仮想通貨 「MUFGコイン」 三菱UFJ銀行 2017年秋 発行 |
仮想通貨 「MUFGコイン」 三菱UFJ銀行 2017年秋 発行 2016年6月10日三菱UFJ銀行は、2017年秋、ITを活用した金融サービス 「フィンテック」の一環として、大手行では世界初となる独自開発の仮想通貨 「MUFGコイン」 を広く一般の利用者向けに発行します MUFGコインは、利用者同士が手軽にやり取りをしたり、割安な手数料で外貨に交換したりでき、信用力の高いメガバンクの本格参入で、仮想通貨の裾野が広がりそうです MUFGコインは、利用者が、三菱UFJ銀行の口座にある預金を「1コイン=1円」の比率でMUFGコインに交換、スマートフォンのアプリに取り込むなどして使用します 利用者同士はわずかな手数料でコインをやり取りできることから、会食後の「割り勘」などでの利用が想定されており、また、空港で外貨に換えて引き出すこともでき、手数料も大幅に安くなるということです 「Suica」(スイカ)など、前払い式の電子マネーと似ていますが、利用者同士がネットを通じて「送金」できる点などが異なります 三菱UFJ銀行では、コインを取り込んだスマホをかざせば現金を引き出せる新型ATMの開発も進めており、2018年春から順次、配備する予定で、実現すれば、同行に口座を持たなくても、スマホに取り込んだコインをATMで現金化できるようになるとのことです さらに、さまざまな店舗と提携して支払いにコインを使えるようにする他、ポイント制を導入する構想もあり、将来的には、コインを中心とする「商圏」の構築につなげたい考えです 三菱UFJ銀行 仮想通貨取引所 米コインベース 出資 2016年7月8日三菱東京UFJ銀行は、2016年7月8日、仮想通貨の世界最大の取引所を運営する米コインベースに、三菱UFJ銀、三菱UFJキャピタル、米ベンチャーキャピタルのソーゾー ・ ベンチャーズが、1050万ドル(約 11億円)を出資する出資することを公表しました 仮想通貨はインターネット上の送金や決済に利用されており、時価総額は 2015年末時点で 約 7400億円に上るとされますが、邦銀が仮想通貨取引業者に出資するのは初めてで、三菱東京UFJ銀行は、今回の資本提携を通じ、情報技術(IT)を活用した新たな金融サービス「フィンテック」のノウハウを蓄積したいとしています コインベースは、カリフォルニア州に拠点を置くベンチャー企業で、ニューヨーク証券取引所などから出資を受け、仮想通貨と金銭を交換する取引所を運営、世界 32ヶ国で事業を展開していますが、日本には進出していない為、今後、三菱東京UFJ銀行との資本提携を足がかりに日本進出を検討するとみられています 三菱東京UFJ銀行は、同行独自の仮想通貨「MUFGコイン」を活用した送金や決済サービスの実用化を目指しており、仮想通貨を使用することで、金融機関の運営する既存の決済 ・ 送金システムを利用するより、低コストでの送金や決済を可能にするとされ、実用化すれば、高い手数料のかかる海外送金などのコストが大幅に削減できる可能性があります ただし、仮想通貨は金融機関を介さず、匿名で取引されるため、マネーロンダリング(資金洗浄)に悪用される恐れがあり、また、2014年には仮想通貨の一種「ビットコイン」の取引所を運営していたマウント ・ ゴックスが経営破綻、仮想通貨の安全性に疑問が投げかけられた経緯がある為、2016年5月に成立した改正銀行法では、金銭と仮想通貨を交換する事業者に登録制が導入されています |
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