西武園ゆうえんち 埼玉県所沢市 走行中ジェットコースターの安全バーロック外れる
埼玉県所沢市「西武園ゆうえんち」のジェットコースターで、2012年9月、走行中に女性客(16)の安全バーのロックが解除された事故で、国土交通省の昇降機等事故調査部会は、2016年2月29日、ロックに使われる油圧装置の部品が金属疲労で破断、破断した部品は
26年間も交換されていなかったとする報告書を公表しました
事故は、宙返りや急降下のあるジェットコースター 「ループ ・ スクリューコースター」( 6両編成、定員 24人、全長 876メートル、最高時速
79キロ)で起き、女性客の座席でU字形の安全バーのロックが外れた約 380メートル地点は宙返りの後だったということで、女性客にけがはなく、他の座席に異常はありませんでした
調査によると、安全バーを固定する油圧シリンダー内の部品が折れており、部品はコースターが設置された 1986年以来、一度も交換した記録がなく、運転回数は
100万回を超えており、事故を受け、「西武園ゆうえんち」では、コースターの運転を取りやめています
国土交通省の昇降機等事故調査部会は、原因とみられる疲労破壊について、経年劣化に配慮した保守点検を行わせるよう国交省に求めています
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