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元号 一覧


元号 一覧



項番 時代 元号 読み 始期 期間 天皇 改元理由 ・ 契機
1 飛鳥 大化 たいか 645 6 孝徳 天下安寧、政化敷行
2 白雉 はくち 650 5 穴戸国の国司が白雉を献上した祥瑞 ※
654 32 孝徳天皇の崩御後、新たな元号は定められず
3 朱鳥 しゅちょう
すちょう
あかみどり
686 1 天武 (不明)
686 15 天武天皇の崩御後、新たな元号は定められず
4 大宝 たいほう
だいほう
701 4 文武 対馬国から金が献上された事
5 慶雲 けいうん
きょううん
704 5 文武
元明
西楼上に慶雲を見た祥瑞
6 和銅 わどう 708 8 元明 武蔵国より和銅が献上された祥瑞
7 奈良 霊亀 れいき 715 3 元正 元正天皇の即位、左京職より瑞亀が献上された祥瑞
8 養老 ようろう 717 8 美濃国の美泉の祥瑞
9 神亀 じんき 724 6 聖武 白亀を献上された祥瑞
10 天平 てんぴょう 729 21 左京職が背に「天王貴平知百年」と文のある亀を献上した祥瑞
11 天平
感宝
てんぴょう
かんぽう
749 1 陸奥国から黄金を献上された祥瑞
12 天平
勝宝
てんぴょう
しょうほう
749 9 孝謙 孝謙天皇即位
13 天平
宝字
てんぴょう
ほうじ
757 9 孝謙
淳仁
称徳
宮中で蚕が「五月八日開下帝釋標知天皇命百年息」の文字を成し、駿河国でも瑞字を生じた祥瑞
14 天平
神護
てんぴょう
じんご
765 3 称徳 称徳天皇重祚 ※
15 神護
景雲
じんご
けいうん
767 4 慶雲の祥瑞
16 宝亀 ほうき 770 12 光仁 肥後国より白亀が献上された祥瑞
17 天応 てんおう
てんのう
781 2 光仁 美雲の祥瑞
18 延暦 えんりゃく 782 25 桓武 桓武天皇践祚 ※
19 平安 大同 だいどう 806 5 平城
嵯峨
平城天皇践祚
20 弘仁 こうにん 810 15 嵯峨
淳和
嵯峨天皇践祚
21 天長 てんちょう 824 11 淳和 淳和天皇践祚
22 承和 じょうわ
しょうわ
834 15 仁明 仁明天皇践祚
23 嘉祥 かしょう
かじょう
848 4 仁明
文徳
豊後国から白亀が献じられた瑞祥
24 仁寿 にんじゅ 851 4 文徳 文徳天皇即位、白亀・甘露の瑞祥
25 斉衡 さいこう 854 4 石見国から醴泉の瑞を献上された
26 天安 てんあん
てんなん
857 3 文徳
清和
美作国・常陸国両国より白鹿、連理の樹が献上された祥瑞
27 貞観 じょうがん 859 19 清和
陽成
清和天皇践祚
28 元慶 がんぎょう 877 9 陽成
光孝
陽成天皇践祚、白雉・白鹿献上の瑞祥
29 仁和 にんな
にんわ
885 5 光孝
宇多
光孝天皇践祚
30 寛平 かんぴょう
かんぺい
かんへい
889 10 宇多
醍醐
宇多天皇践祚
31 昌泰 しょうたい 898 4 醍醐 醍醐天皇践祚による改元
32 延喜 えんぎ 901 23 辛酉革命 ※、天変
33 延長 えんちょう 923 9 醍醐
朱雀
水潦、疾疫
34 承平 じょうへい
しょうへい
931 8 朱雀 朱雀天皇践祚
35 天慶 てんぎょう
てんきょう
938 10 朱雀
村上
厄運、地震、御慎
36 天暦 てんりゃく 947 11 村上 村上天皇践祚
37 天徳 てんとく 957 5 水旱 ※
38 応和 おうわ 961 4 辛酉革命、皇居火災など
39 康保 こうほう 964 5 村上
冷泉
甲子革令 ※、旱魃
40 安和 あんな
あんわ
968 3 冷泉
円融
冷泉天皇践祚
41 天禄 てんろく 970 4 円融 円融天皇践祚
42 天延 てんえん 974 4 天変、地震
43 貞元 じょうげん 976 3 火災、地震
44 天元 てんげん 978 6 災変、陽五厄
45 永観 えいかん 983 3 円融
花山
干魃、皇居火災な
46 寛和 かんな
かんわ
985 3 花山
一条
花山天皇践祚
47 永延 えいえん 987 3 一条 一条天皇践祚
48 永祚 えいそ 989 2 彗星、地震など天変災異
49 正暦 しょうりゃく 990年 6 大風、天変
50 長徳 ちょうとく 995 5 疾疫、天変
51 長保 ちょうほう 999 6 天変、炎旱
52 寛弘 かんこう 1004 9 一条
三条
天変地妖
53 長和 ちょうわ 1013 6 三条
後一条
三条天皇践祚
54 寛仁 かんにん 1017 5 後一条 後一条天皇践祚
55 治安 じあん 1021 4 辛酉革命
56 万寿 まんじゅ 1024 5 甲子革令
57 長元 ちょうげん 1028 10 後一条
後朱雀
疫病、炎旱
58 長暦 ちょうりゃく 1037 4 後朱雀 後朱雀天皇践祚
59 長久 ちょうきゅう 1040 5 災変、内裏焼失
60 寛徳 かんとく 1044 3 後朱雀
後冷泉
疾疫、干魃
61 永承 えいしょう
えいじょう
1046 8 後冷泉 後冷泉天皇践祚
62 天喜 てんき
てんぎ
1053 6 天変、怪異
63 康平 こうへい 1058 8 大極殿、法成寺の火災
64 治暦 じりゃく 1065 5 後冷泉
後三条
旱魃、三合厄
65 延久 えんきゅう 1069 6 後三条
白河
後三条天皇践祚
66 承保 じょうほう
しょうほう
1074 4 白河 白河天皇践祚、三合厄
67 承暦 じょうりゃく
しょうりゃく
1077 5 旱魃、疱瘡の流行
68 永保 えいほう 1081 4 辛酉革命
69 応徳 おうとく 1084 4 白河
堀河
甲子革令
70 寛治 かんじ 1087 8 堀河 堀河天皇践祚
71 嘉保 かほう 1095 3 疱瘡の流行
72 永長 えいちょう 1097 2 天変、地震(永長地震)
73 承徳 じょうとく
しょうとく
1097 3 天変、地震
74 康和 こうわ 1099 6 地震(康和地震)、疾病
75 長治 ちょうじ 1104 3 天変
76 嘉承 かしょう
かじょう
1106 3 堀河
鳥羽
彗星の出現
77 天仁 てんにん 1108 3 鳥羽 鳥羽天皇践祚
78 天永 てんえい 1110 4 彗星の出現
79 永久 えいきゅう 1113 6 天変、兵革、疫疾など
80 元永 げんえい 1118 3 天変、疾疫
81 保安 ほうあん 1120 5 鳥羽
崇徳
天変、厄運
82 天治 てんじ 1124 3 崇徳 崇徳天皇践祚
83 大治 だいじ 1126 6 疱瘡の流行
84 天承 てんしょう
てんじょう
1131 2 炎旱、天変
85 長承 ちょうしょう 1132 4 疾疫、怪異
86 保延 ほうえん 1135 7 飢饉、疫疾、洪水
87 永治 えいじ 1141 2 崇徳
近衛
辛酉革命
88 康治 こうじ 1142 3 近衛 近衛天皇践祚
89 天養 てんよう 1144 2 甲子革令
90 久安 きゅうあん 1145 7 彗星の出現
91 仁平 にんぺい
にんぴょう
1151 4 彗星の出現
92 久寿 きゅうじゅ 1154 3 近衛
後白河
変異、厄運
93 保元 ほうげん 1156 4 後白河
二条
後白河天皇践祚
94 平治 へいじ 1159 2 二条 二条天皇せ践祚
95 永暦 えいりゃく 1160 2 兵乱
96 応保 おうほう
おうほ
1161 3 疱瘡の流行
97 長寛 ちょうかん 1163 3 天変、疱瘡
98 永万 えいまん 1165 2 二条
六条
天変、怪異、疾疫など
99 仁安 にんあん 1166 4 六条
高倉
六条天皇践祚
100 嘉応 かおう 1169 3 高倉 高倉天皇践祚
101 承安 しょうあん 1171 5 災変、厄会
102 安元 あんげん 1175 3 疱瘡の流行
103 治承 じしょう 1177 5 高倉
安徳
大極殿の火災、天変
104 養和 ようわ 1181 2 安徳 安徳天皇践祚
105 寿永 じゅえい 1182 3 安徳
後鳥羽
飢饉、兵革、病事
106 元暦 げんりゃく 1184 2 後鳥羽 後鳥羽天皇践祚
107 鎌倉 文治 ぶんじ 1185 6 後鳥羽 地震(文治地震)による改元
兵革を理由とする説もあり
108 建久 けんきゅう 1190 10 後鳥羽
土御門
三合
109 正治 しょうじ 1199 3 土御門 土御門天皇践祚
110 建仁 けんにん 1201 4 辛酉革命
111 元久 げんきゅう 1204 3 甲子革令
112 建永 けんえい 1206 2 赤斑瘡を原因とする説、摂政・九条良通の急死を原因とする説がある
113 承元 じょうげん 1207 5 土御門
順徳
三合を原因とする説、疱瘡を原因とする説がある
114 建暦 けんりゃく 1211 3 順徳 順徳天皇践祚
115 建保 けんぽう 1214 7 地震による改元と見られている
116 承久 じょうきゅう 1219 4 順徳
仲恭
後堀河
旱魃と三合
117 貞応 じょうおう 1222 3 後堀河 後堀河天皇践祚
118 元仁 げんにん 1224 2 天変炎旱
119 嘉禄 かろく 1225 3 『吾妻鏡』は疱瘡流行に伴う写経記事の翌日(元仁2年5月2日)条に改元の詔書が届いたことが記されていることから、通常は疱瘡によると解されているが、(『明月記』嘉禄元年4月15日条)では、「元仁」改元を知った武家(鎌倉幕府)が「不快」の念を伝えてきたことがきっかけであったとされている (「 嘉禄 - Wikipedia 」 より)
120 安貞 あんてい 1228 3 天変が相次いだため、また、三合や疱瘡の流行
121 寛喜 かんき 1229 4 天災、飢饉
122 貞永 じょうえい 1232 2 後堀河
四条
(不明)
123 天福 てんぷく 1233 2 四条 (不明)
124 文暦 ぶんりゃく 1234 2 天変地震
125 嘉禎 かてい 1235 4 地震頻発
126 暦仁 りゃくにん 1238 2 天変
127 延応 えんおう 1239 2 天変や地震
128 仁治 にんじ 1240 4 四条
後嵯峨
彗星、地震、旱魃などによ
129 寛元 かんげん 1243 1243 後嵯峨
後深草
後嵯峨天皇践祚
130 宝治 ほうじ 1247 3 後深草 後深草天皇践祚
131 建長 けんちょう 1249 8 天変や火災
132 康元 こうげん 1256 2 赤斑瘡による改元とみられている
133 正嘉 しょうか 1257 3 太政官庁などの施設の焼失が相次いだことによる
134 正元 しょうげん 1259 2 後深草
亀山
(不明)
135 文応 ぶんおう 1260 2 亀山 亀山天皇践祚
136 弘長 こうちょう 1261 4 辛酉革命
137 文永 ぶんえい 1264 12 亀山
後宇多
甲子革令
138 建治 けんじ 1275 4 後宇多 (不明)
139 弘安 こうあん 1278 11 後宇多
伏見
疫病による改元とみられている
140 正応 しょうおう 1288 6 伏見 伏見天皇践祚
141 永仁 えいにん 1293 7 伏見
後伏見
天変と関東の地震
142 正安 しょうあん 1299 4 後伏見
後二条
後二条天皇践祚
143 乾元 けんげん 1302 2 後二条 後二条天皇践祚による改元
144 嘉元 かげん 1303 4 彗星と日照り
145 徳治 とくじ 1307 3 後二条
花園
天変
146 延慶 えんきょう 1308 4 花園 花園天皇践祚
147 応長 おうちょう 1311 2 疫病
148 正和 しょうわ 1312 6 天変地震
149 文保 ぶんぽう 1317 3 花園
後醍醐
大地震など
150 元応 げんおう 1319 3 後醍醐 後醍醐天皇践祚
151 元亨 げんこう 1321 4 辛酉革命
152 正中 しょうちゅう 1324 3 甲子革令
153 嘉暦 かりゃく 1326 4 疫病と地震
154 元徳 げんとく 1329
※. 大覚寺統:3年
持明院統:4年
元徳3年(1331年)、後醍醐天皇(大覚寺統)の倒幕計画発覚後、天皇は「元弘」に改元した。
しかし、鎌倉幕府は改元を認めず、「元徳」を使い続けるとともに光厳天皇(持明院統)を擁立した。
155 大覚寺統 元弘 げんこう 1331 4 後醍醐 (不明)
156 持明院統 正慶 しょうきょう
しょうけい
1332 2 光厳 光厳天皇践祚
157 南北朝
室町
建武 けんむ 1334 後醍醐 (不明)
南朝:3年
北朝:5年
158 南朝
(大覚寺統)
延元 えんげん 1336 5 後醍醐
建武の乱
建徳以降の元号は改元史料を欠き、正確な始期を明らかにし難い為、以降は、『続史愚抄』『南朝公卿補任』以来の通説を掲げています
159 興国 こうこく 1340 7 後醍醐
後村上
後村上天皇践祚による改元とみられている。 また神武天皇即位2000年を記念したもの
160 正平 しょうへい 1347 25 後村上
長慶
長慶天皇践祚による改元とみられている
161 建徳 けんとく 1370 3 長慶 長慶天皇践祚による改元とみられている
162 文中 ぶんちゅう 1372 4 災異による改元とみられている
163 天授 てんじゅ 1375年 7 地震災害による改元か
164 弘和 こうわ 1381 4 長慶
後亀山
辛酉革命
165 元中 げんちゅう 1384 9 後亀山 後亀山天皇践祚および甲子革令
※.元中9年(1392年)、後亀山天皇が退位して南北朝合一が成った(明徳の和約)。元号は「明徳」に統一された。
166 北朝
(持明院統)
暦応 りゃくおう
れきおう
1338 5 光明 (不明)
※.「延元」への改元・南朝成立後も、北朝・足利方では引き続き「建武」の元号を使用した。
167 康永 こうえい 1342 4 光明 天変や疫病
168 貞和 じょうわ
ていわ
1345 6 光明
崇光
天変や疫病
169 観応 かんのう
かんおう
1350 3 崇光 崇光天皇践祚
170 文和 ぶんな
ぶんわ
1352 5 後光厳 後光厳天皇践祚
171 延文 えんぶん 1356 6 兵革 ※
172 康安 こうあん 1361 2 (不明)
173 貞治 じょうじ
ていじ
1362 7 天変や兵革
174 応安 おうあん 1368 8 後光厳
後円融
疫病や天変
175 永和 えいわ 1375 5 後円融 後円融天皇践祚
176 康暦 こうりゃく 1379 3 疫病や兵革
177 永徳 えいとく 1381 4 後円融
後小松
辛酉革命
178 至徳 しとく 1384 4 後小松 甲子革令
179 嘉慶 かきょう
かけい
1387 3 疫病
180 康応 こうおう 1389 2 病事による改元とみられている
181 明徳 めいとく 1390 5 天変や兵革
182 南北朝合一後 応永 おうえい 1394 35 後小松
称光
疫病(疱瘡)の流行
183 正長 しょうちょう 1428 2 称光
後花園
称光天皇践祚
184 永享 えいきょう 1429 13 後花園 後花園天皇践祚
185 嘉吉 かきつ 1441 4 辛酉革命
186 文安 ぶんあん 1444 6 甲子革令
187 宝徳 ほうとく 1449 4 (不明)
188 享徳 きょうとく 1452 4 三合の厄を避けるため
189 康正 こうしょう 1455 3 (不明)
190 長禄 ちょうろく 1457 4 (不明)
191 寛正 かんしょう 1461 7 後花園
後土御門
飢饉
192 文正 ぶんしょう 1466 2 後土御門 後土御門天皇践祚
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
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※. 祥瑞 しょう ずい めでたいことのあるしるし。吉兆。瑞祥。
重祚 じゅうそ 一度位を退いた天子が再び位につくこと。
践祚 せんそ 皇嗣(こうし)が天皇の地位をうけつぐこと。
水旱 すい かん 洪水と日照り。それによる災害。
辛酉革命 しんゆうかくめい 辛酉(かのととり、しんゆう)は、干支の一つで、干支の組み合わせの58番目、前は庚申、次は壬戌である。
辛酉は天命が改まる年とされ、王朝が交代する革命の年で辛酉革命という。 日本において辛酉の年に改元する習わしは、政治的変革が起るのを防ぐ目的で、三善清行の提唱により平安時代の昌泰4年(901年)の辛酉の年に元号を「延喜」と改めたことから始まった。 (「 辛酉 - Wikipedia 」 より)
甲子革令 かっしかくめい 日本では孝徳天皇のときに大化の元号が採用され(A.D.645),それ以後この制度が行われた。 中国における改元の理由のほかに,日本では中国の緯書にもとづく辛酉革命,甲子革令の説によって,辛酉および甲子の年に改元することが王朝時代からはじまった。 (「 甲子革令(かっしかくめい)とは - コトバンク 」 より)
兵革 へいかく 戦争

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2019年4月2日

「英弘」「久化」「広至」「万和」「万保」 新元号原案の全6案判明 毎日新聞 2019/04/02 11:21


 政府が「平成」に代わる新元号の候補案として1日の「元号に関する懇談会」などに提示した六つの原案に、新元号に決定した「令和(れいわ)」のほか、「英弘(えいこう)」「久化(きゅうか)」「広至(こうし)」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」の5案があった。政府関係者が2日、明らかにした。
 関係者によると、「英弘」の出典は国書。「広至」は中国最古の詩集「詩経」からの引用で、国書にも典拠がある。「万和」は中国の詩文集「文選(もんぜん)」ともう一つの漢籍にも典拠がある。「万保」も漢籍が出典という。六つの案のうち3案は漢籍、3案は国書を出典としている。複数の関係者によると、国書は「令和」の出典となった万葉集のほか、日本書紀、さらに古事記もあるという。
 政府は、3月14日付で学識者に新元号の考案を正式に委嘱。候補案を6案に絞り込み、1日の有識者9人による「元号に関する懇談会」、衆参両院の正副議長、全閣僚会議にそれぞれ提示した。
 最終的には、安倍晋三首相が全閣僚会議で一任を受け、最も賛同が多かった「令和」に決め、続く臨時閣議で新元号を定める政令を閣議決定した。首相は1日夜のテレビ朝日の番組で「(懇談会の)全員から国書を選ぶべきだと意見があり、多くが令和を支持した」と説明した。
 政府は令和以外の原案について、その数や内容、考案者を公表していない。しかし、委嘱した学識者は、万葉集研究で知られる中西進・大阪女子大名誉教授(89)=日本文学▽石川忠久・元二松学舎大学長(86)=中国文学▽池田温・東京大名誉教授(87)=中国史――らだったとみられる。関係者によると、令和は中西氏、万和は石川氏の案とみられる。


2019年4月1日

248番目の新元号「令和」/大化から平成まで一覧 日刊スポーツ 2019/04/01 08:31


 菅義偉官房長官は1日、官邸で会見し、「平成」に代わる新元号を発表する。
 1日午前9時半から開いた有識者懇談会で、ノーベル医学生理学賞を受賞した京大の山中伸弥教授、直木賞作家の林真理子さんらから意見を聴取。大島理森衆院議長、伊達忠一参院議長の意見聴取も踏まえ、全閣僚会議で協議、臨時閣議で新元号を決定する。
 日本の歴代元号は以下の通り。
 日本の歴代元号
 元号  西暦
----------------
<飛鳥時代>
1 大 化  645 
2 白 雉  650 
3 朱 鳥  686 
4 大 宝  701 
5 慶 雲  704 


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