水道検針員女性(31)監禁殺害 男性(40) 奥州市 無期懲役 2016年3月8日
岩手県奥州市で、2015年5月22日、水道検針員の女性(当時31)を殺害したなどとして、殺人や強制わいせつなどの罪に問われたていた、男性(40)(岩手県奥州市前沢区)(農業)に対する盛岡地裁の裁判員裁判で、岡田健彦裁判長は、2016年3月8日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました
盛岡地裁 判決によると、男性(40)は、2015年5月22日、水道の検針で自宅を訪ねて来た女性にわいせつな行為をしようと拘束、衣服をはぎ取るなどし、女性に覚醒剤を投与した上で、首を絞めて殺害、2015年5月23日午前
0時半頃までに遺体を山林に埋めました
盛岡地裁 岡田裁判長は、「猟奇的ともいえる異常な行為まで行い、卑劣で凶悪。生涯をもって罪を償うのが相当」と述べています
男性(40)の弁護人によると、男性(40)は控訴しない方針ということです
水道の検針で訪れた女性(31)を監禁殺害 男性(40) 奥州市 2015年5月26日
被害者の水道検針員女性(31)は、2015年5月22日、検針のため男性(40)(岩手県奥州市前沢区)(農業)宅に向かい、その後、水道検針員女性(31)の知人が水道検針員女性(31)と会う約束をしていましたが連絡が取れず、別の知人が、2015年5月22日夜、「連絡が取れなくなった」と岩手県警水沢署に届け出ていました
男性(40)(死体遺棄容疑で逮捕)の供述に基づき、自宅から南に約2キロ離れた林道付近(岩手県奥州市前沢区)を捜索、2015年5月25日午後10時頃、山林に埋められ女性の遺体を発見した死体遺棄事件で、2015年5月26日、被害者の女性は、水道検針員女性(31)(岩手県奥州市)(水道管理会社員)と判明しました
岩手県奥州市水道部によると、水道検針員女性(31)は、奥州市が水道メーターの検針業務を委託している水道管理会社のパート社員で、2013年夏から水道メーター検針員として勤務を始め、男性(40)の自宅がある地区を担当、屋外にある水道メーターを検針し、結果を郵便受けなどに入れる仕事をしており、検針業務には通常午前9時~午後3時に当たっていたということです
水道検針員女性(31)は、2015年5月22日午後、水道メーター検針の為、男性(40)の自宅を訪問していたことが判明、岩手県警では、2015年5月23日、自宅にいた男性(40)に任意同行を求め事情を聴くとともに、自宅を監禁容疑で家宅捜索しました
2015年5月23日未明、水道検針員女性(31)の車が、男性(40)の自宅から約4キロ離れたショッピングセンターの駐車場で発見され、前日の2015年5月22日午後4時頃、男性(40)が周辺にいるところが目撃されています
男性(40)は、2015年5月25日夕以降になってようやく、「女性を山林内に埋めた。(水道検針員女性(31)とは)直接の面識はなかった。」と供述し、供述通りの場所で、土に埋まっていた水道検針員女性(31)の遺体を発見しました
水道検針員女性(31)は、発見時は土砂にまみれた状態でしたが、目立った外傷はなく、その後、死亡推定時刻は、2015年5月22日午後から23日午前、死因は窒息死だったことが判明しています
水道検針員女性(31)は、約2週間後の6月6日、奥州市内のホテルで結婚式を挙げる予定だったということです
岩手県警水沢署は、水道検針員女性(31)が監禁されていた疑いがあるとして、男性(40)の自宅を監禁容疑で現場検証するとともに、司法解剖で詳しい死因を調べ、殺人容疑も視野に入れて捜査するとしてた岩手県警は、2015年6月15日、死体遺棄容疑で逮捕していた同市前沢区、農業、男性(40)を殺人容疑で再逮捕しました
逮捕容疑は、2015年5月22日午後、自宅の部屋で、水道検針員女性(31)(岩手県奥州市)の首を手で絞めて殺害した疑いで、男性(40)は、「首を手で絞めた」と認めているものの殺意は否認しているということです
母親と2人で暮らしていたという男性(40)について、近所の人は、「前から、こういういろんな問題は起こしてた方ですけどね」、「何かあって、ちょっとあると、すごく怒るというか。バタフライナイフで(女性を)拉致したこともあったみたい」などと話し、以前から、多くのトラブルを起こしていたようです
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