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強毒アリ 「ヒアリ」 神戸港 路面の亀裂部分 複数箇所で 約 100匹発見


強毒アリ 「ヒアリ」 神戸港 路面の亀裂部分 複数箇所で 約 100匹発見 2017年6月18日



強毒アリ 「ヒアリ」 の特徴  (画像 環境省提供)

強毒アリ 「ヒアリ」 の特徴  (画像 環境省提供)

環境省は、2017年6月18日、強い毒を持つ外来種のアリ、「ヒアリ」 約 100匹が、神戸市の神戸港ポートアイランドのコンテナヤード、アスファルト舗装の亀裂部分 複数箇所で見つかったと発表しました


ヒアリは、2017年5月26日に兵庫県尼崎市で、中国からの貨物船で運ばれたコンテナ内部から国内初確認されており、環境省などが関連を調べています



強毒 「ヒアリ」 神戸港 路面の亀裂部分 複数箇所で 約 100匹発見 2017年6月18日
ヒアリが新たに見つかったコンテナヤード。4日後にはアカカミアリも発見された=神戸市中央区港島

(上) 「 強毒「ヒアリ」100匹発見 神戸港、路面の亀裂部分に 朝日新聞 2017年6月18日18時59分
(下) ヒアリが新たに見つかったコンテナヤード。4日後にはアカカミアリも発見された=神戸市中央区港島
【衝撃事件の核心】「しぬこともあります」中国から降臨、子牛も食う猛毒「殺人アリ」…はだし厳禁の〝神戸パニック〟 産経新聞 07月05日 09:54 」 より

環境省によると、今回発見されたのは、ヒアリが国内初確認されたコンテナが最初に荷揚げされた神戸港の一時保管場所から 20~30メートルほど離れた複数箇所で、アスファルトが割れ、土が露出した部分に集団でいたのを 2017年6月16日に見つけ、18日にヒアリと確認、殺虫剤をまくなどの緊急防除をしました


現場は立ち入りが規制されている区域で、住宅街からは 1キロ程度、女王アリや卵は確認できなかったということです



国内で最初に発見された 強毒アリ 「ヒアリ」 (アカヒアリ 火蟻) は



ヒアリ (アカヒアリ 火蟻) は、日本国内では、2017年5月26日、兵庫県尼崎市南部で中国広州市の南沙港から貨物船で運ばれたコンテナ 1個(長さ 約 12メートル)の中から発見され、環境省外来生物対策室によると、「確認できただけで数百匹以上。卵や幼虫、さなぎもいた。コロニー(集団)をつくっていた。家電製品が入っていたコンテナだった」ということです

貨物船は、2017年5月15日に南沙港を出港、2017年5月20日、運ばれてきたコンテナは、兵庫県神戸市 ポートアイランドに陸揚げされ、2017年5月25日まで保管、その後、神戸市から車両で兵庫県尼崎市南部まで運び、2017年5月26日、積み荷を取り出す際に、アリのコロニーが発見され、通関業者が近畿地方環境事務所に報告、アリのサンプル検査をすることになり、その後、神戸市東灘区に陸送、2017年6月1~5日に業者がアリを死滅させた後、2017年6月9日、ヒアリと確定しています



強毒アリ 「ヒアリ」 (アカヒアリ 火蟻) が コンテナの外に広がった可能性は



環境省は、「ヒアリが見つかった貨物が日本に到着してから消毒までの間に、周辺地域に侵入してしまった可能性も否定できない」とし、このため、コンテナが一時的に置かれていた神戸市内 2ヵ所と尼崎市南部の 1ヵ所の周辺に、アリ専用の捕獲トラップを置く緊急対応を取っています

ただし、過去に届いたコンテナにヒアリが付着していて気付いていない可能性や、今後、同じように付着してくるリスクもある、として広く注意を呼び掛けています



国内で初発見 尼崎のヒアリは 500匹超 女王アリも 2匹 確認 環境省発表 2017年7月5日



兵庫県尼崎市で見つかったヒアリ(左から雄、働きアリ、女王アリ)(兵庫県立人と自然の博物館提供)

兵庫県尼崎市で見つかったヒアリ
(左から雄、働きアリ、女王アリ)
(兵庫県立人と自然の博物館提供)

環境省は、2017年7月5日、兵庫県尼崎市のコンテナ内で国内で初めて見つかった「ヒアリ」は 500匹超だったと発表しました

発見後に消毒処分をしたため全て死骸となっており、大半は雌の働きアリですが、卵を産んで繁殖する 女王アリ 2匹と 雄 5匹も確認され、コロニーを形成していたことをうかがわせています

働きアリは一般的には雌で、雄と女王アリがいると繁殖の条件が整っていたことになります


環境省は、当初から女王アリが交じっていることも想定して対策を講じているとし、「今回の確認でリスクが高まったわけではない」としています

環境省によると、南米原産で強い毒を持つヒアリが見つかったコンテナは神戸港(神戸市)から運ばれ、荷主が 2017年5月下旬に尼崎市内でコンテナを開けたところ、さなぎや幼虫を含むヒアリが多数いたため、すぐにコンテナを閉じて消毒処分を行った上で専門機関に分析を依頼していました

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参考情報


fire antの意味 - 英和辞典 Weblio辞書
ヒアリ - Wikipedia

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2017年6月18日

強毒「ヒアリ」100匹発見 神戸港、路面の亀裂部分に 朝日新聞 2017年6月18日18時59分


 環境省は18日、強い毒を持つ外来種のアリ「ヒアリ」が神戸市の神戸港(ポートアイランド)のコンテナヤードで見つかったと発表した。約100匹がアスファルト舗装の亀裂部分にいたという。ヒアリは5月26日に兵庫県尼崎市で、中国からの貨物船で運ばれたコンテナ内部から国内初確認されており、環境省などが関連を調べている。
 環境省によると、今回は、ヒアリが国内初確認されたコンテナが最初に荷揚げされた神戸港の一時保管場所から20~30メートルほど離れた複数箇所で発見された。アスファルトが割れ、土が露出した部分に集団でいたのを16日に見つけ、18日にヒアリと確認。殺虫剤をまくなどの緊急防除をした。女王アリや卵は確認できなかったという。現場は立ち入りが規制されている区域で、住宅街から1キロ程度。


2017年6月16日

強毒ヒアリ、刺されたらどうする? 専門家に聞く 神戸新聞 2017年6月16日


 強い毒を持ち、人が刺されると死に至ることもあるという南米原産の「ヒアリ」が5月26日、国内で初めて兵庫県尼崎市内で発見された。ヒアリは米国や中国、オーストラリアなどへ侵入して定着し、死者も出ている。ヒアリとはどんなアリなのか。もし刺されたら、どう対処すればいいのか。環境省や専門家に取材した。(中島摩子、貝原加奈)
 −どんなアリ?
 「赤茶色の小型のアリで、腹部は黒っぽい赤色。体長は2・5〜6ミリと、ばらつきがある。攻撃性が強く、漢字では『火蟻』と記し、刺されるとやけどのような激しい痛みが起きるという。体質によっては急性アレルギー反応を起こすため、環境省などは『米国ではこれまでに多くの死者が出ている』と警戒している。人体にとって危険な生物として特定外来生物に指定されている」


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