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弾道ミサイル防衛 (BMD) イージスアショア 当初配備検討地


イージスアショア (陸上型イージス) 東西 2ヵ所配備 男鹿 佐渡 対馬 五島 他 2017年11月11日



イージスアショア施設 建設候補地 位置図
5月13日、弾道ミサイル防衛強化の一環として整備を検討している新型迎撃ミサイルシステムについて、日本政府が陸上配備型イージス(イージス・アショア)の導入に傾いていることがわかった。写真は、ルーマニアのデベセル空軍基地に配備された「イージス・アショア」のデッキハウス。2016年5月撮影
5月23日、米レイセオンと三菱電機、米ロッキード・マーチンと富士通の2陣営がそれぞれ、弾道ミサイル防衛の要であるイージスシステムのレーダーの共同開発を検討していることがわかった。写真はルーマニア・デべセル空軍基地に配置されている陸上配備型イージス。提供写真(2017年 ロイター)
北朝鮮の弾道ミサイルの脅威などに備えて新たに導入する陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、政府は、2023年度をめどに運用を開始する方針としており、主として、日本海側の地域に、東西 1基ずつ 計 2ヵ所に配備する方向で検討が進められています


陸上型イージス 「イージス・アショア」は、2基あれば日本列島をカバーできるとされており、本体費用は 1基 約 800億円と見込まれ、米国との協議で金額を確定させたうえで、2018年度当初予算案に基本設計費を計上する方針です


運用開始の時期については、小野寺五典防衛相は、「最速のスケジュールで導入したい」と述べており、2023年度からの前倒しが検討されています


既存の自衛隊施設内での配備を前提に候補地選びが進められており、2017年9月24日現在、
東日本は、
航空自衛隊 加茂分屯基地 (秋田県男鹿市)、
航空自衛隊 佐渡分屯基地 (新潟県佐渡市)、
西日本は、
航空自衛隊 海栗島分屯基地 (長崎県対馬市)、
航空自衛隊 福江島分屯基地 (長崎県五島市)
などが候補として挙がっていました
ミサイル巡洋艦レイク・エリーから発射されるRIM-161スタンダード・ミサイル(SM-3)
その後、「十分な敷地面積を確保する必要がある」(政府関係者)との判断から、陸上自衛隊の演習場を候補地とすることになり、2017年11月上旬、秋田県秋田市 新屋(あらや)演習場、山口県萩市 むつみ演習場の 2ヵ所が有力候補地として選定されました

(①地図)  イージスアショア施設 建設候補地 位置図
(②③写真) ルーマニアのデベセル空軍基地に配備された「イージス・アショア」のデッキハウス 2016年5月撮影
(④写真) ミサイル巡洋艦レイク・エリーから発射されるRIM-161スタンダード・ミサイル(SM-3)


(①地図) 「 海栗島 - Wikipedia 」 より編集 (②写真) 「 陸上型イージスが優勢、日本のミサイル防衛強化策=関係者 ロイター 05月13日 16:21 」 (③写真) 「 日米企業がイージスレーダーの共同開発を検討、ミサイル防衛強化=関係者 ロイター 05月23日 14:14 」 (④写真) 「 スタンダードミサイル - Wikipedia 」 より




下記は、航空自衛隊のレーダーサイト基地が候補となっていた際の、候補地情報です



航空自衛隊 航空警戒管制部隊 と 地対空誘導弾部隊



航空自衛隊 航空警戒管制部隊
航空自衛隊 地対空誘導弾部隊

防衛省 [JASDF] 航空自衛隊 航空自衛隊の概要 」 より




航空自衛隊 加茂分屯基地 (秋田県男鹿市)



航空自衛隊 加茂分屯基地 (秋田県男鹿市) 位置図
加茂分屯基地周辺の風景加茂分屯基地 航空機に対する警戒管制レーダー
航空自衛隊 加茂分屯基地(かもぶんとんきち、JASDF Kamo Sub Base)は、秋田県男鹿市男鹿中滝川国有地内に所在、秋田県の日本海に突き出した半島、男鹿半島の中央部にある男鹿三山(真山、本山、毛無山)の本山と毛無山に山頂地区に(レーダーサイトと、その東側山腹に庁舎地区の施設があります

加茂分屯基地は、第33警戒隊等が配置されている航空自衛隊三沢基地の分屯基地で、三沢基地に司令部を置く北部航空警戒管制団に所属、主な任務は、航空警戒管制レーダーなどにより、日本の領空に許可なく侵入するおそれのある航空機に対する警戒監視を24時間態勢で行うとともに、弾道ミサイルの警戒監視を行っています

(上地図) 航空自衛隊 加茂分屯基地 (秋田県男鹿市) 位置図 「 海栗島 - Wikipedia 」 より編集
(下写真) 「  24時間態勢で日本海空域を警戒監視する基地【加茂分屯基地】 | JASDF HEADLINE | [JASDF]航空自衛隊 」 より




航空自衛隊 佐渡分屯基地 (新潟県佐渡市)



妙見山からの眺望

(左写真) 妙見山からの眺望
航空自衛隊佐渡分屯基地 WEB SITE 」 より

航空自衛隊 佐渡分屯基地 (新潟県佐渡市)
FPS-5Bレーダーと雪上車


航空自衛隊 佐渡分屯基地(さどぶんとんきち、JASDF Sado Sub Base)は、新潟県佐渡市金井新保丙2-27に所在し、第46警戒隊が配置されている航空自衛隊入間基地の分屯基地です

標高 510mの両尾山(むろおやま)付近に庁舎があり、レーダーサイトは、以前は、金北山(きんぽくさん 標高 1,171.9m)山頂のJ/FPS-2を運用していましたが、現在は、2010年(平成22年)よりその西隣の妙見山(みょうけんさん 標高1,042m)山頂に建設された J/FPS-5にその役割が引き継がれています

(左上地図) 航空自衛隊 佐渡分屯基地 (新潟県佐渡市) 位置図 「 海栗島 - Wikipedia 」 より編集
(左下写真) FPS-5Bレーダーと雪上車
24時間態勢で日本海空域を警戒監視する基地【加茂分屯基地】 | JASDF HEADLINE | [JASDF]航空自衛隊 」 より




航空自衛隊 海栗島分屯基地 (長崎県対馬市)



海栗島の位置
海栗島の空中写真 (1977年撮影)

(上地図) 海栗島の位置
(下写真) 海栗島の空中写真 (1977年撮影)
 ともに 「 海栗島 - Wikipedia 」 より

海栗島(うにしま)は、対馬北端に隣接、長崎県対馬市に所在する小島で、面積 129,766m2、海岸線 約 4km、大韓民国(南朝鮮)まで直線距離で 約 40kmの国境の島です

海栗島(うにしま)の地名の由来は、良質なウニが採れることからと言われており、長崎県対馬市に所在する 6個の有人島のうち、対馬本島と埋め立てや橋梁で地続きとなっていないのはこの島だけです


海栗島(うにしま)は、全域が国有地となっており、航空自衛隊の海栗島分屯基地(西部航空方面隊西部航空警戒管制団第19警戒隊)となっており、関係者以外は上陸できません

従って、海栗島(うにしま)に民間人の住居はありませんが、防衛省の官舎があり、防衛省関係者が常駐(定住)していますので、有人島の分類となっています



航空自衛隊 福江島分屯基地 (長崎県五島市)



航空自衛隊 福江島分屯基地 (長崎県五島市) 航空自衛隊 福江島分屯基地(ふくえじまぶんとんきち JASDF Fukuejima Sub Base)は、長崎県五島市三井楽町嶽770-1、第15警戒隊が配置されている航空自衛隊春日基地の分屯基地です

長崎県福江島 北西端 標高 183mの京ノ岳山頂部に所在しています

(地図) 航空自衛隊 福江島分屯基地 (長崎県五島市) 位置図 「 海栗島 - Wikipedia 」 より編集


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関連情報サイト


防衛省 [JASDF] 航空自衛隊
防衛省 [JASDF] 航空自衛隊 航空自衛隊の概要
航空自衛隊 利用規約 (商用利用可)
RIM-174スタンダードERAM - Wikipedia
ミサイル防衛 - Wikipedia
イージス弾道ミサイル防衛システム - Wikipedia
加茂分屯基地 - Wikipedia
24時間態勢で日本海空域を警戒監視する基地【加茂分屯基地】 | JASDF HEADLINE | [JASDF]航空自衛隊
佐渡分屯基地 - Wikipedia
航空自衛隊佐渡分屯基地 WEB SITE
海栗島 - Wikipedia
福江島分屯基地 - Wikipedia

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2017年9月24日

陸上イージス、東西2基配備で検討 佐渡・対馬など候補 朝日新聞 2017年9月24日 03:02


 政府が、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威などに備えて新たに導入する陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、主に日本海側の地域に、東西1基ずつ計2カ所に配備する方向で検討していることがわかった。2023年度をめどに運用を開始する方針。複数の政府関係者が明らかにした。
 既存の自衛隊施設内での配備を前提に候補地選びを進めており、東日本は加茂分屯基地(秋田県男鹿市)と佐渡分屯基地(新潟県佐渡市)、西日本は海栗島分屯基地(長崎県対馬市)、福江島分屯基地(同県五島市)などが挙がっている。
 イージス・アショアは2基あれば日本列島をカバーできるとされる。本体費用は1基約800億円と見込まれ、米国との協議で金額を確定させたうえで、18年度当初予算案に基本設計費を計上する方針だ。運用開始の時期について、小野寺五典防衛相は「最速のスケジュールで導入したい」と述べており、23年度より早まる可能性もある。
 イージス・アショアは弾道ミサイルを大気圏外(宇宙空間)で迎撃する。政府は8月、米国からの購入を決定。日米防衛相会談でこの方針を米側に伝えた。


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