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公共料金 とは 定義


公共料金 とは 定義



「公共料金」がいかなるものであるかは、明確に定義され、消費者庁ホームページ 「1-1 公共料金とは 消費者庁」で、下記の様に明示されており、さらに言えば、我が国日本は、自由と民主主義、市場原理を基調とする資本主義国家ですと、その冒頭で明記されています


1-1 公共料金とは 消費者庁
 我が国は市場経済を基本としており、サービスの料金や商品の価格は、市場における自由な競争を通じて決められることが原則となっています。
 しかし、料金や価格の中には、国会、中央政府(以下「政府」という。)や地方公共団体といった公的機関が、その水準の決定や改定に直接関わっているものがあります。これらは総称して公共料金と呼ばれています。税金や社会保険料も公的機関が決めていますが、これはサービスや商品の対価としての料金や価格ではないため、公共料金には含まれません


つまり、「公共料金」 は、公的機関が直接その価格を決めているもの、もしくは、許認可しているものの内、対価をともなうことが必須で、対価をともなわなくてもよいのは、「税金や社会保険料」のみです


具体例として、同ページで、下記が列挙されています


分類
光熱関連 電気代、都市ガス代 等
交通関連 鉄道運賃、バス代、タクシー代、航空運賃、高速道路料金等
通信関連 はがき、封書、固定電話通信料 等
教育関連 国公立学校授業料、教科書 等
公衆衛生関連 水道料、診療代、介護料、入浴料 等
一般行政 登記手数料、自動車免許手数料、戸籍抄本手数料、印鑑証明手数料、パスポート取得料 等
その他 公営・(独)都市再生機構・公社家賃、たばこ 等


たまに勘違いされている方もいるようですが、当然、「NHK受信料」は「公共料金」 に含まれていません ・・・ 「等」に入ってるんだろって ・・・ これ程、事細かに、生活に密着する項目名全て列挙してくれている(さすが消費者庁)のに、「NHK受信料」のような大きな項目が、「等」にまとめられるわけないじゃないですか


この例を見れば一目瞭然、「公共料金」 であっても、全て、「サービスや商品」を受取った者が、つまり、受益者が、その受益分に応じてその「対価」を支払う ・・・ 受益者負担の原則 ・・・ 当たり前のことですよね

なんで、そんな当たり前のことをわざわざ書くか ・・・ 当たり前のことが理解できてないんじゃないか ・・・ と疑いたくなるような物言いをする方が、ごくまれにいらっしゃるもので


例えば、2016年3月22日、JAF(日本自動車連盟)が公表したところによると、ドライバーから寄せられた救援依頼のうち、「給油する燃料を入れ間違えた」というものが、2015年12月の1ヶ月間だけで、全国で 269件もあったとし、入れ間違いの原因で多いものの中に、「軽自動車は軽油と思った」というのが挙げられています

なくならぬ「軽自動車には軽油」 油種間違い救援依頼、月300件近く JAF 乗りものニュース 2016.03.29 」 より


信じ難いことですが、世の中には、一般常識では有り得ない事を、真実と(恐らく本人は大真面目に)信じ込んでいる人がいるのです


軽自動車だから軽(油)でしょって ・・・ NHK(日本放送協会)が、自ら盛んに宣伝している「公共放送」って言葉、「公共放送」の料金(NHK受信料)だから、公共(放送)料金でしょって ・・・ 公共(放送)料金って、払わないといけないでしょ ・・・ って、錯覚してくれることを狙っているのでしょうか

公共料金というのは、価格設定に公的機関が関与しているだけのことであって、お店でパンを買うのと同じ事で、自分が得たい商品、サービスを得ることの対価として支払うもの


オール電化の家に住んでて、都市ガスなんかちっとも使ってないのに、都市ガス代は公共料金ですからお支払い下さい ・・・ とか、うちはみなさまの~料金で成り立っています ・・・ みなさまに公平にご負担頂いてます ・・・ とか

電車なんか乗らないのに、何時でも乗れるよう電車を走らせていますので、毎月みなさまと同じ定額をお支払い下さい ・・・ とか、有り得ない話ですよね

電車代は、電車に乗る人が払って下さい ・・・ それが、「公共料金」 です

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