度も突き刺した」と殺意を認めた。その上で「精神疾患に基づく妄想は意思決定を支配するほどではなく、自身の意思で犯行に及んだ」と判断。「悲鳴を上げる被害者に執拗(しつよう)に切り付け、幼い長男が泣き叫ぶのに構わず攻撃し続けた」と非難した。
 判決によると、男性被告は昨年5月、自宅マンションの通路で子連れ妊婦の首や頭などをサバイバルナイフで多数回刺して失血死させた。
 子連れ妊婦の夫正義さん(44)は記者会見し、「嫁が帰ってくること以外喜べない。おなかの赤ちゃんも含め2人の殺人という思いはずっと残っている」と声を詰まらせた。

妊婦刺殺に懲役21年=55歳男に責任能力―大阪地裁 時事通信 12月14日 18:21 」 より


2016年12月9日

【大阪】豊中市・妊婦刺殺 被告の男に懲役22年求刑 ABC NEWS 12月09日 13:04


 大阪・豊中市で去年5月、妊娠していた女性を刃物で殺害した罪に問われている男の裁判員裁判で、検察は懲役22年を求刑しました。
 男性(55)は、去年5月、豊中市のマンション内の通路で、同じ階に住む子連れ妊婦(当時33)をサバイバルナイフで殺害した罪に問われています。当時、子連れ妊婦は第2子を妊娠中でした。裁判で男性被告は殺意を否認し、「事故だと思っている」などと供述。弁護側は、犯行当時の被告は精神疾患によるパニック状態で責任能力はなかったと主張しています。9日の裁判で検察側は、「泣き叫ぶ幼い子どもの目の前での残忍かつ冷酷な犯行」と断罪し、懲役22年を求刑した一方、弁護側は「傷害罪」にとどまるとしました。最後に男性被告は、「嫌がらせの件は妄想ではない。女性には、かわいそうな結果になった」などと話しました。判決は14日に言い渡されます。

【大阪】豊中市・妊婦刺殺 被告の男に懲役22年求刑 ABC NEWS 12月09日 13:04 」 より


2016年12月9日

<大阪・妊婦刺殺>「極めて残忍」55歳男に懲役22年求刑 毎日新聞 12月09日 12:34


 大阪府豊中市のマンションで昨年5月、住人で妊娠中の子連れ妊婦(当時33歳)が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた隣人の無職、男性被告(55)の裁判員裁判が9日、大阪地裁であった。検察側は論告で「極めて残忍かつ理不尽で通り魔的な犯行だ」と述べ、懲役22年を求刑した。弁護側は最終弁論で改めて刑事責任能力について争う姿勢を示し、結審した。判決は14日の予定。
 男性被告は最終の意見陳述で「殺意はなく、偶発的な事故だと思う」と述べた。
 男性被告は昨年5月27日午後、マンション6階で、子連れ妊婦の首や頭をサバイバルナイフで何度も切り付けるなどし、失血死させたとして起訴された。子連れ妊婦夫婦から嫌がらせを受けたと一方的に考え、白状させようとしていたとされる。
 子連れ妊婦は妊娠間もなく、1歳だった長男の目の前で襲われた。
 検察側は論告で、「被害者は夫と長男、おなかの赤ちゃんと幸せな人生を送るはずで、無念さは計り知れない。長男への悪影響も懸念される」と述べ、極刑を望む遺族の心情に理解を示した。一方、男性被告が自ら110番通報したことや動機形成に妄想性障害が影響した点を考慮し、有期刑を求めた。

<大阪・妊婦刺殺>「極めて残忍」55歳男に懲役22年求刑 毎日新聞 12月09日 12:34 」 より


2016年12月6日

【大阪】妊婦刺殺裁判 医師証言「体かばう傷」 ABC NEWS 12月06日 19:26


 大阪・豊中市で、妊娠していた女性が殺害された事件の裁判で、遺体を解剖した医師が、女性に、「体をかばう傷」があったと証言しました。
 男性(55)は去年5月、豊中市のマンションで、同じ階の子連れ妊婦(当時33)をサバイバルナイフで殺害した罪に問われています。当時、子連れ妊婦は妊娠中でした。6日の裁判では、事件後に司法解剖をした医師が出廷し、子連れ妊婦の遺体には頭や首を中心に30ヵ所以上の刺し傷や切り傷があったと証言。右手の甲や指にも複数の傷があり、刃物から体の中心部分をかばう際にできる傷だと証言しました。男性被告は殺意を否認していますが、検察側は、執拗な攻撃は明確な殺意があったからだと主張しています。

【大阪】妊婦刺殺裁判 医師証言「体かばう傷」 ABC NEWS 12月06日 19:26 」 より


2016年12月5日

妊婦刺殺被告「殺意なかった」…責任能力も争う 読売新聞 2016年12月5日 13:51


 大阪府豊中市のマンション通路で昨年5月、妊娠中の子連れ妊婦(当時33歳)が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた無職男性 被告(55)の裁判員裁判の初公判が5日、大阪地裁(小倉哲浩裁判長)で始まった。
 男性被告は「殺意はなかった」と述べ、起訴事実を否認。弁護側は責任能力も争う姿勢を示した。判決は14日の予定。
 起訴状によると、男性被告は昨年5月27日、豊中市内のマンションで、同じ階に住んでいた子連れ妊婦の頭や首をサバイバルナイフで多数回刺し、殺害したとされる。一緒にいた長男(3)にけがはなかったが、妊娠3か月の胎児も死亡した。
 検察側はこの日の冒頭陳述で、男性被告がエレベーターで一緒になった子連れ妊婦に声をかけ、返事がなかったため激高し、襲ったと主張。妄想性障害はあったが、完全責任能力は問えるとした。

妊婦刺殺被告「殺意なかった」…責任能力も争う 読売新聞 2016年12月5日 13:51 」 より


2016年12月5日

妊婦刺殺被告「殺意なかった」…責任能力も争う 読売新聞 2016年12月5日 13:51


 大阪府豊中市のマンション通路で昨年5月、妊娠中の子連れ妊婦(当時33歳)が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた無職男性 被告(55)の裁判員裁判の初公判が5日、大阪地裁(小倉哲浩裁判長)で始まった。
 男性被告は「殺意はなかった」と述べ、起訴事実を否認。弁護側は責任能力も争う姿勢を示した。判決は14日の予定。
 起訴状によると、男性被告は昨年5月27日、豊中市内のマンションで、同じ階に住んでいた子連れ妊婦の頭や首をサバイバルナイフで多数回刺し、殺害したとされる。一緒にいた長男(3)にけがはなかったが、妊娠3か月の胎児も死亡した。
 検察側はこの日の冒頭陳述で、男性被告がエレベーターで一緒になった子連れ妊婦に声をかけ、返事がなかったため激高し、襲ったと主張。妄想性障害はあったが、完全責任能力は問えるとした。

妊婦刺殺被告「殺意なかった」…責任能力も争う 読売新聞 2016年12月5日 13:51 」 より


2016年12月5日

大阪・豊中の女性刺殺、殺意を否認 責任能力も争点 朝日新聞 2016年12月5日 13:17


 大阪府豊中市のマンションで昨年5月、同じ階に住む女性を刺殺したとして、殺人罪などに問われた無職男性被告(55)の裁判員裁判が5日、大阪地裁で始まった。男性被告は「殺意はなかった」と述べた。
 検察側は冒頭陳述で、昨年5月27日、男性被告が自宅があるマンション6階の廊下で、当時1歳の長男と一緒にいた子連れ妊婦(当時33)の首や頭をサバイバルナイフで何回も刺し、殺害したと指摘した。子連れ妊婦は当時、妊娠中だった。
 男性被告は逮捕後、「住人が全員グルになり、自分をストーカーしたり監視したりしている」などと供述。検察は約4カ月にわたる鑑定留置で事件当時の精神状態を調べ、刑事責任を問えると判断して昨年10月に起訴した。
 弁護側は「殺すためではなく、嫌がらせを指示した人を聞き出そうとして傷つけるためだった」と述べ、殺人罪は成立しないと主張。さらに責任能力もないとして、争う姿勢を示した。
 子連れ妊婦の夫の正義さん(44)は初公判を前に「妻とおなかの赤ちゃんが殺され、何があっても犯人を許せない。裁判官・裁判員に正しい判断をしていただきたい」とのコメントを出した。今後、被害者参加制度を利用して出席するという。判決は14日に言い渡される予定。

大阪・豊中の女性刺殺、殺意を否認 責任能力も争点 朝日新聞 2016年12月5日 13:17 」 より


2016年12月5日

<豊中マンション襲撃>妊婦への殺意否認 地裁初公判 毎日新聞 2016年12月5日 12:41


 大阪府豊中市のマンションで昨年5月、同じ階に住む妊娠中の子連れ妊婦(当時33歳)を刺殺したとして、殺人罪などに問われた無職、男性被告(55)の裁判員裁判の初公判が5日、大阪地裁(小倉哲浩裁判長)で始まった。男性被告は「殺意はなかった」と起訴内容を否認した。
 弁護側は「男性被告には妄想性の精神障害などがある。子連れ妊婦を傷付けようとしたが、致命傷を与えた際はパニック状態で、判断能力がなかった」として傷害罪にとどまると訴えた。刑事責任能力の有無が主な争点で、判決は14日の予定。
 起訴状などによると、男性被告は昨年5月27日午後、マンション6階のエレベーター前で、1歳だった長男と帰宅しようとした子連れ妊婦をサバイバルナイフ(刃渡り約12・5センチ)で襲撃。長男の目の前で首や頭を何度も切りつけるなどして失血死させたとされる。長男は無傷だった。子連れ妊婦は第2子を身ごもったばかりだった。
 男性被告は逮捕時、「住人に監視されていた」などと意味の通らない供述をした。大阪地検は起訴前に精神鑑定を実施し、刑事責任を問えると判断した。
 検察側の冒頭陳述によると、男性被告の経営会社が約15年前、事業を巡って取引先とトラブルになり、倒産。男性被告はこの頃から、一方的に「周囲が嫌がらせをしている」と思い始めた。2014年からは隣人の子連れ妊婦夫婦へも同様の感情を抱くようになり、刃物を持ち歩き始めた。

<豊中マンション襲撃>妊婦への殺意否認 地裁初公判 毎日新聞 2016年12月5日 12:41 」 より


2016年12月5日

【大阪】豊中マンション妊婦刺殺 初公判で殺意否認 ABC NEWS 12月05日 12:31


 大阪府豊中市のマンションで去年5月、女性を刃物で殺害した罪に問われている55歳の男の裁判員裁判が始まり、男は殺意を否認しました。
 起訴状などによりますと、男性(55)は去年5月、豊中市のマンション内の通路で、同じ階に住む子連れ妊婦(当時33)の首や頭などをサバイバルナイフで何度も刺すなどして殺害した罪に問われています。当時、子連れ妊婦は妊娠3ヵ月でした。5日の初公判で男性被告は、「殺意はなく、事故だと思っている」などと話し、弁護側は、犯行当時、被告には精神疾患があったと主張。一方、検察側は、「マンションの住人から嫌がらせを受けていると思い込んでいた」と指摘し、完全責任能力があったと反論しました。被害者参加人制度を使い、法廷に臨む子連れ妊婦の夫(44)は、「妻と赤ちゃんの2人が殺された現実を裁判で訴えたい」とコメントしています。

【大阪】豊中マンション妊婦刺殺 初公判で殺意否認 ABC NEWS 12月05日 12:31 」 より


2015年5月31日

<大阪・豊中女性殺害>容疑者が数分間、執拗に襲う 毎日新聞 07:41


 大阪府豊中市のマンション住人の子連れ妊婦(33)が刺殺された事件で、男性(53)=殺人容疑で送検=が数分間にわたり、子連れ妊婦に襲いかかった疑いが強いことが捜査関係者への取材で分かった。子連れ妊婦の首の傷は頸(けい)動脈に達していた。
 捜査関係者によると、事件現場の6階の防犯カメラに記録されていた。男性容疑者はエレベーターで乗り合わせた子連れ妊婦と長男(1)と6階で降りた後、通路で子連れ妊婦をいきなり怒鳴りつけたとされる。その直後、数分間にわたってサバイバルナイフを振り回し、子連れ妊婦を執拗(しつよう)に襲う姿が映っていた。
 子連れ妊婦の頭や首、脚には切り付けられたり、刺されたりした傷が30カ所以上に及んでいた。抵抗した際にできる傷も両腕に複数見つかったという。
 男性容疑者は「いろいろな人に嫌がらせを受け、子連れ妊婦にも監視されていると思った」と供述している。しかし、男性容疑者と子連れ妊婦との間に深刻なトラブルは確認されておらず、大阪府警は一方的に被害妄想を膨らませていた可能性があるとみている。

<大阪・豊中女性殺害>容疑者が数分間、執拗に襲う 毎日新聞 07:41 」 より


2015年5月30日

【隣人殺害】近所の民家に向けられた防犯カメラ、音やゴミに激高…容疑者、以前の住居で近隣トラブル 産経新聞 05月30日 14:32


 「6階の住人が『グル』になり、自分を監視していた」。大阪府豊中市のマンションで住人の女性(33)が殺害された事件は、同じ階に住む男性容疑者(53)が被害者意識や不満を募らせ、一方的に被害者に恨みや怒りを抱いた可能性が浮上している。男性容疑者が以前暮らしていた兵庫県伊丹市でも、近隣住民とトラブルを繰り返していたことが判明。取材を進めると、物音やゴミの出し方に神経をとがらせ、異常なまでの警戒心をみせる男性容疑者の性格が浮かび上がった。
 「とにかく不気味だった」。伊丹市の閑静な住宅街。住民の女性は男性容疑者の逮捕を報じるテレビニュースを見て、かつて住んでいた“隣人”だとすぐに分かった。
 2階建ての一軒家。現在は取り壊されているが、近隣住民によると、男性容疑者が以前暮らしていたその住宅は、一見して異様だったという。2階の外壁には2台の防犯カメラ。通常は家の前の道路を見下ろすように設置されるが、水平に据え付けられていたからだ。あたかも、近所の家を監視しているかのような方向だった。
 両親が他界してから20年近く1人で暮らしていたという男性容疑者。近所付き合いはほとんどなく、その一軒家から外に出ることもほとんどなかった。
 「車の音がうるさい!」。近所の住人にこう抗議したこともあった。指定のゴミ袋を使わずにゴミを出したため、自宅の前にゴミを戻された際には、無関係の住民に向かって「ゴミを置いたのはお前か」と迫る場面も目撃されていた。
 伊丹市は平成7年の阪神大震災で大きな被害が出たが、隣家の瓦が崩れ、男性容疑者の自宅の窓ガラスが割れると、震災直後にもかかわらず、隣人に激しく文句を言っていたという。
 神経質な性格が浮かび上がるが、洗濯物を整然と並べて干すなど几帳面(きちょうめん)な一面も。近所の男性(67)は「しっかりしている印象だった。大きなトラブルを起こすとは思ってもいなかった」と振り返る。
 こうした性格が凄惨(せいさん)な事件を引き起こす一因となったのか。豊中市の現場マンションに転居してからも、近隣住民とのトラブルは絶えなかった。
 今年春までマンションに住んでいた30代の男性は昨年5月ごろ、夜中に男性容疑者から「うるさいやろが」と怒鳴り込まれた。男性は全く心当たりがなく、「うちじゃない」と否定。すると男性容疑者は「そうですか」と帰っていった。
 大阪府警によると、事件で犠牲になった子連れ妊婦の夫(42)は「長男が男性容疑者の自宅の外壁をこすったので1週間前に謝った」と説明している。事件につながるほどの出来事ではないが、「いろんな人から嫌がらせを受けていた」と供述している男性容疑者が、勝手に邪推の念を強めた可能性もある。府警は動機や犯行に至る経緯について詳しく調べている。

【隣人殺害】近所の民家に向けられた防犯カメラ、音やゴミに激高…容疑者、以前の住居で近隣トラブル 産経新聞 05月30日 14:32 」 より


2015年5月29日

【供述不可解】顔などに刺し傷多数 豊中・女性刺殺 ABC 05月29日 12:32


 大阪府豊中市で、33歳の女性が同じマンションの男に殺害された事件で、女性は顔や首などを30ヵ所以上、刺されていたことがわかりました。
 男性(53)は、豊中市のマンションで、同じ6階に住む子連れ妊婦(33)を刃物で殺害した疑いが持たれ、けさ送検されました。子連れ妊婦の顔や首などには30ヵ所以上の刺し傷があり、男性容疑者の自宅から血の付いたサバイバルナイフが押収されました。子連れ妊婦の夫は、「1週間ほど前に、長男が容疑者宅の壁をこすって文句を言われ、妻が謝りに行った」と話していて、マンションの防犯カメラには、事件直前に子連れ妊婦と男性容疑者が会話をする様子が映っていました。男性容疑者は、「6階の住人はグルになって私を監視していた。ストーカーをされ、我慢の限界だった」と不可解な供述をしていて、警察は、動機とともに責任能力の有無を調べる方針です。

【供述不可解】顔などに刺し傷多数 豊中・女性刺殺 ABC 05月29日 12:32 」 より


2015年5月28日

【豊中・隣人殺害】被害女性は妊娠数カ月 傷30カ所以上、明確な殺意か 産経新聞 05月28日 21:42


 大阪府豊中市のマンションで6階に住む女性(33)が刃物で襲われ、死亡した事件で、女性(33)が妊娠中だったことが5月28日、大阪府警への取材で分かった。親族によると妊娠数カ月だった。捜査では首や顔を中心に傷が30カ所以上あり、死因が失血死だったことも判明。府警は、殺人容疑で調べている男性(53)に明確な殺意があったとみている。
 府警によると、男性容疑者は「半殺しにしてやろうと思った」と供述しているが、殺意は否認しているという。司法解剖の結果、子連れ妊婦の首に深い傷があり、後頭部や足も切られたり刺されたりしており、両腕には抵抗した際にできる「防御創」とみられる傷もあった。
 府警はこの日、男性容疑者宅を家宅捜索し、血痕のようなものが付着したサバイバルナイフ1本(刃体約12.5cm)を押収した。男性容疑者は「持ち歩いていたものだ」と話している。

【豊中・隣人殺害】被害女性は妊娠数カ月 傷30カ所以上、明確な殺意か 産経新聞 05月28日 21:42 」 より


2015年5月27日

33歳女性切られ死亡 同じ階の男、殺人未遂容疑で逮捕 朝日新聞 05月27日 16:19


 27日午後2時ごろ、大阪府豊中市のマンションで人を切った、と男の声で110番通報があった。警察官が駆けつけたところ、6階廊下でこの階に住む女性(33)が首や腹部から血を流して倒れており、搬送先で死亡が確認された。一緒にいた長男(1)にけがはなかった。府警は、同じ階の住人の無職男性容疑者(53)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。
 豊中南署によると、男性容疑者は「刺したことは認めるが、殺すつもりはなかった」と供述。子連れ妊婦宅のはす向かいの部屋に1人で住んでおり、「(子連れ妊婦の)子どもが自宅の玄関扉をたたくので数日前に文句を言いに行った」とも話している。署は容疑を殺人に切り替え、この説明の事実関係や動機について詳しく調べる。
 男性容疑者の逮捕容疑は27日午後1時55分ごろ、マンション6階のエレベーター前の廊下で、刃物で子連れ妊婦の首や腹を切ったり刺したりした疑い。「1階から(子連れ妊婦と)一緒にエレベーターに乗り、6階で降りた後に刺した」と説明しているという。

33歳女性切られ死亡 同じ階の男、殺人未遂容疑で逮捕 朝日新聞 05月27日 16:19 」 より


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