アリアン 5型 ロケット (欧) 水星磁気圏探査機 みお (MIO) 打ち上げ |
アリアン 5型 ロケット (欧) 水星磁気圏探査機 みお (MIO) 打ち上げ水星磁気圏探査機 みお (MIO)を搭載した Hアリアン 5型 は、クールー宇宙基地(フランス領ギアナ)より、2018年(平成30年)10月20日(土) 10時45分28秒 (日本標準時)打ち上げられ、探査機 みお (MIO)を正常に分離、打ち上げは成功しました |
情報収集衛星 光学6号機を搭載 打ち上げられる H2Aロケット38号機 鹿児島県南種子町 種子島宇宙センター 2018年2月27日午後1時34分 |
|
国際水星探査計画BepiColombo(べピコロンボ)ミッション(※1)の水星磁気圏探査機「みお」(MMO)及び水星表面探査機(MPO)を搭載したアリアン5型ロケットは、平成30(2018)年10月19日(金)22時45分28秒(現地時間)(10月20日(土)10時45分28秒(日本標準時))に、フランス領ギアナのギアナ宇宙センターより予定どおり打ち上げられました アリアン5型ロケットは計画どおり飛行し、打上げから約26分47秒後に両探査機を正常に分離したことを確認、打上げは成功しました (※1) 国際水星探査計画BepiColombo(ベピコロンボ) 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)担当の水星磁気圏探査機「みお」(MMO:Mercury Magnetospheric Orbiter)と欧州宇宙機関(ESA)担当の水星表面探査機(MPO:Mercury Planetary Orbiter)の2機の探査機で水星の総合的な観測を行う日欧協力の大型ミッション
水星磁気圏探査機 (MMO : Mercury Magnetospheric Orbiter) みお (MIO) とは
水星の存在は、紀元前から人々に知られていましたが、地球の 10倍にもなる強い太陽光による灼熱環境や、軌道投入の難しさから、30年近く前のマリナー10号以来、30年近く探査機が送られていない水星を多角的 ・ 総合的に観測する日欧初の共同プロジェクトのもと、水星の謎に迫ります 国際水星探査計画「ベピコロンボ(BepiColombo)」は、水星の磁場・磁気圏・内部・表層を初めて多角的・総合的に観測する、日欧初の大型共同プロジェクトです 地球・火星・金星・水星と、地球型惑星の中で、地球と同じように固有の磁場を持つ惑星は水星と地球だけですので、両惑星を比較することで、地球の磁場・磁気圏、さらには宇宙に存在する様々な磁気圏を理解するヒントを得ることができることも期待されます また、水星は半径の 3/4にもなる巨大な中心核など、他の惑星には見られない特異な構造を持っており、内部と表層を詳細に探査することによって、太陽に一番近い領域で惑星がどのように作られたのか、惑星形成の秘密に迫ることもできるかもしれません
水星探査計画 「BepiColombo」 とは謎に包まれる惑星の素顔を探る 水星探査プロジェクト「BepiColombo」国際水星探査計画(BepiColombo(ベピコロンボ))は、日本とヨーロッパ(European Space Agency(ESA):欧州宇宙機関)と共同で計画中の水星探査ミッションの名前で、ESAとJAXAの共同で、観測目的に合わせた「2つの周回探査機」を水星周回軌道に送り込んで水星を観測する計画です 水星は、太陽に近い灼熱環境と軌道投入に要する多大な燃料から周回探査は困難で、過去の探査は米国マリナー10号の3回の通過(1974~1975年)のみで、この時、金星を通過してその重力でスイングバイを行うことによって何回か水星に接近できることを示唆したのが、イタリアの著名な天体力学者ジウゼッペ・コロンボ博士で、新しい水星探査ミッションの名前には博士の愛称である「BepiColombo」が使われています そして、マリナー10号の探査によって、水星にも磁場と磁気圏活動があることが発見されています 「BepiColombo」は、この惑星の磁場、磁気圏、内部、表層を初めて多角的・総合的に観測し、「惑星の磁場・磁気圏の普遍性と特異性」、「地球型惑星の起源と進化」について明らかにします 水星の表面・内部の観測を行う「水星表面探査機(Mercury Planetary Orbiter:MPO)」と、水星の磁場・磁JAXAは、日本の得意分野である磁場・磁気圏の観測を主目的とする「みお」の開発と水星周回軌道における運用を担当し、ESAは打ち上げから惑星間空間の巡航、水星周回軌道への投入、MPOの開発と運用を担当します MMO「みお」とMPOはアリアン5型ロケットで一緒に打ち上げられ、水星到着後に分離して、協力しながら 約 1年間の観測を行う予定です 「BepiColombo」の観測ミッションこの計画は、観測目的に合わせた「2つの周回探査機」から構成されます。表面・内部の観測を行う「水星表面探査機(MPO)」と、磁場・磁気圏の観測を行う「水星磁気圏探査機(MMO)」)です JAXAは、日本の得意分野である磁場・磁気圏の観測を主目標とするMMO探査機の開発と水星周回軌道における運用を担当し、ESAが、打ち上げから惑星間空間の巡航、水星周回軌道への投入、MPOの開発と運用を担当します MMOとMPOはアリアン5型ロケットで一緒に打ち上げられ、水星到着後に分離して、協力しながら約1年間の観測を行う予定です 水星探査計画 「BepiColombo」 水星磁気圏探査機 MMO スケジュール
|
|
|
関連記事 |
ページTOP | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
関連記事を下記に紹介します |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ページTOP | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||