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阿蘇山 噴火警戒レベル 2から1へ引き下げ 2年半ぶり |
阿蘇山 噴火警戒レベル 2から1へ引き下げ 2年半ぶり福岡管区気象台 ・ 鹿児島地方気象台は、阿蘇山の火山活動が低下し、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候が認められなくなったとして、2017年2月7日14:00、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)から噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)に引下げる噴火予報を発表しました
また、火口内では、火山活動が活発なときには灰色だった湯だまりの色が緑色に変わり、湯だまりの量は 約 8割となっており、2016年10月12日の観測と比べると量が増加、2017年2月3日の気象台の調査で湯だまりの表面温度はおよそ 40度と低くなっていることも確認されていました 阿蘇山の噴火警戒レベルは、2014年8月30日にレベル 2(火口周辺規制)に引上げられて以降、2016年10月8日、中岳第 1火口で 36年ぶりとなる、火口から高さ 11,000mまで噴煙が上昇する爆発的噴火が発生、同日、レベル 3(入山規制)に引き上げられましたが、その後、火山ガスの放出量が減ったなどとして、2016年12月20日には、レベル 2に引き下げられていましたが、レベル 1(活火山であることに留意)まで下げられるのは、約 2年半ぶりのこととなります 気象台では、火口内では土砂や火山灰が噴出する可能性や火山ガスに注意が必要として、地元自治体などが設定している立入規制などに留意するよう呼びかけており、また、火口一帯は火山灰が堆積するなどしているため、阿蘇市などでつくる阿蘇火山防災会議協議会(会長・佐藤義興阿蘇市長)は当面、立ち入りは火口から 1.3キロの山上広場までとする立ち入り規制を継続する方針です なお、山上広場へのルートは現在、阿蘇市側からの県道阿蘇吉田線(坊中線)だけとなっています 噴火警戒レベル火山活動の状況に応じて警戒が必要な範囲や、とるべき防災対応を5段階に区分して発表する指標で、避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なります レベル1(活火山であることに留意) : 状況に応じて火口内への立入規制等 阿蘇山 最近の火山活動の状況 (都道府県名の記載ない市町村はすべて熊本県)2013年12月27日 火山性微動観測、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引上げ 2014年1月13日12:15 ごく小規模な噴火 2月19日まで断続的に噴火続く 3月12日 レベル1(活火山であることに留意)に引下げ 8月30日 現地調査でごく小規模な噴火を確認 レベル2(火口周辺規制)引上げ 11月25日 小規模な噴火 西は熊本市、東は大分県豊後大野市(火口から約40kmの範囲)まで降灰を観測、火口周辺では多量の降灰 以降5月21日まで断続的に噴火続く 2015年5月 8日 規模の大きな火山性地震、南阿蘇村で震度3を観測 8月 8日 5月21日以来のごく小規模な噴火 9月14日09:43 噴火 火口上2000mまで噴煙上昇 火口周辺の広い範囲に噴石が飛散 噴火警戒レベル3(入山規制)引上げ 以降10月23日まで噴火継続 11月24日14:00 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)引下げ 2016年2月17日から5月1日にかけて断続的に噴火 5月 1日05:45 ごく小規模な噴火、火口縁上300mまで噴煙上昇 10月 4日 火山性微動の振幅やや大きくなる 10月 7日 10:00頃から火山性微動の振幅さらに大きくなる 21:52 噴火 阿蘇市一の宮(中岳第一火口の北東側8km)で降灰観測 古坊中観測点(火口の西1.2km)で空振観測 10月 8日01:46 爆発的噴火 火口から高さ11000mまで噴煙上昇 香川県まで降灰観測 01:55 噴火警戒レベル3(入山規制)引上げ 12月20日14:00 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)引下げ 2017年2月 7日14:00 噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)引下げ |
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