三菱スペースジェット (旧MRJ) 量産初号機 納入1年延期 2018年半ばへ 2015年12月24日
三菱航空機(愛知県豊山町)と親会社の三菱重工業は、2015年12月24日、国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」について、開発スケジュールの見直しを発表、その中で、試験項目の追加等により、2017年4~6月に予定していた量産初号機の納入時期を1年程度延期し、18年半ばとしました
今年(2015年)11月11日の初飛行成功からわずか 1ヶ月半での計画変更、今回で4回目となる初納入延期となります
三菱スペースジェット (旧MRJ) は、初飛行と合わせ計 3回の飛行試験を行いましたが、飛行データ、及び、地上試験データの解析結果等から、通常の機体の基本特性は良好と確認しましたが、トラブルなどで想定を上回る圧力が加わった場合、主翼の付け根や胴体の強度が不足する恐れがあることが分かったとし、また、飛行制御などを行うソフトウェアについても、それら試験データを反映する改良作業に想定以上の時間がかかる見通しとなったとしています
三菱航空機(愛知県豊山町)と親会社の三菱重工業は、飛行試験でより有効なデータを取るため、試験本格化の前に機体の完成度を高める方が得策と判断、耐久性能などを測る地上試験を増やすよう計画を見直し、日米で実施する飛行試験については、従来通り計2500時間を予定しています
両社は初飛行をきっかけにMRJの受注拡大に弾みをつける考えでしたが、納入先延ばしによる影響が懸念される中、量産初号機納入先の全日本空輸は納入延期に理解を示しているといい、現在の
25機の購入契約に「キャンセルはない」としています
三菱スペースジェット (旧MRJ) 量産初号機 納入延期 2015年12月17日
三菱重工業は、2015年12月16日、三菱スペースジェット (旧MRJ)量産初号機の納入時期を、従来計画の2017年4~6月期から延期することを明らかにしました
三菱重工業では、理由など詳細は来週公表するとのことですが、2015年12月17日の報道では、従来の予定(2017年4~6月期)より1年以上遅い
2018年後半になる見通しになったと伝えられています
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