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口永良部島 ( くちのえらぶじま ) とは 爆発的噴火 全島避難の歴史


口永良部島 ( くちのえらぶじま ) とは



口永良部島(くちのえらぶじま)は、屋久島の西方約12kmに位置する火山島で、火山噴火予知連絡会によって火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山に選定、近隣の屋久島や種子島などとともに大隅諸島を形成、薩南火山群島最大の火山島で、島はひょうたん型、全域が屋久島国立公園、気象庁による 「常時観測火山」 に指定されています


口永良部島(くちのえらぶじま)は、屋久島の西方約12kmに位置する火山島で、火山噴火予知連絡会によって火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山に選定、近隣の屋久島や種子島などとともに大隅諸島を形成、薩南火山群島最大の火山島で、島はひょうたん型、全域が屋久島国立公園、気象庁による 「常時観測火山」 に指定されています
口永良部島(くちのえらぶじま)は、複数の安山岩質の火山からなり、特に東側の火山は、新しい火山で、仁田尾山 (526m)、三角点山 (600m)、古岳 (657m)、新岳 (626m) (火口直径200m)があり、古岳火山南西から南東山麓には複数の安山岩質溶岩流が発達しています

上図 「 地理院地図 」
下図 「 口永良部島 - Wikipedia 」より

口永良部島(くちのえらぶじま)は、複数の安山岩質の火山からなり、特に東側の火山は、新しい火山で、仁田尾山 (526m)、三角点山 (600m)、古岳 (657m)、新岳 (626m) (火口直径200m)があり、古岳火山南西から南東山麓には複数の安山岩質溶岩流が発達しています

位置 左図左下、屋久島の左上方
面積 38.04km²
周囲 49.67km
長径 12km
最大幅 5km
最高点 657m(古岳)
人口 137人
世帯数 82戸


有史以来の概略活動記録


1841年(天保12年) 新岳噴火
1980年(昭和55年)9月28日 水蒸気爆発
1987年(昭和62年)8月20日 噴煙認める
2014年(平成26年)8月3日 新岳噴火





口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 規制範囲 防災マップ 画像写真



口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 噴火警戒レベルに応じた規制範囲 口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 噴火警戒レベルに応じた規制範囲

国土交通省 気象庁 口永良部島 火山活動の状況 」 より



レベル 5 (避難) 危険な居住地域からの避難
レベル 4 (避難準備) 警戒が必要な居住地域での避難準備 要援護者は避難等
レベル 3 (入山規制) 火口から概ね 2km以内の立ち入り禁止
レベル 2 (火口周辺規制) 火口から概ね 1km以内の立ち入り禁止
レベル 1 (活火山であることに注意) 状況に応じて火口内への立ち入り規制等


口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 防災マップ 口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 防災マップ

国土交通省 気象庁 口永良部島 火山活動の状況 」 より

口永良部島 ( くちのえらぶじま )新岳遠景 2014年8月10日 海上保安庁 撮影
口永良部島 ( くちのえらぶじま )新岳西側斜面 2014年8月10日 海上保安庁 撮影
口永良部島 ( くちのえらぶじま )新岳(奥)と古岳(手前) 2014年8月6日 海上保安庁 撮影
口永良部島 ( くちのえらぶじま )新岳遠景 2014年8月6日 海上保安庁 撮影
口永良部島 ( くちのえらぶじま )新岳火口南西側 2014年8月6日 海上保安庁 撮影
口永良部島 ( くちのえらぶじま )爆発的噴火前の様子 口永良部島全景を北西から見る 火口に向かって右の島の西側海岸には変色水が見られる 2003年10月20日 海上保安庁 撮影
口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 新岳遠景

2014年8月10日
海上保安庁 撮影









口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 新岳西側斜面

2014年8月10日
海上保安庁 撮影









口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 新岳(奥)と古岳(手前)

2014年8月6日
海上保安庁 撮影









口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 新岳遠景

2014年8月6日
海上保安庁 撮影









口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 新岳火口南西側

2014年8月6日
海上保安庁 撮影









口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 爆発的噴火前の様子

口永良部島全景を北西から見る

火口に向かって右の島の西側海岸には変色水が見られる

2003年10月20日
海上保安庁 撮影



口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 最新の火山活動 噴火状況



鹿児島 口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 噴火 気象庁が「噴火速報」を発表 2019年1月17日

煙を上げる口永良部島の新岳=鹿児島県屋久島町で2019年1月17日午前11時48分、本社ヘリから撮影

口永良部島が爆発的噴火 噴煙500m超 火砕流も発生 毎日新聞 2019年1月17日 09:47 」 より

気象庁は、2019年1月17日午前9時19分頃、鹿児島県屋久島町の口永良部(くちのえらぶ)島の新岳(しんだけ)が噴火したと発表しました

火砕流も発生しましたが、集落には達しておらず、噴火警戒レベルはそれ以前の 3(入山規制)を維持しています


福岡管区気象台によると、噴石は火口から 約 11キロ飛び、火砕流も火口から南西と北西側に 約 1.5キロ流れましたが、集落や海岸には達しておらず、噴煙は高さ 500メートル以上まで上昇し雲に入り、目視できないものの、気象衛星画像では高さ 6千メートルに達しているということです

気象庁では、火山性地震や火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も多いことから、今後も同規模の噴火が発生する可能性があるとして、注意を呼びかけています


屋久島町口永良部島出張所では、噴火後、「噴火直後、空振で出張所のガラス窓が『ドン』『みしみし』と鳴ったということで、一部地区を除いて島全域に防災無線で自主避難を呼びかけていましたが、午前 11時に自主避難を解除、昨年(2018年)12月の噴火より火砕流、噴煙ともに規模が大きいことを目視で確認した」としています

口永良部島・新岳で爆発的噴火 全島民に一時自主避難呼び掛け 2018年12月18日

気象庁のカメラが撮影した噴煙を上げる鹿児島県・口永良部島の新岳=18日午後4時44分

気象庁のカメラが撮影した噴煙を上げる鹿児島県・口永良部島の新岳=18日午後4時44分

気象庁は、2018年12月18日午後4時37分頃、鹿児島県 口永良部島の新岳で爆発的噴火が発生したと発表しました

噴煙は火口から 約 2千メートル上空で雲に入り、噴石の飛散や、火砕流が火口の西側に 約 1キロ流れたのが確認され、ました


鹿児島県屋久島町によると、けが人や家屋の被害は確認されていないということですが、町は一時全島民に自主避難を呼び掛けています

鹿児島地方気象台は同日、職員が上空からヘリコプターで火口周辺の状況を確認、火口の形状などに異常は見られなかったが「より規模の大きい噴火もあり得る」として、噴火警戒レベル3(入山規制)を維持し、火口約2キロ圏に警戒を呼び掛けています

〔口永良部島〕約3年ぶりにごく小規模な噴火 噴火警戒レベル3(入山規制)継続 2018年10月21日

気象庁のカメラが撮影した鹿児島県の口永良部島。新岳でごく小規模な噴火があり、噴煙が高さ200メートルまで上がった=21日午後9時12分

気象庁のカメラが撮影した鹿児島県の口永良部島。新岳でごく小規模な噴火があり、噴煙が高さ200メートルまで上がった=21日午後9時12分

福岡管区気象台と鹿児島地方気象台によると、鹿児島県の口永良部島では、きょう21日18:31頃、ごく小規模な噴火が発生し、有色の噴煙が100mまで上がりました。口永良部島の噴火は2015年6月19日以来、3年4か月ぶりとなります

口永良部島では、この噴火の後、21:10頃から再び噴火が発生し、現在も継続しています。この間の最高噴煙高度は火口上200mとなっています。
口永良部島では8月以降、新岳火口のごく浅い場所を震源とする火山性地震の回数が増減を繰り返し、今月19日からは多い状態で経過するなど火山活動が高まった状態となっていることから、気象台では今後も火口周辺約2kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があるとして警戒・注意するよう呼びかけています。
なお、口永良部島の噴火警戒レベルはレベル3(入山規制)が継続しています。

口永良部島では、2015年5月29日に噴煙が火口上9000m超に達する爆発的噴火が発生し、気象庁は噴火警戒レベル導入後初となるレベル5(避難)を発表、一時全島民が島外へ避難しました。
この噴火後、噴火警戒レベルは順次引き下げられ、今年(2018年)4月30日にはいったん噴火警戒レベル2(火口周辺規制)まで引下げられたものの、8月15日に新岳南西山麓付近で地震回数が増加したことから一時噴火警戒レベル4(避難準備)に引上げ、その後8月29日以降はレベル3(入山規制)となっています。

口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 噴火警戒レベル 2に引き下げ 2018年4月18日

気象庁は、2018年4月18日、鹿児島県屋久島町 口永良部島( くちのえらぶじま )の噴火警戒レベルを 3(入山規制)から 2(火口周辺規制)に引き下げました

口永良部島では、引き続き小規模な噴火の可能性があるとして火口周辺警報を継続し、火口からおおむね1キロの範囲で大きな噴石や火砕流に、火口の西側ではおおむね2キロの範囲で火砕流に警戒するよう呼びかけています


口永良部島の新岳では 2015年5月29日に爆発的大噴火が発生、噴火警戒レベルが「避難」を示す 5に引き上げられ、全住民が一時、島外へ避難していましたが、その後、同年6月19日のごく小規模な噴火を最後に噴火は起きておらず、2016年6月14日、入山規制を示す 噴火警戒レベルは 3に引き下げられ、同年10月までに避難指示はすべて解除されていました

そして、2018年3月29日に見直された噴火警戒レベルの判定基準を踏まえ、3年近く噴火が起きていないことなどから、今回の噴火警戒レベルが入山規制の 3から火口周辺規制を示す 2への引き下げとなりました


ただ、火山活動はやや高まった状態が続いており、引き続き小規模な噴火が起きる可能性があるとして、気象庁は火口周辺警報を継続、新岳の火口から概ね 1キロの範囲で大きな噴石と火砕流に、また地形的に火砕流が流れ下りやすい火口の西側では概ね 2キロの範囲で火砕流に警戒するよう呼びかけています

口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 等 噴火警戒レベル 警戒範囲見直し 2018年3月29日

気象庁は、2018年3月28日、吾妻山(山形、福島県)、霧島連山(宮崎、鹿児島県)の新燃岳、口永良部島(鹿児島県)の 3火山で、最近の噴火や新しい知見を考慮し、噴火警戒レベルに応じた警戒範囲の設定を一部見直し、2018年3月29日午後2時から運用を始めると発表しました

3火山とも、現在立ち入りが規制されている範囲に変更はありません

吾妻山は、現在の噴火警戒レベルは 1(活火山であることに留意)ですが、1950年の噴火などから、レベル2(火口周辺規制)の警戒範囲について火口から 0.5キロを 1.5キロに拡大、新燃岳では、1959年、2008年、2017年の噴火を踏まえ、噴火警戒レベル 1(活火山であることに留意)~3(入山規制)でそれぞれ警戒範囲を変更しています

口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 噴火警戒レベル 3に引き下げ 2016年6月14日

2015年5月29日に爆発的な噴火が発生した鹿児島県の口永良部島について、火山噴火予知連絡会は、「同じ程度の噴火の可能性はさらに低くなっている」とする検討結果をまとめ、これを受けた気象庁では、2015年の噴火以来初めて噴火警戒レベルをレベル 5からレベル 3に引き下げ、警戒が必要な範囲を火口から概ね 2キロの範囲に縮小しました

2015年5月29日に爆発的な噴火が発生した口永良部島の新岳では、2015年6月以降、噴火は発生しておらず、2015年10月には警戒範囲が縮小されています


口永良部島では、2015年の噴火前から続いていた島の膨張状態が、2016年1月頃から収縮に転じているとみられるほか、火山ガスの二酸化硫黄の放出量も 2015年の噴火前後と比べると、大幅に減った状態が続いており、また、2015年の噴火前に温度が上昇していた新岳火口の西側の割れ目付近も、温度が低い状態が続いているということです

一方、火山ガスは、噴火警戒レベルがレベル 3に引き上げられた 2014年8月の噴火の前よりもやや多い状態が続いており、このため、火山噴火予知連絡会は、「引き続き噴火の可能性はあるものの、2015年5月と同じ程度の噴火が発生する可能性はさらに低くなっている」とした上で、新岳火口から概ね 2キロの範囲と、火砕流が及ぶおそれのある向江浜地区などでは警戒が必要だとする検討結果をまとめました


【火山噴火予知連会長「引き続き警戒必要」】


鹿児島県の口永良部島の噴火警戒レベルがレベル 5からレベル 3に引き下げられたことについて、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は記者会見の中で、

「火山活動のレベルはずいぶん下がってきているため気象庁の判断は妥当だと考える。ただ、山が完全に収縮したわけではなく地震活動も続いているため、まだ噴火前の元の状態には戻っておらず、噴火の可能性は残されており、引き続き警戒は必要だ。今回、警戒範囲から外れる地区などでは日頃から、防災訓練を行ったり避難経路を確認したりして備えを進めてほしい」とし、

また、口永良部島では新岳の火口からおよそ 500メートルの場所に地震計が設置されたものの、2014年8月の噴火の前と比べて火口近くの多くの観測機器が壊れたままになっているとした上で、

「おととし(2014年)の8月の噴火では、前兆と見られる地盤の変化は、火口から 100メートルの場所に設置されていた観測機器でしか捉えられていなかった。現状の観測体制では噴火の前兆をつかめないことがあり、今後、さらに火口周辺の観測機器を増やす努力が必要だ」と述べています

口永良部島 ( くちのえらぶじま ) 爆発的噴火 全島避難から 1年 レベル5 2016年5月29日

鹿児島県屋久島町  口永良部島 ( くちのえらぶじま ) の新岳で、2015年5月19日、噴煙が火口から 9000メートル以上に達する爆発的な噴火が発生、全島避難が行われてから、2016年5月29日で 1年となります

口永良部島では、2015年6月19日を最後に噴火は発生しておらず、全島避難は、2015年12月末、火口から2~2.5キロ以内の警戒範囲地区などを除き解除されましたが、故障した観測機器に復旧できる見込みが無く、噴火警戒レベル引き下げに必要な観測情報が得られていないとして、火山活動の危険度を示す「噴火警戒レベル」は、依然、最高レベルの「 5(避難)」のままとなっています


京都大学火山活動研究センターの井口正人教授は、「1年前と比べて火山活動は低下しているが完全に終息したと言える状態ではない。火山ガスの放出量は 1日当たり 100トンほどと、噴火活動が続く桜島と同じようなレベルで、依然として噴火が起きうることを示している」と話しています

気象庁は、近く火口付近に地震計を設ける予定で、噴火警戒レベル5の噴火警報を継続したまま、火口からおおむね 2キロ以内では大きな噴石に、火口西側のおおむね 2.5キロ以内では火砕流にも厳重に警戒するよう呼びかけています


口永良部島では、2015年5月、9000メートル以上の噴煙や火砕流を伴う噴火が発生し、2016年5月29日現在も、火口から約 2~2.5キロメートルが、危険が及ぶ恐れのある「警戒範囲」に指定され、警戒範囲内の住民( 7世帯15人)は、隣の屋久島で避難生活を続けたり、帰島しても自宅以外で生活したりしています

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関連情報サイト


地理院地図
国土交通省 気象庁 口永良部島 火山活動の状況
海上保安庁 海域火山データベース 口永良部島 https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo31-2.htm
口永良部島 - Wikipedia

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2019年1月17日

口永良部島で噴火 上空6千mまで噴煙 日テレ 2019年1月17日 15:34

 
 7日午前、鹿児島県屋久島町の口永良部島で噴火があり、火砕流も確認された。
 17日午前9時19分ごろ、屋久島町の口永良部島で、空振を伴う噴火が発生した。噴煙は火口の上空6000メートルまで上がった。火口から約1.5キロメートルにわたって火砕流が流れ下ったことも確認された。集落には達していない。
 屋久島町によると、一時、ほとんどの住民が島の避難所に避難したが、今は帰宅している。ケガ人はいなかった。
 口永良部島の住民「すごい音と地震と。ゴーっという音とともに家が揺れた。初めてだった、こういうのは」
 気象庁によると、今回の噴火は噴火警戒レベル3の範囲内の活動で、レベルの引き上げは考えていないという。


2019年1月17日

口永良部島で噴火=警戒レベル3維持―気象庁 時事通信 2019年1月17日 11:43

 
 気象庁は17日、鹿児島県屋久島町・口永良部島の新岳で午前9時19分ごろに噴火が発生したと発表した。気象衛星による観測では噴煙が火口の縁から6000メートルまで上がり、火砕流が火口から南西側と北西側へ約1.5キロ流れたが、集落には達しなかった。
 菅義偉官房長官は記者会見で「集落などへの影響はなく、人的、物的被害は確認されていない」と述べた。
 同庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を維持。今後も同規模の噴火が起きる可能性があるとして、火口から約2キロ以内では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。
 新岳では断続的に噴火が起きている。昨年8月15日に火山ガスや火山性地震の増加を受けて噴火警戒レベルを4(避難準備)に引き上げたが、同29日に3に下げていた。
 2015年5月に爆発的噴火が起きた際は警戒レベルが5(避難)となり、全住民が一時、島外に避難した。


2019年1月17日

口永良部島噴火 住民への避難呼びかけ解除 屋久島町 NHKニュース 2019年1月17日 11:28

 
 17日午前、鹿児島県の口永良部島で起きた爆発的な噴火では、火口の外に大きな噴石が飛んだほか火砕流が発生しましたが、屋久島町によりますと、けが人はいないということです。
 17日午前9時19分ごろ、口永良部島の新岳で発生した爆発的な噴火をうけて、屋久島町は口永良部島の住民に自主的に避難するよう呼びかけました。
 町によりますと、火口からおよそ2.5キロ離れた前田地区と、3キロ前後離れた本村地区を含む、86人が避難場所に指定されている番屋ヶ峰に避難したということです。
 今回の噴火では大きな噴石が飛んだほか火砕流が発生しましたが、いずれも人が住む地域には達しておらず、けが人はいないということです。
 屋久島町は噴火警戒レベルの引き上げがないことなどから、午前11時に避難の呼びかけを解除し、住民は自宅に戻り始めているということです。


2019年1月17日

口永良部島で噴火 警戒レベルは3のまま 朝日新聞 2019年1月17日 11:27

 
 気象庁は17日午前9時19分ごろ、鹿児島県屋久島町の口永良部(くちのえらぶ)島の新岳(しんだけ)が噴火したと発表した。火砕流も発生したが、集落には達しておらず、噴火警戒レベルはそれ以前の3(入山規制)を維持している。
 福岡管区気象台によると、噴石は火口から約1キロ飛び、火砕流も火口から南西と北西側に約1・5キロ流れたが、集落や海岸には達していない。噴煙は高さ500メートルまで上昇し雲に入った。気象衛星画像では高さ6千メートルを観測したという。
 火山性地震や火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も多いことから、今後も同規模の噴火が発生する可能性があるとして、注意を呼びかけている。
 屋久島町口永良部島出張所は噴火後、一部地区を除いて島全域に防災無線で自主避難を呼びかけていたが、午前11時に自主避難を解除した。担当者は「噴火直後、空振で出張所のガラス窓が『ドン』『みしみし』と鳴った。昨年12月の噴火より火砕流、噴煙ともに規模が大きいことを目視で確認した」と話した。


2019年1月17日

口永良部島で噴火 噴煙6000メートル 南日本放送 2019年1月17日 11:17

 
 屋久島町の口永良部島で17日午前9時すぎ爆発的噴火が発生し、噴煙が火口から6000メートルの高さまで上がりました。この噴火で火砕流が流れましたが、集落には達しておらず、けが人などの情報は入っていません。
 17日午前9時19分に口永良部島で爆発がありました。噴煙は火口から500メートルの高さまで上がり、雲に入りましたが、気象台によりますと気象衛星の画像で噴煙が火口から6000メートルの高さに上っているのを観測しました。この噴火で火砕流が火口から南西側と北西側に1.5キロ流れましたが、集落には達していません。大きな噴石は火口からおよそ1キロ飛散しました。
 屋久島町によりますとけが人などはいないということです。口永良部島で爆発的噴火が発生したのは先月18日以来30日ぶりです。口永良部島では噴火警戒レベル3の「入山規制」が継続しています。
気象台によりますと、今回の爆発的噴火は、レベル3の範囲内だということです。
 噴火は現在も継続中で、気象台は、新岳火口からおおむね2キロの範囲では、大きな噴石と火砕流に警戒を呼びかけています。口永良部島では2015年5月に爆発的噴火が発生し、噴火警戒レベルが5に引き上げられ、住民が一時全島避難しました。


2019年1月17日

口永良部島噴火 郵便局員「近くにも降灰 避難する」 NHKニュース 2019年1月17日 09:51

 
 火口から3キロほど離れた簡易郵便局の職員は「噴火のあと、郵便局の近くにも灰が降ってきていて、いまも黒い噴煙が上がっているのが確認できます。住民たちは山の状況を見ながら町が用意した避難所に次々と避難していて、自分もこれから避難するつもりだ」と話していました。
 【去年12月の噴火より大きい 島民は避難所に】口永良部島に住む屋久島町役場の出張所の職員、川東久志さんは「去年12月の噴火よりは大きな噴火で、ドンという衝撃があり、噴石も火砕流も発生したようです。今も山頂から噴煙が立て続けに流れていますが、今のところけがをした住民がいるという情報はありません。島民はそれぞれ避難所に向かっているところです」と話していました。
【小中学校 児童生徒24人けがなし】屋久島町教育委員会によりますと、口永良部島にある金岳小学校と金岳中学校では噴火が発生したときは授業中でしたが、児童生徒、それに教職員合わせて24人全員は、火口からおよそ4.5キロ離れた番屋ケ峰にある建物に避難してけがはないということです。


2019年1月17日

口永良部島が爆発的噴火 噴煙500m超 火砕流も発生 毎日新聞 2019年1月17日 09:47

 
 鹿児島県屋久島町の口永良部島(くちのえらぶじま)の新岳(しんだけ、626メートル)で17日午前9時19分ごろ、爆発的噴火が発生した。気象庁によると、噴煙は500メートル以上に達し、大きな噴石も飛散した。火砕流も発生したが居住地域には達しておらず、噴火警戒レベルは3(入山規制)を維持し、警戒を呼びかけている。同島での爆発的噴火は昨年12月18日以来。
 屋久島町は、防災無線で島民に噴火を知らせ、噴火時の指定避難所「番屋ケ峰」などへの自主避難を呼び掛けた。島内で大きな被害や負傷者は確認されていない。町によると、昨年11月末現在の島民は70世帯108人で、この他に工事関係者や観光客も島内にいる。
 漁業の後藤利幸さん(73)は「爆音がして外に出たら黒煙が上がり、火砕流が見えた。前回(昨年12月)より規模が大きかったようだ」と驚いた。古賀尚登さん(44)は「噴火した瞬間に灰が迫ってくる感じでやばいと思った」と避難所へ急いだ。番屋ケ峰に避難している約100人は落ち着いた様子という。
 気象庁は昨年8月15日に口永良部島で火山性地震が増加し、大きな噴火の恐れがあるとして噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から4(避難準備)に引き上げた。その後、居住地域に大きな被害が及ぶ噴火の可能性は低くなったとして同月29日に3に引き下げられたが、昨年10月から噴火が相次いでいた。


2019年1月17日

鹿児島 口永良部島で噴火 NHK 2019年1月17日 09:27

 
 気象庁は、さきほど、鹿児島県の口永良部島に「噴火速報」を発表しました。
 気象庁によりますと、午前9時19分ごろ、鹿児島県の口永良部島で、「噴火が発生した」ということです。
 住民や島を訪れている人は、身の安全を確保し今後の情報に注意してください。
 「噴火速報」は、すでに噴火が発生している火山では、より規模の大きな噴火が発生した場合に発表される情報です。
今後の火山活動に注意してください。
 口永良部島では去年8月、火山性地震が増加するなど火山活動が高まり、一時、噴火警戒レベルが「避難準備」を示す4に引き上げられました。
 その後レベルは「入山規制」を示す3に引き下げられましたが、去年10月以降、断続的に噴火が発生し、18日には爆発的な噴火も発生していました。
 気象庁は、新岳火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に、向江浜地区から新岳の南西にかけての沿岸の地区では火砕流に警戒するよう呼びかけていました。


2018年12月19日

口永良部島・新岳で爆発的噴火 全島民に一時自主避難呼び掛け 共同通信 2018年12月19日 00:57


 気象庁によると、18日午後4時37分ごろ、鹿児島県・口永良部島の新岳で爆発的噴火が発生した。噴煙は火口から約2千メートル上空で雲に入り、噴石の飛散や、火砕流が火口の西側に約1キロ流れたのが確認された。同県屋久島町によると、けが人や家屋の被害は確認されていない。町は一時全島民に自主避難を呼び掛けた。
 鹿児島地方気象台は同日、職員が上空からヘリコプターで火口周辺の状況を確認していた。火口の形状などに異常は見られなかったが「より規模の大きい噴火もあり得る」として、噴火警戒レベル3(入山規制)を維持し、火口約2キロ圏に警戒を呼び掛けていた。


2018年10月21日

鹿児島・口永良部島で小規模噴火 15年6月以来、レベル3維持 共同通信 10月21日 23:03


 鹿児島県屋久島町の口永良部島・新岳で21日、ごく小規模な噴火が相次いだ。気象庁によると、有色の噴煙が火口から200メートルの高さまで上がった。噴火の発生は2015年6月19日以来。被害は確認されず、噴火警戒レベル3(入山規制)は維持する。
 気象庁は新岳の火口から約2キロの範囲では大きな噴石が飛散したり、火砕流が発生したりする可能性があるとして警戒を呼び掛けた。
 気象庁によると、午後6時31分ごろと同9時10分ごろに発生。当初、乳白色の噴煙が100メートル上がり、2回目で灰色がかった色になり、200メートルの高さとなった。


2018年10月21日

口永良部島で小規模な噴火 3年ぶり、警戒レベル維持 朝日新聞 10月21日 22:02


 気象庁は21日、午後6時31分に鹿児島県屋久島町の口永良部(くちのえらぶ)島の新岳で、ごく小規模な噴火が発生したと発表した。新岳の噴火は2015年6月19日以来、約3年ぶり。
 福岡管区気象台によると、火口付近と山麓(さんろく)に設置した監視カメラで、乳白色の噴煙が約100メートル上がるのを確認したという。噴火警戒レベルは噴火前の3(入山規制)のまま維持する。同気象台は、新岳火口からおおむね2キロの範囲で、弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。
 新岳では8月、山麓付近の深さ約5キロを震源とする火山性地震が急増。15年の爆発的噴火の前にほぼ同じ場所で地震があったことなどから、一時、警戒レベルを4(避難準備)に引き上げていた。
 口永良部島では19日ごろから火山性地震は増加しているが、8月と同型の地震は起きておらず、レベルを上げないという。


2018年10月21日

〔口永良部島〕約3年ぶりにごく小規模な噴火 噴火警戒レベル3(入山規制)継続(10/21) レスキューナウニュース 10月21日 21:45


 福岡管区気象台と鹿児島地方気象台によると、鹿児島県の口永良部島では、きょう21日18:31頃、ごく小規模な噴火が発生し、有色の噴煙が100mまで上がりました。口永良部島の噴火は2015年6月19日以来、3年4か月ぶりとなります。
口永良部島では、この噴火の後、21:10頃から再び噴火が発生し、現在も継続しています。この間の最高噴煙高度は火口上200mとなっています。
口永良部島では8月以降、新岳火口のごく浅い場所を震源とする火山性地震の回数が増減を繰り返し、今月19日からは多い状態で経過するなど火山活動が高まった状態となっていることから、気象台では今後も火口周辺約2kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があるとして警戒・注意するよう呼びかけています。
なお、口永良部島の噴火警戒レベルはレベル3(入山規制)が継続しています。
 口永良部島では、2015年5月29日に噴煙が火口上9000m超に達する爆発的噴火が発生し、気象庁は噴火警戒レベル導入後初となるレベル5(避難)を発表、一時全島民が島外へ避難しました。
この噴火後、噴火警戒レベルは順次引き下げられ、今年(2018年)4月30日にはいったん噴火警戒レベル2(火口周辺規制)まで引下げられたものの、8月15日に新岳南西山麓付近で地震回数が増加したことから一時噴火警戒レベル4(避難準備)に引上げ、その後8月29日以降はレベル3(入山規制)となっています。


2018年4月18日

鹿児島 口永良部島 噴火警戒レベル2に引き下げも警戒継続 NHKニュース 2018年4月18日 13:19


 鹿児島県の口永良部島について、気象庁は18日午前、噴火警戒レベルを「3」から「2」に引き下げました。口永良部島では引き続き小規模な噴火の可能性があるとして火口周辺警報を継続し、火口からおおむね1キロの範囲で大きな噴石や火砕流に、火口の西側ではおおむね2キロの範囲で火砕流に警戒するよう呼びかけています。
 口永良部島は平成27年5月29日の爆発的な噴火で噴火警戒レベルが「避難」を示す「5」に引き上げられ、屋久島町は口永良部島の全域に避難指示を出し、住民全員が島外に避難しました。
 その後、おととし6月に入山規制を示す「3」に引き下げられ、同じ年の10月までに避難指示はすべて解除されました。
 そして、先月見直した噴火警戒レベルの判定基準を踏まえ、3年近く噴火が起きていないことなどから、18日午前11時、噴火警戒レベルを「3」から火口周辺規制を示す「2」に引き下げました。
 ただ、火山活動はやや高まった状態が続き、引き続き小規模な噴火が起きる可能性があるとして、気象庁は火口周辺警報を継続し、新岳の火口からおおむね1キロの範囲で大きな噴石と火砕流に、また地形的に火砕流が流れ下りやすい火口の西側ではおおむね2キロの範囲で火砕流に警戒するよう呼びかけています。


2018年4月18日

口永良部島、噴火警戒レベルを2に引き下げ 気象庁 朝日新聞 2018年4月18日 13:10


 気象庁は18日、2015年5月に噴火した鹿児島・口永良部(くちのえらぶ)島の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げた。15年6月を最後に噴火は発生しておらず、火山活動は落ち着いているという。
 同庁は今後も小規模な噴火の可能性はあるとして、火口周辺の約1キロ内では大きな噴石の飛散や火砕流への警戒が必要だと呼びかけている。


2018年4月18日

口永良部島、警戒レベル2に=気象庁 時事通信 2018年4月18日 12:19


 気象庁は18日、鹿児島県屋久島町・口永良部島の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げたと発表した。同島の新岳では2015年5月29日に爆発的噴火が発生し、全住民が一時、島外へ避難したが、同年6月19日のごく小規模な噴火を最後に噴火は起きていない。


2018年4月18日

<気象庁>口永良部・新岳の警戒レベル2に引き下げ 毎日新聞 2018年4月18日 11:53


 2015年5月に爆発的噴火をした鹿児島県・口永良部(くちのえらぶ)島の新岳(しんだけ)について、気象庁は18日、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げた。
 レベル変更は16年6月に5(避難)から3に引き下げて以来、1年10カ月ぶり。新岳では15年6月19日以降、噴火は確認されていない。引き続き小規模な噴火の可能性はあるとして、火口から1キロの範囲では噴石や火砕流(西側は2キロ)への警戒を呼びかけている。


2018年3月28日

3火山の警戒範囲見直し、気象庁 吾妻山と新燃岳、口永良部島 共同通信 03月28日 18:09


 気象庁は28日、吾妻山(山形、福島県)と霧島連山(宮崎、鹿児島県)の新燃岳、口永良部島(鹿児島県)の3火山で、噴火警戒レベルに応じた警戒範囲の設定を一部見直した。最近の噴火や新しい知見を考慮した。3火山とも、現在立ち入りが規制されている範囲に変更はない。29日午後2時から運用を始める。
 吾妻山は1950年の噴火などから、レベル2(火口周辺規制)の警戒範囲について火口から0.5キロを1.5キロに拡大した。現在のレベルは1(活火山であることに留意)。
 新燃岳では、59年、2008年、17年の噴火を踏まえ、レベル1〜3(入山規制)でそれぞれ警戒範囲を変更した。


2016年6月14日

口永良部島 警戒レベル3に引下げ 読売新聞 2016年6月14日 18:17


 気象庁は14日、鹿児島県屋久島町・ 口永良部 ( くちのえらぶ ) 島の噴火警戒レベルを最高の5(避難)から3(入山規制)に引き下げた。
 これを受け、町は全島民の帰島に向け、島内一部の集落に出している避難指示を解除する方針だ。昨年5月の爆発的噴火前の警戒レベルに、約1年ぶりに戻ることになる。


2016年6月14日

〔口永良部島〕爆発的噴火から約1年 噴火警戒レベル5(避難)から3(入山規制)へ引下げ レスキューナウ 2016年6月14日 18:15


 昨年5月29日に爆発的噴火が発生し、一時全島避難が発表されていた鹿児島県の口永良部島について、14日18:00、福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は噴火警報(火口周辺警報)を発表し、昨年5月29日から最高のレベル5(避難)としていた噴火警戒レベルをレベル3(入山規制)に引下げました。
■防災上の警戒事項
<新岳火口から概ね2kmの範囲>
【警戒】噴火に伴う大きな噴石および火砕流
<向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲>
【警戒】火砕流の流下
<風下側>
【注意】火山灰、小さな噴石、降雨時の土石流


2016年6月14日

〔口永良部島〕爆発的噴火から約1年 噴火警戒レベル5(避難)から3(入山規制)へ引下げ レスキューナウ 2016年6月14日 18:15


 昨年5月29日に爆発的噴火が発生し、一時全島避難が発表されていた鹿児島県の口永良部島について、14日18:00、福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は噴火警報(火口周辺警報)を発表し、昨年5月29日から最高のレベル5(避難)としていた噴火警戒レベルをレベル3(入山規制)に引下げました。
■防災上の警戒事項
<新岳火口から概ね2kmの範囲>
【警戒】噴火に伴う大きな噴石および火砕流
<向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲>
【警戒】火砕流の流下
<風下側>
【注意】火山灰、小さな噴石、降雨時の土石流


2016年6月14日

口永良部島 噴火警戒レベル3に引き下げ NHK 2016年6月14日 18:11


 去年5月に爆発的な噴火が発生した鹿児島県の口永良部島について、専門家などでつくる火山噴火予知連絡会は、「同じ程度の噴火の可能性はさらに低くなっている」とする検討結果をまとめました。これを受けて気象庁は去年の噴火以来初めて噴火警戒レベルをレベル5からレベル3に引き下げ、警戒が必要な範囲を火口からおおむね2キロの範囲に縮小しました。
 去年5月29日に爆発的な噴火が発生した口永良部島の新岳では、去年6月以降、噴火は発生しておらず、去年10月には警戒範囲が縮小されています。14日開かれた火山噴火予知連絡会では、火山の専門家などがその後の火山活動について検討しました。
 それによりますと、口永良部島では去年の噴火前から続いていた島の膨張状態が、ことし1月ごろから収縮に転じているとみられるほか、火山ガスの二酸化硫黄の放出量も去年の噴火前後と比べると、大幅に減った状態が続いているということです。また、去年の噴火前に温度が上昇していた新岳火口の西側の割れ目付近も、温度が低い状態が続いているということです。


2016年5月29日

口永良部島噴火から1年 依然一部地区に避難指示 NHK 05月29日 18:29


 鹿児島県の口永良部島で、爆発的な噴火が起きてから29日で1年です。今も噴火警戒レベル5の噴火警報が続き、一部の地区では避難指示が出されたままで、島の住民からは火山活動の終息を願う声が聞かれました。


2016年5月29日

<わが島>口永良部島噴火1年/上 「暮らしを取り戻そう」 /鹿児島 毎日新聞 05月29日 16:00


 全島避難を余儀なくした口永良部島・新岳(屋久島町)の爆発的噴火から29日で1年がたつ。手つかずの自然が残り、住民同士が物を分け合う、のどかな島の暮らしは一変。昨年末に一部を除いて避難指示が解除されるまで、多くの住民が不自由な避難生活を強いられた。帰島後も生活再建や人手不足など課題が山積する中、「わが島の暮らしを取り戻そう」と奮闘する住民たちの姿を追った。
 「苗も畝もなくなっている。また一からやり直しだ……」。口永良部島に一時帰島した昨年夏、自宅よりも先にサツマイモ畑に駆けつけた久木山栄一さん(37)は、畑の惨状に絶句した。


2016年5月29日

レベル5のまま…口永良部噴火1年 読売新聞 2016年5月29日 09:19


 鹿児島県屋久島町・ 口永良部 ( くちのえらぶ ) 島の新岳で爆発的噴火が発生し、全島避難が行われてから29日で1年を迎える。
 全島避難は昨年末に解除されたが、故障した観測機器の復旧の遅れなどにより、火山活動の危険度を示す「噴火警戒レベル」は最高の「5(避難)」のままで、いまだレベル引き下げの見通しは立っていない。
 口永良部島では昨年5月、9000メートル以上の噴煙や火砕流を伴う噴火が発生。現在も、火口から約2〜2・5キロ・メートルが、危険が及ぶ恐れのある「警戒範囲」になっている。範囲内の住民(7世帯15人)は、隣の屋久島で避難生活を続けたり、帰島しても自宅以外で生活したりしている。


2016年5月29日

口永良部噴火29日で1年 復興計画は夏以降か 南日本新聞 05月29日 09:00


 屋久島町・口永良部島の新岳が爆発的噴火し、住民が島外に避難してから29日で1年を迎える。昨年12月の全島避難解除で住民の8割が帰島し、人口100人余りの小さな島をいかに復興させるかが今後の課題だ。柱となる復興計画の策定は夏以降になるとみられている。
 昨年9月、町は復興対策本部を設置した。企画調整課によると、復興計画策定に向け、どのような事業ができるか各課の意見を集約している段階。「長期振興計画のような形にするのか、復興事業をまとめた形になるのかなど、まだ決まっていない」としている。
 町は防災態勢の強化をまずは優先し、関連のソフト事業の費用を計上した補正予算案を6月議会に提出する方針。復興関連のメニューが出そろうのは、9月議会以降になる見込みだ。


2016年5月29日

口永良部島の噴火から1年 活性化担う人材確保が課題 NHK 05月29日 06:48


 鹿児島県の口永良部島で爆発的な噴火が起きてから29日で1年になります。一時は島の全域に出された避難指示は、一部を除いて解除されていますが、島に戻った住民は噴火前の8割足らずで、島の活性化を担う人材をどのように確保し、復興につなげていくのかが課題となっています。
 鹿児島県屋久島町の口永良部島では、去年5月、爆発的な噴火が起きて、島の全域に避難指示が出され、すべての住民が、一時、島の外に避難しました。
去年12月に、避難指示は一部の地区を除いて解除されましたが、噴火のあと、診療所の唯一の医師が島を離れ医療の環境に不安を感じたり、再び噴火が起きることをおそれたりして、島に戻らなかった人もいます。
また、10世帯20人には、引き続き避難指示が出されていてこのうち7世帯10人は隣の屋久島の仮設住宅や鹿児島市などで避難生活を続けているため、島の住民は噴火前の8割足らずの108人にとどまっています。


2016年5月29日

<口永良部島>噴火1年、警戒レベル最高のまま 毎日新聞 05月29日 00:25


 鹿児島県屋久島町の口永良部島(くちのえらぶじま)は、86世帯137人が全島避難した新岳(しんだけ)の爆発的噴火から29日で1年を迎えた。昨年6月19日を最後に噴火が観測されず、火山活動は落ち着いたように見えるが、噴火警戒レベルは最高の5(避難)のまま。火口から2〜2.5キロの警戒範囲外の住民が昨年末から帰島できるようになったが、島に戻ったのは66世帯108人(3月末現在)にとどまっている。


2016年5月28日

口永良部島、噴火から1年 警戒レベル5続く 朝日新聞 05月28日 20:14


 口永良部(くちのえらぶ)島(鹿児島県屋久島町)の新岳(しんだけ)の爆発的噴火で全島民が避難してから29日で1年を迎える。町は昨年末に居住地域の大部分の避難指示を解除し、島民の約8割が帰島した。だが、気象庁は噴火警戒レベル5(避難)を維持し、一部地域の住民は仮設住宅などでの生活を続けている。
 気象庁によると、火山活動は昨年より低下したが、マグマの上昇を示す火山ガスは1日100トンほど出ており、同規模の噴火に警戒する必要がある。火山性地震を観測する地震計が噴火で壊れたため、噴火警戒レベル引き下げの判断も当面は難しく、気象庁は近く火口付近に地震計を設ける予定という。


2016年5月28日

解除後も続く避難生活=「つらい日々」「気を使う」―医師不在、口永良部噴火1年 時事通信 05月28日 14:27


 昨年5月の口永良部島(鹿児島県屋久島町)の新岳噴火から29日で1年。全島民の避難指示は同12月末、火口から2〜2.5キロ以内の警戒範囲地区などを除き解除され、66世帯108人が帰島できるようになった。しかし、警戒範囲内に自宅があり、いまだ島に帰れない人たちもいる。
 昨年夏、屋久島北部の宮之浦地区のゲートボール場に建てられた仮設住宅には今なお自宅に戻れない5世帯の30〜80代の8人が生活。73歳の男性は「持病の薬や季節が変わるので夏服を取りに自宅に戻りたいが、立ち入りができない」と声を落とす。すきま風が入るなどプレハブ住宅の住み心地について、「冬は寒さに耐えた。体力的にも精神的にもつらい日々だ」と訴える。
 一方、口永良部島では町営住宅や賃貸住宅などで仮住まいする警戒範囲地区の住人もいる。警戒が解除された本村地区の林信昭・元区長(70)は「小さな島だからこそ、仲間について考えなければいけない。何気ない発言一つひとつに気を使う」と話す。


2016年5月28日

口永良部噴火、5月29日で1年 住民8割 108人帰島 南日本新聞 05月28日 06:30


 屋久島町・口永良部島の全住民が島外に避難した新岳の爆発的噴火から29日で1年となる。火山活動の低下に伴い、町は昨年12月25日、全島避難を解除。火口近くの一部集落に避難指示は続くものの、爆発前の79%に当たる108人(66世帯)が島に戻った。県と町は全員の帰島に向け、ヘリポートの新設など防災インフラの整備を進める方針だ。
 昨年6月を最後に新岳の噴火はなく、気象庁は同10月、警戒範囲を火砕流の恐れがある火口周辺の2〜2.5キロ圏に縮小した。
 口永良部島の噴火警戒レベルは依然、最高の5のまま。


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