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MRJ 1号機 飛行試験 22回 2016年夏米国試験飛行


MRJ 1号機 飛行試験 22回 2016年夏米国試験飛行 2016年5月10日



三菱スペースジェット (旧MRJ)は、2016年内に米国飛行試験、2017年にTC(Type Certificate: 型式証明)飛行試験、最終審査、2018年にANAへ初号機を納入する予定で、2016年5月10日現在、2016年夏以降の米国での試験飛行に向けて輸送準備中、量産体制整備も着実に進行しています

試験飛行機 1号機による試験飛行は、生産拠点に近い愛知県営名古屋空港や、のと里山空港(石川県)などで、2016年3月中旬以降、飛行可能な気象条件では連日飛行試験を実施、その回数は、2016年4月12日時点までで、22回にのぼり、片エンジンでの飛行、エンジンや補助動力装置の空中停止・再始動、非常用発電機の機能点検など、安全飛行に関する特性や緊急時のシステム機能・操作手順に関する多くの項目を飛行で確認しています


2016年3月31日には、のと里山空港(石川県)にて滑走路上の低空飛行を実施、この飛行では、速度・高度等を地上・機体の両方で計測し、その結果を照合することで、搭載計器を校正するためのデータを取得しました

MRJ 試験飛行機 1号機は、2016年4月13日~5月中旬までに、次のフェーズに向けた機体の改修を行い、また、MRJ 試験飛行機 2号機は地上試験を経て、2016年5月に初フライトを予定しています


開発体制に関しては、愛知県(小牧南)、および、米 シアトル、米 モーゼスレイクの3拠点を整備

量産体制に関して、
2016年3月に、最終組み立てを行う小牧南新工場を竣工、
2016年6、7月には、松阪工場(小物部品製造産業クラスター、尾翼組み立て)を竣工、
レイアウト刷新を完了した飛鳥工場(主翼および胴体の組み立て)は、2016年内の稼働、
2017年には、神戸造船所(主翼部品一貫製造)を1月以降に竣工、
グローバル・ロジスティクス・センターを愛知県小牧市に設置、
2018年には北九州空港にて量産機の飛行試験を実施、
2020年までには月産10機体制を構築する見通しとなっています

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関連記事を下記に紹介します



2016年5月10日

MRJ、22回の飛行試験を経て今夏以降米国で飛行--三菱重工「中期経営計画」 マイナビ 05月10日 12:21


 三菱重工業は5月6日、2015年度〜2017年度までの3カ年にわたる経営の計画「中期経営計画(2015事業計画)」に対する推進を発表。MRJに関して、2016年夏以降に米国での試験飛行に向けて輸送準備が進められており、量産体制整備も着実に推進しているという。
 MRJの開発に関しては、2016年内に米国飛行試験、2017年にTC(Type Certificate: 型式証明)飛行試験、最終審査を経て2018年にANAへ初号機を納入する見通しとなっている。4月12日の時点で試験飛行機1号機によるフライトは22回にわたり、4月13日に次のフェーズに向けて機体を改修。2号機は地上試験を経て、5月に初フライトを予定している。


2016年4月5日

MRJ、米国までどのルート飛ぶ? 本格試験へ初の遠出 朝日新聞 2016年4月5日19時54分


 近距離用のMRJを、飛行テストの拠点にする米国まで、どのルートで飛ばすべきか――。三菱航空機が、頭を悩ませている。年内に予定する米国行きは、国産初のジェット旅客機にとって最初の「遠出」。三つのルートを検討しているが、距離や外交関係などをめぐり一長一短がある。
 MRJが目指すのは、米西海岸シアトル郊外の空港だ。滑走路がたくさんあるうえ、晴天の日が多い。世界中の航空機メーカーが、飛行テストの拠点にしている。
 昨年11月に初飛行を成功させたMRJは、生産拠点に近い愛知県営名古屋空港や、のと里山空港(石川県)などでテストを繰り返してきた。2018年半ばの納入開始を目指してテストを本格化させるため、テスト用5機のうち4機を米シアトル郊外へ移す。年内に始める計画だ。


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