PM 加熱式たばこ iQOS (アイコス) 想定上回る売行き 人気急上昇中 |
PM 加熱式たばこ iQOS (アイコス) 想定上回る売行き 人気急上昇中フィリップモリス(PM)が販売している 加熱式タバコ 「iQOS」 (アイコス)が想定を上回る売行きとなっており、キットの累計販売台数は 100万台を突破しているとのことで、出遅れた JT(日本たばこ産業)も、数百億円の投資を計画、追従する動きとなっています
JTが 6000億円を投じて買収した 「ナチュラル ・ アメリカン ・ スピリット」 (アメスピ) の成長ブランドと言われる「アメスピ」の4~6月期の日本でのシェアは 1.6%に留まっており、iQOS (アイコス)の普及の速さがうかがえます 「iQOS」 (アイコス)は、2016年8月12日現在、日本を含め世界 7ヶ国で発売されていますが、全国規模で販売しているのは日本だけで、例えば、スイス 6都市での 2016年3月最終週でのヒートスティックの市場シェアは、推定 0.8%で、フィリップモリス(PM)は、2016年末までに、日本を含め 20ヶ国に販売国を拡大する計画を持っています 「iQOSキット」 (アイコスキット)は、スイスで設計された精密機械で、世界中の様々なサプライヤーから供給される多数の部品をマレーシアにある業務提携先工場で組み立てて製品化していますが、予想外の人気を受け、品薄な状況が続いており、限定品の 「ボルドーレッド」 は、ネットオークションで 5万円から 8万円で取引され、キャンペーンで割引が行われている通常の商品でも、定価 9980円に対し 1万5000円程度の値が付くなど、価格が高騰しています PMJでは、「部品供給 ・ 組立にいたるまで、現在生産体制立て直しに努めている」とするものの、予想を超える需要となっており、「現時点では完全な安定供給の具体的な時期は言えない」と言う状況になっています JT(日本たばこ産業)も追従する動きJT(日本たばこ産業)では、2016年8月1日、2016年12月期の国内のたばこ販売数量見通しを 1080億本から 1070億本(前年比 2.1%減)に引き下げました JTが行った調査では、2016年の喫煙者率は、男性が 29.7%となり、日本の喫煙人口は年々減少、2017年にも2000万人を割り込みそうな状況です 喫煙人口の減少による漸減傾向に加え、主力商品 「メビウス」 を値上げした影響が響いており、「iQOS」 (アイコス)の人気ぶりを見て、JTでは、2019年にかけて数百億円を投資、この分野でも数年内にナンバーワンを目指すとしています JTでは、異なる技術を用いた加熱式たばこ 「Ploom TECH」 (プルーム テック)を発売したものの、品薄でいったん販売を休止、2016年6月下旬、販売を再開、15日間で 10万件の注文が殺到したとのことで、生産整備などを整え、早期に全国販売、海外展開に踏み切りたいとしていますが、「まず始めた福岡とオンラインに出来るだけ早く届けられるように進めたい」との状況に留まっており、全国展開のタイムスケジュールを示せずにいます 英調査会社ユーロモニターの調査では、電子たばこ市場は、2014年に 80億ドルで、2010年からの 5年間で 8倍に拡大、2010年比で 2020年は、約 20倍に拡大する見通しです |
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